深山楓 さん プロフィール

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深山楓さん: 東大文学部の読書感想文
ハンドル名深山楓 さん
ブログタイトル東大文学部の読書感想文
ブログURLhttp://arce.hatenablog.com/
サイト紹介文好きな本や最近読んだ本の感想を書きます。ニュースや本屋で目にした、本にまつわる気になる事も。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供37回 / 20日(平均12.9回/週) - 参加 2018/10/26 01:49

深山楓 さんのブログ記事

  • 第6回ブクログ大賞は、辻村深月のあの作品に決定!?
  • ブクログというWebサービスを知っていますか??ブクログでは、オンライン上で、自分の蔵書を管理したり、読んだ本のレビューができる。そんなブクログのユーザーを中心としたネット上の声をもとに選ばれるのが、ブクログ大賞だ。ブクログ大賞の公式ページによると…、ブクログ大賞とは、本好きのみなさんで本当におもしろい本を決める書籍大賞です。対象作品の中からブクログで総合評価の高い作品をノミネート作品として選出 [続きを読む]
  • 阿川大樹『終電の神様』の感想文
  • 阿川大樹『終電の神様』帰り道に立ち寄った本屋さんでこの本を目にした。ちょっとメルヘンチックな表紙に、「終電」と「神様」の文字が躍る。少し不思議な組み合わせ。『終電の神様』というタイトルと表紙のイラストに惹かれて試しに購入してみた。ちなみに、阿川大樹という作家さんの小説を読むのは初めて。アガワダイキと読むのだと思い込んでいたが、感想文を書くにあたって調べたところ勘違いに気が付いた。アガワタイ [続きを読む]
  • うえお久光『紫色のクオリア』の感想文
  • うえお久光『紫色のクオリア』今日は、これまで読書感想文を書いてきた小説の中で、おそらく最も知名度が低い本を紹介しようと思う。2009年7月に電撃文庫から刊行されたSFライトノベル。それが、うえお久光の『紫色のクオリア』。そもそもライトノベルということで、読者はかぎられがち。しかも、題材はけっこうガッツリとSF。ファンタジーや学園ラブコメが主流のライトノベルにおいて、SFはけっこうアウトロー的なジ [続きを読む]
  • 「読後感」ってなに??
  • 「読後感」という言葉がある。辞書を引くと、「本などを読んだあとの感想」とあった。うん…。たしかに…。何の文句もない。…それであっている。だが、一般的にある小説の「読後感」を語るとき、その言葉が指す意味は、辞書から少しだけ離れているような気がする。例えば、「読後感」が良い/悪い、という言い方をよく耳にする。これを、「本などを読んだあとの感想」が良い/悪い、と変換するとなんだかしっくりこない。 [続きを読む]
  • 太宰治『晩年』の感想文
  • 太宰治『晩年』夏目漱石の『こころ』森鴎外の『舞姫』どちらも、国語の教科書の定番だ。授業で読んだ、という人も多いはず。「教科書なんて開いたことない!!」なんて言う不真面目な学生ならともかく、夏目漱石や森鷗外の文章は多くの人が読んだことがある。しかし、作風の都合か、作者本人の人間性やら略歴の都合か、太宰治の作品は教科書ではあまり目にしない。そのため、知名度に反して太宰の作品を読んだことがな [続きを読む]
  • ノンフィクション版・本屋大賞が決定!!
