水色 さん プロフィール

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水色さん: 青色の衣
ハンドル名水色 さん
ブログタイトル青色の衣
ブログURLhttps://mizuirofashionista.com
サイト紹介文詩的な光のあとで。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供113回 / 117日(平均6.8回/週) - 参加 2018/09/20 01:31

水色 さんのブログ記事

  • 重き荷を背負えば
  • 重き荷を背負えば歩みもはるか遅くなる容易く行けた場所に行けなくなる誰もができることができなくなる重き荷が見えるものならば手を差しのべてくれるものもあろうがぼくにしか見えない荷物あなたにしか感じない重たさなにひとつ背負わないのにどうして遅いのとけしかける眼差しとかく軽々とした命なのにどうして飛び立てないのと蔑む心消えはしない重き荷を背負ってどこへ行こう見えもしない定めを背負って誰と生きよう傷つき果 [続きを読む]
  • 詩的な光について
  • 詩的な光をさがしているそれ以外は何もいらないたとえこの肉体が滅び去っても詩的な光が残るだろう南仏の春の淡い光プラハの朝の遠い光台南の夏の黄の光ビルマの夕暮れの紫の光名を残して何になろう富を残して何になろう栄光を残して何になろう物を残して何になろうすべてはこの世から消え去るもの遠からず悉く滅ぼされるものまさにそのようなものにしがみついて生きるために与えられた命か永遠の居場所をさがしだせありもしない [続きを読む]
  • 未来と過去の囚人
  • 人間たちが自らの密かな残酷さを目の当たりにするために集う荒野の先にあるのはさらなる残酷かあるいは平和という名の幻影への居直りか人間が残酷でなかった時代などどこにあったというのだろうそのたったひとつをむしり取ってはこれを“残酷”だと喚き立てる悪者が欲しいのならば敗者へと押し付けるのがよかろう世界にあふれる残酷の前に攻撃される的を立てればよかろう本当の残酷さはどこにあるこれを見なさいと追い詰められた [続きを読む]
  • 時空の門の重ね
  • 旅立つことをおそれないですぐにまた帰ってこられる人は帰りつかずにはいられないものどんなに明日が来なくなってもなにもかもを失くしてもすぐにまた満ちる日が来る喪失の中にある出離をためらわないときに人は目覚めるまるでおそれなど知らぬように森を駆け風になる少年失くすものなどないかのように海の揺れと同じになる魂どうして護り抜いてしまうのだろうなにひとつ宝石など持たないのにまるで持っているかのようにけしかけ [続きを読む]
  • 命の点滅
  • 炎の揺らぎに形はないどこまでが先の炎でどこまでが後の炎か見境もなく震え燃え盛るぼくたちの存在も移ろいでは流転する点滅の灯火なにひとつ同じものを持たないままに駆け抜ける道この一生では無限の人々が滅んでは転生を繰り返すのにどうして同じ名前で呼ばれよう何がぼくを引き止めるだろう命が潰えたことを悲しまなくてもいいきっとどこかで点滅は繰り返す別の肉体を司るだけのこと点滅はいつまでも終わらないそれはまるで星 [続きを読む]
  • 青い液体・赤い宮殿
  • 青い液体が大地に滴り落ちて消えるぼくたちはどうしてとめどなくあふれ来るものを担うの赤い宮殿からその欠片が壊れて染まるわたしたちはなぜ過去からの定めを受け継ぐぼくたちはわたしたちはこわくて仕方がない次第に終わり行く透明な時代青く染められて赤く彩られて支配され突き動かされる恋だと春らしく歌いながらほんとうは青い液体なんていらない放たれる不思議な快楽もむなしく散りゆく花のようにほんとうは赤い宮殿なんて [続きを読む]
  • カレル橋
  • 欧州で最も古い石橋の上で人々はPragueの街並みに夢中になるぼくは込み合った群衆を退いて川のほとりからカレル橋を眺める橋の姿は橋の中から見えはしないまさにそのようにして橋にたたずむ人々は橋の正体に気付きはしないここにはぼくと白鳥だけ誰も訪れない川の岸辺橋の中に埋もれる人々誰ひとり水の彼方を認めはしない命というものも同じだろうかまさに命の中にいるときには命の正体を見ることはできない姿も見ずに駆け抜ける炎 [続きを読む]
  • カレル橋
