夜ルコト さん プロフィール

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夜ルコトさん: 夜ルコト 営業日誌
ハンドル名夜ルコト さん
ブログタイトル夜ルコト 営業日誌
ブログURLhttp://blog.yorukoto.net
サイト紹介文元納棺師、出張カウンセラー、日々のこと、よしなしごと
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供32回 / 32日(平均7.0回/週) - 参加 2018/07/21 12:14

夜ルコト さんのブログ記事

  • 良い部分を伸ばし、弱い部分は支える
  • ふつう、精神「医療」ということになれば、身体や気分の乱れモタつきなどは、除去すべき「障害」だというのが大前提だ。 一方で、人間性を重視するタイプの心理学であれば、心の不調は「障害」ではなくその人の人間らしさが生み出す「訴え」であるとまず理解される。 身体や心に表れる不調和の原因をどこまでその人の「健全な」人間らしさに関連付けていくかはそうとう意見がわかれるとは思うけれど(極論を言えばガンや感染性の [続きを読む]
  • 「こんなに痩せちゃったんだね」と言わせない納棺師
  • 納棺実務。着付けの小技。 洋装であれ和装であれ、ご遺体に服を着付ける時に気にすべきところが二つ。 一つは、お腹。実務で納棺をしている人間なら当然知っているだろうし今更になるとは思うが、長い入院や介護の生活を通して、年配の方の腹部は極端にへこみ、ウエストが細くなってしまう。 そのままの状態で着物を着付ければ、腰紐を結んだ時に絞りあげるような形になり、痛々しい。洋装のワンピースやスーツであっても同様で、 [続きを読む]
  • 納棺と一人
  • たった一人、故人と共に住み慣れた家。何を思うのだろうか、胸の内では・・・ 納棺といえばだいたい、身近な親族が集まって、時にはまだ小さな孫から親戚、近所の方までも一室に集い、故人を偲びながらお棺までのおみおくりをするものである。 布団に寝ているという日常の延長線上から、棺の中に安置されるという非日常の中へと、この世あの世の一線を越えて旅立っていかれる。 そうやって故人がまたひとつ、はっきりと遠くへ行って [続きを読む]
  • チャットでのカウンセリングをはじめました
  • 本日は掲題のとおり、少し営業のお話しです。 昨日、またちょっとwebサイトを更新しまして(自分でちょこちょこ作っています)、ページが少し追加になりました。 メインはSkypeチャットでのカウンセリング・セッション、そのお知らせページの追加。 カウンセリングは、やっぱり対面が王道でないかとは思います。仕草だとか声のトーンだとか、非言語的な部分で伝わることもたくさんあるので。 でもデメリットは、基本的に県内とか [続きを読む]
  • 納棺と塩
  • 「塩まいておけ!」なんて、テレビドラマの中だけかと思っていた。 納棺の仕事をしていて、たった1回だけ、実際にこう言われたことがある。言った本人が塩をまくわけでもなし、その方の奥さんがいかにもバツが悪そうに、玄関先に塩を振りまいて「もう、これで気が済んだでしょ!」と嫌々ながらやっておられた。 50代くらいの男性で、気難しそうな方。あまり喋らなかった。(後にして思えば、納棺師だとかの"影"の仕事をしている [続きを読む]
  • 死と再生について?
  • ( その?  その? ) 会社を辞めて後しばらく、先の見えない軽やかな空白期間が続いた。世界の外側に放り出されたような感覚。行くべき道の手がかりを探して、心理や精神世界の理論を読みあさった。それは静かで、穏やかではあるが、必死な時間だった。私は自分の存在の確かさを失いかけていた。 ロゴセラピー、ゲシュタルト療法、人間性心理学、トランスパーソナル理論、文化人類学などの複雑な知見を苦労しつつ追いかけなが [続きを読む]
  • 死と再生について?
  • ?はこちら 以下引用 『こうしたことの表れは、生命の水がしだいに涸れてゆくというようなことで寓意化できよう。従ってもう一度水を汲もうとするなら、さらに深く身をかがめねばならないだろう。だが高みに達したと感じる人は、下降を好まない。とりわけ自分自身の内部に下降の運動があると感じると、その傾向への抵抗を強める。 〜中略〜 到達した高みに固執しようとするなら、絶えず努力して意識を保ち調整し続けねばならない。 [続きを読む]
  • 死と再生について?
