コールドブリュー さん プロフィール

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コールドブリューさん: dazzlingtvxq
ハンドル名コールドブリュー さん
ブログタイトルdazzlingtvxq
ブログURLhttp://dazzlingtvxq.blog.fc2.com/
サイト紹介文脳内を東方神起に占領され、妄想ストーリーを吐き出しています。ホミンのみ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供60回 / 33日(平均12.7回/週) - 参加 2018/07/19 04:40

コールドブリュー さんのブログ記事

  • 夢のたもと 21
  • プロデューサー不在の中行われたMusic Live特番の視聴率は、25%を超えた。チャンミンの動きはトレーニングの甲斐もなくいつもより緩慢だったが、どうやらそれが可愛らしさを助長したらしい。頬を染めて歌い踊る姿に、スタッフも視聴者も心臓を撃ち抜かれた。ニューシングルはランキング2位となり、その後もトップ10圏内に残り続けた。ダンスを真似する人たちが増え、その年のヒットソングになった。年末、チャンミンをテレビで観な [続きを読む]
  • 夢のたもと 20
  • *微R18その夜のことは、一生忘れないだろう。ユノは優しく、綿菓子に触れるかのように僕の輪郭をなぞった。皮膚とその体温を通して、愛情を伝えようと必死なのが分かった。全身を往復しながらも、何度も僕の表情を確認し、上気した頬と目を見ては、微笑んで唇を重ねた。僕がよがる度に背中に腕を回して抱き締めるから、僕の身体は浮いてユノに空中で抱かれている気分になった。ユノとひとつになった時、痛みすらも幸せに感じた。 [続きを読む]
  • 夢のたもと 19
  • ベッドルームから出てきたユノに向かって、チャンミンが走っていく。「ユノっ!ユノ!ユノ!ユノ……」首の血管が浮き出るほど、力の全てでチャンミンを抱き締めたユノ。チャンミンは、ミノが見たことのない甘えた表情でユノに顔を寄せていた。腹立たしいくらいに求め合っている2人を見て、ミノは軽く笑った。ミノは2人を車に乗せて、チャンミンの家まで送った。別れ際、ユノにそっと耳打ちした。「明日は特番の生放送なので、あん [続きを読む]
  • リナリアの女 1
  • その探偵、恋は専門外につき-リナリアの女- 1「チャンミンが不良になってしまった。」「あ?」ドンへはカウンターで項垂れているユノに冷たい視線を投げた。「毎晩夜中まで帰ってこない。」「帰ってはくるんだろ。それのどこが不良なんだよ。」「夏休みだけこの近くのダイニングバーでバイトするとか言い出して。でもバイトの日に店に行ってみたら、チャンミンは居なかった。嘘だったんだ。」拳を震わせ、ユノは涙目で訴える。「ほ [続きを読む]
  • 開設1ヶ月&1000拍手に深謝
  • 皆様いつもありがとうございます♪はじめて作品を投稿してから、なんと今日で1ヶ月。さっき気づきました。どんだけ書いたんだ、と呆れます。寝ずに書いてました(笑そして、記念すべきこの日に1000拍手いただき、喜び倍増です。感謝の気持ちを込めて、「その探偵、恋は専門外につき(略して探偵神起)」のcase2、第1話をアップします。前作「ミモザの音色」のすぐ後、夏休みを迎えたチャンミン&ユノと愉快な仲間たちを描きます。前作 [続きを読む]
  • 夢のたもと 18
  • ユノはもうテーブルに来なかった。キムプロデューサーは、されるがままのチャンミンに酒臭い息をかけ、「もう我慢できないな」と呟くと、チャンミンを連れてクラブを後にした。エレベーターが閉まったところで、ヒチョルがユノにバッグを投げつけて叫んだ。「ばかか!追いかけろ!」ユノは立ち竦んだ。「彼は自分の意志で……」「お前の目は節穴か!チャンミンの手がずっと震えてたのが分からないのか!」ユノは床に落ちたバッグを [続きを読む]
  • 夢のたもと 17
  • 特番でのニューシングル披露に向けて、ミノは有無を言わせぬダンストレーニングとボイストレーニングをチャンミンに課した。「鬼……」「サボって寝てたのはチャンミンだろ。鈍った身体を叩き直せ。」「悪魔……」「はい。失言の罰として腹筋100回。」「……!!」悪態をつきながらも、チャンミンはトレーニングに励んだ。そうしていれば、ユノのことを考えずに1日が終わる。突然スパルタトレーニングを始めたミノとチャンミンを [続きを読む]
  • 夢のたもと 16
