しめひつ さん プロフィール

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しめひつさん: 古代三関の研究と歴史学入門
ハンドル名しめひつ さん
ブログタイトル古代三関の研究と歴史学入門
ブログURLhttps://www.kodai-sangen.com/
サイト紹介文大学生・社会人向け歴史学入門。自身の研究テーマは「三関(鈴鹿・不破・愛発関)の成立起源と停廃理由」
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供21回 / 26日(平均5.7回/週) - 参加 2018/10/20 21:00

しめひつ さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 山本博文『歴史をつかむ技法(新潮新書)』レビュー
  • 歴史をつかむ技法 (新潮新書)作者: 山本博文出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/10/17メディア: 新書この商品を含むブログ (8件) を見るこれから大学の歴史学科で勉強するという学生や、歴史について学び直したい社会人に最もおすすめなのが山本博文さんの『歴史をつかむ技法(新潮新書)』です。通販サイトでの評価も高いですし、既に僕自身もネット上のいたるところで紹介しているので、今さらではありますがレビューいたしま [続きを読む]
  • 一般向けの本で歴史を学ぼう 〜新書と電子書籍のススメ〜
  • 歴史を学習する上で欠かせないのは本を読むことです。伝聞やフィールドワークでも歴史は学べますが、本を読むことが最短の近道と言っていいでしょう。歴史について書かれた本は専門書と啓蒙書があります。研究者や専門的に学びたいというのでなければ新書をはじめとした啓蒙書がおすすめです。また、紙の書籍だけでなく電子書籍の活用も推奨しています。 専門書は高くて難しい 新書がおすすめ 電子書籍(Kindle)のススメ [続きを読む]
  • 歴史学科の授業選択について 〜取得可能資格と免許〜
  • 大学は高校までとは違い、受ける授業を自分で選択します。入学して「どういう風に授業を選べばいいかわからない」や「どんな資格や免許を取れるの?」と思う学生もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は僕の出身学科でもある歴史学科の視点から、大学での授業の選び方と取得できる資格と免許に関して説明します。 単位について 1年生からなるべく多く履修しよう 単位の認定と成績 試験10 [続きを読む]
  • 不破関跡を歴史フィールドワーク
  • www.kodai-sangen.com前回の鈴鹿関跡に引き続き、古代三関のひとつ不破関跡を歴史フィールドワークしてきました。場所は岐阜県関ケ原町。JR関ケ原駅で降りて不破関跡と壬申の乱の史跡を巡ります。そしてJR垂井駅へ移動し美濃国府跡を目指します。実施日は2018年10月3日(水)です。 関ケ原駅から不破関跡へ 中山道(東山道) 不破関関庁跡と大海人皇子の兜掛石・沓脱石 不破関守跡 [続きを読む]
  • 古代史研究の史料と辞典 〜国史大系から大漢和辞典まで〜
  • 歴史学の研究は史料が無ければ始まりませんし、辞典が無ければ困難を極めます。しかし、何も知らずに図書館の数多ある本の中から日本古代史の研究に使用する書物を探し出すのは気が遠くなることでしょう。僕が学生時代にゼミの担当教授から教わったものも踏まえて、日本古代史で使用する主な書物を紹介します。 日本古代史は図書館で研究しよう 史料 『国史大系』シリーズ 『大日本史料』 [続きを読む]
  • 日本史の時代区分方法 〜唯物史観の古代・中世・近代〜
