高倉志樹 さん プロフィール

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高倉志樹さん: 高倉志樹のオリジナル耽美ノベルズ
ハンドル名高倉志樹 さん
ブログタイトル高倉志樹のオリジナル耽美ノベルズ
ブログURLhttp://mlnov.blog.jp/
サイト紹介文耽美(男×男)小説家・高倉志樹のオリジナル小説サイトです
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供39回 / 18日(平均15.2回/週) - 参加 2018/08/27 05:38

高倉志樹 さんのブログ記事

  • 新刊出しました。
  • Kindle本の新刊を出しました。「あこうの森 安芸の海から」で登場した漆原美由紀の視点で描いたお話です。父の策略によって伊織と引き合わされた美由紀だったが、伊織の人柄やその寂しさを感じ次第に惹かれていく。だが伊織にはすでに心に決めた相手がいる事を感じる。その見えない敵は一体誰?───「あこうの森 安芸の海から」で登場した漆原美由紀の視点で描く番外編。本編のシーンの裏側で美由紀が感じていた想いとは…。※am [続きを読む]
  • 「秘密」完結しました。
  • 連載中だった「秘密〜南国に咲くSnow White」無事完結いたしました。この作品は20年ほど前に同人サークル誌に4回に渡って連載したものをベースに、今回大幅に加筆修正しながら連載していました。枚数も当時は多分原稿用紙で80枚(32000字)くらいだったんじゃないかと思うのですが、今回は約120枚(約52000文字)になっています。書きながら楽しかったのは何といってもロドニーでした。ロドニーが可愛がっている画家志望でボーイの純も [続きを読む]
  • エピローグ
  •  夜も更けて、店内に蛍の光が流れている。怒涛の一日だった「ビューティフルクラブ」もそろそろ閉店の時間が来た。「やれやれ、まったく大変な騒ぎだったわね」 ロドニーが扇子で仰ぎながら、お客様のお見送りに先頭に立って歩く。ロドニーの獣のような雄たけびで、夜の街を巡回中だった警察が入って来てマスコミを追い出してくれたのだ。それでようやく騒ぎは治まったのだった。「ほんとよぅ、あいつらどこまでド厚かましいのか [続きを読む]
  • 14
  • 「ちょっと、何なのよっ、あなたたち!一体何事なの!」 オネェが大声で怒鳴っている。相手はマイクを持った男たちにカメラを抱えた男たち、いわゆる「マスコミ」関係者が列挙してビューティフクラブに突撃して来たのだ。「ここに石橋議員のお嬢さんがいらっしゃるという情報があるんですが」「本当ですか?石橋百合香さんはここにいらっしゃるんですか?」「お父さんがあんな事件を起こしたと言うのに、娘がこんな所で遊んでてい [続きを読む]
  • 13
  • 「涼子ちゃん、大丈夫?」「…怜…怜…」 うわごとのように怜の名を呼ぶ涼子の手を握って、怜はオロオロした。どうしよう、このまま死んでしまうのではないだろうか。 百合香が冷たい水で絞ったタオルを持ってきて涼子の額に乗せた。「可哀想に…涼子さん。百合香にあんなに優しくしてくれたのに…」 また泣きそうな顔で百合香は涼子を見ている。そばに立っている天海も心配そうに涼子を見ていた。「どう?電話は繋がった?」  [続きを読む]
  • 12
  •  許せない、今度こそ絶対に許せない。怜は怒りに震えていた。あれほど言ったのにあいつはまたやりやがった。お客を大切に扱えとあれほど言ったのに…! 怜は拳を握りしめ、天海から呼び出されたドレッシングルームの前に着いた。「百合香さん…!」 そこに天海と百合香は立っていた。百合香は泣きはらした顔をして。怜は二人に近づいて行った。「何があった」 怜は天海に問う。その声はいつもの優しい声ではなく、押し殺したよ [続きを読む]
  • 11
  •  百合香の後を追いかけた黒崎は、電話口で百合香が泣きながら「そんなこと私には関係ない」「お父様の問題でしょ?」「帰りたくない、帰れないわ」と訴えているのを聞いて、彼女の家で何か大変なことが起こったのだと察した。 すぐに携帯で調べてみる。すると大変なことがわかったのだ。黒崎はやれやれと肩をすくめた。「…太客がひとり減っちまったな」 それまでのテーブル席には戻らずに、カウンターに座る。ボーイにスコッチ [続きを読む]
  • 10
