nona さん プロフィール

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nonaさん: Lips that Overlaps
ハンドル名nona さん
ブログタイトルLips that Overlaps
ブログURLhttp://lipsthatoverlaps.blog.fc2.com/
サイト紹介文「花より男子」原作の二次小説を書いてます。 カップリングは司×つくしです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供29回 / 25日(平均8.1回/週) - 参加 2018/09/26 09:56

nona さんのブログ記事

  • ドカえもん 25 「司、自分を眠らせる」
  • 「最後は「つかさ」だ。」ドカえもんはもう一度モニターを点けた。リムジンで移動中のようだ。司『西田、最後のプロジェクトの目処は立ったのか?』西田『はい。あと1ヶ月ほどで全て軌道にのる予定です。』司『よし。これでやっと一段落だ。NYに戻れるな』西田『およそ1年ぶりですか。最後まで気を抜かれませんように。』司『わかってる。これで戻ったら結婚だ。もう二度と一人で長期出張には出ねぇ。次はあいつも連れて行く。』西 [続きを読む]
  • ドカえもん 24 「司、吐き気に襲われる」
  • 3人はリビングのテーブルにモニターを起き、まずはジュリアを探った。映像に女と男が映し出された。男『今夜だな。』女『ええ、主治医に今日明日が排卵日だって言われたの。一度で決めないと。』男『フ、道明寺の御曹司も薬を盛られちゃ貞操の危機は免れないか。』女『これが成功すれば私は世界の道明寺財閥次期総裁夫人に収まるわ。南米の新興国で、たかが8年程度大統領を務めた男の娘で終わるより、よっぽど一生安泰だわ。』男『 [続きを読む]
  • ドカえもん 23 「司、モリを手に取る」
  • 『事件があったのは1月28日の夜です。司様はザ・メープル・サンパウロのプレジデンシャル・スイートに宿泊していました。事件があったのは、ホテル・エラード・サンパウロのエグゼクティブ・スイートです。21時にラウンジに呼び出されました。その前に一度、メープルにお戻りになってからお出かけになりました。』西田に教えられた情報を元に、司は6年前、1月28日の18時、ザ・メープル・サンパウロのプレジデンシャル・スイートに [続きを読む]
  • ドカえもん 22 「司、武器を得る」
  • 「で、西田、何しに来た?」「司様、これを」西田は一冊のファイルを差し出した。受け取った司は中をみて、片眉をピクリと上げた。「これは、」「ノザキ大統領の調査書です。」そこには大統領の収賄疑惑、児童買春疑惑、司法介入疑惑など、大小様々な疑義について記載されていた。「これをお使いください。」「お前、なんでこんなもんを。」「……覆水盆に返らず。けれども、窮鼠猫を噛む…」「??」「過ぎたことは戻りません。で [続きを読む]
  • ドカえもん 21 「司、ジュリアの顔を知る」
  • 司はタクシーで邸に帰った。エントランスに運転手を伴い、支払いはタマにさせた。門を開けた当直の警備は道明寺司が帰国しているとの報告を受けていなかったため、一体誰かと訝ったが、タマ先輩の一言で見て見ぬ振りをすることになった。「坊ちゃん、おかえりなさいませ。朝食はダイニングルームでよろしいでしょうか。」「いや、部屋に持ってきてくれ。3人分だぞ。」「かしこまりました。」時間は朝6時を過ぎたところだった。司は [続きを読む]
  • ドカえもん 20 「司、つくしに会う」
  • つくしはいつも朝は4時に起き、4時半には弁当屋に入り、仕込みを始める。5時には弁当作りのパートさんが出勤してきて、10時の配達出発までに注文数を完成させていた。配達は3つのルートがあり、配達専門のスタッフに任されるのだが、花沢物産、西門邸、美作商事もしくは美作邸、そしてタマにはつくしが直接届けていた。注文数自体はそう多くない。日によって変動はあるが、重役クラス専門弁当なだけあって、販売価格が3000円/個と [続きを読む]
  • ドカえもん 19 「司、打ち上げられる」
  • クッキーを食べると、司は立ち上がった。「さて、俺は少し休む。明日からは牧野奪還作戦が待ってるからな。」タマも立ち上がり、司を部屋の出口に見送った。「坊ちゃんはどうやって10年後に来なすったんですか?」「ああ、ドカえもんのタイムマシンだ。」「・・・。ほ、ほぉ。坊ちゃんも冗談が言えるようになったんですねぇ。」「嘘じゃねーよ!いま俺の部屋のクローゼットで寝てる。それとツグムっていう俺の子孫だっつーガキもい [続きを読む]
  • ドカえもん 18 「司、クッキーを食べる」
