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2018/09/26

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  • お久しぶりです

    「東京オリンピックの開会式までは婚活を頑張る」と言って始めたブログですが、記事を更新するのは1年ぶりになります。 潰瘍性大腸炎が見つかったところで途切れさせてしまいましたが、昨夏には寛解状態(と言っていいはず)に入り、わりと元気に過ごしています。 さて、オリンピックの開会式は来年に持ち越しとなったようですが、あのあと婚活は一切していません。もともと結婚することが目的というよりは「将来後悔しないように婚活を頑張ったという実績」を作ることが目的でしたので、リタイアが早くてもまぁいいのです。 婚活パーティーで、合コンで、面会で、私は些細なことにイライラしていました。婚活ってなんでこんなにイライラする…

  • 疫病神に愛された平成最後の冬

    後厄の厄が強い。 1月半ばに東京へ行き、帰ってきてからなんとなくずっと具合が悪かったのだが、2月の上旬、たいして外出もしていないのにインフルエンザに罹った。40度を超える高熱が出たせいかどうかはわからないが、その日から自分の嗅覚と味覚に違和感を感じ、まったく食事が摂れなくなってしまった。母に「妊婦みたい」と言われながら1週間を過ごし、今度は激しい腹痛と下痢に見舞われた。これがまた、眠れないほどひどい。数日下痢に悩まされて、そろそろ痔になるんじゃないかと心配していた頃、ついに便に血が混じり始めた。 私の父は大腸ガンで他界しているので、母も私も血便には敏感だ。慌てて胃腸内科へ行くと、ここでも「お父…

  • 4歳の私と今の私と池袋の私を比べる

    4歳頃の話を書くことにする。 ディズニーランドで風船を買ってもらい家に帰った翌日、私は玄関を出て犬小屋へ赴き、柴犬のジュンに風船を持たせてあげることにした。 ディズニー帰りだからといって、べつにジュンの肉球がグーフィの指みたいにぐっと丸まって、人間のように風船の紐を握ることを期待したわけではない。紐を握ることができるとかできないとかの段階は綺麗にショートカットして、私は「これを握ったら、犬といえどかなりびっくりするに違いない」とワクワクしていた。なにしろ風船は、私が下へと引っ張ると、負けじと空の方の向かってクンと引っ張ってくる。ただ浮いているというだけでもすごいやつなのに、その上あいつは地面と…

  • 貧乏人が平成の男女のお会計について考えてみた

    あけましておめでとうございます。2019年初めての記事だというのに、いつにも増してとっ散らかっておりますが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。 新年早々、私は自分の中に見つけた「男女不平等の価値観」と格闘している。 きっかけは少し前に遡って、街コンで出会った男性と合コンをした際に感じた、些細な引っ掛かりだった。男性の幹事が「(自分たちが多く払うので)女性は2000円でいいですよ」と言ってくれたとき「なんて出来た幹事だろう」と嬉しく思うのと同時に「なんで払ってくれるんだろう…」と素っ頓狂な疑問を抱いた。食事中に年収が低くて困っている話なんてもちろんしていないし、おそらくは単純に「男性は女性よ…

  • 結婚相手を決めるプロセスが逆だった説

    他人のSNSやブログを見ながら「そんなの結婚する前に確認しなよ〜」とか「なんでそんなに許せないところがあるのに結婚しちゃったんだよー」とか妙に上から目線で思うことがある。「このひとたちは、どうして結婚に至ったの?」という謎にぶち当たりがちだったのだ。 もしかして、私が当たり前だと思っている「結婚相手を決めるプロセス」が、実は当たり前ではないのだろうか。 私の今年の婚活はアパマンスタイルだった。 不動産会社で写真と間取りを見て、内覧をし、水回りやクローゼットの中まで見学して、「西向きだけど駅が近いのが良いねぇ」なんて言っているお客さんのように、すごくすごく相手を吟味をした。一通り吟味し、他と比べ…

  • 年末だし愛の話をしようぜ

    思想家や哲学者って、愛のことを考えるのが好きだな。 どうしてそこに行き着くんだろう、と思いながら倫理の用語集をめくっていた女子高生は、いまや愛を探すアラサーになった。最近の私はわりとコミュニケーションのことばかり考えているけれど、コミュニケーションと愛は本質が似ているな、と思う。対象へ披露したり、交換しあったり、どちらも1人では完成しない。 と、思いきや、愛は1人でも完成するのだった。自分を愛する行為には、自分以外の何も必要がない。というわけで、コミュニケーションと愛はどうやら同じものではなかった。 自分の中でぐるぐると巡り続ける自己愛は、あたたかい血潮みたいにほんのりと心地良いものだ。 「傷…

