弁護士 芦原一郎 さん プロフィール

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弁護士 芦原一郎さん: 法務の技法 〜 弁護士 芦原一郎
ハンドル名弁護士 芦原一郎 さん
ブログタイトル法務の技法 〜 弁護士 芦原一郎
ブログURLhttps://ameblo.jp/wkwk224-vpvp/
サイト紹介文会社経営と企業法務へのアドバイスと情報  月水:法務の技法  金:労働判例を読む
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供47回 / 74日(平均4.4回/週) - 参加 2018/08/03 10:08

弁護士 芦原一郎 さんのブログ記事

  • 法務の技法#31 【5段階のなぜ】
  • 今日のキーワード:【5段階のなぜ】ビジネスの本質にたどり着くために、5回「なぜ」を問いかけると良い、と言われることがある。原因分析を行う場合や、再発防止策を考える場合、なぜこうなったのか、なぜ有効と考えるのか、を5回問いかけると良い。 【解説】当然、同じような質問を5回するのではありません。深度が増す質問の回数です。 ただ、いきなり質問攻めされると、相手はたまったものではありません。何を狙っているの [続きを読む]
  • 労働判例を読む#17 【「シュプリンガー・ジャパン事件」労判1178.70】
  • 今日の労働判例【シュプリンガー・ジャパン事件】東京地裁平29.7.3判決(労判1178.70) この裁判例は、産休育休取得中に行われた解雇を無効とし、いわゆる職場復帰を命じた事案です。実務上のポイントとして特に注目している点は2点あります。 1.産休育休との関係均等法や育休法は、産休育休を理由とする解雇を禁じています。裁判所は、たとえ形式上、産休育休を理由にしていなくても、解雇の合理的な理由がない場合には解雇が無 [続きを読む]
  • 法務の技法#30 【百点を狙わない話法】
  • 今日のキーワード:【百点を狙わない話法】苦情対応に際し、「納得」を狙うのではなく「諦め」だけを狙う、という話法。納得するはずがない相手を納得させようと、無理することの危険を避ける。納得させることを業務としてきた営業経験者にとって、特に重要。 【解説】苦情客もお客様ですから、真摯に耳を傾けます。けれども、絶対に納得しない場合があります。謝罪させ、慰謝料をふんだくろうとしているような場合です。やるだけ [続きを読む]
  • 法務の技法#29 【言動不一致】
  • 今日のキーワード:【言動不一致】労働法のリスクを大きくしてしまうのは、偽装、すなわち言っていることとやっていることが違う場合である。これは多かれ少なかれすべてのリスクに当てはまることから、言動不一致を探すことが、リスクセンサーの1つとなる。 【解説】リスクを確認するとき、「言動不一致」がキーワードとして活用できます。「言ってることとやってること」が違う点に、リスクのある可能性が高いからです。 もち [続きを読む]
  • 労働判例を読む#16 【「NPO法人B会事件」労判1178.21】
  • 今日の労働判例【NPO法人B会事件】福岡高裁平30.1.19判決(労判1178.21) この裁判例は、障害者支援サービスを行う事業者の理事兼職業指導員が、サービスの利用者(1名は精神障害者、1名はその疑いがある者)に対してパワハラとセクハラを行ったとして、当該利用者が、法人と当該指導員に対し損害賠償を求めた事案で、裁判所がその一部を認容した事案です。 1.ハラスメントの判断方法(ルール)ハラスメントに関し、①契約関係や [続きを読む]
  • 法務の技法#28 【窓口の設定とエスカレーション】
  • 今日のキーワード:【窓口の設定とエスカレーション】特にトラブル対応において、苦情対応窓口を一本化することと、状況に応じて窓口を上位に移していくこと。窓口の設定によって、会社内の色々なところが引っ掻き回されないようにし、エスカレーションによって、相手の要求に応じる範囲を狭めていく。 【解説】最近は、モンスタークレーマーが増え、反社との関係遮断も叫ばれています。実際にトラブルになった場合の対応について [続きを読む]
  • 法務の技法#27 【時系列表】
  • 今日のキーワード:【時系列表】法務に相談に来る際、あるいは社外法律事務所に相談に行く際、部門担当者に作成させる資料。話がわかりやすくなるだけでなく、部門担当者の頭も整理され、相談の効率が上がる。事実確認作業を共同で行う場合にも有効。 【解説】揉め事の相談は苦手です。うまく対応できなかったことを自白しなきゃいけないし、背景も入り組んでいるし。言い訳の仕方も考えながら説明すると、なおさらわかりにくいだ [続きを読む]
