shigg816 さん プロフィール

  •  
shigg816さん: 相場研究家 市岡繁男のほぼ一日一図
ハンドル名shigg816 さん
ブログタイトル相場研究家 市岡繁男のほぼ一日一図
ブログURLhttps://shigg816.exblog.jp/
サイト紹介文内外の各種統計から独自の切り口でグラフを作成し、経済の先行きを考えるヒントを探ります。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供38回 / 22日(平均12.1回/週) - 参加 2018/09/01 14:24

shigg816 さんのブログ記事

  • 原油が下落したら株価もピンチに
  • 昨日は金利が対数チャートの上限というクリティカル・ポイントに達したと書いた。それ以前に、これまでなら10年国債利回りが10年移動平均を超えた時点で株価は動揺するのだが(9月8日のブログご参照)、今のところ、おかしくなっているのは中国など新興国だけだ。これは一体なぜなのか。そのことは週刊エコノミスト8月7日号にも書いたのだが、今回は金利が上がっているのに、これまでとは違って信用スプレッド(... [続きを読む]
  • クリティカルポイントに達した米長期金利
  • 今週は米長期金利が急騰して、いま現在は3.06%である。これはチャート上、大変重要な水準であり、ここを抜けたら1981年から続く金利低下トレンドが終焉を迎えた、ということになろう。これはチャートの自己実現性というか、多くの人がそう思えば、そうなってしまうものなのだ。米長期金利の動向が重要なのは、米国は世界最大の債務国であると同時に基軸通貨国なので、その金利が上がれば全世界に波及するか... [続きを読む]
  • 日米の労賃が同一なら1ドル83円が妥当
  • 皆さんは自分の年収を時給に換算するといくらになるか、考えたことはありますか。厚生労働省の毎月勤労統計のデータをもとに計算すると、一般社員の平均時給は2486円、パート社員は1158円、両者を加重平均した全労働者ベースでは2242円となる。これは賞与も含めた12か月間の月収合計を勤務時間で割った数字だ(2018年7月時点)。では1995年はいくらだったのか。この間の物価上昇を勘案した実質ベ... [続きを読む]
  • 日本企業の利益は急増している
  • 財務省の法人企業統計によると、昨年度の日本企業の経常利益(金融を除く)は83.5兆円で、前年比11.4%増加した。2009年度は32兆円だったから、この8年間で2.6倍になったことになる。大企業(資本金10億円以上)に限ってみても、18兆円→46兆円とやはり2.6倍になっている。リーマン危機以降、日本企業は国内より海外を中心に投資するようになった。法人企業統計は国内部門だけの単独決算であ... [続きを読む]
  • 家計消費支出の落ち込みは高齢化が影響
  • 総務省が発表する家計調査報告は巨大な家計簿のようなもので、食費がxx円で、うち米代がいくらとか、おこずかいが何円とか、そんな細かい数字が並んでいる統計だ。この統計を時系列で追って行くと、この17年間で消費支出額が大きく落ち込んだことがわかる。物価の値上りを考慮した実質消費支出額でみると、2000年時点では月次平均で32万3千円だった消費が、昨年は28万3千円と17年間で12.5%も減少し... [続きを読む]
  • 週刊エコノミスト誌に拙稿が掲載されました。
  • タイトルは「よみがえるラビ・バトラの予測」 です。ラビバトラと言っても若い方はご存じないかもしれませんが、米サザンメソジスト大学教授のインド系アメリカ人で、資本主義は崩壊するといった予測をされた方です。その代表作「1990年の大恐慌」は少なくとも日本のバブル崩壊は当てたのですが、マスコミが面白おかしく取り上げたため、その後はキワモノ扱いされてしまいました。今般、書棚から昔の本を取り... [続きを読む]
  • リーマン危機後に通販の売上が急増したワケは?