  • チャンミンは脱け殻になってしまった。ユノに夢を託したのに、次の朝ミノが迎えに行くと、チャンミンは泣きはらした虚ろな目をして、床にうずくまっていた。「あいつ……バカヤロウ。」ミノは地方の仕事を全部キャンセルした。事務所に激怒されたが、体調不良で声が出ないと嘘をついた。ここで無理させたら、特番も出られないかもしれないと脅した。チャンミンは数日間、部屋に籠ったままだった。ミノは毎日様子を見に行ったが、ベ [続きを読む]
  • 夢のたもと 15
  • チャイムの音に、チャンミンの全身を緊張が襲った。ユノがこの扉の向こう側に居る。それだけで、心臓が張り裂ける。ゆっくりと扉を開くと、ユノは何かを悟ったように柔らかい笑顔を浮かべていた。いやだ。ユノは僕から離れようとしている。そんな気がして、必死でユノの手を掴んだ。部屋に入ってきたユノは、チャンミンの掲載された雑誌やCDに、ちらっと目をやった。何も言わない。もう、分かっていたのだ。「チャンミン。電話取れ [続きを読む]
  • 夢のたもと 14
  • このところ、チャンミンは暇さえあればスマホを見つめている。忙しいせいもあるだろうが、あれから外泊はしていないようだ。あの男性との関係が気になる。でも思い詰めた様子で働くチャンミンに聞けない。そんな毎日。今週のプロモーションビデオの撮影では、何度も監督にNGを出された。「もっと弾けた笑顔で!」「爽やかなサマーソングなんだから、もっと天真爛漫に!」「んー、なんだかなあ。悲しそうに笑われても困るんだよなあ [続きを読む]
  • 夢のたもと 13
  • 「覚えてるよ。ユノくん。」 ユノは故郷から帰った次の日の朝、5年前に就職を辞退した会社に電話した。長い時間保留になった後、電話に出たのはユノを面接した、憧れの人だった。「君が面接の時に話してくれた夢。私の若い頃と同じだったからね。君が辞退した時、残念だった。」ユノは必死に、もう一度挑戦させて欲しいと懇願した。辞退した後も、ずっと想いは変わらないと。「今の仕事が大丈夫になったら、もう一度連絡をくれ。君 [続きを読む]
  • 夢のたもと 12
  • 一面に広がるレンゲ畑を抜けるバスの中で、ユノは拳を握りしめていた。父が倒れたとの連絡を受け、1日休みを貰って始発の特急に乗り、実家に程近い総合病院を目指した。畑の向こう、町の外れに病院の白い建物が佇んでいる。レンゲの愛らしいピンクと対照的な、汚れて所々灰色の染みが浮かぶその箱の中に、愛する家族がいる。悲しさとも虚しさとも形容できない無力感が押し寄せていた。病室に入ると、父は眠っていた。睡眠不足で腫 [続きを読む]
  • 夢のたもと 11
  • 慣れないダンスのトレーニング。スタジオでのレコーディング。ジャケットの撮影。それが終われば、プロモーションビデオの撮影。合間を縫ってグッズ用の撮影。目の回るような毎日が始まった。チャンミンは言われるがまま、指示に応え続けた。ユノのことはいつも頭の中にあった。せめて声を聞きたいと願ったが、日中工事現場で働いている彼にわざわざ電話して、何を話したらいいか分からない。夜は夜で、レコーディングや撮影が終わ [続きを読む]
  • 夢のたもと 10
  • 「そんな……嫌です。」「チャンミン。静かな曲ばかりじゃ飽きられる。幅を広げないと。」「この曲は、大人のラブソングなんです。これじゃ全く別の曲じゃないですか。それに、こんな格好も、ダンスも、僕にはどう考えても合いません。」珍しくチャンミンが抵抗している。昨日キャンセルとなった打ち合わせを急遽日曜日に行うことになり、ミノはチャンミンを連れて事務所に来ていた。次のシングル曲。ポップで若者受けする、初夏の [続きを読む]
  • 夢のたもと 9
  • 昼過ぎにはチャンミンの熱はかなり下がった。何時間も眠ったおかげで、普段よりも身体が軽い。でもまだ体調が悪いフリをした。そうしていれば、ユノが優しくしてくれる。シーツから両目だけを出して、ユノがお粥作りに悪戦苦闘している様子を見ていた。箸で混ぜるか、お玉で混ぜるか、両手に持って考えている。そのこうするうちに鍋から立ち上る煙。吹きこぼれたらしい鍋にお玉を突っ込んだせいで、さらに溢れるお粥。コンロからジ [続きを読む]
  • 夢のたもと 8
  • その晩チャンミンは熱を出した。息づかいはひどく苦しそうなのに、ユノの胸に顔を寄せて、微笑んでいた。朝になっても熱は下がらず、氷枕で冷やそうとするが、すぐに抱きついてくるから意味がない。土日は工事は休み。夜のバイトまでそばに居てやろうと思った。さっきから、テーブルに置いたスマホが震え続けている。「チャンミン。電話。ずっと鳴ってる。」チャンミンは怠そうに目を開けて、顔をしかめた。が、突如ベッドから落ち [続きを読む]
  • 夢のたもと 7