  • 欧州で最も古い石橋の上で人々はPragueの街並みに夢中になるぼくは込み合った群衆を退いて川のほとりからカレル橋を眺める橋の姿は橋の中から見えはしないまさにそのようにして橋にたたずむ人々は橋の正体に気付きはしないここにはぼくと白鳥だけ誰も訪れない川の岸辺橋の中に埋もれる人々誰ひとり水の彼方を認めはしない命というものも同じだろうかまさに命の中にいるときには命の正体を見ることはできない姿も見ずに駆け抜ける [続きを読む]
  • 異国の人
  • さまよい果ててたどり着くのは色彩の薄れたリガの街並み消え果てた東洋の瞳の欠片たちぼくは孤独な異国の人になるどこから来たのですかどこへ行くのですか尋ねられる言葉もないぼくはまさしく異国の人となる美しい民族の模様が転がる果てしないクリスマス・ツリーの歴史が宿る不思議な仏画が東洋を不思議がるここは欧州の奥深くの国知る由もない東洋に心を寄せる思い描くしかない風景に夢を馳せる自分たちと違うことを少しおそれ [続きを読む]
  • 十字架の丘
  • 祈りなど届かないそのように打ちひしがれた心がこの世界には後を絶たない枯れ果てた生命が土へと帰る願いなど叶わないそのように諦め果てた思いが人の心を喪失させて砂のような人間を生み出すけれどまた燃え上がるどんなに優れた水を注いでも根源が消えない限りは祈りの熱はよみがえり続けるどこへ隠されていたのなにもかも手放したふりして本当はぎらりと光る源流を心に秘めて放さなかったまるで死なない鳥のようだどこまでも生 [続きを読む]
  • 国数えの旅人
  • 黄金に輝く夜の姿も赤色に染まる夕暮れ時もどちらも変わらぬおまえの姿たかが時間による遥かなる異なり通りすがりに見間違うだろう別の人かと誤るだろうどちらも見知らぬおまえの姿同じ顔でそこに佇んでいたとしても巡り変わる光にひるがえる巡り廻る四季に転轍するどちらが本当のおまえなのと戸惑う人は後を絶たない傷ついた人の心を善悪で裁くな人間よ訪れた国の名を指折り数えるな旅人よ人の心も国の姿も瞬きひとつで変わり果 [続きを読む]
  • 魂の源流
  • 旅人は遡上する運命と時の流れをすべからく逆行するまるで全てに逆らうように大人たちはあざ笑う遡る魂たちをどうせ老い朽ち病み死んで海へと流される肉体であるのにと旅人の魂は生まれたての炎人間の言葉など知らない褪せて乾く果実など持たない行き先を示す羅針盤を見上げる夜空に瞬く銀河の破片地上に咲き誇る生命の花海へと傾く青い揺らぎ森に潜む精霊たちの歌声野生の感性が解き明かす源流へとたどり着く道知床の冷たい流れ [続きを読む]
  • のび太くんが「勉強はイヤだ」と泣くことについて
  • ぼくたちが小さい頃、テレビでドラえもんを見ていると、のび太くんが宿題がイヤだテストがイヤだと泣いている場面を多々目撃した。のび太くんが「勉強はイヤだ」と泣くことについて・勉強嫌いののび太くん・なんて楽な勉強・勉強は貴族の遊び・勉強は世界を知ることに他ならない・学びと遊びは同じ言葉・勉強嫌いののび太くんそんなのび太くんの様子をテレビで見て、まだ小学校にも入らない年齢の子供たちが、勉強というものはま [続きを読む]
  • のび太くんが「勉強はイヤだ」と泣くことについて
  • ぼくたちが小さい頃、テレビでドラえもんを見ていると、のび太くんが宿題がイヤだテストがイヤだと泣いている場面を多々目撃した。のび太くんが「勉強はイヤだ」と泣くことについて・勉強嫌いののび太くん・なんて楽な勉強・勉強は貴族の遊び・勉強は世界を知ることに他ならない・学びと遊びは同じ言葉・勉強嫌いののび太くんそんなのび太くんの様子をテレビで見て、まだ小学校にも入らない年齢の子供たちが、勉強というものはま [続きを読む]
  • 青い聖域
  • ぼくと君で不思議な遊びをしよう誰もたどり着けない森の奥深くで誰にも見えないように魔法をかけて正方形の聖域の中で秘密の笛を吹く大切なことをするときはいつもぼくたちは衣を取り去る裸体よりも裸体を指し示す青い衣のまだ残る肢体動物たちがぼくたちを見ているいや違うあれはぼくたちの姿ぼくたちは人間じゃなく野生言葉さえ忘れて果実をむしばむ森の中を駆け回るのはぼくたちが解き放した獣たち食べて眠って炎のように遡る [続きを読む]
  • 裸体
  • 創造すれば創造するほどに新たな創造が生まれ出す創造と創造は互いに高め合いやがては無限へと飛び立ってゆくなにひとつ愛することなしにこの世を生き抜いていこう誰ひとりとして絆を持たずにはるかなる海へと旅立とうかけがえのない孤独がこの心の中に横たわる他の誰とも似ていない悲しみの色をまといながら歩いていける天への通路は開通する流れる水に触れたとき美しい音楽をまとうときゆるされない愛を知るときどうしてこんな [続きを読む]