  • 労働判例を読む#14 【「一般社団法人あんしん財団事件」労判1177.29】
  • 今日の労働判例【一般社団法人あんしん財団事件】大阪地裁平30.3.7判決(労判1177.29) この裁判例は、原告7名が全員、異動命令(転勤、降格など)を受けた後に休職に入ってしまった事案で、裁判所は、そのうち4名について異動命令を違法と評価し、それぞれの請求の一部を認容しました。 1.会社の組織、手続、経営施策などの詳細な認定この裁判例は、当該財団の不祥事から始まる業績不振、その後、新理事長の下での業務改革につ [続きを読む]
  • 法務の技法#26 【こぶしの下ろしどころ】
  • 今日のキーワード:【こぶしの下ろしどころ】特に、トラブル対応において、先方の顔を立てた妥協点のこと。当方に当方内部の事情があるように、先方にも先方内部の事情があるから、当方の拒否回答を先方が受入れられない場合、先方の内部事情も考慮して受け入れられる解決を考えることがポイント。 【解説】最近は、モンスタークレーマーが増え、反社との関係遮断も叫ばれています。実際にトラブルになった場合の対応について、勉 [続きを読む]
  • 芦原ゼミ特別研修の感想#5
  • 第5回(9/20)の感想【島田まどか弁護士(西村あさひ法律事務所)】 この日は、3か月に亘る「西村あさひ法律事務所」セッション(計5回)の第5回です。テーマは、「営業秘密の漏洩事案への対応」です。 1.両方の立場まず、感銘したのが、営業秘密を盗まれたと主張する側と、営業秘密を盗んだと非難される側の両方について、非常に具体的にその実態や問題点を説明してくれた点です。結局、いずれも「脇が甘い」ことが原因なので [続きを読む]
  • 法務の技法#25 【好奇心】
  • 今日のキーワード:【好奇心】仕事に取り組む意欲の1つの源泉であるだけでなく、法的なスキルを高めるツール。トラブルの時には、相手の心情に興味を持ち、契約書審査の時には、契約書の背後にあるビジネスに興味を持ち、労務問題の時には、問題となっている従業員の生活に興味を持つ。 【解説】「法務の技法」の定義ですので、法務向けですが、「好奇心」はビジネスにも役立ちます。 まず、話を聞きだすのが上手になります。取調 [続きを読む]
  • 労働判例を読む#13 【「総生会事件」労判1176.65】
  • 今日の労働判例【国・歳入徴収官神奈川労働局長(医療法人社団総生会)事件】東京地裁平29.1.31判決(労判1176.65) この裁判例は、行政庁による①労災の認定と、それに基づく②労働保険料の認定(値上げ)があるところ、②の認定を不服とする使用者がその取り消しを求めた事案で、裁判所が取り消しを認めなかった事案です。 1.原告適格まず、使用者が②の訴訟を提起することについて、保険料値上げの不利益を被る当事者であるこ [続きを読む]
  • 労働判例を読む#12 【「KSAインターナショナル事件」労判1177.19】
  • 今日の労働判例【KSAインターナショナル事件】京都地裁平30.2.28判決(労判1177.19) この裁判例は、定年後再雇用した従業員に対する配置転換が違法であるとして、不法行為に基づく損害賠償を命じた事案です。実務上のポイントとして特に注目している点は2点あります。 1.配置転換権の濫用この裁判例では、原告従業員による経営陣への問題提起や批判は、中国の関連会社からの役員賞与送金の問題点の指摘以来、すなわち、原告従業 [続きを読む]
  • 法務の技法#24 【壁建て】
  • 今日のキーワード:【壁建て】特にトラブル対応において、窓口を設定した場合、窓口以外の部門・個人は先方と直接応対しない、という対応策を徹底すること。先方が、会社のどこに接触しようとしても、連携して壁のように一律の応対がなされることがポイント。 【解説】最近は、モンスタークレーマーが増え、反社との関係遮断も叫ばれています。実際にトラブルになった場合の会社の体制について、勉強しておきましょう。 会社に食い [続きを読む]
  • 法務の技法#23 【感性】
  • 今日のキーワード:【感性】非理性的で起伏がある、という意味であれば問題だが、緻密な仕事を積み重ねた結果、理屈よりも先に結論が見えてしまう、という意味であれば、広く活用できる。他部門の感性の持ち主と親しくなることがポイント。 【解説】同じ仕事を繰り返していると、その中に微妙な差があることに気づきます。その違いを大切にし、質にこだわった仕事を積み重ねていくと、感覚的に結論が見えてきます。その感覚は、お [続きを読む]
  • 労働判例を読む#11 【「学校法人D学園事件」労判1176.18】