  • 永遠に生きるとしたら、それは死んでいるのと同じ。 『死』という難しいテーマを私がライフワークの中に選んでいるのは、何も単純にキワモノ狙いだとか、怖い物見たさってことではない。 以前にも書いた地域活性化の仕事だが、その仕事に就く前は、私は大手企業でIT関係の仕事をしていた。悩むことと言えば仕事の効率であるとか、次のポストの重大な責任に自分が耐えられるのかとか、そんなことだった。 全てが大きく変わりはじめ [続きを読む]
  • You're my everything rolled up into one
  • 「統合失調症」という病名がある。 私は医者ではないから、症状とか細かく説明するのは避けるけれど、誰にでもわかりやすく非常に雑な表現をすれば、精神全体が錯乱し、言動がチグハグになってしまう症状だ。 細かい症状などは避けるにしても、この病名の意味するところは大きい。 『 統合 失調 症 』 である。 統合とは、言うまでもなく精神の統合のことだ。それが失調する、失われる症状、ということである。 さらりと言っ [続きを読む]
  • 納棺と爆発物
  • 納棺現場からの帰り道、軽バンを運転して慣れた道をゴトゴト走っていた。 『ボン!』 突然のこと。すぐ近くで何かが爆発したのだ。ちょっとパニックになる。車両の後部、荷物を積んでいるあたりからだった。 クルマを停めて確かめてみると、音の正体はすぐにわかった。 割れたビニール袋。そこからもうもうと立ち昇る白煙。燃えているわけじゃない。袋の周りに散らばって「チリチリ」と音を立てている白い欠片は−−ドライアイス [続きを読む]
  • この趨勢にもかかわらず
  • 一年間、地域活性化の仕事をしていたことがある。 UターンとかIターン促進に絡んで、中山間地域や地方都市で産業資源を発掘し、自分たちで雇用を創出していく、というコンセプトだった。 私が配属されたのは雪深い北陸の、人口400人くらいの山村で、関東で生まれ育った私にとってはそこでの仕事は新鮮な驚き、喜び、葛藤、苦悩に満ち満ちて貴重な人生経験となった。 中でも忘れられないのは、土地の方が不意に、さりげなく口に出 [続きを読む]
  • 納棺と冷たいモノ
  • 暑い日が続きます。 喉が渇くんですね。水とかガブ飲みしてしまうんですけど、ただの水を沢山飲みすぎると浸透圧の関係で、体内の塩分が薄くなって良くないらしいです。 なのでスポーツドリンクを飲んだり、塩タブレットを舐めたりして塩分を補うとか。後はいよいよ熱中症気味だなと思ったら、”経口補水液”なんて専用商品があったりします。 これねぇ・・・出てきたんですよ、以前、現場で。 畜産をされているお家で [続きを読む]
  • 腕が凍ってるんですけど
  • ドライアイスの温度って、何度ぐらいか知ってますか。 -80℃ですよ。そりゃあもう、何でも凍らせてしまうわけです。 ご遺体の温度を低く保つうえでは、このドライアイスは頼もしい道具なんです。が、運が悪ければどうしても凍ってしまうんですよねぇ・・・腕。 一口に納棺と言っても、やり方は沢山あって。着替えをするかどうか。そのまま上に白装束をかぶせるだけってところもあるし、浴衣を脱がせずに浴衣の上から白装束を着せ [続きを読む]
  • カウンセリングって必要ですか
  • タイトルどおりの質問。カウンセリングって誰にも必要なものなんだろうか? 真正面から問われたら、「はい」と言う自信はない。食とか健康とか睡眠とか。生物としてもっと大事なものはいくらでもある。 けどもっと相対的に言えば、装飾品や多機能製品や、嗜好品や趣味のコレクションなんかより、カウンセリングはもっとずっと”重要な”商品である。 というのは、アブラハム・マズローが欲求五段階説の中で指摘したよう [続きを読む]
  • 納棺とお友達
  • 「死」と「眠り」が兄弟なら、「喪失」と「忘却」は姉妹なのかも。 部屋の中には、共に90近くなる二人の高齢の女性がいて、お互い目を閉じている。一人は車いすに座って、一人は布団に横たわって。 ある立派な旧家での仕事で、雨が降っていたが、古い木造の家はそれを苦にするでもなく、むしろちょうど良い湿度の中で穏やかに背伸びをしているみたいに、床も柱もしっとりとして冷たかった。 そんな少し眠気を誘う空気の中、調度品 [続きを読む]
  • 存在と意味のフリンジ
