天野響一 さん プロフィール

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天野響一さん: 肉体労働者・天野響一の「路上記」と小説のぶらぶら堂
ハンドル名天野響一 さん
ブログタイトル肉体労働者・天野響一の「路上記」と小説のぶらぶら堂
ブログURLhttp://maykey189.blog.fc2.com/
サイト紹介文肉体労働者の「路上記」と小説「海に沈む空のように」、コラムを週刊で連載しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供32回 / 59日(平均3.8回/週) - 参加 2018/07/28 19:33

天野響一 さんのブログ記事

  • 小説「海に沈む空のように」第28回 待望の越前海岸マラソンが開催へ
  • ●前回までのあらすじ 刑務所から出所してすぐに家を出てしまった父親を持つ中井浩二は、ある日、ジャーナリストの時田治夫から連絡を受ける。中井は以前に志賀昭雄の妹が殺害された現場のマンション付近で偶然に時田と会ったのだった。時田は失踪中の中井の父親について、知り合いの探偵から似た人物を見かけたという連絡が入ったことを告げた。一方、志賀昭雄は福井で大手部品メーカーの社員食堂で働く20代の高田花子らと会う。 [続きを読む]
  • たにしの独り言25「アムラーとスーパースター」
  •  9月16日に歌手の安室奈美恵さんが引退しました。 大ファンのOさんはアムラーでした。多くのアムラーがそうしたようにOさんもできるだけ、安室さんのコンサートには出かけていたそうです。安室さんが凄い歌手だということはCDやDVDのセールス記録、雑誌撮影の多さ、メディアへの露出度だけではありませんでした。  最後のコンサートが15日に沖縄で開催された日、全国のアムラーやファンは会場の外でも、音漏れを聞きに各地 [続きを読む]
  • 小説「海に沈む空のように」第27回 それぞれの者が抱える重い現実と不安
  •  ●前回までのあらすじ 『福井で自殺しようと東尋坊の断崖に立つ人に一声かけて防止につとめる「東尋坊 心の会」で働く元刑事の井田一郎は、先輩で同会の主催者である山本文蔵とともに東尋坊をパトロールした後で、海岸沿いを車で走りながら、年末に初めて越前海岸で開催されるマラソン大会について話していた。 一方、志賀昭雄の妻・時子は東京で日曜日の午後を過ごしていた。単身赴任の夫である昭雄は福井に住み、時子は東京 [続きを読む]
  • 「海に沈む空のように」第26回 この静かな海が全てを包んでくれる
  • 「このコースは日曜は比較的、混みそうですね」 井田が話を変えた。「日曜にここを通行止めにするのはむずかしいわ」 文蔵が窓から海を眺める。「でも、今年はマラソンレースのコースとして十二月に通行止めにするようです」 井田が今年の十二月の第二日曜日に開催される東尋坊から越前海岸までのマラソンレースのことを話した。「刑事は因果な商売や。君もいろいろ辛かっただろう」 文蔵がポツリと言った。「・・・・家族には [続きを読む]
  • 路上記26.突然のスマホのトラブル発生で困窮でも、役立った禅の教え
  •  スマホやケータイを電車の中で見ていない人はほとんどいませんが、天野もその一人です。今回は生活に欠かせないスマホのトラブル発生と禅に関するお話です。 8月25日は仕事も予定より早く終わったことから、いつもより土曜日にやる買い物その他の用事も早く終わりました。午後3時には余裕をもってパソコンの前に座り、さてブログを書き始めようかとキーボードのオンを押したのです。  パソコンを立ち上げ画面が開くまで待っ [続きを読む]
  • たにしの独り言21「暑くてもダンス・ダンスでジャンプ」
