えりりん さん プロフィール

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えりりんさん: つくつくにっし
ハンドル名えりりん さん
ブログタイトルつくつくにっし
ブログURLhttps://tukutuku-nissi.muragon.com/
サイト紹介文花男二次。司×つく。総×優あり。うふふ、ふわっと温かくなれますように。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供87回 / 108日(平均5.6回/週) - 参加 2018/08/23 14:35

えりりん さんのブログ記事

  • 初恋と嫉妬 12
  • 長い髪を後ろにきちんと纏め上げ、ダークグレーのスーツに身を包み、眼下に拡がる夜景を見下ろす後ろ姿。 それだけでこの広い空間に威圧感を起こせる人物。 その人物に異を唱えている人がいる。 「…ですが、お二人の仲に亀裂が入らないとも言いきれません。 現に今回も未遂で終わったから良いようなものを…」 「西田、全て本心で言ってませんよね?あなた、このような事態になることを予測していたのではなくて?」 「楓様 [続きを読む]
  • 初恋と嫉妬 11
  • 何が起こったのか理解出来ずに立ち尽くすこと数秒。 体が勝手に動き出す。 エレベーターの階数を示す数字がどんどん上がっていく。 非常階段を1段づつ跳ばしてかけ上がる。 牧野の自室としている5階に着く。 防犯扉を開けると、牧野が丁度部屋の扉を閉めるところだった。 どうやってここまで上がって来たのか分からないほど、フラフラしながら上の階に来た。 自分でも何だか分かんないよ…。 自室の扉のドアに手を掛ける [続きを読む]
  • 初恋と嫉妬 10
  • どっちにしょうか? いつものにした方が無難? それとも違う味をたまには堪能するのもいいよね? 「成宮さん、どっちがいいですかね?」 いつもはこっちで、こっちは新商品みたいで気になるんですよ。 つくしは上目遣いで聞き始める。 決して、誘っているのではない。 頼み事をするときや人に伺いを立てる時に自然に出てしまう、いわばつくしの癖のようなもの。 「そんなに凄く真剣な目で聞かれると、照れてしまいますよ」 [続きを読む]
  • 初恋と嫉妬 9
  • 扉の向こうから、俺が聞きたくて、聞きたくて堪らない声が聞こえてくる。 話しかけ、笑いかけている声。 俺ではない男に…。 どす黒い靄は頭の中を埋め尽くすと、タール、いやヘドロのような粘っとして硬くなり、こびりついて剥がれなくなる。 小さな隙間という隙間が埋められていくようで息苦しい。 高校生の頃には頭の中からその黒い何が漏れだして、自分にも他人にもその何がが覆っているようだった。 感情自体が覆い尽く [続きを読む]
  • 初恋と嫉妬 8
  • 俺はイライラが止まらない。 何故だ? なぜ電話に出ない。(凄い数の着信となっているだろう) メールを送るが見た形跡がまるでない。 「おい、西田?アイツは何で携帯電話を持っているんだ?」 「外出時等に連絡を素早く取るためでしょうか?」 「メール機能は何で付けた?」 「会議や電車などで会話が出来ない時でも連絡が取れるようにですか?」 「アイツは何処だ?」 「牧野様は会社に居られます」 ますますイライラ [続きを読む]
  • 初恋と嫉妬 7
  • あー、もうこんな時間か。 つくしは肩を回し、首を左右にコキコキと振る。 この動作に可愛いと感じる人がいれば、マニアか何かか。 CMの撮影後は本業?(一応、まだ大学生)に専念したいが、ストラップの発注と、商品のチェック。CMが短期に終わるので雑誌に載せて貰えないかとか、写真集をなどと、いろいろな所から問い合わせがあり、対応だけでもかなりの労力を費やしている。 本業?はCMのエンドロールに協賛として株 [続きを読む]
  • 初恋と嫉妬 6
  • 司はじっと携帯のストラップを見つめている。 土星をモチーフにした形。そして、Tの文字。 後ろには"Tsukusi"と彫ってある。 これを渡した時は、恥ずかしそうに受け取っていた。 CM撮影までに急いで作らせた。何でかって? 日本中。イヤ、世界中にペアで付けていることをそれとなく公表するため。 大々的には今は無理だ。 俺的には今すぐにでも婚約者として発表したいところだが、ババァが牧野の仕事を理由にス [続きを読む]
  • 初恋と嫉妬 5
