ネームレス さん プロフィール

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ネームレスさん: クレアーレ「異能者たちの苦悩(なろう他で連載)」
ハンドル名ネームレス さん
ブログタイトルクレアーレ「異能者たちの苦悩(なろう他で連載)」
ブログURLhttp://kxxx.wp.xdomain.jp/
サイト紹介文アメトークの読書芸人で光浦さんが紹介した本にも一作品掲載されています。
自由文小説家になろう、カクヨム他で

メイン小説「異能者たちの苦悩」を連載しています。

https://ncode.syosetu.com/n3903cx/

アメトークの読書芸人で光浦さんが紹介した本に一作品掲載されています。

販売作品の欄にありますので、よろしくお願いいたします。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供17回 / 32日(平均3.7回/週) - 参加 2018/08/19 06:11

ネームレス さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 第206話 劣等能力者(ダンパー)
  •  四階に着くと俺たちの目の前を、背筋をピンと伸ばした綺麗な姿勢の人体模型が走ってった。 そのさい俺ら一人一人に一礼してく、学生なら真面目な生徒って感じだ。 すこし遠くからは――ダンダンダンダン。と低いピアノの音が聞こえてくる、あっちには音楽室がある。 【誰も居ない音楽室で鳴るピアノ】はまるで呼吸でもするように鍵盤を鳴らしてた。 寄白さんは、人体模型が廊下の角を曲がるまで目を背けずに見てた。 す [続きを読む]
  • 第205話 厭勝銭(ようしょうせん)
  •  校長が料理を注文してから十分くらいで料理が運ばれてきた、それから数分間隔でほかの料理も運ばれてきて全品揃う。 小さなパーティーみたいな雰囲気のなかで料理を食べた。 もう、ここで夕食をすませたのと同じだな。 ガイヤーンの正体はタイの焼き鳥で美味しかった、ただあの味じゃ大魔王感は皆無だ。 それをなにかに例えろと言われても難しい……スパイシーくらしか言いようがない。 寄白さんとエネミーは俺の横で男飯( [続きを読む]
  • 第204話 ボディガード
  •  一通り蛇についての論議を終えたころ、みんな自由に動き回ったせいもあって俺らはバラバラの位置にいる。 エネミーもさっきりよは、ずいぶん落ち着いたようだ。 昨日はなにくわぬ顔で――メガネ蛇アル。とかって言ってたのにあんまり事態の重大さに気づいてなかったのか。 病み憑きの娘アスに対しても、すごい食欲だって驚いただけだしな。 やっぱり子供と高校生の感覚が共存してるみたいだ。 九久津は部屋の隅にいる社さん [続きを読む]
  • 第203話 創世の神話 安定
  •  それからまたしばらくの時間(とき)が流れる。 新約死海写本は書き終えた、このときの俺はもう俺だ。 人と人との交流もはじまりつつあるようだった、俺はほんのすこし前に“火”を与えた、そして熾(おこ)しかたと使いかたも教えた。 人の驚きようといったらなかった。 けれど、わずかなあいだにもう使いこなしている。 知識の吸収力には目を見張るものがある、まあ、それはなんど目でも同じだ……いや繰り返すたびに学習 [続きを読む]
  • 第202話 創世の神話 黎明(れいめい)
  •  さあ、はじめよう起源から。 いや厳密には起源でもなんでもない。 回帰(ループ)でも開祖(はじまり)でも再開(リスタート)でもない、分岐的回避(エルセ)による再編措置。 刻(とき)が過ぎていく、また何百年が流れたのか。 天に空が、地に足元が形成された……幅と奥行きと高さ、ホシのすべてが二次元から三次元へと変わる。 平面と曲面、平面と立体すべての拮抗が解除されて調和する。 「運命。わたくしも、お手伝 [続きを読む]
  • 第201話 創世の神話 開闢(かいびゃく)
  •  ――運命(さだめ)……? 鱗に覆われた、蛇とも竜(りゅう)ともとれる頭部が俺に言葉を吐いてきた。 兎(うさぎ)であれば耳にあたる場所にツノがあって、その周囲にも剣山のように細かい突起物がある。 冷徹(れいてつ)そうな、赤い瞳と俺の視線がぶつかる。 獣は喉の奥から深い息を放つ、その獣臭(けものくさ)い風は剥きだした牙のあいだをすり抜けてきた。 小さな木ならば一息で簡単に倒してしまうだろう。 ただし [続きを読む]
  • 第200話 聖槍 ロンギヌス
  •  あっ、また書き込みが。 【寄白美子】:わたくしはクルクルストローがよろしくて。できれば飲み口にハートとお星様をつけていただけるとありがたくてよ。 ク、クルクルストローってあれは、ブルーハワイとトロピカルフルーツを飲むときにしか使えないはず、いや、そのために開発された代物だ。 ほかの飲み物でクルクルさせてみろ、空気、読めないやつの烙印(らくいん)を押されてしまう。 寄白さんが頼んだのはアイスコーヒ [続きを読む]
  • 第199話 Viper Cage ー蛇の檻ー
