lemar さん プロフィール

  •  
lemarさん: weichgekocht   別乾坤
ハンドル名lemar さん
ブログタイトルweichgekocht 別乾坤
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/lemar/
サイト紹介文lemarです。 区切りのあるところまでこちらでお付き合いください。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供8回 / 32日(平均1.8回/週) - 参加 2018/10/14 13:56

lemar さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • HUNDERTVIERZWANZIG124
  • IDカードをかざしたドアが短い電子音を鳴らしてムン少領の入室を許した。時々こうしてカードをかざしながら、ドアに値踏みされている気になる。特に今日のように自分の判断に迷いがあると…。― やっぱり俺は迷っているのか?作戦会議室の楕円形に並ぶ机の一つに向かって腰掛けるイ顧問は今回の作戦の資料を睨みながら微動だにしなかった。「始まったのか?」一瞬、イ顧問が眠っているのかと思ったムン少領は、振り向きもせず発せ [続きを読む]
  • HUNDERTDREIZWANZIG123
  • 二隻目の船壁の剥がれかけた古い塗装が邪魔をして思うように作業が進められずにいた。カン要員が調整してくれているとは思ったが、チェ大尉の行動開始時間に少しばかり食い込んでしまうかもしれない。チョ要員が古い塗装と格闘することは諦めて船尾の推進プロペラに向かった。全てのC-4をまとめて…『大尉っ!』「なんだ?」『10時の方向から船です。大きさは200トン程度、船種不明一艇。速度は40から50ノット、識別信号あり [続きを読む]
  • HUNDERTZWEIZWANZIG122
  • 「ウンス、何してるの?早く、早く!」自分にも突撃を促す母の手招きに対して曖昧に微笑むことでその攻撃を躱していたウンスは母に大声で呼ばれたことで完全に戦意を喪失した。周囲の視線と言う援護射撃を得た母にこれ以上抵抗する事は不可能に思えたからだ。勿論、ウンスだって“ただ”や“美味しい物”が嫌いなわけではなかったからその両方を兼ね備えた試食は魅力的だった。が、今は自分の人生の大切な局面、理想的な”甘い婚約 [続きを読む]
  • HUNDERTEINZWANZIG121
  • カン要員は作戦のタイムテーブルと二つのビーコンの動きを見比べて順調に進行していることに安堵したが、その少し後ペシミスティックにも― あまりに順調すぎると不安になる。等と思っていた。まあ、この海域で不測の事態に陥ったなら、それは生命の危機どころかその相手次第では国際問題にもなりかねない。― それも南から来るなら、  まだ生命に関しては希望がありそうだったが  もし北西から来たなら、  それは即座に生 [続きを読む]
  • HUNDERTZWANZIG120
  • 新兵としてベトナムに従軍していたというその教官は実践的な講義の中で握っただけでその量がわかるまで繰り返し何度も何度も本物のC-4を使ってその量と爆破性能の相関性を学ばせた。― そのお陰で…アルミハルならこの量で…チョは四等分にするはずだったC-4のうち二つを少し多めにより分け、それをさらに二等分した。その一つ一つに信管を取り付けると船尾よりの大きな空間のある場所にその大きく取り分けた可塑性爆弾を張り付け [続きを読む]
  • HUNDERTNEUNZEHN119
  • コンパスの通り二十分ほど進むと、真っ暗な海中にあっても明らかな人工物とわかるぼんやりと白い輪郭が急に姿を見せた。船体が黒く塗られているのは喫水線の上に出るに部分に限られているようで船底に近い部分はそうした偽装が何もされてはいないようだった。「船倉を目視しました。」相変わらず雑音に混じってマイクを叩く返事代わりの金属音が二回ほどマスクの中に響いた。ダビングバッグの中からトランスデューサーを出したチョ [続きを読む]
  • HUNDERTACHTZEHN118
  • 「案外便利なのね。」大きなカートをウンスに任せたっきり自分は思いつくままに食材を手にとっては、次々に放り込んでいく。今もパプリカとズッキーニをどっちにしようかとさんざん迷った挙句、結局両方ともをカートに入れた母は「でもちょっと高いし、これじゃあ、値切ったりできないわね。まあ、でも商品は綺麗なものが揃ってるわ。新鮮さじゃ市場に負けるけど。」今度は普段買い物をする市場の商店とは比べ物にならない程沢山の [続きを読む]
  • HUNDERTSIEBZEHN117
  • 「チェ君は今日も遅いのかしら。ご飯はどうすればいい?」部屋の中を一通り計り終えた母は今度は台所の収納の扉をバタバタとひっくり返したあと“冷蔵庫”と大きく書いて二重線で下線を引いた。「どうだろう。今の部署になってから凄く大変みたい。」「そう…。ここは全部新しくした方がいいわね。」― これが最後のチャンスかもしれない。  なんとかお母さんを説得しないと。  このままだと、直ぐにでも結婚式なんてことにな [続きを読む]
  • 過去の記事 …