青木誠一 さん プロフィール

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青木誠一さん: 文芸新世紀
ハンドル名青木誠一 さん
ブログタイトル文芸新世紀
ブログURLhttp://bungoo.hatenablog.com/
サイト紹介文ライト文芸を中心とする自作オンライン小説を公開するブログ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供9回 / 16日(平均3.9回/週) - 参加 2018/08/03 16:43

青木誠一 さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • ライトノベル「アレが見えるの」(その一 御影)
  •  幽霊なんて僕に見えるわけない。  でも幽霊からは僕が見えるという。  それも大人気、寄ってたかって取り巻いてるんだ。幽霊が見えるあの娘はそう言ってた。  あいつ、黒石御影(くろいし・みかげ)が。  転校生じゃないけど、そう紹介されても通じるほどクラスの中で存在感のなかった子。みんなから「霊言(ことだま)娘」とあだ名される、ちょっと毛色が変わってるけど、わりと美形なのでそういうことは大目に見られるタ [続きを読む]
  • ライト文芸「異世界は衰退しました」3
  •  仕事を引き受けたあとで、沖は思案した。 ライトノベル仕様でのファンタジー世界はどう造型したらよいのだろう。 わからない。 これまで彼の作中世界は、まがりなりにもリアリズムを基調とする手法により表現されてきた。 しかし依頼を受けたのは、沖栄一作品ではなく、良野部軽(らのべ・けい)の代筆作だ。 リアリズムなど入り込んではいけないのである。 優先すべきものは。 願望。 とにかく読み手の願望を充足させ [続きを読む]
  • ライト文芸「異世界は衰退しました」2
  •  さて。  話を戻すが。  こういう男に、ファンタジーを書いてくれというわけだ。  依頼をおこなったのは、ライトノベルの大御所ペディアファクトリーの編集者、川上都貴子(かわかみ・ときこ)である。  普通のおとなしい女性に見えるし態度も控えめだが、その方面での実権はなかなかのものらしい。  沖は、素朴な疑問をぶつけてみた。 「いったい何だって、ぼくにファンタジー小説なんかを?」  こちらの適性は知ってるは [続きを読む]
  • ライト文芸「異世界は衰退しました」1
  •  ファンタジーの世界は荒廃していた。  資源が使い尽くされたのだ。  勇者も、魔王も、人外も、そして美少女も数が減り、しかも質が落ちていた。  もともと有限だったそれらのものは、こちらの世界で果てもなく量産されるライトノベルの素材に格好な餌食となり、あまりにも乱獲がきわまったと言ってよい。  そう、ファンタジーとはけっして無尽蔵なものではなかった。  良いものはあらかた、奪い取られてしまった。  いま [続きを読む]
  • ライト文芸「顔にタヌキと書いてある」2
  •  谷がタヌキと出会ったのは二年前にさかのぼる。  新人歌手のオーディションの場だ。  谷は彼の芸能事務所「谷プロ」の代表として選考を総括する身で関わっていた。  選考。  アイドルになるという強烈な願いをかなえたくて応募した何千何万もの少女たち、ジャリ石だらけの中からすこしは価値あるものを選り分けていく地道な作業。  宝石を見つけるのではない、宝石に見せかけられれば十分だ。所詮この世に宝の石などあるわ [続きを読む]
  • 質問【年長者の登場人物をどう描いたらいいのかわかりません】
  • ――質問です。おっさんとか爺さんとか、年長の登場人物をどう描いたらいいかわかりません。いえ、剥げ頭とかデカ腹といった見かけじゃなく、精神構造が推し測れないという意味で。ほんと。あいつらの内面ってどうなってるのか見当つかないや。だって自分、年少者なんだもん。 ――回答です。 自分もそうでした。 こういうのって実際に年をくわないと、感覚としてわかりませんよね。 いや。 身も蓋もないことを言うようですが、 [続きを読む]
  • とにかく、読みやすいものを書け
  • これは自戒もふくめて言うんだが。「小説家になろう」での投稿作にざらっと目を通した印象。ほとんどのオンライン小説には、面白いとかつまらない以前の問題がある。とにかく、読みにくい。文章が素人にありがちな、ぎこちないものばかり。すらすら読めるよう書いてくれるのは十人に一人ぐらいという。いや、ほんと。まずはその十人に一人になることから始めよう。 この記事を気に入ってくれた人、よろしくね [続きを読む]
  • ライト文芸「顔にタヌキと書いてある」1
  •  タヌキがまた逃げた。  今度はかなり遠く、位置情報を確かめられる範囲を超えて。  しかも前回と違って、悪ずれしてる。捕獲は無理だし、自分から戻ることもあるまい。  こんなのってありかよ、と谷は思った。  役立つだろうと仕込んでやったら、技だけ習って礼も言わずに姿をくらます。  見つけるのは至難だぞ。  あいつ、何にでも化けるからな。†             †             †  数日後、 [続きを読む]
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