カツヲちゃん。 さん プロフィール

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カツヲちゃん。さん: とある精神科医のひとりごと
ハンドル名カツヲちゃん。 さん
ブログタイトルとある精神科医のひとりごと
ブログURLhttps://ameblo.jp/hatakeyama-ikashika-cl/
サイト紹介文精神科医療、美容医療医療、産業医活動や趣味の車、ゴルフ、カメラ、旅行について綴っていきます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供87回 / 134日(平均4.5回/週) - 参加 2018/08/02 11:49

カツヲちゃん。 さんのブログ記事

  • 認知症の方への対応のコツ 〜実践編(食事・行動)〜
  • 認知症に関して、代表的な場面ごとによくある事例と対応のコツを紹介する。 例:ご飯を食べていないと言い張る 認知症の方は、記憶力の低下により食べたことを忘れて催促することがある。これは、食欲を司る中枢神経系の障害により満腹感が得られにくくなっていることも理由として考えられる。 ×→適当に聞き流す。×→否定する。 適当に聞き流したり否定すると、「食事もさせてもらえない」と被害妄想につながってしまうこ [続きを読む]
  • 認知症の方への対応のコツ 〜基本編〜
  • 先週の「大恋愛 〜僕を忘れる君と」では、認知機能低下が進むご本人に対して思わず旦那さんが怒鳴ってしまう場面があった。(それよりももう1組の結婚など、展開のスピードに驚きを禁じ得なかったが。笑) 怒鳴るというのは当然やってはいけない対応なのだが、流れも含めて気持ちがわからないでもない方も多いのではないか。(ちなみに発達障害の方のミスに対しても同様であり、対応の仕方には共通の部分も多い。) そこで今回 [続きを読む]
  • 認知症の予防 〜今から出来ること〜
  • また話題になっている「あおり運転」について述べようと思ったが、なかなか記事を書く余裕がなくなっているため認知症シリーズをまだまだ続けることとする。治療や対応について述べる予定だったが、少し長くなりそうなため、 今回は認知症予防についての話とする。 もの忘れの予防については様々なメディアで色々言われているが、それらを挙げていくときりがないため、大規模な研究が行われたものをまず紹介する。 当たり前じゃ [続きを読む]
  • MCIと認知症の関係
  • さて、引き続き「大恋愛 〜僕を忘れる君と」に少しだけつながるように認知症関連の話をしていくが、今回は、 軽度認知障害(MCI)がどう認知症に関連していくかということについて述べていく。 まずは、MCIについての説明から。 定義上は、本人または周囲の人から物忘れがあると認識され、年齢に比べ記憶力が低下している状態(1.5SD以下)とされている。 しかし一般的に、記憶力がマイナス何SDなのか、などと意識することはな [続きを読む]
  • アルツハイマー型認知症の病態
  • 前回に引き続き、今回はアルツハイマー型認知症(AD)の病態について説明していきたいと思う。 「なぜアルツハイマー型認知症になるのか」という部分なので、一般的に面白みはないかもしれない。笑 テレビ局の回し者ではないのだが、「大恋愛 〜僕を忘れる君と」 を観ている方にとってもこの解説がドラマの流れを少しでも理解できるようになればと思う。(もちろん、ドラマ関係なく認知症について興味のある方がいることが一番 [続きを読む]
  • アルツハイマー型認知症の症状と病期ごとの状態
  • 今回は、現在放送中のドラマ、「大恋愛 〜僕を忘れる君と」でも取り上げられているアルツハイマー型認知症について触れていく。ドラマでは精神科のお医者さんが出てくることもあり、実は毎回観ており、楽しみにしているドラマでもある。(あんなに広くて快適な診察室で診療出来るのが羨ましいなんて思ったりもするが。)+ドラマを観ている人も観ていない人も、認知症は映画やドラマなどでも取り上げられることが多いため、イメー [続きを読む]
  • 児童精神科の入院治療
  • 本日は新規抗精神病薬の勉強会に向かうところであるが、世間的には3連休。新幹線がいつになく混雑していてやっと気づいた。今回の勉強会でも何か紹介できるものがあれば、後ほど記事にする予定である。 さて、前回の続きで、児童精神科の入院治療について述べていく。 そもそも、児童精神科病棟にどんな子どもたちが入院してくるかというところはあまり知られていないと思うため、まずはそこから紹介する。勉強会で取り上げられ [続きを読む]