  • 桜子の頭の中では、凄い早さでつくしの話している内容の整理整頓を行っているところだ。 時々、桜子の常識の範囲内から大いに外れてくるため、それはもうスーパーコンピューター並みに労力を費やしている。 今は妊婦で太らないように、極力甘いものは避けている。 しかも、カフェイン等もっての他と、妊娠が発覚してからは口にしていなかった。 先輩…。先輩も自分で何で道明寺さんを避けたいのか分からずにいるんですね…。 [続きを読む]
  • 初恋と嫉妬 4
  • 桜子にエレナの話をどう話せば良いのか悩む。 今は恋愛結婚しているとはいえ、一度は道明寺に恋していた人に話すんだもの。 それに、道明寺に好かれているというだけで、あたしが特別扱いされる。 良くも悪くも。 分かっていた。どうゆう事なのか頭の中では。 「エレナさんが先輩と道明寺さんのイチャイチャを見せつけられて、何か言ってきました?」 「ううん、エレナにはその時は言われてない…。てか、何でそう思うの?」 [続きを読む]
  • 初恋と嫉妬 3
  • ここはつくしの会社の休憩室。 つくしのたっての希望で、ここは簡易な畳が敷かれている。 まずいところを見られて、顔があげれないつくしは、体育座りをして顔を下に向けている。 「桜子…、あたしって、みんなから見て、どう?」 いつものつくしとは違って、か細い声で聞いてくる。 「先輩、そうゆう質問はやめましょう。どうゆう返事をしても今の先輩は受け付けませんよ」 暫くの沈黙の後に桜子が口を開いた。 「現実に道 [続きを読む]
  • 初恋と嫉妬 2
  • 携帯電話に光が照され宝石のような輝きを放っている その周りを満たしているのはシャンパンゴールドの液体 無数の細かな泡が立ちあがっている 携帯電話のディスプレイが着信を報せる光を放ち始めると、辺りがいっそう目映い光に包まれ、一瞬画面が白くなる 次の瞬間、暗闇に流れ落ちる流れ星のように4つの光が(レッド、メタルブラック、シルバー、ゴールド)が流れる画面に変わる その先にF4が真っ白の背景の中に、黒のス [続きを読む]
  • 初恋と嫉妬 1
  • 英徳学園在学中からF4として、アイドル以上の人気があり、その名は日本中。いや、世界的にも轟かせていると言われている。 そんな4人が勢揃いしたCMが流れると言うのだ。 日本のみならず、海外からも取材のオファーが殺到し、通常の業務もあるために取材は皆が揃っての合同の会見を開く等々、CM放送開始前から特集が組まれ、撮影のメイキング等々が朝や昼のワイドショーで取り上げられる。 まるで映画のプロモーションか [続きを読む]
  • えりりんこのにっし
  • 今回の『願い事』は時系列でいうと連載しているお話の1年前のお話という設定にしてあります。 『願い事』から読んだ読者ちゃんたちがおりましたら、お暇ならそれを踏まえて『悪友と親友』から読んでみてくださいまし〜?? イヤー、正直書いている途中で進まないのと気付けば2日空いたりと焦りましたね〜 そんな時に"いつも読んでますよ"のコメントにめっちゃ、救われましたぞー(≧▽≦) あの時の後からラーメンのお話に [続きを読む]
  • えりりんこのにっし
  • えりりん、お疲れ〜 みなさん、ここまで来てくれて、感謝 ありがとうねぇ(*≧∀≦*) んでは、今回えりりんの『願い事』に貴重なナイスを送ってくれた方をご紹介〜?? にゃおにゃお様(とにかくめっちゃ優しいお人) くおんじめいこ様(めっちゃ才能に溢れるお人) MIYO様(とても真の強いお人と思ってます) pita様 bucya〇no〇ama様 kie様 翼様 kiaoko様 erminea様 ミセスグ [続きを読む]
  • 願い事 エピローグ
  • 「先輩、オリンピックが始まりますね」 「あなた、何を思って突然そんな事?」 「イヤー、4年に1回だなって思ったらですね…」 「まさか?!あの夫婦のことを考えての言葉じゃないでしょうね?」 「あの夫婦とは、あの夫婦ですよね?あたしの思った夫婦と、先輩の思った夫婦と同じですかね?」 「たぶん、一緒でしょうね。あの強烈な夫婦のことでしょ?でも、ダメよ。ここで口にしてしまうと、病院あるあるが起きるわよ」 [続きを読む]
  • 願い事 最終話
  • 「ばあさん、結構な…重労働だな…」 「あんたら男の手があって助かってば」 「これ…フンッ…全部…する気かよ?」 「今、してもらわねーば、いつすってば?」 「まぁ…しゃあ…フンッ…ねぇか…しかし、スゲェ…形だな…」 里芋が植えてある畑に190センチ級の厳つい男が5人。 腰の曲がったお婆さんにあれこれ指示されて畑に鍬を持ち、軍手をして土にまみれている。 1人はモデルのような男で、身に付けている服だけで [続きを読む]
  • 願い事 11R