  • 頼んだ飲み物が、それぞれの目の前に並べられてる。 このカラオケ店に入ったのは歌うためじゃなくて、人から隔離された場所で会議をするためだ。 ここで校長が今日の本題を話しはじめた、あっ、さっきのが本題じゃなかったんだ……ってあれは九久津の話が弾んだだけか。 そもそもエネミーがパフェを食べたいってことからはじまって、今日、校長がたまたま合流することになったんだ。 俺たちは校長を中心にして、その校長を囲む [続きを読む]
  • 第198話 リッパロロジスト ――犯罪――
  • 難しい話はまだ終わってないけど、エネミーが飲み物を要求しはじめたからみんないったんバラけて、それぞれ飲み物を選び、また適当な席に座わり直した。 昨日バス停で、突然――パフェ。と言いはじめたときもこんなかんな感じだった。 まあ、そこもエネミーらしいんだけど。 こういうところがムードメーカーなんだよな、張り詰めた緊張を上手くほぐす、それを計算じゃなく自然にやってのける。 見かねた校長が部屋の壁に備え付 [続きを読む]
  • 第197話 不可侵領域
  • 六角市中央警察署が配布した【最近市内全域に変出者が出没しています。ご注意ください】という注意書きがここにもある。 ってことは六角市全体で注意喚起ってことか。 寄白さんとエネミーがまた俺を下目づかいで見てきた、社さんも俺をチラ見する。 えっと、社さんまで俺をそんなふうに……と思ったら後ろの九久津を見たようだ。 そうだよな〜恋は盲目って言うし、こんな貼り紙なんて、もはや目に入ってないはずだ。 校長は― [続きを読む]
  • 第196話 秘めた想い
  • リッパってなんだ? ロロジストってなんだ? 早く検索してー!! 結局、ここでパフェを食べたのは寄白さんとエネミーだけだった。 社さんに訊いたけど、――私は食べない。って一言。 らしい、じつに社さんらしい、逆に社さんがパフェ食べるイメージがない、私はブラックコーヒーみたいなイメージしかない。 リッパロロジストがなんなのか直接訊いてみてもいいが、それを訊いていいような質問なのかがわからない。 ――うわ [続きを読む]
  • 第195話 先手
  • 店をでた軒先、白と黒のモノトーンのタイルブロック前で繰と戸村は向き合った。 車道を行き交う車が街のザワメキと重なる、どこかの信号機が機械的な音声で両車線の車を止めた。 人はカッコウが鳴くような音とともに交差点を渡りはじめる。 多くの人は片手に掲げた小さな画面を眺めていた、肩と肩がぶつかって謝る人もいる。 繰と戸村は意識したわけでもなくそんな様子を眺めていた、どこにでもある光景だ、もう誰かのスマホ歩 [続きを読む]
  • 第194話 いつものような、また明日。 
  • ※ 戸村は言いたいことを言い終えると、テーブルの上でおもむろに転がっている、フォークとナイフを手にとった。 手元のナプキンで刃先をなんどか拭くと、パンケーキの皿を手前に引いた。 銀色の先端が茶色の膨らみに沈んでいく、戸村はすこしベトついたシロップを絡めて口へと運んだ。 「うん。冷めても美味しい」 「戸村さん、どうしてあんな?」 繰はその疑問をそのままぶつけた。 なにもあんな遠回りにしなくても、その [続きを読む]
  • 第193話 ゾーン・オブ・デス
  • 「現にアメリカのイエローストーン国立公園にだって殺人罪に問われない【ゾーン・オブ・デス】と言われるエリアが存在します。つまり法の抜け道です。法が適用されなければ誰も動かないですからね」 「さっきのナイフはそういうこと。私がその【ゾーン・オブ・デス】でナイフで刺されても誰も動かない。警察もこないってことですね?」 「そうです。救護はされるでしょう、けれど罪を裁く機関は動きません。いえ、動くには動きま [続きを読む]
  • 第192話 世界のゴミ箱 
  • 「ええ。そのなかのいくつかは耳にしたことはあります」 「そうですか。そして、いまこの世界の地軸にはロンギヌスの槍が埋まっています。ロンギヌスを刺したのは、じつはパンゲアの中心だという話もあります」 「ロンギヌスの神話も知ってます。この世界ができたときに創世のイブが刺したんですよね? あれにはどんな意味が」 「世界の安定のためとも終焉(しゅうえん)の引き金とも言われています。ふたたび七つラッパが吹か [続きを読む]
  • 第191話 幻の大陸
  • 繰は息を飲みながら思った、余計な一言で彼女の魔障専門看護師としてのプライドを傷つけた。 それはよく考えればわかることだ、一般の看護師にも守秘義務があるのに魔障専門の看護師がわざわざパンケーキの写真を撮って――今日はこれ食べました。なんて写真をUPするわけがない。 それは自分を含めた寄白家、九久津家、真野家も同じことだと気づくのが遅かったのだった。 放たれた言葉は取り消すことはできない、そう、言った [続きを読む]
  • 第190話 不意打ち
  • ――すみません、寄白校長。日中は失礼な態度で。あのFAXを送ったのは部下なもので。 とはいえ、いまの私にはなんの権限もないのですが。 元六角第一高校の校長(・・・・・・・・・・)、四仮家が繰に電話をしてきたのはちょうど放課後に当たる時間だった。 四仮家は現在、総務省の参与(さんよ)という組織図に載らない非常勤ポストにある。 国立病院の九条がその行方を探している人物でもあり、一条が金銭問題で探りを入れ [続きを読む]
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