  • 全国の書店員の声によって選ばられる本屋大賞。本屋の目線で、その年一番売りたい本を決定する賞。本屋大賞HPによると、その概要は…書店員の投票だけで選ばれる賞です。「本屋大賞」は、新刊書の書店(オンライン書店も含みます)で働く書店員の投票で決定するものです。過去一年の間、書店員自身が自分で読んで「面白かった」、「お客様にも薦めたい」、「自分の店で売りたい」と思った本を選び投票します。 また「本屋大賞」 [続きを読む]
  • 本の匂いがたちこめる町・神保町
  • 今日は、大学の帰り道に神保町に寄り道してきました。東大文学部のある本郷キャンパスを出て、本郷三丁目駅から丸の内に乗ったそのとき、「そうだ神保町に行こう」と思いついた。丸の内御茶ノ水駅で電車を降り、明大通りを10分ほど歩くと三省堂書店神保町本店が見えてくる。そこにあるのは、本が主役の町だ。(古書店マップより)靖国通りを中心に本屋が何十軒も立ち並ぶ。流石は世界でも有数の古書店街だ。三省 [続きを読む]
  • 見城徹『読書という荒野』の感想文
  • 見城徹『読書という荒野』見城徹のプロフィール・編集者・大学卒業後、廣済堂出版に入社・後に、角川書店に入社し、たくさんのベストセラーを手掛けた  →森村誠一『人間の証明』、五木寛之『燃える秋』、つかこうへい『蒲田行進曲』等・幻冬舎を創業し、現在も代表取締役社長を務める。  →石原慎太郎『弟』、『老いてこそ人生』、村上龍『13歳のハローワーク』、 劇団ひとり『陰日向に咲く』等今 [続きを読む]
  • 井上夢人『魔法使いの弟子たち』の感想文
  • 井上夢人『魔法使いの弟子たち』井上夢人の『魔法使いの弟子たち』の魅力を語るのに、あまり多くの言葉はいらない。ただただ面白い。それがこの本を読んだ僕の正直な感想だ。感動するとか、学びがあるとか、悩みが解消されるとか、文学的側面でのすばらしさとか…、小説に求める魅力は人それぞれだし、時と場合によっても移ろうと思う。本書に関しては、ただひたすらにエンターテインメントとして優れている。致死率 [続きを読む]
  • とうとう本にも…ガチャの時代
  • ため込んだ石をつぎ込んで、10連ガチャを回す。最高レアリティの☆5はなかなか出ない。もう一度…。出ない。ここで諦めたら、これまでに使った石がもったいない。仕方ない。〇〇円だけ…。お!!これは、☆5の演出だ!!…なんで…もう、持っているキャラ…。ガチャと聞くと苦い記憶を思い出す人もいるだろう。僕だってそうだ。お金を入れてレバーを回すとカプセルに包まれたおもちゃが出てくる。幼少期にワクワクしながら [続きを読む]
  • こだま『夫のちんぽが入らない』の感想文
  • こだま『夫のちんぽが入らない』「なあ、何読んでるん?」友人からの無邪気な質問が飛んでくる。場所は大学のラウンジ。周りはけっこう人が多い。友達同士で談笑する人。スマホを開いて時間を潰す人。分厚い学術書と格闘する人。この空間で声高らかに「ちんぽ」というのもはばかれる。ブックカバーをとって、表紙を見せてやった。青みがかったあの洒落た表紙だ。本書のタイトルを読んだ友人は言った。「何なのこれ… [続きを読む]
  • 記憶を消して読み直したい小説
  • 心の底から面白いと叫びたくなるような傑作に出会ったとき、その小説を読んだ記憶を消し去って、もう一度、まっさらな状態で読み直したい!と思ったことはありませんか。この先、これ以上の傑作に出会えるのかという不安。そして、この小説を何度読み返そうと最初に感じた新鮮な喜びは二度と訪れないのかという絶望。脳の中から記憶を抜き取り、傑作との出会いをもう一度味わいたいという渇望。皆さんも覚えがあるので [続きを読む]
  • 伊坂幸太郎『火星に住むつもりかい?』の感想文