  • 「さ、こっちよ」  ロドニーに案内され、怜は涼子を腕に抱え煌びやかな店の奥に進んで行った。店の一番奥に分厚いベルベットの真紅のカーテンが掛けられ、一番前にいた純がそのカーテンを開けて怜が通り過ぎるのを待っていてくれた。「サンキュ」 通り過ぎざまに、怜は純から何か独特な香りがするのを感じた。何だろうこの香り。香水とも煙草とも違う、油のような…でも食べ物の油ではなくて…。 怜が通り過ぎると、純はまた一 [続きを読む]
  • 9
  • 「でね、その時ママがぁ──」「やっだぁー!」「もうっ、エッチすぎ〜〜!」 黒崎の席はオネェのホステスたちの話しで盛り上がっていた。「ほんっと、オネェの話しって面白いよねー」「うんうん、大好き〜〜」 盛り上がるお客たちの横で、ホストたちもホッとしていた。「俺たち、ラッキーだったよな」「ほんとだよ、ロドニーママと同じ席じゃなくって」「まぁ真行寺の席に着いてくれるってわかってたけどな」「確かに」 安心し [続きを読む]
  • 8
  • 「おーっほっほっ!嫌ぁねぇ〜怜ったらっ!あたしが綺麗になったなんて、そんなホントのこと」  ロドニーは金のソファーに座り、紫色の扇子で仰ぎながら高笑いをした。 「ホントだよ、だってママはいつも前向きで明るくてチャーミングだもん。なぁ」と、怜が同席のホストたちを見回せば、天海だけが「ええ、本当に」と大きく頷いたが、他の連中は半分引きつりながら「そ、そうだよね」と笑うしかなかった。 だがそれぞれのホスト [続きを読む]
  • 7
  •  その日の夜、例のゲイクラブ『ビューティフルクラブ』に着いた一行は、そのあまりのド派手さに度肝を抜かれていた。 「な、なんだ、こりゃ…」 「すっげぇー…」 カラフルな沖縄の街の中、さらに今夜はクリスマスイヴという事で、街中がクリスマスムードに溢れていた。そんな派手な街の中にあって、さらに別格の派手さを放つ店がゲイクラブ『ビューティフルクラブ』だった。 外観はデコラティブなアール・ヌーヴォー様式、そこ [続きを読む]
  • 6
  • 「えー、みなさん、今からチャーターバスの乗り場に向かいます。遅れないでついてきてくださいね!」 バスの運転手の号令で、一行は空港ロビーをぞろぞろと歩き出した。 なんやかやと言っていたホストたちも、沖縄のクリスマスイヴに楽しそうに浮かれている。黒崎はまるで子供の遠足のような今の状況に馬鹿らしさを感じていた。 無断欠勤一週間というペナルティは正直どうでも良かったが、またぞろお節介な怜に「絶対に参加しろ [続きを読む]
  • 5
  • 「沖縄だぁ」 「沖縄だよ、沖縄」 「いや〜、さすがにあったかいなぁ」 「ホント、クリスマスとも思えないな」  那覇空港到着ロビーは異様な雰囲気になっていた。『アマレット』のホスト三十人と、それぞれが招待した上客、ボーイ数名の総勢約七十名の一行は、クリスマスで賑わう一般観光客の中にあってかなり浮いていた。 「それにしても筧さんも気の毒に」「ホント、急におたふく風邪にかかるなんてな」「お友達のロドニーママ [続きを読む]
  • amazonKindle本の自動更新について
  • 先日より既刊のKindle本を少しですが改定して再版しています。本来ならライブラリーに保存された本は、著者および出版社が再販すると、自動的に更新されるらしいのですが高倉のライブラリー内の自著が更新させていないのでamazonに問い合わせたところ、「現在不具合により自動更新が出来なくなっています」と言う返答が返って来ました。なので、もしライブラリーに入れてくださっている方がいらっしゃれば、一度ご確認ください。Ki [続きを読む]
  • 4
  •  最近建ったばかりのゴージャスなシティホテル。さっきまで黒崎といた安宿とは雲泥の差だ。その最上階のスィートルームで怜はふっとため息を吐いた。 灯里はシャワーを浴びている。怜が心を込めて愛したから、灯里は何度も絶頂に達した。女性の部分を丁寧に舐め、灯里は震えながらオーガズムに達した。その後は灯里の神秘の奥に怜自身を深く沈め、優しく、激しく突き上げると、またすぐに灯里は絶頂に昇りつめた。細い体はどこも [続きを読む]
  • これまでの作品
  • で拡大します。まぁざっとこんな感じです。けっこう書いてますね。月日についてはあまりはっきりしませんが、1994年から創作活動を始めたということで、とりあえず。処女作の「マイ・ディア・ボーイズ」は現在の高倉の作風とはまったく違う、軽いさわやかなボーイズラブ小説でした。この他にもコミケ参加時のフリーペーパーに当時ハマっていた「アンジェリーク」のパロで「オリヴィエ×ルヴァ」の二次小説書いてたり、イラ [続きを読む]
  • 3