  • 今日のテーマは米国の小売業についてである。筆者が米国に初めて行ったのは1987年のことだったが、郊外の巨大なショッピングモールには驚くばかりだった。あの当時、日本にはそんなものは存在しなかった。それが大店法の改定で、日本でも郊外にショッピングモールが当たり前となったことで、地方都市では商店街が寂れてしまった。だが小売先進国の米国ではいま、ショッピングモールがシャッター通りと化しているらし... [続きを読む]
  • 金の民間保有量と人口動態
  • 1986年に天皇陛下御在位60年記念十万円金貨が発行された。重さ20グラムの純金である。1986年当時の金小売価格は最も高い時でも1グラム2410円だったので、5万円相当額の金貨を10万円で売るとは何事かという批判が多かった。1990年には、額面との差額を得ようと大量の偽造コイン(それでも純金)まで出現したほどだ。それが今、古銭商に持って行けば12万円ほどで買い取って貰えるらしい。いまの... [続きを読む]
  • 輸入シェアを見れば米国の衰退は明らか
  • 自社の商品をたくさん買ってくれるお客様にはサービスをするもの。同じことは国家間でもあって、自国の物品を数多く買ってくれる国に対しては文句も言いにくい。かくして中国は、その輸入シェア拡大に伴って国際社会での発言力を増してきた。世界の輸入総額に占める中国の割合は、2000年時点では3.5%しかなかったが、今や9.5%もあるのだ。これに対し、米国の輸入シェアは12.9%で、まだ世界一の座を保って... [続きを読む]
  • 実質株価で見たら日本株の上昇率は米国株並み
  • 日米欧3極の株価を対比すると、一番値上がりしたのは米国、次は欧州、そして日本株は最後というイメージがある。実際、1990年1月を100として対比した場合、米国が856、欧州が369、そして日本は64で、日本株は冬眠しているかの如しである。だが2001年1月、すなわち21世紀を基準にみた場合はというと、米国が206、日本が135、欧州が108となって、日本は2位に浮上する。欧州株って、そん... [続きを読む]
  • 10年で21兆ドルも増加、中国の民間債務
  • 今月はリーマン危機からちょうど10年が経った節目の年だ。あの時、株価は1日で1000円以上も下がる日が何度もあり、一体どうなるのかと思ったものだ。だがFRBが思い切った量的緩和政策を実施し、中国も総額60兆円以相当の投資を行ったことで、恐慌一歩手前だった世界経済は救われた。米国が金融政策、中国が財政政策といった具合に役割を分担したわけではないだろうが、両国の政策コラボレーションが奏功したのは... [続きを読む]
  • パート労働のウエイトが高まる日本経済
  • 厚生労働省の毎月勤労統計では、月次の労働者数と労働時間、給与額が発表されるので、労働投入量(労働者数×労働時間)や時給(労働時間÷労働時間)といったことも算出できる。こうしたデータが産業別、雇用形態別(一般労働者とパート)に分けて表示されるのだから有り難いことだ。それで上図だが、2000年を起点としてみると、この17年間、一般労働者の労働投入量は全く増えていないことがわかる。これに対し、パ... [続きを読む]
  • 日本の株価はかなり下落している
  • 昨日は日経平均が年初来4%、TOPIXが9%の下落率だと書きましたが、先週金曜日のデータまで入れると、其々6%と11%の下落率になります。また二桁以上の下落となった業種も19ではなく21となので訂正しますね。それにしてもですよ、20%以上、下落した場合はベアマーケット入りと言われるけど、そんな業種が33業種中、10業種もあるって凄いと思いません?。日経平均だけ見ていたら、誰もそんな悲惨な... [続きを読む]
  • TOPIXの月足MACDに売りシグナルが点灯中
  • 親友のベテラン・ファンドマネジャーが言っていたが、社内のアナリストから上がってくる情報は景気悪化を示すものばかりだという。やっぱりそうか。どうりで韓国の新聞には、雇用が急減したとか、景気先行指標が数ヶ月連続で大きく低下したとか、悲鳴に近い記事のオンパレードだったわけだ。これは主に中国経済の落ち込みに起因するもので、韓国は中国への輸出依存度(一国の輸出額に占める中国の割合)が31%と、豪州に... [続きを読む]
  • リーマン危機から10年、主要国の鉱工業生産は未だ回復せず
