よろしく39 さん プロフィール

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よろしく39さん: 〜と、ともかく入門から初段まで〜
ハンドル名よろしく39 さん
ブログタイトル〜と、ともかく入門から初段まで〜
ブログURLhttps://yorosiku.muragon.com/
サイト紹介文直立のまま近付く少女、笑える泣ける
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供73回 / 141日(平均3.6回/週) - 参加 2018/07/26 13:00

よろしく39 さんのブログ記事

  • 24、アル中問題・入門から初段まで、そのⅢ
  • 24、アル中問題・入門から初段まで、そのⅢ 「今日も缶コーヒー?余りシラフは良くないなあ。いくら仕事中でも。しかし、僕はもう飲めない。これくらいしか」  と丸山大先生は、ベンチの上の白い大きなビニール袋を示す。だが直ぐ、 「アル中問題を含め、コントロール不能の状態でなければ、病気ではない」  と始まる。「僕はコントロール出来ている訳がなく、立派なアル中。これだけ喋っていながら、矛盾?韜晦?」  何 [続きを読む]
  • 23、アル中問題・入門から初段まで、そのⅡ 
  • 23、アル中問題・入門から初段まで、そのⅡ   十二月十日、月曜日、曇り。丸山大先生は言う。 「依存、嗜癖の問題は、時に死に至る病いであり、疾患が同時に複数の場合もある」 「・・・」 「多重嗜癖、クロスアディクションとは、例えばアル中とギャンブル、アル中と暴力的傾向や摂食障害、とかいう風に」 「・・・」  川面に水鳥が一斉に飛び立ち、一羽一羽又戻ったりしている。 「同時でなくても摂食障害から薬物へ [続きを読む]
  • 22、アル中問題・入門から初段まで
  • 22、アル中問題・入門から初段まで  十二月初旬、酔って禿げ頭まで赤い丸山大先生は、 「アル中と思う?」  親指で自分を示した。 「あの、その、え?」  私もベンチに座りながら、「・・・手が震えたりは、・・・しないようで、まだ」 「だからアル中ではない?なる程」  口を閉じ目だけ笑い、「ご免?ちょっと長くなるが。手が震えるのは、あれは離脱症状の一つ。アルコールや薬物が切れ始める時の。仮に立派なアル [続きを読む]
  • 21、日本仏教・概略図、そのⅤ
  • 21、日本仏教・概略図、そのⅤ  翌々日くらい、丸山大先生は言う。 「劇団一人のような宗派一人、教団一人のナイトスタンド仏教。アメリカで特定の宗派、教団でなく、そういう人間関係にも嫌気がさして居間や寝室で独学、瞑想する」 「・・・」 「ちょっと違うが宗派一人、教団一人のスタイルは、日本で西行、鴨長明、吉田兼好の頃からも知られている。  願わくば、花の下にて春死なん、その如月(きさらぎ)の望月(もち [続きを読む]
  • 20、日本仏教・概略図、そのⅣ
  • 20、日本仏教・概略図、そのⅣ  十一月半ば、丸山大先生は言う。 「ずーっと奈良時代から江戸時代、曲がりなりにも本地垂迹説で神仏習合、神仏混淆して来たが、いきなり明治新政府は、神道を国家統合の基幹に、仏教は外来の宗教とした」  困って私は、缶コーヒーをベンチに置いたり又持ったり、例によって只、 「・・・」  と自分を守る。 「王政復古、国家神道、祭政一致の掛け声の元」  大先生は今日は四角い紙のパ [続きを読む]
  • 19、日本仏教・概略図、そのⅢ
  • 19、日本仏教・概略図、そのⅢ  十一月七日、水曜日、曇り、丸山大先生は言う。 「鎌倉仏教のエポックメーカー、日蓮は、衆生救済、個々人も、現世利益が何もなければ宗教じゃない。仏典八万四千あろうとも、法蓮華教が妙、とは奇妙の妙でなく言い得て妙の妙、南無と帰依して妙、法蓮華経、これしかない」 「・・・」  今日は川縁に鳩が多く、一斉に舞い上がったり暫くして又戻ったりしている。 「この法華経が成立したの [続きを読む]
  • 18、日本仏教・概略図、そのⅡ
  • 18、日本仏教・概略図、そのⅡ  十一月二日、金曜日、晴れ、丸山大先生は言う。 「飛鳥、奈良、平安前期までと違い、いわゆる鎌倉仏教は、初めに貴族の除災来福、護国思想でなく、新興武士階級や一般庶民からの支持が特徴となる] 「・・・」 「法然は、十五歳から四十三歳まで比叡山に学び、空也や源信の念仏信仰にも惹かれたが、一心に常に南無阿弥陀仏と唱えれば極楽浄土に行ける、これしかないと。  南無とは、唯一無 [続きを読む]
  • 17、日本仏教・概略図
  • 17、日本仏教・概略図  十月中旬、丸山大先生は言う。 「一度はいつか、日本仏教概略図。・・・飛鳥、奈良、平安時代の日本仏教のスポンサーは、護国思想。前に言った聖武天皇の大仏建立、以外に僕も試験でよく使った南都六宗は、何と結婚サロンで情報クリッ、と覚える。それも授業で言ってしまった」  息を吸い、「えー、南都六宗、華厳(けごん)三論(さんろん)成実(じょうじつ)法相(ほっそう)?舎(くしゃ)律(り [続きを読む]
  • 16、芸術・入門から初段まで