  • www.kodai-sangen.com前回の記事では大学の歴史学科で研究する歴史学について解説しました。大学では卒業論文を書くにあたってゼミに入ることになるのですが、歴史学科では担当教授が専門とする時代ごとにゼミが分かれます。日本史はよく古代・中世・近世・近現代という時代区分されるのですが、この時代区分がいつからいつまでなのかは知らない人も多いのではないでしょうか。この記事では唯物史観(マルクス主義歴史観)によって [続きを読む]
  • 鈴鹿関跡で歴史フィールドワーク
  • 鈴鹿関の史跡(関町新所の観音山にある西城壁築地痕跡と亀山市歴史博物館にある重圏文軒丸瓦を歴史フィールドワークしてきました。実施日は2018年8月27日(月)です。 今回の歴史フィールドワークの概要 関宿と町並保存地区 観音山の鈴鹿関跡を目指す 鈴鹿関西城跡築地痕跡 関宿 西の追分と東の追分 亀山城址を目指す 亀山市歴史博物館へ 亀山駅にて歴史フィールド [続きを読む]
  • 歴史フィールドワーク 〜歴史散歩・史跡探訪のススメ〜
  • 歴史は本や映像で学ぶこともできますが、その舞台となった史跡へ訪れることも大きな学習になります。また、歴史の舞台を巡ることは観光的な要素も含まれるため、趣味や娯楽としてもおすすめです。こうした歴史散歩や史跡探訪を、このブログでは歴史フィールドワークと呼んでいます。 歴史フィールドワークとは 歴史フィールドワークとの出会い まずは地元から 歴史フィールドワークの参考 [続きを読む]
  • 大学で研究する歴史学とは 〜高校までの勉強との違い〜
  • 歴史が好きで得意な大学受験生にとって、歴史学科への進学は進路選択の1つになるでしょう。ただ、高校までの「歴史科目」と大学で勉強する「歴史学」とでは、同じ歴史をテーマとしながらも学ぶ目的や内容が大きく異なります。この記事では歴史学を研究する上で知っておくべき史料批判と歴史観について簡単に説明します。 高校までの歴史科目と大学で研究する歴史学の違い 歴史学は文献史料から事実を考証する学問 [続きを読む]
  • 古代三関の研究まとめ 〜成立起源と停廃理由〜
  • www.kodai-sangen.comここまでたくさんの史料や参考文献を使用して三関の成立起源と停廃理由について論じてきました。歴史学のプロセスが見えるように、論拠となっている史料をすべて記してきましたが、歴史学を専門に学んでいない人にとってはややこしいだけだったかもしれません。そこで論旨だけを抜き取って簡単にまとめ、「古代三関の成立と停廃」のあらすじにしました。 古代三関の成立起源 壬申の乱の中で成立 [続きを読む]
  • 古代三関の成立と停廃 〜参考文献と史料一覧〜
  • www.kodai-sangen.com前回の記事で、僕の「古代三関の成立と停廃」について論を閉じました。この記事では論文を書くにあたって使用した参考文献と史料の抜粋を一覧にしました。 参考文献 史料 『日本書紀』大化二年正月甲子朔日条 『一代要記』白鳳元年三月条 『帝王編年記』白鳳二年七月条 『日本書紀』天武元年六月朔壬午日条 『日本書紀』天武元年六月甲申条 [続きを読む]
  • 停廃した三関のその後と評価 〜古代における存在意義〜
  • www.kodai-sangen.com前回の記事では、三関停廃後は過所勘過と固関に変化があったことを説明しました。三関の停廃がもたらした社会への影響と、朽ちていく三関を見た人々の感情について見ていきましょう。そして最後に古代日本における三関の存在意義について評価しようと思います。 停廃した三関のその後 古代日本における三関の存在意義 今後の研究について 編集後記 歴史学のプロセ [続きを読む]
  • 三関停廃後の関制と固関の変化 〜愛発関廃止と儀式化〜
  • www.kodai-sangen.com前回の記事より、蝦夷征討の軍事行動が進む中で三関(不破・鈴鹿・愛発関)は停廃しました。三関停廃後も天皇崩御時に行われる固関は継続して行われましたが、次第に儀式化していきます。固関がどのように変化していったのかを見ていきましょう。 三関停廃後の長門関や余関 愛発関に代わって相坂関が三関に加わる 固関の儀式化 固関が儀式化した理由 次回の記事:停廃した [続きを読む]
  • 三関の停廃理由に関する考察 〜蝦夷征討と健児の関係〜
