萩 さん プロフィール

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萩さん: 泉の如く
ハンドル名萩 さん
ブログタイトル泉の如く
ブログURLhttp://izuminogotoku.blog.fc2.com/
サイト紹介文おばあちゃんの書いた詩や短編小説を、挿絵をつけて週に1〜3作更新しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供11回 / 32日(平均2.4回/週) - 参加 2018/08/24 23:04

萩 さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 妻の名は迷
  •   そこは広い空中のどこかだろう。そこには無数の光の玉であふれていました。中心の方には、ひときわ強い光の玉が、三十〜五十ほど集まっていました。光はチカチカと、時々点滅している。それは、光の玉の集会のようでした。集会というより、会議のようでした。しばらくの間、会議らしきものは続いていましたが、何か決まったらしく光の玉は一気に、四方八方へ散っていきました。あとには、何事もなかったように静かでした。ここ [続きを読む]
  • 子供の純情
  • 正夫はトイレに行きたくなったのです。いつもは、寝たら朝まで起きることはめったに無いのに、寝る前にジュースを飲みすぎたらしい。正夫は小学三年生。勉強も頑張って、クラスではトップ。運動神経も良く、明るく、みんなに優しい子だったので、クラスでは人気者でした。二階の自分の部屋から、下の階のトイレに階段を下りていくと、リビングの明かりがついて、ママとパパの話し声が聞こえました。ママの声がしました。『あなた、 [続きを読む]
  • 鏡と人生とハム
  • 朝日が、カーテンの隙間から差してきた。6時半だ。起きなくては。寝返りをうつ。目覚ましがピッピッと遠慮がちに鳴っている。目覚ましを止め、起き上がる。軽い食事をとる。いつも朝食はパンと目玉焼きである。手早く身支度をして、会社に出かけた。会社は、小さな運送会社だ。従業員は、社長を入れて8名の小さな会社。そこで、事務をしている。誰よりも早く出勤して、掃除をして、社員が来るのを待っている。智美は22歳で、高校 [続きを読む]
  • 男の仕事
  • 竹田文也、37歳。仕事で一泊で地方の小さな町に来ていた。思いのほか仕事が早く終わり、当日東京へ帰れたのだが、飛行機のチケットが明日だったので、ゆっくり町を散策しようとブラブラしていた。この町は城下町で大きくはないけど、お城があったという。町の奥の小高い山が城のあった所らしい。行ってみることにした。山は林になって、苔むした石垣がなければ、ただの山だった。登山道の近くに赤く派手な鳥居が見えた。調べてみ [続きを読む]
  • 美沙の一生
  • 美沙は二十五才。一応名の知れた会社に勤めています。今はやっとお金を貯めて、ワンルームの部屋を借りて、一人暮らしをしています。三ヶ月経って、やっと色々そろえて落ち着いたところ。美沙は幸せな気持ちでいっぱいでした。一人暮らしが夢だったのです。両親と妹の四人暮らしだったのだが、口うるさい父親と、いつも愚痴ばっかりの母親。何事にも関係ないという感じのマイペースの妹との生活に、うんざりしていました。両親を説 [続きを読む]
  • 最後の二人
  • そこは過疎の村でした。おじいとおばあが二人で住んでいました。昔は村人も多く、にぎやかな村でした。皆、子沢山で子供らの声であふれていましたが、あまりに山奥でした。村人は便利な町に出て行きました。おじいとおばあにも七人の子がいましたが、皆、町に出て行きました。年老いた二人を気にかけて、時々訪ねて様子を見に来ていました。町に出て一緒に暮らすよう、いつも話をするのですが、二人は村から出るのを嫌がり、『ここ [続きを読む]
  • 終わりの時
  • 仲のいい二人の男女がいました。『ねえあなた、私とっても幸せよ。』『僕もだよ。君をはじめて見た時胸がドキドキしたのを覚えているよ。』『あら!私もよ。あなたと会ったとき、なんて素敵な方なのかしらと 一目ぼれしてしまったわ。本当に幸せだわー。』『僕もだよ。二人はいつまでも一緒だよ。 僕は草食系男子なんて呼ばれたくらい、野菜が大好きでね。 せめてベジタリアンと呼んでほしかったよ!』『あら!私なんて肉食女子 [続きを読む]
  • 神の庭の木
  • そこは神様の住む島でした。神の住む御殿が所々に建っていました。キラキラとまぶしい光を放ち、とても美しい所でした。神々は自家用雲を所有していました。雲に乗って行き先を言えば、瞬時に目的地に到着します。とにかく人間には想像も出来ません。そんな神様の庭に、不思議な木が一本ありました。その木は色々な果実が実っているのです。みかん・りんご・なし・ぶどう・いちじく、この世の果実がいつも、たわわになっているので [続きを読む]
  • 未熟な祠さま
  • 山の奥のそのまた奥に、大きな美しい湖がありました。あまりに山深いので、人間はほとんど来ません。たまに、猟師が通るぐらいです。春、夏、秋、冬、とても美しい所でした。山には多くの動物たちが平和に暮らしていました。湖も多くの魚であふれていました。だれが置いたのか、湖の畔に石の祠がポツンと置いてありました。冬になると湖は凍り、山は雪に包まれてとても静かな景色になります。ある時、一匹の若いキツネが祠の前に倒 [続きを読む]
  • 林の土手の横穴に野ねずみ一匹くらしてるある朝目覚めてのびをして食べ物さがしにとび出したいつもの小路が消えているいばらの小藪も消えている全部真っ白何もないあわてて巣穴に引き返しガタガタ ガタガタ ふるえ出す世界が終わるとふるえてる野ねずみ初の冬でした平成28年1月24日 [続きを読む]
  • はじめに
  • 初めまして。ご訪問ありがとうございます。おばあちゃんの書いた詩や短編小説を多くの人に読んでいただきたいと思い、このブログを立ち上げました。作品を読んでいただいた皆さまから自由な感想をいただけると、おばあちゃんも喜ぶと思います。週に1〜3作更新していきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。萩 [続きを読む]
  • 過去の記事 …