  • 高校生の時から待っていたわ

    高校生のとき友人が語った夢物語が、個人的に今でも好きだ。「無人島で黒人から白人までいろんな人種の男と子供を作って、三色団子みたいにいろんな肌の色の子供と暮らしたい」みたいなことだった。 私だったら、無人島でなくてもいいが、なにか寺子屋みたいな場所を作りたい。みんなで食事を楽しんだあと、お茶を淹れながら「ねえねえ〜魂があるとして、それはいつ肉体に宿ると思う〜?」みたいな話がしたいのだ。 そういう話し相手は、べつに家族でなくてもいい。でも、家族がノリノリで「え〜〜個人的には自我が芽生えた瞬間だけど、難しいところだよねー!」と答えてくれたら、それはとても幸せな環境だろう。 バカな話を真面目にするのが…

  • どすこい

    私は「押してダメなら引いてみろ」ができないタイプだ。相手への興味がなくならない限りは、往年の千代の富士くらいずっと押しっぱなしだと思う。私の恋のBGMには何かしらの48や西野カナよりも、行司があげてくれる「のこったのこった!」の声が相応しい。 引くことができない原因にはいくつか心当たりがあるのだけれど、1番大きいのは「自分が追われる立場になる自信がないので、引いたらそこで終わってしまう気がするから」という理由だろうか。あとは単純に「構ってもらっている時の犬みたいに興奮しているから」だ。 話は変わるが、何年か前に生まれて初めて盛大な片想いをしたとき、私は彼にとって多分相棒のような存在だった。星座…

  • JUST COMMUNICATION

    近頃、ロマンティックな恋愛に憧れながら、私の求めている恋愛の形はロマンティックはとかけ離れているのかもしれない、と気付いてしまった。どうにも私は実績主義なのだ。 例え話が少し突飛になるが、世の中にはひどい暴力を子供に振るったり、暴言を吐く親がいる。それをいくら「愛しているから」「しつけの一環だから」と言い繕っても、子供からしてみれば「愛しているからだと言ってくれた」という喜びよりも「怪我をさせられた」とか「酷いことを言われた」というほうが印象的であると思う。なんと言い訳しても、親が子供に残した実績は暴力だけだ。 犯罪レベルの話ではなくとも、私は「結局何を受け取ったか」を気にする傾向がある。もち…

  • サラダを取り分けない女にも悩みはある

    先週つつがなく合コンを終え、また少し休憩期間に戻ってしまった。いまはアプリでメッセージを交換していた方とたまに通話をするくらいで、11月同様、劇的な進展はない。 ただ、久しぶりの合コンや、相手と通話している時の自分を振り返り、少し引っかかった、というか、意外と難しいと感じたことがあった。 男女ともに、結婚相手や恋人に求める条件として挙げられるものは、だいたい相場が決まっている。なかでも多く挙げられるものが「優しさ」だと思うのだが、雑誌などにそう書いてあるのを読んで、世のひとはどのように感じるのだろう。 正直、私は「これはできるからまぁいいや」とスルーして、すぐ他の項目に目を移すと思う。思い返す…

  • 自立するために障害福祉手帳を申請したはなし

    精神障害と聞くとやはり外聞の悪いものだろうか。先月、私は障害者手帳を申請した。生きるために必要だったのだから、外聞がどうとか言っている場合ではない。障害年金の申請をしたときも、いつかするかもしれない結婚のことが頭の片隅にあった。誰に向かってかはわからないが「あなたのお金がなくても私は何とか病院には行けるし、餓死はしません」と言えるようにしたかったし、今でもそう思っている。 私の場合はほとんど体質による問題なのか、以前に大学病院で「症状が多すぎて病名が付けられない」と言われた。健康な期間とそうでない期間がランダムに訪れるのだが、今年は今の時点で、健康な期間がほとんどない。慣れたもので「まぁ数ヶ月…

  • スキャマンダーさんと共有と共感

    先日、婚活アプリで知り合った県内の男性から映画を観ようというお誘いがあり、お会いしてきた。彼(仮にスキャマンダーさんとする)は私とは20歳以上歳が離れていたため、かなり早い段階で「結婚相手としてはナシです」という旨は伝えていたのだが、まぁそれはそれで、私はあまり深く考えずにお誘いをお受けしたのだ。終わってみれば、本当に楽しく過ごすことができたし、非常に良い「オフ会」だったと思う。 プロフィール写真やアピール文の感想を交換できたので、得るものも多かった。婚活を続ける上で、こういう男性の存在は貴重だしありがたいな、と思う。 スキャマンダーさんから色々と話を聞かせていただく中で、最近の婚活のテーマと…