  • 「悪い…!」  息を切らし、駆けつけた場所に須藤灯里《すどうあかり》はまだ立っていた。 街はずれにある小さな映画館。午後三時三十分の上映時刻を一時間も過ぎていた。「ごめん…っ、灯里さん…!」 灯里の前ではぁはぁと肩で息をする怜を、灯里は微笑んで見つめた。「お客さんが帰してくれなかったの?」 灯里の黒いレザーの手袋の指が、怜の髪をそっと掻き上げる。怜はその指を大切なものを扱うように手の中に包み込んだ。 [続きを読む]
  • 2
  • 「もっと腰あげろ…」  無理な体勢を要求する黒崎に、怜は半分泣き声になって首を振る。 「無理だ、そんなこと…」 「無理じゃない、やってみろ」  息が上がる。二人の吐息が絡み合う。仕事明け、もう陽が高くなった朝、二人で酔った身体を場末の連れ込み宿に沈み込ませた。 「足を開け。舐めてやる」 「嫌だ…」 「嫌だ、ばかり言うんじゃない」  黒崎が強引に怜の足を割り、身体を間に入れて来た。怜の恥ずかしさは頂点に達す [続きを読む]
  • プロローグ〜1
  • 東京 新宿 歌舞伎町 夢を求めて彷徨う女と夢を食わせて生きる男と…。 Ⅰ 「接待社員旅行?」  一斉に声が上がった。 「そ。早い話が税金対策なんだけどね。日ごろお世話になっている上得意様を、クリスマスディナーも兼ねて沖縄にご招待しようって言うビッグな企画なの」  開店前のホストクラブ「アマレット」の店内で、カマっぽいマネージャーの筧(かけい)がカウンターでグラスを拭きながら得意げに話す。 「しかも二泊 [続きを読む]
  • 秘密〜南国に咲くSnowWhite 扉
  • 歌舞伎町のホストクラブ「アマレット」の№1真行寺怜と№2黒崎隆暁は対照的なホストだった。枕、脅し、何でもありの黒崎と、ホスト界と言う汚い世界にいながら高潔な怜。だが二人には秘密がある。それはカラダの関係を持っている事。恋でもなく愛でもない。それでも二人は互いに相手への執着に気がついている。それは何なのか──オトナ女子におススメのライトコメディタッチのボーイズラブ。※次ページから本編が始まります。 [続きを読む]
  • 執筆中の作品
  • 歌舞伎町のホストもの「秘密〜南国に咲くSnow white」を今執筆中です。これは高倉の作品の中では珍しいちょっとコメディタッチの作品です。けどやっぱり重ーい部分もあります。お笑い部分は自分で読んで吹き出したりしています…。すでに公開している「秘密番外編 ある夜のお話」の本編で、黒崎と真行寺のシリーズの一作目となります。どうぞお楽しみに!※たくさんの拍手、ありがとうございます。創作の励みになっています。今後 [続きを読む]
  • Kindle本新刊出ました
  • 「櫻沢学園シリーズ3」魁&伊織シリーズ高校生編完結編の「あこうの森 安芸の海から」(ラヴェンダーノベルズ)が出ました。父の命令で四国は室戸に向かった僕は、そこで仕組まれた驚くべき父の策略を知る。初めての仕事に精一杯頑張るつもりでいたけれど、早くも心がくじけそうだよ…魁、僕に力をかして…。愛する人との絆を胸に成長していく少年たちのセンシティブボーイズラブストーリー。魁と伊織の「櫻沢学園シリーズ」高校生 [続きを読む]
  • 14〜エピローグ
  • 「…ったくあんなに大声で泣くなんて…病院中に響いてたわよ」 太郎ちゃんの娘さんは、ちょっと怒ったような顔でオレを見た。オレはまだ鼻をすすりながら、「す、すみません…」 と身を縮ませて謝るしかなかった。 ここは病院の中庭。綺麗な花壇の間を石畳の歩道が取り囲んでいる。真ん中にはマリア様の像のある噴水、その周りに置かれたベンチにオレたち──オレと太郎ちゃんの娘さん──田中宏美さんは座っていた。 あれから [続きを読む]
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  • 初めて訪れた別府の街は、ガイドブックに書かれている通り硫黄の匂いが漂っていた。太郎ちゃんの入院している病院は、古くから湯治場として有名な病院らしかった。 お年寄りたちが大勢のんびり廊下を歩いている。石造りの壁はかなりすすけていて所々ひびが入っているけれど、その分病院特有の冷たさはあまり感じない。オレは何となくホッとした。「面会受付」と書いてある小さな窓口を見つけた。「あの、すみません」「はい」 [続きを読む]
  • 12
  • 『リクさん、ご指名です』 インターホンの声にハッと我に返った。前の客が帰ってからぼんやりしてしまっていた。「ちょっとだけ待ってもらっていいですか?」 オレは慌てて風呂を片づけ始める。一体どうなっているのか、このところオレの人気はうなぎ登りで、指名がひっきりなしに入る。思えば、悠に思い切りビンタされて腫れあがった顔で出勤した日からだ。 罰が当たるならわかるけれど、指名が増えるなんておかしな話だ。悠の [続きを読む]