lemar さん プロフィール

  •  
lemarさん: l's blog-p
ハンドル名lemar さん
ブログタイトルl's blog-p
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/lemar-p_/
サイト紹介文another stories of the Parallel world
自由文期間限定このお話の最後まで
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供8回 / 7日(平均8.0回/週) - 参加 2018/08/08 05:44

lemar さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • plastic change 100
  • 「儂を殺せと言われたのか?」「いや、だが場合によってはそうするつもりだ。」かつては世界に冠たる財閥を牛耳っていた男はまだ乾ききっていない最初の男の血のついた俺の白衣に視線を走らせた。「外に二人いたが。」「もういない。」その男は驚きに息を飲んだようだが「誰に雇われた?そいつが儂を殺せと言ったのか?」それは余りに微かで気のせいかとも思った。「俺は誰が金を出したかは知らない。知る必要もなかったから。俺は [続きを読む]
  • plastic change 99
  • あの看護師が人を連れて帰ってくるまであとどれくらいだろうか?騒ぎになる前に死体の処理をするためには余分に何分必要だろうか?一人目に二分、二人目に一分半、既に使っている。最後の部屋の掌握は…少なくとも三分以内には終える必要がある。成功の可能性は?カンファレンスルームの横を通り過ぎるとき無意識のうちに耳が微かなウンスの声を拾い上げようとする。だが今はまだ駄目なんだ。意識を眼前のドアに集中する。若いボデ [続きを読む]
  • plastic change 98
  • ボディーガードの男が出て行って暫くすると外の廊下も急に静かになってしまった。“キムさん”の部屋も一度開いてからは何も聞こえない。誰か客が来ているようだったがやっと家族が来たのだろうか。”キムさん”の病室はいつも人で溢れていたが家族は見たことがない。”キムさん”が何度か結婚と離婚をした事はテレビから垂れ流されるニュースで知っていたが一番最近聞いたのがどちらのニュースだったのか結婚したのか、離婚したの [続きを読む]
  • plastic change 97
  • 侵入者がいるかもしれない場所で味方の手の内を明かすような男の背中はやはり無防備だった。処置室の奥の薬品庫を覗き込みながら自分を殺すかもしれない敵と対峙しているにもかかわらず微塵も警戒心を持っていなかった。さっきは随分と周囲を汚してしまったので今度は少し慎重になったがそれでもあっけない程簡単に終わった。もしかするとその迂闊な男は自分が死んだ事にも気づけなかったかもしれない。勿論隣の部屋にいる筈のウン [続きを読む]
  • plastic change 96
  • さっき白衣と一緒に拝借した小型のメスを握りしめた。「警備員に応援を頼まないのか?」「駄目だ。さっきも女医にここの看護師らしい女が接触してきた。」Jの女の事だ。この男は直ぐに自分のその判断を後悔することになる。「病院の人間も信用できない。」応援を頼まず、「お前は処置室を。」戦力を分けて、「だが医者がもう何人も殺されているのに三人だけでいいのか。」同僚の助言に従わなかった事を。もし敵が待ち構えているか [続きを読む]
  • plastic change 95
  • 「くそっ!」急に体を翻して引き返した男は「絶対にここから出ないでください。絶対です。」殆ど怒鳴るように部屋の中に向かって言葉を放った。そこはドアのプレートに”カンファレンスルーム”とあった。今ウンスはあの部屋にいるのだ。その声に反応するように別の男の声がした。「どうした?」これで二人。その男は死角になって見えなかった。どこか…どの部屋か…「侵入者だ。」また、さっきの男。そしてまた二人目の声。「お前 [続きを読む]
  • plastic change 94
  • 転がるように明るい場所に出るとそこは病院とは思えない毛足の長い絨毯を敷いた廊下だった。エレベーターの正面にある受付にいた看護師が急に現れた俺に気づいて短く悲鳴を上げた。「大変だ。エレベーターが故障して…中に上の特別室の患者が…。」想像もしない事態が起きると人はそこに自分が想定できる事態をあれこれあてはめようとする。そこに論理的な思考は働いていない。人はそれほど既存の概念に縛られている。「連絡して業 [続きを読む]
  • plastic change 93
  • 「…ハン看護師は姉の高校の同級生なので。」私はその時余程変な顔をしていたのか「えっ?…そうなんですね。」ヤン先生はパン先生を話に巻き込むようにその顔を見た。「ユ先生、いつハン看護師に会ったんです?」眠そうだったパン先生の声が今は少し緊張していた。「さっき... [続きを読む]
  • 過去の記事 …