  • 「・・・・・」「なーんて、ま、信じねーよな、普通は。」「・・・いや、信じますよ。坊ちゃんの目は確かに『あれ』以前の目だ。今の死んだ目の坊ちゃんとは違う。」「フッ、死んだ目、か。確かにな。俺も見てきたが、あれは酷かったな。自分の未来が悲惨なことがわかって、何もしないなんて俺じゃねぇよな。」タマは立ち上がった。「さて、過去から来なさった坊ちゃんに何かお出ししましょうかね。ここにはもうシェフはおりません [続きを読む]
  • ドカえもん 17 「司、タマに見抜かれる」
  • 部屋を出た司は、主人不在のために消灯され真っ暗な廊下を、体に染み付いた感覚を頼りにタマの部屋に向かった。コンコンタマの部屋の戸をノックすると、中から物音が聞こえ、「・・・君枝かい?今夜は自宅に泊まるって言ってなかったかい?」と老婆の声がした。「俺だ」司がそう声を出すと、室内は静まり返り、しばらくして足音が近づいてくるのが聞こえた。道明寺邸内では唯一の引き戸が開けられると、そこには見慣れた老婆の、し [続きを読む]
  • ドカえもん 16 「司、道明寺邸に潜入する」
  • つくしを見送ったあと、司はしばらくその場から動けなかった。「西田」「はい」「お前、利彦って名前だったのか。」「・・・」「西田」「はい」「牧野といっしょに暮らしてんだな?」「・・・この近くのマンションに暮らしております。もちろん寝室は別にしております。」「・・・」司はもう何も言いたくなかったし、聞きたくなかった。司はドカえもんに声をかけた。「さて、行くか。タヌキ、『どっかのドア』だ。」「はーい。」ド [続きを読む]
  • ドカえもん 15 「司、信念がグラつく」
  • 「坊ちゃん、この後どうなさるんですか?」「そうだな、今すぐジュリアを殴りに行きたいが・・・」司はソファに座り直し、満腹になってウトウトと船を漕ぎ始めたツグムの体を支えていた。「ここまで結構な大冒険だったからな。こいつを休ませてやんなきゃなんねぇな。つってもカードは使えねーだろうからホテルには泊まれねぇし。」「それなら心配ないよ。」ドカえもんがポケットを探りながら張り切って答えた。「 はい!『犬小屋 [続きを読む]
  • ドカえもん 14 「司、西田の心を知る」
  • 西田はひとつ息を吐くと、司に向けていた目をテーブルに落とした。「坊ちゃんの披露宴後、私は道明寺HD日本支社の秘書課に転属となり、そこで牧野様のサポート役を仰せつかりました。」「それは誰が命じたんだ?」「坊ちゃんの要請により、楓様がお命じになりました。」「ババアが?」司は厨房を見ていた体を振り返って西田に向けた。「はい。坊ちゃんは自分の代わりに牧野様を見守って欲しいと私に仰せになり、それを了承した楓様 [続きを読む]
  • ドカえもん 13 「司、自分の未来に慄く」
  • 「西田、俺たちはここに来る前にあきらのところに寄ったんだ。あきらから7年前のブラジル開発プロジェクトが発端だということは聞いた。それがどうしてこうなったんだ?」西田はうなずくと、話し始めた。「プロジェクトリーダーへの抜擢は、楓様なりの牧野様とのご結婚の布石でした。坊ちゃんが誰にも文句を言わせない後継者であるという最後の実績作りで、これが成功して一段落すれば結婚の運びとなるはずでした。」西田はどうし [続きを読む]
  • ドカえもん 12 「司、弁当屋に行く」
  • 『どっかのドア』でNYの道明寺邸に戻り、そこから『タイムマシン』で7時間前に戻った司たちは、あきらに教えてもらったつくしの弁当屋の前にいた。「ねぇ、オジイちゃん、僕おなかすいたよ〜」ツグムがお腹を押さえてうずくまった。たしかに美作邸でランチを食べてから何も口にしていなかった。司も少し空腹を覚えていた。「弁当食べるか?」「さっきからベントウって何?」「200年後に弁当はないのか?」「だから、それ何?」「箱 [続きを読む]
  • ドカえもん 11 「司、奮起する」
  • 美作家の執事がそれぞれにドリンクを運んできた。ツグムとドカえもんはオレンジジュースを飲んでいる。「西田・・・・?」「そうだ。お前の第一秘書のあの西田だ。」「・・・・・嘘だろ・・」司の目は見開いたまま、あきらから離れない。信じられない。この真実の前では、今日、一日で起こったことなんてカスみたいなもんだ。牧野があの西田と結婚!?なにがどうなればそうなるんだ?司の顔はまたうつむいた。前屈みで膝の上で組ん [続きを読む]
  • ドカえもん 10 「司、ついに真実を知る」
  • 「あきら、俺な、10年前の俺なんだよ。」「・・・・・・・は?」あきらは鳩が豆鉄砲を食らったような、ポカーンとした顔でこちらを見ている。だよなー。そうなるよなー。「だからさ、このドカえもん、こいつのタイムマシンに乗って10年前から来たんだよ。んで、こっちはツグムっていって、俺の200年後の子孫。」「・・・・あ、あー、俺もっかい寝てきていいか?」「だーかーらぁ、信じられねーのも無理はない。だがな、これは事実 [続きを読む]