  • 16、芸術・入門から初段まで  するといつか、高い声で 「すいません」  髭面の若い男が堤防の石畳にしゃがみ、大きな重そうなカメラをこちらに向けている。「あ、どうかその儘」  そして、 「杖がいいですねえ、曲がって太く長く。出来れば、こう、はい、どうも。赤い鳥居と橋と、こっちは――」  と顎を杓って、「川の波、釣り竿、あっ、釣れ、・・・ないか、惜しいっ」  上土朝日稲荷神社の付近にいると、カメラの [続きを読む]
  • 15、仏教・入門から初段まで、そのⅣ
  • 15、仏教・入門から初段まで、そのⅣ  台風一過の十月初旬、丸山大先生は言う。 「ソクラテスの逆説にも似て、釈尊の入滅後、五百年程してその言動が初めて文字に記された。お経として」 「・・・は?」 「ソクラテスの教えに反してプラトンが文字に起こしたからこそ、ギリシャ哲学にその存在がある」  何のこっちゃ、と私は言ってしまいたいが、 「・・・」  辛うじて無表情。 「まあ、置いといて」  大先生は両方 [続きを読む]
  • 14、仏教・入門から初段まで、そのⅢ
  • 14、仏教・入門から初段まで、そのⅢ  上土朝日稲荷市の日だったから九月十五日、丸山大先生は続ける。 「ナイーブだったとしても、身体どんなに強靭だったか。釈尊との対話集であり叙事詩であり論文であり、小説や戯曲でもあるお経やお経の類によれば、苦行にこんなにも励む者は、空前絶後と修行仲間やリーダーからも。  曰く、一日中片足で立ち続ける。雑草や牛糞を食べ、自分の小便を飲む。断食。イバラの寝床や、夏の猛 [続きを読む]
  • 13、仏教・入門から初段まで、そのⅡ
  • 13、仏教・入門から初段まで、そのⅡ 「君が死んだとする、と言ったりしたが」  九月中旬、丸山大先生は言う。「僕が死んだとしても、この春まで、ホームレスだったくらいで」  シャックリをしたりしているので、私は仕方なく、 「ああ、参考にはならないだろうと?あのー、そのー、それはこっちも大差なく、身内や世間が狭いのは」  すると途切れ途切れに、 「折角、僕は明日死んでも今日死んでも可笑しくないと言われ [続きを読む]
  • 13、仏教・入門から初段まで、そのⅡ
  • 13、仏教・入門から初段まで、そのⅡ 「君が死んだとする、と言ったりしたが」  九月中旬、丸山大先生は言う。「僕が死んだとしても、この春まで、ホームレスだったくらいで」 シャックリをしたりしているので、私は仕方なく、 「ああ、参考にはならないだろうと?あのー、そのー、それはこっちも大差なく、身内や世間が狭いのは」  すると途切れ途切れに、 「折角、僕は明日死んでも今日死んでも可笑しくないと言われて [続きを読む]
  • 12、散骨エクササイズ
  • 12、散骨・エクササイズ  どうも職場は、しかも新米は息が詰まる。七十歳だが新米。時々上土朝日稲荷神社の辺りを歩くと、そこにいつかは丸山大先生。午後、日陰のベンチがあれば、促されて隣に多少離れてだが座ってしまう。 「しかし」  一呼吸したかどうか既に氏は、胸を張り見降ろすようにそう言った。「エコロジー、ナチュラリズムの観点からも、散骨自然葬」 「エ、エコロジー?ナ、ナチュラリズム?」 「皆一様に墓 [続きを読む]
  • 10、仏教・入門から初段まで
  • 10、仏教・入門から初段まで  大先生は言う。 「ホームレスだったからね、炎天下は、橋の下でも只河原でなく、こういう水際が一番。墓地も鬱蒼としていれば、しかも酒類のお供え物、季節によれば摘みもある。しかし、あったかいビール、あれを飲むのは拷問に近い。飲むけどね、残らず一応。冥途へのお供え物は、ケチケチしないでVSOPとか。日本酒やワインは、辛口に限る。・・・論語の、孔子って知ってる?初め葬祭業者の [続きを読む]
  • 6、世界の三大宗教
  • 6、世界の三大宗教  私は自分を中肉中背と言いたいが、顔だけ不気味に大きく、三頭身くらい。よく昔(五十年以上前)、 「テメー、でかい顔するな」  と言われても、周囲が一斉に笑って緊張が解けたりして。顔が広い、とは全く冗談で今も言われる。  例の児玉志田宇多、大先生は、八十歳だそうだが長身で、真っ直ぐ立つと私はかなり見上げた。 「一週間、ぶり、かな。僕は毎日来ているが」 「私は、一日に何回も。中途半 [続きを読む]
  • 5、界隈のモニュメントそのⅡ
  • 6、世界の三大宗教  私は自分を中肉中背と言いたいが、顔だけ不気味に大きく、三頭身くらい。よく昔(五十年以上前)、 「テメー、でかい顔するな」  と言われても、周囲が一斉に笑って緊張が解けたりして。顔が広い、とは全く冗談で今も言われる。  例の児玉志田宇多、大先生は、八十歳だそうだが長身で、真っ直ぐ立つと私はかなり見上げた。 「一週間、ぶり、かな。僕は毎日来ているが」 「私は、一日に何回も。中途半 [続きを読む]
  • 3、人間とは宇宙とは
  • 3、人間とは宇宙とは  今日も今日とて、片手を腰に当て、狩野川を見ながら冷たい缶コーヒーを飲んでいると、 「チューハイもあるよ。僕は、もう飲めない、酒もチューハイも。暫くビールにしよう。梅酒ソーダも一個あるよ」  言いながら川原の石段を登って来る、前立腺ガンと膵臓ガンの、丁度八十歳、元社会科の教師でなく講師だか、元ホームレスだか・・・、太く長い杖を突き、もう片手に重そうなコンビニの白いビニール袋を [続きを読む]