  •  Mさんの高校生の娘さんはダンスに凝っているそうです。エクザイルのファンクラブには入っていますので、グループのコンサートには必ず友達と出かけます。もう、必ずと言っていい、日帰りで行ける範囲は欠かさないそうです。それ位にエクザイルとダンスが好きなんですね。  そう言えば9月で引退する安室奈美恵さんもライブは歌とダンスで多くのフアンを魅了してきました。安室さんは話すことなく、最初から終わりまで歌とダンス [続きを読む]
  • 「海に沈む空のように」第24回 音楽があったから生きてこられた
  • 「どうですか。今度は懐かしい『ハイトーン』の曲でいきませんか」 唐突に岸田が言い出した。「ハイトーン」は一九七〇年代に人気のあった三人グループのグループだ。女性ボーカルの高井憲子を中心に夫の田中文雄、町田良らで結成され一九九四年の解散まで数多くのヒット曲を生み出した。「『ハイトーン』か、なつかしいな」 昭雄が言った。「志賀さん、ご存じですか」 岸田が身を乗り出した。「ええ、松井ようこのカバー曲が大 [続きを読む]
  • たにしの独り言20 「こんな経験は初めて、8月13日のゲリラ豪雨」
  •  8月13日の午後2時過ぎから発生した大きな雷の音は、水槽の中のたにしにも聞こえました。午後3時半過ぎにはOさんが来て、たにしに興奮気味でこう話し続けました。  午後2時15分過ぎ、東京都内の空は急変しました。突然に暗くなり、雷があちこちで鳴り始めたのです。ほんの数分前まではいつもよりは暑いですが、曇りのお盆の一日でした。 しかし、駅に着いた頃には雨が降り始め、ホームの電車が発車してから、あちこちで雷が [続きを読む]
  • 「海に沈む空のように」第24回 昭雄が福井の仲間と音楽活動を再開へ
  •  土曜日の昼過ぎ、志賀昭雄は数日前に届いたばかりのギブソンのギターをケースに入れると、近くの駐車場に止めてあるアコードの後方座席に置いた。今日は午後一時からバンド「バード」のスタジオでの練習がある。  昭雄は約十か月振りのバンド活動に胸が躍った。父親と妹が死んでからは音楽活動している場合ではなかった。もう自分がギターなど弾くことも、歌を唄うことも、そして、ライブを行うことなどないと思ったのだ。いや [続きを読む]
  • たにしの独り言19 やっぱり、どうしても気になる猛暑の夏
  •  たにしの住む水槽の中はそうでもないんですが、外は依然と暑いらしいですね。 Cさんは今日も暑い、暑いと嘆きます。 8月6日に岐阜県下呂市で最高気温が41度になり、今年は7月23日に記録した埼玉県熊谷市の41.1度に次いで高い気温となりました。最高気温の計測は日陰で行われているそうですから、実際にはプラス3〜4度になるかも知れません。つまり41度だと45度が最高気温になります。異常気象が原因で、ここ数年で一気に10 [続きを読む]
  • 「海に沈む空のように」第23回 井田が刑事人生で得たもの、失ったもの
  • 「そろそろ寒うなってきました」 井田の背後に声が響いた。「お疲れさまです」 南野亮哉住職だった。「これはどうも・・・・」 井田が頭を下げた。「私にも拝まさせてもらいます」 南野住職が墓の前で手を合わせた。線香の香りがあたりに漂う。墓地のまわりの林は紅葉が色づき始めている。「座禅を組むまで少し時間があります。少しお茶でもどうですか」 南野住職が再度、井田の家族が眠る墓に一礼した。「今日は十人ほどの方 [続きを読む]
  • 「海に沈む空のように」第22回 地元住民それぞれが抱える苦悩と希望
  • 「それじゃ、また連絡するから」 井上妙子は車椅子に座る弟の真一に手を振ると改札を抜け、敦賀発午後七時二十六分発の特急「しらさぎ十三号」が到着するホームへと向かった。三歳年下の弟である真一は五歳の時に右足に腫瘍が見つかり膝から下を切断し以降は車椅子生活を送るようになっていた。  その真一も今年で二十一歳になった。現在は父親の経営する原発のプラント関係の下請け会社で事務として働いている。姉の妙子はそん [続きを読む]