  • 思春期における心の均衡の問題と、求められる支え
  • 週末は統合失調症の再発予防を考える勉強会に加え、児童精神科の入院治療についての勉強会に参加してきた。 統合失調症に関しては、再発と脳体積の減少の関連性の話がメインだった。再発に関しては以前も触れているため、今回は児童精神科医として子どもの心の問題について考えてみたい。 私は精神科治療の大原則は、 ・こころの問題・疾患を改善する。 ・社会とをつなぐ。 ・生活の環境を整える。 と考えているが、児童精神 [続きを読む]
  • てんかんの精神症状と治療
  • 今回は、てんかんにおける精神症状と治療に関して述べていく。 なぜ長々と書いているかというと、疾患紹介の部分はホームページの記事にしようと思っているためでもあり、しばしお付き合いいただきたい。 精神症状 てんかんには、さまざまな精神症状を合併する場合も少なくないのが現実である。精神症状としては主に、発作周辺期(発作前、発作時、発作後)の精神症状、発作間欠期の精神症状に分けることができる。 発作後の精神 [続きを読む]
  • てんかん発作の分類
  • 引き続き、今回はてんかん発作の分類について述べる。 てんかんの臨床症状の代表は、当然てんかん発作である。発作の間欠期には臨床症状を認めないことが多いが、発作間欠期や発作後に精神症状を示すことはある。また、知的障害に合併することもある。 てんかん発作 てんかん発作は、突発的に症状が発来し、通常は数秒から数分間持続し消失に向かう。てんかん発作は臨床症状と脳波の情報に基づいて分類され、最初に大きく全般 [続きを読む]
  • てんかんの原因と、その分類
  • 今回はてんかんについて説明していく。 そもそもてんかんは脳神経外科や脳神経内科、精神科でも診察を行っているが、精神科では地域によっててんかんを診るところや診ないところなど分けられるという話も聞く。ただ、てんかん患者さんの精神疾患有病率は一般人口に比べ5-10倍と頻度が高い。海外のデータではうつ病や不安障害、ADHDの合併が高いという報告もある。 ちなみにてんかんとは、WHOの定義に従うと、種々の病因に起因す [続きを読む]
  • 自殺未遂者の手段と、周囲の方が出来うる対応
  • 今回は、自殺未遂者についてのデータと、未遂者の方に対し周囲の方が出来うる対応について話をしていきたいと思う。 まずは、どういった未遂が多いのか、精神疾患別にまとめたものがあるのでお示しする。 誤解を招かぬよう、私からはコメントせずこのデータを見た方の感想に任せるが、それぞれの疾患ごとに多かれ少なかれ手段には特徴が出ているかと思われる。 自殺自体を防ぐには、未遂も含め兆候やSOSのサインを周囲が見逃 [続きを読む]
  • 自殺と神経伝達物質の関連
  • 引き続き自殺をテーマにし、自殺と神経伝達物質との関連について述べていく。主にうつ状態に関連する、セロトニン、ノルアドレナリン、ドパミンについてデータを調べた。 それぞれの神経伝達物質がどのような働きをしているかについては、抗うつ薬の使い分けと神経伝達物質の働きで述べているため、今回は割愛する。 まずは、 セロトニンと自殺の関連について データで示されているものでは、 ・自殺企図者では、5-HIAAと呼ばれ [続きを読む]
  • 自殺の危険因子
  • 少し重い内容になってしまうかもしれないが、今回は自殺の危険因子について触れていく。 近年数としては減少傾向にあるとはいえ、依然2万人を超え社会的な問題となっている自殺。まず、どんな危険因子が関わっているのかというところを考えていきたい。 本人の状態以外にも身の回りの方の家族歴や既往の有無、生活環境の状態は重要な情報となる。その中でもやはり精神疾患との関連性は密接と言われており、自殺企図者の75%に [続きを読む]
  • 発達障害を持った方への支援
  • 講演用スライドを作成している途中だが、ちょうど発達障害に対しどういった社会的支援があるのか、どういった相談先があるのかという部分に触れたためブログでも簡単に紹介しようと思う。 日常生活や仕事に関してなどの様々な相談については、発達障害者支援センターや地域療育センターなどが相談を行っている。 また福祉相談や障害者手帳の申請などに関しては各自治体の福祉担当窓口で相談することが出来る。 これは精神科全 [続きを読む]
  • 安定剤の飲み心地ってなんだろう?