  • もうすぐリーマン危機から10年が経つというのに、日本の鉱工業生産は2008年ピーク比の87%程度しか回復していない。そもそも、リーマン危機前の水準を上回っているのは、主要国ではドイツと米国だけで、英国やフランスは日本と同じような水準だ。日本より落ち込みが大きいのはイタリアやスペインなどの南欧諸国で、こちらは未だピーク比2割以上も落ち込んだままだ。では、先進国の鉱工業生産が低迷する間に生... [続きを読む]
  • 日本および世界の大地震、その件数
  • 北海道の大地震、震源地至近の厚真町は筆者の出身地、苫小牧にほど近い町である。苫小牧ではさほど被害は大きくなかったようだが、厚真町の山林は一面、ゴルフ場になったのかと思うほど変貌している。苫小牧周辺が停電から回復したのは今朝だった。当地の友人は、今朝、初めて地震の様子をテレビで見たが、震源地から100キロ近く離れた札幌で家屋が傾いているのを見てビックリしたという。苫小牧は地震が多い地域だが... [続きを読む]
  • ニューマネーの供給が細れば相場もまた然り
  • 株価や地価を押し上げる原動力は銀行(含む日銀)による新規資金の供給である。だから株や不動産の先行きを見るには、銀行貸出の動向をウォッチしたら良いわけだ。例えば80年代後半のバブル期には銀行貸出が徐々に拡大し、89年7-9月期のピーク時には前年比76兆円も急増した。これは名目GDPの19%にも相当する大金だ。そんなニューマネーの供給が細るや否や、株価も不動産も急落した。そしてその後は201... [続きを読む]
  • 中国の民間債務比率はバブル末期の日本に並ぶ
  • BISが発表する民間債務比率(家計と企業の債務合計を名目GDPで割った値)を対比するとカナダ、中国、豪州、韓国の4カ国が200%前後の水準で並ぶ(人口1千万人以上の国に限る)。この200%ラインだが、日本は89年、スペインは07年に突破した直後にバブルが崩壊した。中国など4カ国の債務比率はそんな危うい水準にあるのだ。カナダや豪州は中国系の移民急増で住宅価格が高騰した。また豪州や韓国は中国... [続きを読む]
  • 中国の実質GDP成長率、本当は4%程度か?
  • 昨日は米シンクタンクConference Boardの統計データによると、日本の労働生産性は何ら劣っていないことを紹介した。この統計のもう一つの注目点は、中国の実質GDPに関して、中国政府の公式発表値のみならず、同シンクタンクが独自に推計したデータも公表していることだ。図はその違いを対比したもので、2018年の経済成長率(予測)が公式データでは前年比7.1%なのに対し、同シンクタンクの推... [続きを読む]
  • 日本の労働生産性は米国と同一水準にある
  • 「日本の労働生産性は先進国の中で最も低い」。もう十年以上に亘って、そんな話を聞かされてきた。曰く、無駄な会議が多すぎるとか、枝葉末節を言い募る上司がいるとか、皆それぞれに思い当たる事例はあるだろう。だが、それは日本に限った話ではあるまい。筆者は海外で働いたことはなく、旅行での経験しかないが、列車は時間通りに来ないし、レンタカーは高速道路で故障して動かなくなるし、街中はゴミだらけ。そんな欧米各... [続きを読む]
  • 日本のGDP この20年間で投資は大幅に減少
  • 先月10日に日本の18年4-6月期GDPが発表されたが、実質で前期比0.5%増と言われても、それが良いのか悪いのか、殆どの人はわからないと思う。正直言って、筆者だってよくわからない。というのは、このGDPデータはこの先、何度も改訂されるからで、四半期ごとの数字、なかでも前期比何%といった数字に振り回されるのは疲れるだけだと思う。だが、日本経済の中長期的なトレンドを見るにはGDP値は最適で... [続きを読む]
  • 外国人が日本株を売るのはなぜか
  • 財務省が発表する対内株式投資額だが、最近は売越しばかりである。そこで2013年4月以降の週間売買額を累計すると、外国人は2015年5月までの2年間で日本株を19.5兆円も買ったが、その後は売却モードに転じ、直近は5.9兆円まで縮小している。つまり、2015年6月から今日にかけて約14兆円も売っているのである。この間に株価は円ベースでもドルベースでも上昇しており、外国人が急いで日本株を売... [続きを読む]
  • 金融株の時価総額ウエイトは87年ピークの3分の1
  • 上図は、上場株全体に占める金融株(銀行、証券、保険)の時価総額ウエイトを見たものだ(データ出所は東証)。バブル期には30%を超えていたものが、今や10%を割り込み、1960年代後半の水準に戻ってしまった。1960年頃にはそのウエイトが5%以下だったので、そこまで落ち込む可能性も否定できない。82年のレーガノミクスから始まった金融業界の拡大が、もはや限界に達したように思うからだ。... [続きを読む]