  • 大人の世界のお話です。 苦手な方、未成年者、心の清い方はスパッと次に行ってくださいませ。 お話を飛ばしましても、内容に支障はきたしません。 と思います(。・_・。)ノ まだ、大丈夫だった… 良かった… 首筋にはしる太い血管。 道明寺が少し首をかしげると浮き出てくる。 二の腕や腕に浮き出てる血管もあたしとはまるで違う。 あたしの胸に手を伸ばして来る。 あたしはその腕を、両手ですがるように掴む。 手が [続きを読む]
  • 願い事 10
  • 沈みゆく夕日を見ながら食事を取る。 野積の入り口にあるレストランの1つ。 コテージ風の作りになっていて、昼の暖かい時間はオーブンテラスでの食事も取れるらしい。 このレストランを予約してくれたのは進だ。 おじさんに何処か良いとこあるって聞いたら、この場所がかなりの人気店だと教えて貰ったらしい。 日曜日だから取れたって言ってた。 最初は断られたらしい。 お店にはあたしたちの2人だけだ。 それは多分(い [続きを読む]
  • 願い事 9
  • 「道明寺、どっちがいい?」 「お前の好きなもの2つ選べ。どうせ、どっちも食うだろ?」 その言葉に口を尖らせるつくし。 「俺はこっちがいい。お前は?とか無いわけ?あーー、いいわよ。3つ頼むね。おじさん、つぶ貝といかとハチメ。いかは450円の大きいので」 スカイラインを海側に降りるとそこは野積地域。 左に行くと寺泊という地域で海岸に沿った道路に"魚のアメ横"と呼ばれる魚の市場通りがある。 そこにはイカ [続きを読む]
  • 願い事 8
  • 目の前にくるみ大福。味の染み込んだ、こんにゃくとちくわぶ。ところてん。 あたしの目の前には、食べ物が並んでいる。 一の鳥居を出ると、お土産屋さんが立ち並ぶ。 右端にあった和菓子屋さんで大福と笹団子を購入し、お土産屋さんの軒下でこんにゃく等々を買ってきてくれた。 近くのベンチで小腹を満たしている。 まあ、あれだ。 泣く子供に飴を渡して、機嫌を取る手法らしい。 あたしはと云うと、まんまとそのみんなの思 [続きを読む]
  • 願い事 7
  • 一の鳥居を潜り石畳の参道を歩く。 司とつくしはしっかりと手を繋いでいた。 右手には遥か昔に万葉集で詠まれた時と同じく、神鹿が数十頭飼われており、天然記念物とされている10数種類の日本鶏の舎が備えられている。 左手には二の鳥居があり、石畳の十数段の階段となっている。 石畳の参道の両脇は菊祭りの準備のために、屋根付きの簡素な柱だけの小屋が拝殿まで立ち並んでいる。 11月1日から24日まで、奉納や品評会 [続きを読む]
  • 願い事 6
  • 「おはよー。道明寺、眠れた?」 「車の運転での疲れと、酒の力がなけりゃ多分眠れねーな」 七分丈のパジャマを着て顔を洗ってる男にタオルを渡す。 昨日は男性と女性で別室に布団が敷かれた。 叔父さんが持ってきた新潟の銘酒景虎を男性陣は飲み明かした。 半分は道明寺が飲んでいた。 その後、お風呂に入った後の道明寺は白のガウン姿で居間に現れた。 まさかとは思うけど、何時もと同様に寝るときにそのガウンを脱ぎ捨て [続きを読む]
  • 願い事 5
  • 「何か、俺は夢を見ているのか?」 道明寺が食べ物を、目の前にしてボソッと呟いている。 可笑しくて堪らない。 大皿で盛り付けられている刺身の数々 分厚いカツに大きめのエビフライ 鮭の焼き物 茶碗蒸し のっぺと云われる煮物 菊の和え物 イカの塩辛 山盛りの枝豆 カボチャのサラダ アサリの味噌汁 松茸ご飯 漬け物の盛り合わせ 「おばあちゃんの家だからね」 そう言って、刺身に手を伸ばす。 「警護の人たちも [続きを読む]
  • 願い事 4
  • 「あっ、そこを右に。そうです。ちょっと細いですけど。スミマセン。ほぉー。運転している姿を隣で見ているとホントに格好いいですね」 頬を紅らめる晴男。 「あ、ありがとうございます」 「いっつもおばあちゃんの家から歩いてくるから車で入る道なんて、パパしか知らないもんね。道明寺はびっくりするでしょ?お墓が家の敷地内にあるなんてさ」 後部座席からつくしが声を掛ける。 「あぁ、墓を先に参ってからと言われたから [続きを読む]
  • 願い事 3
  • 牧野…牧野… つくし…つくし… ねぇちゃん…ねぇちゃん… 一斉にいろんな呼び声で呼ばれる。 体を揺り動かされる。 あれっ、ここどこだっけ? 「おい、牧野つくし!起きろ!」 司の低い声が車内に響き渡る。 新潟に入り、1時間とちょっと。 上越新幹線とほぼ平行に走行する関越自動車道の車道。 左側を見ると、燕三条駅が見えてくる。駅の周辺に沿うように商業施設が立ち並んでいて、ビジネスホテルも何件が立ち並んで [続きを読む]