  • ヘルシンキの森
  • ここは本当は森なのでしょう聳え立つ巨大な岩山残された木々の精霊動物たちの駆け回る庭森が街のふりをしているあまりに整然としているのは森だと気がつかれないため正方形と円形の美しい調べ動物が人間に化けているあまりに洗練された街並みは野生の夢を封じ込める結界いつかほどかれる魔法をかけるぼくは森を彷徨うようにあらゆる街並みを通り過ぎる陸をこえて 水をこえてたどり着くのは何もない教会昔むかしに人々が何もない [続きを読む]
  • 果実の先端〜最果ての岸辺
  • どうしてそんなに先端をさわるの先端に触れるとぼくの声がふるえることを君は知ってるそれでも時には先端を避けるの避ければ避けた分だけ先端が喜ぶことを知っているぼくの果実は動くのをやめない君の手の中でもがき続ける君はそれを確かに感じながらどうして動くのかを尋ねるのゆるされない場所をおそるおそる触れあうような恋それはまるでぼくたちが秘密の先端を触れ合うように先端を合わせることで本当に欲しいのはその先の出 [続きを読む]
  • 世界・一周
  • たとえ世界を一周しても一生部屋の中にいても同じ聡明な命ならば川を渡り終えるだろうどのように渡ったかは知れない誰も知ることがないそれほどに彼らは此岸から彼岸へと消えるなんの物音も立てずに橋をかけたわけではない舟をこさえたわけでもない聡明な人々は既に渡り終わっているそれはただ唯一の灯火言葉で語れと叫ぶ人々論理を唱えろと喚く学者言葉など超えて彼らは先を急ぐニルヴァーナに入ったとてそこで命は終わらない川 [続きを読む]
  • フィンランド
  • どこからが水でどこからが陸なのどこからが森でどこからが街なのフィンランドは迷いの国閉ざされた過去たちが舞い散るいたるところに架けられた橋どこからか走り去る白いうさぎどこからが人でどこからが動物なのどこからがオーロラでどこからが雲なのフィンランドはおとぎの国逃げ去った少年たちが舞い戻るどこまでもつづく雪と夜本物のサンタクロースが微笑むどこからが昼でどこからが夜なのどこからが夢でどこからが幻なの果て [続きを読む]
  • 少年の手の中の果実
  • あふれ続ける青い液体はぼくが野生であることの証しとめどなく流れ出る印しぼくは完全に人間になれないもはやなくなったと思ってもすぐにまた果実は満たされる果実に蓄えられる生命の幸福果実からあふれ出る野生の快楽春がまた帰ってくるように朝の光がすぐ訪れるように命がまた舞い戻るようにぼくたちは果実を満たしてゆく触れたくないのに触れてしまう保ちたいのにこぼしてしまう君とぼくで野生の森へ帰る放たれる動物のように [続きを読む]
  • いけにえ
  • 地球の美しい景色を求めてこんなに遠くへ来てしまったのけれどどれだけぼくがそれを見つめてもそれはぼくの創り上げたものじゃないただ受け取っているだけよ大いなる誰かの大いなる計画ただ享受しているだけよぼくはただここまで歩いて来ただけ南仏の淡い光あふれる村々台南の照りつける清らかな赤色ロヴァニエミの氷の大地に浮かび上がるオーロラルンビニの聖地にはためく五色の夢どれひとつとしてぼくが心に誇れるものはないそ [続きを読む]
  • 真実の言葉
  • ぼくたちは誰もが異国語を話している同じ言葉を話していると思っていてもよく聞いてごらんなさいあの人の言う鏡とあなたの言う鏡の意味は異なるあなたの言う明日があの人にとっての鏡となることさえあるの同じ言葉を持つと思えば擦れ違う同じであればあると思うほどに人々の異なりは広がりを見せるまるであてのない海のように誰もが同じ言葉を話していたこともあったたとえば生まれたての赤子の時ぼくたちは皆同じ言葉を持ってい [続きを読む]
  • 〜精通〜
  • 100歳のおばあさん可愛らしい子供に帰るよ0歳だった頃の自分自身に戻るよどのような人間に仕上がろうともぼくたちはやがて子供に帰るよ根源にどのような添加物が付着しようとも清らかに削がれて祖国へ戻るよ目の前にいるあなたぼくは意味のない継ぎ足しを見ないいつしか帰ってゆくところにいる故郷のあなたの姿だけ見ているどんな子供だったの何をして遊んだの何が好きだったの何をおそれて悲しむのやがては帰りゆくだなんてそれ [続きを読む]