  • www.kodai-sangen.com前回の記事では、三関(鈴鹿・不破・愛発関)の停廃理由に関する先行研究として、喜田新六氏、野村忠男氏、松原広宣氏の説をまとめました。長岡京造宮事業における交通の円滑化、貴族復権に伴う縮小政策の一環、飛駅函開見禁止の勅との関連、過所勘過による本貫地主義政策の頓挫、そして蝦夷征討と健児の関係から三関停廃を論じます。 長岡京造宮に際した交通の円滑化について 貴族復権に伴う縮小政策に [続きを読む]
  • 三関の停廃理由に関する研究 〜続日本紀の記述を巡って〜
  • www.kodai-sangen.com前回の記事より、律令において最重要視されていた三関(鈴鹿・不破・愛発関)は、延暦八年に突然停廃されます。停廃に到った経緯や理由について研究されており、いくつか説はあるものの未だ不明です。先行研究として喜田新六氏、野村忠男氏、松原広宣氏の各論の要点をまとめました。 三関は延暦八年に突然停廃された 『続日本紀』延暦八年七月甲寅条 三関停廃理由に関する先行研 [続きを読む]
  • 固関の制度と三関の律令規定 〜過所による交通検察〜
  • www.kodai-sangen.com前回の記事より、壬申の乱の中で道を遮断したところから成立した三関(不破・鈴鹿・愛発関)は、律令時代において最重要視される関となります。恵美押勝の乱をはじめとする国家の重要事件において、固関という役割をもって三関は活躍します。三関特有の慣例である固関と、律令に規定されている軍事的機能と過所による交通検察についておさらいして考察していきます。 反乱者の逃亡を防ぐ固関の制度 律令 [続きを読む]
  • 三関の成立起源に関する考察 〜鈴鹿山道・不破道の解釈〜
  • www.kodai-sangen.com前回の記事では、三関の成立起源について喜田新六氏、横田健一氏、野村忠雄氏、佐藤宗諄氏、新井喜久夫氏、舘野和己氏、松原広宣氏の見解をまとめました。『日本書紀』壬申紀の記述から不破・鈴鹿関の成立時期が天智朝以前からか天武朝以降かで意見が分かれています。先行研究の各見解を踏まえて僕の考察をはじめます。 三関は壬申の乱以前に成立していない 壬申の乱後の成立も不確かである 壬申の乱 [続きを読む]
  • 三関の成立起源に関する研究 〜壬申紀の記述を巡って〜
  • www.kodai-sangen.com前回の記事では三関(不破・鈴鹿・愛発関)はいずれも成立起源が明らかではないことを説明しました。不破・鈴鹿関については『日本書紀』壬申紀に関所の存在をほのめかす記述がありますが、それを初見記事として見るか否かが研究者によって意見が分かれます。先行研究として喜田新六氏、横田健一氏、野村忠雄氏、佐藤宗諄氏、新井喜久夫氏、舘野和己氏、松原広宣氏の見解をまとめました。 三関成立に関する [続きを読む]
  • 古代三関と関制の基礎知識 〜鈴鹿・不破・愛発関の研究〜
  • www.kodai-sangen.com関所は防御施設として全国各地に置かれ、律令制以降には交通検察の機能を有しました。そして美濃国不破関、伊勢国鈴鹿関、越前国愛発関を三関と総称し、三関は古代の日本において最重要視された関所でした。三関は成立起源がわかっておりません。また、三関は789年に停廃されましたが、その理由も不明のままです。まずは三関と関制の概要を紹介し、これから考察していく論点を提示します。 古代日本におけ [続きを読む]
  • 三重県は何地方? 〜関西の語源と定義〜
  • 大阪府とその周辺の京都府・滋賀県・兵庫県・奈良県・和歌山県は関西地方と認識されていますが、三重県が関西か否かで迷う人が多いそうです。関西の語源を知れば、関西地方の定義を理解できます。その語源は古代日本に存在していた三関(さんげん)に由来します。僕は大学時代に三関について研究しました。三関とは何かと、関西との関係を説明します。 「関西」の「関」は関所のこと 三関より西側だから関西 三重 [続きを読む]
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