  • *微R18甘いキスに酔っていたのに、ユノは突然「あー!」と叫ぶと、バイトの時間だからと、突風の如く部屋を出ていった。「バイト?日中も働いてるのに?」それだけ働いている割にはオンボロアパート。室内に置いてある物は、B級品ばかり。テレビのリモコンは埃をかぶっている。観る暇もないのだろうか。チャンミンはユノの生活をもっと知りたいと思い始めていた。結局名前すら告げていない。バッグからメモ帳とペンを取り出し、名 [続きを読む]
  • 夢のたもと 6
  • 夕方から雨の予報で、工事は早めに切り上げとなった。資材にビニールをかけ、嬉しそうに挨拶して帰っていく職人たち。金曜の夜に早く帰れるとなれば、いつも厳しい表情の男達の顔もほころぶ。自分には、楽しい夜は待っていない。今夜はバイトがある。ユノにはお金が必要だった。就職が決まっていた会社は拘束時間が長く、バイトも許されなかった。夕方には仕事が終わる建設の職に就き、週5日は給料のいい高級クラブのホールスタッ [続きを読む]
  • 夢のたもと 5
  • 硬い床に身体が痛み、ユノは目が覚めた。固まった身体を伸ばす。ベッドでは昨夜の美しい男が眠っていた。「夢じゃなかったのか。」声に出してみたが、起きる気配はない。熱いシャワーを浴びて戻っても、まだ寝ている。さすがに起こさないと。仕事に行く準備をしなければならない。「おい。起きろ。」肩に手を置くと、顔をしかめて振り払う。「やめて……いやだ……やっ」うなされているのか、歪んだ顔。「やめろ!」自分の声に驚い [続きを読む]
  • 夢のたもと 4
  • 「また会えるのが楽しみだ。」そう告げてプロデューサーが去った後、トイレに駆け込んでおう吐した。何度うがいをしても、吐き気は消えなかった。胃液で喉が痛んでチャンミンの澄んだ高音は出なくなり、大切な曲をまともにパフォーマンスできなかった。「テレビの前でたくさんの人が観てくれてるから、1人じゃないよチャンミン。でも緊張したら、駅前を思い出して。あの頃みたいに、僕に向かって歌ってみて!」そう言ってミノは送 [続きを読む]
  • 夢のたもと 3
  • *R18 閲覧注意リハーサルのチャンミンを見たスタッフは、誰もが皆、感嘆のため息を漏らした。「ミノくん。彼のあの雰囲気は何!?ぽっと出の新人かと思って期待してなかったけど、震えたよ。」「やったな。逸材を見つけたじゃないか。いい声してる。」アシスタントやディレクターに言われ、ミノは踊る気持ちで控え室に入った。先に入ったはずのチャンミンが居ない。トイレにでも行ったのだろうと思っていた。事務所に電話して時計 [続きを読む]
  • 夢のたもと 2
  • 「明日、半日オフになったよ。番組収録が1つ日程変更になったから。」次の朝、チャンミンを迎えに来たミノは、隠しきれない目の下の隈を濡れタオルで押さえているチャンミンに、優しく伝えた。「助かるよ。ありがと。」どんなに疲れていても、感謝の言葉を忘れないチャンミンの人柄を、ミノは誇りに思い、そして救われていた。自分がこの世界に彼を引き摺り込んでしまった。その罪悪感が、常に心の片隅にあった。俳優ばかりが所属 [続きを読む]
  • 夢のたもと 1
  • 新幹線の窓の、その向こうに輝く明かりの集合が、知らない星の知らない街だったら面白いのに。パチンコ店は、宇宙人のダンスホール。幹線道路の街灯は浮遊する宇宙船の列。あのマンションは他の星へワープする発射台。グリーン、パープル、ブルー。色とりどりのドリンクを掲げて騒ぐ宇宙人たちの気色悪い外見。滑稽な宴。そんな街の片隅で歌をうたっても、きっと誰も足を止めないだろう。それがいい。行ってみたい。最終の新幹線で [続きを読む]
  • 夢のたもと はじめに(必読)
  • 皆様こんばんは♪お越しいただきありがとうございます!先月嵐のように書きなぐった人生初小説の「その探偵、恋は専門外につき」の第1シーズンが終わりました。誰にも気付かれないままかと思っていたこのブログ。拍手やコメントをいただくようになって、作品を作る喜びを与えていただき、幸せです。本当にありがとうございます。現在、違う作風にチャレンジしています。タイトルは「夢のたもと」苦しみを抱えて生きる2人を描いて [続きを読む]
  • その探偵、恋は専門外につき 43
  • その探偵、恋は専門外につき-ミモザの音色-43 (最終話)カフェでモモちゃんにつかまって、遅くなってしまった。「王子。ユノさんを落とす技を磨くのよ!ユノさんの理性を奪って、押し倒されちゃいなさい!」と1人で張り切っていた。モモちゃんのこの「押し倒されちゃえ作戦」が、後に僕に大惨事を招くこととなるが、それはまた別の話。手の込んだ夕食を作る時間がない。暑いし、素麺でも茹でよう。商店街が閉まってしまう時間だっ [続きを読む]