  • 何もないといえば何もない11月の進捗

    地獄は今日も地獄。婚活アプリを「これはこれで良いなぁ」と感じることがほぼないまま、およそ半月が過ぎた。 メッセージでのやりとりも私にとって芳しい状態ではないし、だからと言ってニューフェイスにコンタクトを取ろうという気も起きない。正直、だいぶ行き詰まっている。 とはいえ、多少は慣れてきたので「私ってこういう自己紹介文が好みじゃないみたい。でもこれって多分人格とは関係なさそうなんだよな」といった感覚的な分析は地味に進んでいる。もう少しやる気を取り戻したら、真っさらな目で男性陣のプロフィールを見直してみるのもいいかもしれない。 そんな中、友人の「合コンしたいなぁ」という一言をきっかけに、なんと私が合…

  • 謙遜と女子

    人には多分「謙遜しておけば間違いない」という認識がある。手土産のケーキを5個選ぶとき、とりあえずモンブランを1つ入れておくくらいの高確率で、人はここぞというときには謙遜パフォーマンスを披露する。と、思っている。 男性同士の会話はあまり聞いたことがないのでわからないが、女性は謙遜コミュニケーションを重視する傾向が、ある気がする。「えーそんなことないよ〜」がスマートに言えない女性は、メスの群れの中では少し浮く。特に職場などの閉ざされた群れでは「空気読めないひとなのかな」と思われ、信用を得にくいのではないか。 以前の街コンで、攻撃的なまでに謙遜する女性に出会った。攻撃と謙遜とは一見矛盾したものなのだ…

  • 地獄の門

    気が乗らずに悶々としていたが、遂に婚活アプリを始めた。しかし開始して6時間で「不毛な高望みの連鎖だわ…」と絶望。 あまりにも写真がすべて…。どんなにプロフィールに素敵なことを書いていようが、写真が悪ければそもそもページを開きもしない。かくいう私もスクロールの鬼。打っては返すスクロールに次ぐスクロール。自分もこうやってスクロールされているのだろう。ここに載るものは一切の希望を捨てよ。 とはいえ、そんなやり方になるのも当然といえば当然だ。会員数がそこそこ多ければ、めぼしい条件が合うひとは全員チェックしたいし、自然と選定の方法はざっくりにもなる。そのくせ「変なひとに引っかかりたくない」という自衛の気…

  • 腰が重い理由

    「大好き!欠点も全部まとめて愛しい!」という好感の高い気持ちを100点満点とすると、私が婚活で出会う男性への好感度は、−2点くらいからスタートする。 異性と接するのが難しいと感じるのは、異性のきょうだいがいない男女にはよくあることなのだという。私も男兄弟がいないのだが、正直、どうせ知らないひとに会うなら女性に会いに行く方がきっと楽しいと思うし、初対面の男性とコミュニケーションを取るのは結構面倒臭い。 しかし、友人の恋人や結婚相手など、ある意味男性と見なさなくてよい男性と話すのは好きだ。自分との相性が良いとか悪いとか、シビアな観察を抜いて肩肘張らずに楽しい時間を過ごすことができる。しかも彼らは「…

  • 美人とブスのあいだ

    以前女性向けのファッション誌を読んでいたとき、男性のメイクアップアーティストが女性の美容の悩みに答えるスタイルの特集があった。その中で「毛穴の開きを気にしている」という悩みへの回答が「男性はそこまで見ていない」というものだった。このとき求められた回答は、絶対に毛穴ケアの方法だったと思うのだが、案外本質的な回答だったかもしれない、と今でも思う。 男性はアバウトな雰囲気やごくごく個人的な好みと性癖で「美人」か「ブス」かをジャッジしている、というようなことを耳にしたことがある。確かに、ディテールを気にするのはむしろ女性だ。女性が真剣に女性を「美人」か「ブス」かとジャッジするとき、おそらく何度も判定が…

  • どんなに鏡を見つめても自分がわからないときがある

    自分の価値について考えることがある。 近年は妙に色々なことに自信がなくて、ともすれば後ろを向いたままぐずくずと立ち止まることが多い。年齢を重ね、人間としての視点や社会での立ち位置が変わっていくことに、適応しきれていないせいもあるだろう。今まではただ楽しく船を漕いでいたのに、進路の先でちらちらと光る灯台のように「出産のリミット」や避けられない困難が見え始め、とにかく考えなしではいられなくなった。 加齢自体を悲観することはあまりないが、年齢と比較して収入が低いことはコンプレックスだし、実家からの援助も期待できないので、本当に経済面での私の価値はないに等しいと思う。 「隣にいてくれるだけでいいよ」と…