  • ドカえもん 9 「司、正体を明かす」
  • あれからもうすぐ5時間だ。東京の冬の日は短い。早くも夜が訪れた美作家の庭は、冬でも咲き誇る品種のバラがライトアップされ、昼間とは違った顔を見せていた。美作家の面々はみな出かけているということで、運良くまだ誰も帰ってきていなかった。司たちはガーデンルームに様子を見に行くことにした。ガーデンルームに入ると、あきらが仰向けになり、目を片腕で隠してしゃくりあげていた。「ヒック、ヒック・・・」司はそっと声を [続きを読む]
  • ドカえもん 8 「司、ツグムの告白を聞く」
  • リビングでツグムたちを待つ間、司はこの3時間足らずのことを思い返していた。俺は牧野じゃない女と結婚し、子供までできて、親友とも6年以上連絡を取っていないってわけだ。なにがあった?何か重大なことが起こったのは間違いねぇ。だとしたら、あきらたちと連絡を絶った6年前に鍵があるんだな。あきらが回復したら何があったかを聞き出してやるぞ。そこへ美作家のバラ風呂から出てきたツグムが、お腹をさすりながら困った顔をし [続きを読む]
  • ドカえもん 7 「司、歴史をいじる」
  • ガーデンルームの真ん中には、その部屋に似つかわしくない無機質な一台のベッドが置かれていて、そのベッドの横にはなにやら大仰な機械が置かれ、何本かの管が横たわるあきらに繋がっていた。ベッドの頭の方から近づくと、司はあきらに声をかけた。「よう、あきら。調子はどうだ?」!!あきらはビクリと体を震わせると、緩慢に右頭上を振り仰いだ。あきらを捉えた司の目は、痩せ衰えた親友の姿に信じられない思いで見開いたが、す [続きを読む]
  • ドカえもん 6 「司、美作邸に現れる」
  • 「ここは」ドアを開けたらそこは美作邸の東屋の入り口の前だった。「平日の昼間にあきらが家にいるのか?」訝しく思ったが、家族思いのあきらは何かと母親や妹に呼び出されては振り回されていたと思い当たった。「さあ、隠れる道具だ。またさっきの石の帽子か?」「 今度はちゃんと透明になる道具があるよ。」「なっ!あるのかよ!?さっさと出せ!」ドカえもんはポケットから新しい道具を取り出した。「ドロンコ巻き物〜」「・・ [続きを読む]
  • ドカえもん 番外編 「司、入浴シーンにうろたえる」
  • 「ただいま。」「こんにちは〜」「おじゃましまーす!」「・・・」庭の桜の古木がその花びらを吹雪にする季節。西門邸玄関に子供たちの元気な声が響いていた。声の主は、後にF4と呼ばれる英徳学園初等部2年生になったばかりの4人組である。重厚な日本建築の西門邸には、母屋の続きに後継者だけが住むことを許されている東の離れがあった。「おい、総二郎、お前の見せたいものってどこだよ?早く出せよ。」「司、急ぐなって!兄ち [続きを読む]
  • ドカえもん 5 「司、道端の石ころになる」
  • 「どっかのドア」がつながったのは西門邸、北の茶室のにじり口だった。「なんでここなんだよ。グエッ!押すな!」庭に出た司たちは、遠くに見える重厚な門からつくしが包みを持って入って来るのが見えた。「ま、牧野!やっぱり総二郎と!?」そのままつくしは西門邸に消えた。「今度こそ捕まえてやる!」「ちょっと待って!お兄ちゃん!」黙ってついてきていたツグムが声をかけた。「なんだよっ」「だから見つかったらまずいって! [続きを読む]
  • ドカえもん 4 「司、類を見つける」
  • 今頃、ナンバリングを始めました。第1話 「司、ドカえもんと出会う」第2話 「司、未来を知る」第3話 「司、つくしを探す」です。4に最初に出会った方は、まずは第1話〜第3話をどうぞ。*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*ドカえもんがドアを開けると、そこは花沢物産の重役フロアだった。今度は給湯室のドアから廊下に出たようだ。花沢物産重役フロアは白を基調とし、各室の入り口壁面はガラス [続きを読む]
  • ドカえもん 「司、つくしを探す」
  • 「ドカえもん」第3話です。タイトルにナンバリングしてなくてすみません〜><*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*「どっかのドア〜」ドカえもんはポケットから大きな扉を取り出した。「ツカサくん、これはね、行きたい場所の近くのどっかのドアに繋がってるドアだよ。だからドアのないところには行けないんだ。」なんだそのバッタもんは!?「ツカサくん、どこに行くの?」「・・・さっきからツカサく [続きを読む]