  • 今日の労働判例【学校法人D学園事件】東京高裁平29.10.18判決(労判1176.18) この裁判例は、協調性のない数学教師を解雇した事案で、解雇を有効と判断した事案です。実務上のポイントとして特に注目している点は1点あります。 1.地裁と高裁の違い(ルール)解雇の有効性に関し、1審では無効、2審では有効と判断しています。この、事実認定及び評価に関する違いが、重要なポイントになります。まず、ルールを対比しましょう。1審 [続きを読む]
  • 法務の技法#22 【ビジネス対応】
  • 今日のキーワード:【ビジネス対応】特にトラブル対応において、いたずらに親切でも、卑屈でも、冷淡でも、傲慢でもない、そんなニュートラルな対応をする、ということ。無用な口実を与えず、無用な感情的反応を防ぎつつ、会社の対応が適切であるという実績を積み重ねることで、間合いを少しずつ詰める。 【解説】怖い客やクレーマー、ヤクザと対応することになりました。逃げれるときには逃げれば良いでしょうが、逃げる姿勢を見 [続きを読む]
  • 芦原ゼミ特別研修の感想#4
  • 第4回(9/6)の感想【平尾覚弁護士(西村あさひ法律事務所)】 この日は、3か月に亘る「西村あさひ法律事務所」セッション(計5回)の第4回です。テーマは、「外国公務員贈賄」です。特にアジア諸国では、賄賂を渡さなければ仕事が進まないと言われることもあり、他方、欧米諸国の賄賂規制は、日本企業にも適用されます。まさに、板挟みの状況になりますが、その対策について、お話をうかがいました。 1.根本原因の分析まず、感 [続きを読む]
  • 法務の技法#21 【抽象化と具体化】
  • 今日のキーワード:【抽象化と具体化】具体的な事実から抽象的なポイントを抽出するプロセスと、抽象的な命題を具体化するプロセスの、逆方向の思考活動を、意識的に行うこと。新たな論点の発見につながるなど、抜けが減るとともに、思考訓練のツールにもなる。 【解説】煮詰まったとき、自分の置かれた状況を客観化することがあります。自分は世間の壁と思ってたけど、世の中的に見れば、経験不足なのよね。このような、一歩引い [続きを読む]
  • 労働判例を読む#10 【「学究社(定年後再雇用)事件」労判1176.5】
  • 今日の労働判例【学究社(定年後再雇用)事件】東京地裁立川支部平30.1.29判決(労判1176.5) この裁判例は、定年後再雇用した従業員の雇用条件に関し、従前と同じ条件、という従業員からの申し入れを認めず、給与の大幅減額、という会社からの条件を認めた事案です。実務上のポイントとして特に注目している点は2点あります。なお、労働契約法20条(いわゆる同一労働同一賃金)の適用も問題になっていますが、この点は、労働契約 [続きを読む]
  • 法務の技法#20 【裁判所の活用】
  • 今日のキーワード:【裁判所の活用】特にトラブル対応において、先方の主張に白黒付けるだけでなく、過剰な接触や過剰な要求を止めるためにも使える。民暴対策の実績の蓄積の中で、ときに警察と連携して、過激な接触や要求をとめるために仮処分手続が活用されてきた。 【解説】最近は、モンスタークレーマーが増え、反社との関係遮断も叫ばれています。自分の仕事に関して、いつ、裁判所のお世話になるかわかりません。裁判所を活 [続きを読む]
  • 法務の技法#19 【二分法】
  • 今日のキーワード:【二分法】多様な事象に対応するため、複数のルールについて、原則ルールと例外ルールに分けて整理する方法。ルールの隙間ができない、という技術的なメリットだけでなく、ルールの構造が理解されやすいという、実務上のメリットを活用するのがポイント。 【解説】2つしかない場合を想定します。「Aのときはa、Bのときはb」というルールの、どこに隙間があるのでしょうか?それは、AかBか、はっきりしない場合 [続きを読む]
  • 労働判例を読む#9 【「国立大学法人群馬大学事件」労判1175.71】
  • 今日の労働判例【国立大学法人群馬大学事件】前橋地裁平29.10.4判決(労判1175.71) この裁判例は、複数回のハラスメントを行った大学教授を懲戒解雇した事案で、懲戒解雇を無効とした事案です。 1.手続的な瑕疵の有無この事件では、諭旨解雇に同意するように求められた教授が、同意を拒んだところ、その場で懲戒解雇が申し渡されました。これは、就業規則の定める懲戒事由のうちの、退職願の提出の「勧告に応じない」場合に該当 [続きを読む]
  • 主要著書
  • 法務の技法3,456円Amazon 国際法務の技法3,024円Amazon 法務の技法【OJT編】3,456円Amazon 社内弁護士という選択―インハウスカウンセルの実際の仕事を描いた15講1,728円Amazon ビジネスマンのための法務力 (朝日新書) Amazon 事例でわかる問題社員への対応アドバイス Amazon M&Aにおける労働法務DDのポイント3,672円Amazon [続きを読む]