  • 下戸徒然

    「お酒を飲めない」という話をしているとき「どのくらい飲めないの?」と執拗に聞かれたことがある。 そんなことを聞かれたのは初めてだったので、なんだか妙にまごついてしまった。「缶ビール1本飲んだら確実に寝ちゃいますね」とか、そんなような返事を期待されているのは通じるのだが、そのときの私は「だからお店に行ってもお酒頼まないんだってば!それとも体質のことがそんなに詳しく知りたいわけ!?いやいや絶対飲めない人のことがわかってないだけだわ。お酒が飲める人目線の質問、めんどくさいな〜」と感じた。 私は19歳のときから睡眠導入剤などの薬を服用し、現在まで服用を続けている。薬のバラエティは当時と変わっているもの…

  • 女友達の壁を超えて来い

    気になる男性と親しくなり、付き合うかどうか・結婚するかどうかを考える際、必ずぶち当たるのが「女友達の壁現象」だ。私が勝手にそう呼んでいるだけで、女友達に恋路を邪魔をされるという意味ではない。話をするのが楽しくて、共通の趣味がある程度では、年季の入った「女友達」の魅力には勝てないという意味だ。 特別な関係へシフトすることを考えるとき、私の場合は女友達にはない魅力があるかどうかを基準にしている気がする。それはもちろん「一緒に過ごしたい」と思うほうに時間を割きたいからだ。今までもそのジャッジにより、異性に対して「そこまで大切な存在ではないな」と急に冷静になることが多々あった。 容姿や財力で男性を選ぶ…

  • 第1回中間発表のようなことを書いてみる

    アメリカのドラマのように、たまたま入ったコーヒーショップで出会ったひとと恋に落ちるような展開は、どうやら私の人生にはないみたいだぞ、と気付いたのは案外最近だ。バス停で意気投合したひとと連絡先を交換したり、同じ居酒屋にいたひととタクシーを相乗りして以来仲良くなったりと、中途半端にドラマティックな出会いを経験していたせいで気付くのが遅れた。 確かに確かに、そこそこ私の人生はドラマティックだったかもしれない。イギリス人から「結婚を考えて付き合おう」とLINEで言われてすぐに既読無視される、とか。だが、たまたま入ったコーヒーショップで婚約者ができたことはないし、きっとこれからもそうだろう。 未来の結婚…

  • 個室パーティーとキャッツ

    個室タイプの婚活パーティーは、初めて参加した際の印象がとにかく良くなかった。参加人数は少なくなかったと思うのだが、白紙の最終シートを提出してすぐ帰ったあの日だ。 その頃はまだ街コンが頻繁に開かれていなかったこともあり、一人で、あるいは友人を伴って何度か参加した。しかし、なぜか毎回嫌悪感を感じる男性ばかりが目に付き、いつも無理やりアプローチカードを書いていた記憶がある。マッチングすることもほとんどなかった。 参加条件に合う街コンがないので渋々…という気持ちではあったが、そんな個室パーティーへ久しぶりに参加してきた。初めて利用する会社だったせいもあるのか、終わってみれば「そんなに悪くもなかった」と…

  • 田舎の夏のつまらない合コンのこと

    初めての街コンで私が設けた目標は「全員と連絡先を交換すること」だった。自分から教えてほしいと言い出すのが恥ずかしい、なんてつまらない殻を破りたかったという意味もある。しかしそれよりも、自分は一目惚れをしないから、という理由が大きい。 私の場合は、誰のこともおそらくその場では好きにならない。好感を持つことはあれど、ピンと感じることすらない。しかし、何度か会って話をしたら、3回目か4回目の食事の席で、ハッと好きになることがあるかもしれない。 だから、どうしても2回目に繋げることが必要なのだ。 夏に、合コンをした。おそらく男性陣は、幹事に無理やりかき集められたメンバーだったのだと思う。私や友人たちは…

  • 街コンと集中

    婚活を始めるにあたり「まずは積極的に街コンへ参加する」と決めた。同時に「その都度何か目標を掲げる」というルールも設けたはずなのだが、今日は億劫で、目標未設定のまま参加してしまった。 目標を作ること自体は、特に誰に習ったわけでもない。なんとなく、ゴールが遠そうな時はいつもそうしている。 目標がないと、街コンもだらけるのだな。 街コンが終わってからの私の感想だ。「さぁこれを言うぞ」「いまあれをしようか?」そんな緊張感が一切ないため、自然と集中力に欠けた。「これ、言わなくてよかったな」「さっきの食事の仕方、ちゃんときれいだっただろうか?」などなど。終わってもいないうちから次々と反省が思い浮かぶ。 私…