  • 今回の勉強会は、主に新規抗精神病薬についての有用性や課題についての話で、グループディスカッションがメインだった。 私は個別の薬剤名を出す際は、ADHD治療薬の時のように情報に偏りのないよう同種類の薬剤とも比較し述べたいと考えている。そのため、他の抗精神病薬についても述べるタイミングで薬剤の個別な詳細は話したい。(発売されたばかりのため実臨床におけるデータが十分でないこともあるが、講演用のスライド作りに [続きを読む]
  • 伏見稲荷大社と京都市動物園に行ってきました
  • またまた統合失調症の勉強会に出席するため、今度は京都へ行ってきた。お昼に到着したが、紅葉シーズン(実際には見頃まであと少し)ということもあったのか、人・人・人であった。今回は家族連れで行ったため、移動も大変だということで行きたい箇所を絞って観光。まずは伏見稲荷大社。実は一度も訪れたことがない場所だったのだ。京都は何度訪れてもなかなか回りきれない・・・ただ、ベビーカーや車椅子の方は鳥居が並ぶ場所まで [続きを読む]
  • 気分障害の特徴・概論
  • 概論シリーズということで、今回は気分障害の概論について述べる。 大きくは、うつ病や双極性障害が気分障害に含まれる。 上の図のように、一般的には正常な気分の変動の範囲内で動くのだが、気分障害ではその範囲を逸脱してしまい、日常生活に様々な支障を来すのである。 うつ病については今までちらほらと述べてきたため、双極性障害を中心にざっと説明する。双極性障害は世間的には「躁うつ病」などとも呼ばれているもので [続きを読む]
  • 統合失調症の特徴・概論
  • 統合失調症について述べたため、今回は統合失調症の概論について述べる。 心療内科と精神科の分類でいえば、主に精神科で扱う疾患である。今まで少しずつ述べてきた部分も多いため、大まかに概論を説明する。 統合失調症は誰にも等しく起こるのではなく、遺伝的な要因の影響も言われている。また個体の脆弱性に十分な強度のストレスが加わって発症するという、Zubinらの提唱したストレス脆弱性モデルというものも想定されてい [続きを読む]
  • 博多で行われた統合失調症勉強会のまとめ
  • 今回の講演会は、主に持効性注射製剤(LAI)の話がメインだった。 このブログでもLAIについては色々なタイミングで取り上げているため詳細は割愛するが、様々な種類のLAIが使用されているため、どんなものがあるのか気になる場合は毎度のことだが 精神科・心療内科で使うお薬の整理 を参照で。また今回内容でも触れる、定型抗精神病薬や非定型抗精神病薬にそれぞれ何が該当するのかなども、気になる方は参照いただきたい。 講演 [続きを読む]
  • 太宰府天満宮に行ってきました
  • スウェーデンからいらっしゃる超有名な精神科の先生の講演を聴くため、はるばる福岡県にやってきた。統合失調症治療に関して、日本では到底実現出来ないようなスケールの研究結果を発表してくださる予定だ。少し早めに福岡に着いたため、少しでも頭が良くなるように太宰府天満宮へお参りしてきた。太宰府天満宮と言えば、有名なスタバがある。どうなってるんだというレベルの装飾に圧倒されながら奥へ進むが、平日ということもある [続きを読む]
  • 精神科と心療内科の違い
  • 今回は、なんとなく違いはありそうだが実際に区別がつきにくいものの1つである、 「精神科と心療内科の違い」 について考えていく。 心療内科 は、心理的・精神的な要因により身体的な症状(疼痛・しびれや下痢・嘔吐、めまいなど自律神経症状が多い)が現れる心身症などを主に扱う科であり、内科である。心因により増悪する胃潰瘍や気管支喘息、過敏性腸症候群などもこれに含まれると言われている。身体的な治療に加えて、病 [続きを読む]
  • 鎮痛薬・市販薬の依存
  • 前回抗不安薬や睡眠導入剤の乱用について少し触れたため、残りのデータである鎮痛薬や市販薬の依存・乱用について述べていこうと思う。 そもそも依存には、身体依存と精神依存という2種類の依存パターンがある。 まず身体依存の代表例として身近なものには「アルコール」がある。 長期間の大量飲酒にさらされていると身体が変化し、アルコールが入っていて当たり前の状態となる。その状態においてアルコールが突然途切れてし [続きを読む]
  • 不安障害に対する薬物療法
  • 不安障害について説明したため、今回はその薬物療法について少し掘り下げていこうと思う。 当然、人により不安障害だけでなく気分障害や発達障害、パーソナリティの問題など様々な状態が重なっている場合もあるためひとくくりで説明することは出来ない。 そのため、あくまで不安障害に対する不安のコントロールという部分で説明していく。 SSRIと抗不安薬によってコントロールすることが圧倒的に多いため、今回はその2つに [続きを読む]
  • 神経症・不安障害の分類
  • 今回は、神経症の概論について述べる。神経症は、現在は不安障害とも呼ばれている。 外来での最もと言っていいほど数が多い疾患の1つであり、世間一般的には、「ノイローゼ」などと呼ばれていることがある。 心理的原因によるため治療がなかなか奏功しづらく、休職となった場合はデイケアやリワークプログラムなどを用いながら復職へ向けて進んでいくことが多い。 ICD分類でF4という分類に属するため、我々は神経症圏のことをF4 [続きを読む]