  • 小さい頃は、科学って確かなものだと思っていた。 教科書に書いてあることには絶対の根拠があって、科学はその最たるもの。そんな風に信じて色々なことをもっと知らなければと思った。 勉強したり、教わったりしている内に、何だか少しずつ不安な面が増えてくる。 宇宙のはじまりはビッグバン。うん、わかる。でも、無が急に有に転ずるってどういうこと?どうしてそんなことが起こるの?何もないところから何かが出てくるはずはな [続きを読む]
  • 納棺と骨噛み
  • 少しショッキングな話だけど、犬は飼い主を食べるらしい。 この話、ちょっと前にナショナルジオグラフィックの記事で読んだのだが興味深かった。 食べるといっても、もちろん生きたままじゃない。亡くなった飼い主の遺体をペットが食べることがあるのだそうだ。 割合で言うと、どうやら猫よりも犬の方が飼い主を食べることが多いらしい。 犬の方が食いしん坊だから、ではなさそうだ。時には近くのエサに目もくれず飼い主を食べる [続きを読む]
  • A Monster Calls
  • 見知らぬ人との出会いは楽しい。しかしその出会いが、住み慣れた自分の部屋の中で突然に起こるものだとしたら、きっとぞっとするだろう。 「無意識」という言葉がある。一般的に、「無意識に」と言えば「何となく」というような意味。 この言葉は元々心理学から生まれたもので、本来の意味はもう少し複雑だ。 言葉の明確な定義は存在しない。「意識とは何か?」という問いに人類は答えられないから、それと同じことだ。しかし一例 [続きを読む]
  • 部屋と納棺と掃除
  • 納棺師の知られざる仕事。それは部屋の掃除。 ふつう、ご遺体が病院からお家に帰ってくると、お客様やご親族が面会しやすい部屋をひとつ取って、そちらにお休みいただくこととなる。 だけどよくよく考えてみると、普段使いの居間でもなく、さりとて2階の寝室とかでもなく、そういう微妙な使い勝手の部屋っていうのは大体が、”物置部屋”になっていたりするのだ。 故人の最期に立ち会われて、それから一旦家に帰る余裕 [続きを読む]
  • The course of truth never did run smooth.
  • 方向性ってものが必要だ。 納棺は毎回、現場の状況が全くと言って良いほど違う。マニュアル通りではちゃんとした仕事はとても網羅しきれない。だからいつもその場その場での配慮が必要で、配慮するためには、意味と、目的と、その方向性ってものが必要なのだ。 現場でどちらを向き、何を成すか。そこに正解はない。ある意味納棺師ごとに違い、だから納棺師の仕事には個性やその人の考え方が否応なく表れてくる。 私は心理的なケア [続きを読む]
  • チラシづくり
  • 一日中、パソコンの前に座って、ポスティング用のチラシを作っていた。 近頃はなんでも自分でできるあたり、本当に便利な世の中だと思う。 (或いは利便性は水のようなもので、私たちの存在の意義は、その水の中に溶けこんでいく砂糖の粒に似ている。便利であるほど、自由であればあるほど、同時に薄まってしまいもする) 印刷は、ネット印刷のサイトで頼んでみることにした。→ ラクスル > クラウドっぽい作りのサイトで、デ [続きを読む]
  • 納棺と釣り竿
  • 東から西へ。観測史上においても異例だとかいう妙なルートで日本の西半分を横断していった台風も一過となり、天気はすっきりとした日本晴れだ。 海沿いの町で、小高い丘の上なら、きらきらと元気そうに輝いている真っ青な海が見えるだろう。ちょうどそう、こんな日。そんな場所でのこと。 窓が大きくて、海の良く見える家だった。わざとそういう風に作ったらしい。故人は釣りの好きな方で、ご家族に聴くまでもなく、部屋に無造作 [続きを読む]
  • やるべきことは
  • ブログでアゴ上げのことを書いている内に、開業当初の準備がある程度完了した。 今月後半は、役所に必要な書類を出し、銀行口座などを整え、判子を作ったり広告、ロゴ、webサイトを作ったり。 やることが多く、未体験のことばかりで楽しかった。 色々な仕事をしてきたけれど、どこにいても本当に頼りになるツールは、ToDoリストなのだと改めて実感する。 ノートなどにやるべきことを書き留めておくだけ、という偉大な発明。 仕事 [続きを読む]
  • アゴが上がらないんです?
  • アゴ上げの?。 ( その?  その? ) 唇の閉じ方について。ポイントが2つ。 先ず、唇が歯の高さまでそろっているかどうか。入れ歯を外しているとか前歯が無い時には、綿で土台を作ってしっかりと本来の歯の高さまで上下の唇を持ちあげておく。 唇は高性能な器官で、開くのにも閉じるのにも、ちょうど良い位置・形態で作られている。だからちょっとでもバランスが崩れると大変だ。口内に支えがなく、唇がだらりと余っていれば [続きを読む]