  • 愛と自信だけが友達だった

    「若かったから」で片付けてしまえばそれまでなのだが、少し前までの私は「自分そこそこイケてる」という謎の自信に満ち溢れていた。「深く考えたことはないが、おそらく自分はかなりかわいい」という自信があった私は、流行のファッションを追求するでもなく、流行の眉を描くでもなく、ダイエットにいそしむわけでもなく、ただただ自信だけを武器に日々を過ごしていた。しかし、思い返すと案外モテていた気がする。 そんなに美人ではなかったはずなのだ。だが「誰がどう見ても美人っしょ」というオーラだけは常に放出していた。ひとはそのオーラに触れて「あっ、美人じゃないと思ったけど世間では美人なのかも。きっと美人。言われてみれば美人…

  • ワハハコミュニケーションからの卒業

    もう随分前のことだが、とある街コンで知り合った男性と「自分はコミュニケーションが苦手故の陽気キャラだ」という話で意気投合したことがある。 私も彼も、初対面のひとと話すことを臆さないし、グループで会話を回すのも不得意ではない。しかし私たちに言わせれば、それは「取り残される不安」の裏返しなのだ。自らが盛り上げ役になれば、その間は会話の輪に加わっていられる。安心感を得るために陽気なキャラクターを演じているだけである、という話。 「話題を提供することはできるけど、本当は不器用だから、隣でぽっと発生した会話とかにはうまく入っていけないんだよね」 そうそう、としばらく二人で頷きあっていた。 このおかしな不…

  • 婚活で出会ったライブラのはなし

    今年の1月頃、私にとって婚活パーティーはまだ暇つぶしのようなものだった。開催直前ともなると女性の参加費は500円ほどなので、あるときなんとなく足を運んでみたのだ。 街コンと違い、半個室で男性と1対1で対話するスタイルだった。私はそこで出会った男性と4ヶ月ほど交際した。交際というか、相性を確かめるために何度か出かけた、と書いたほうが正しい。 彼(天秤座なのでライブラと呼ぶ)は穏やかな性格が魅力的な人で、ライブラの性格に文句をつけることだけは最後までなかった。あまりに優しく性格が良いので「もう会いたくない、会っても好きになることはない」と自分に言い聞かせるのが困難だったことを覚えている。 なぜ好き…

  • 多様化しない街コンを愚痴る

    私はマッチングアプリが苦手なので、今後婚活の手段は街コンなどのパーティーがメインになると思う。しかしいざ街コンを集めたサイトを見ていると、なんだかもやもやとした気分になることが多い。 家庭的な女性募集、年上の頼れる彼氏を作ろうなどなど。 私のニーズにマッチしたコピーライティングをあまり見たことがない。 30歳を超えてから、年上の恋人に対する憧れは日々薄れてきている。むしろ最近は年下の男性に興味があるくらいだ。なかにはそういう男性もいる、という話ではあるが、私より年上の(未婚の)男性は男尊女卑の傾向が強いように思う。こちらが「はじめまして」と言ったそばから見下している。目が合った瞬間から感じが悪…

  • きらいだったシミ

    数年前、ある雑誌の表紙を飾った深津絵里を見て「うわ」と思った。色の白い冷たそうな肌が、女優とは思えないほどシミだらけだったから。私の中で深津絵里といえば「きらきらひかる」や「踊る大捜査線」がドラマシリーズだった頃のイメージが強い。歳をとったな、と思った。しかしそのときの彼女の顔は、なぜかとてつもない魅力を持って見えて、今でもよく覚えている。 私にも最近シミができた。昔から日光が苦手で、日傘なしでは出かけられないほどだったが、日焼け止めはにおいが苦手で、あまりつけたことがない。そりゃぁシミもできるよね、仕方ない。安いコンシーラーを買って、以前より化粧に気を使うようになった。 しかし、コンシーラー…

  • ファッションの徒然

    先月初めて参加した街コンで、看護師をしているという女性と少し話をした。 「31歳なの?見えないね、若いよね」 私より少し年上らしい彼女にそう言われて、思わず尋ねてしまった。 「といっても、31歳っぽい見た目ってどんな感じなんですかね?」 友人たちの間で「30歳になったらどんな服を着ればいいのかわからなくなった」「学生っぽい服はもう着れない」という話題は最近の定番だ。落ち着きのある服装、品のあるメイク。それらを嫌っているわけではないが、自分にそれを強要することにはなんとも言えない違和感があるし、反発したくなる。 30歳になったとき、急におしゃれの自由が狭まったような気がして、歳をとるのは悲しいな…

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