  • 伊坂幸太郎『火星に住むつもりかい?』11月1日の午後。SNSにどっぷりつかった現代社会の申し子である僕は、いつも通り、スマホの電源をつけ、青地に白い鳥のアイコンをタップし、画面を指でなぞった。ルーティンをこなす僕は、友人・知人の他愛ないツイートに紛れ込んだ「伊坂幸太郎、1年ぶりの新作長編」の文字列に目を奪われた。伊坂幸太郎の新作『フーガはユーガ』が、11月8日、に刊行することが発表された。あ [続きを読む]
  • 朝井リョウ『何者』の感想文
  • 朝井リョウ『何者』何者 (新潮文庫)作者: 朝井リョウ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/06/26メディア: 文庫この商品を含むブログ (24件) を見る『何者』のキーワードは、就職活動とSNS。5人のそれぞれ個性的な大学生が、就職活動に挑む様子が描かれている。演劇サークルで脚本を書いていた、観察力豊かな二宮拓人。バンドマンで明るいコミュニケーション能力◎の神谷光太郎。留学経験のある真面目な田名 [続きを読む]
  • 灯火親しむ秋の読書
  • 読書の秋スポーツの秋食欲の秋○○の秋、という言葉は果たしていくつあるのだろう。秋という季節はイベントが少ないから、その分こうして人々を急き立てて、購買意欲を生み出そうとしてるんだ。なんて話を聞かされたことがあるのだが、本当だろうか。昨今は秋にもハロウィンなんていうイベントが定着しつつあるから、○○の秋なんて言葉もそのうち存在感を減らしていくのだろうか。渋谷で半狂乱の騒ぎをするより、家でゆっくり本を [続きを読む]
  • 高林さわ『バイリンガル』の感想文
  • 高林さわ『バイリンガル』僕は、これまで読書感想文を書くにあたって、紹介する本についてネガティブな表現は控えるようにしてきました。未読の人にとっては、この先の素晴らしい読書体験の阻害になるし、読んで面白かった!と思っている人にとっては、その喜びに水を差すことになる。それに、そもそも、自分が読んで楽しめなかった本を感想文として紹介してもね…。でも、今回の『バイリンガル』の感想を書く以上、多 [続きを読む]
  • 五木寛之『親鸞』の感想文
  • 五木寛之『親鸞』古い時代の話で、しかも、宗教がテーマ。読みにくい小説オーラが立ち込める本書。しかし、意外なことに、読んでみるとスラスラ読める。月並みに表現だが、読みやすくて面白い。五木寛之の『親鸞』という小説は、もちろん実在の人物・親鸞を描いたものだ。では、皆さんは親鸞という人のことをどのぐらい知っているだろうか。親鸞→浄土真宗、教行信証、法然学生時代の、日本史の授業中に居眠りを [続きを読む]
  • 図書館タクシー
  • 車内で本の朗読が聴ける。そんな「図書館タクシー」なるものが、今日から11月11日まで、都内を走るらしい。日本交通と、本の朗読音声の配信サービス「オーディオブック」のオトバンクが、読書週間に合わせて共同で企画したらしい。タクシーに乗ったら、本の朗読が流れてくる。なんだか素敵な響きがする。タクシーに乗る時間はそんなに長くないから、短編小説の朗読を流すのだろうか。だとしたら、どんな小説の朗読だ [続きを読む]
  • 「速読できるの??」
  • 「趣味はなに?」「読書かな。休みの日はよく本を読んでるよ」「そうなんだ。じゃあ、速読できるの??」「三大・本好きがされる質問」の一つがコレ。速読できるの??である。残りの二つは、自分で小説書かないの?と、漫画は読まないの?である。選者はこの僕だ。今、思いついた順に適当に挙げたこの3つの質問だけど…当ブログを読んでくれているような読書好きの皆さんは思い当たる節があるのではなかろ [続きを読む]
  • 川村元気『億男』の感想文
  • 川村元気『億男』弟の借金を肩代わりし、昼夜問わず働いて、「お金の問題」で妻と娘とも別居中。そんな一男が、宝くじで三億円を当てる。急に大金が降ってきたことで一男は不安になり、大学時代の落研仲間で親友の九十九に会いに行く。実は、九十九は大学卒業後、IT系のベンチャーを起業し、億万長者になっていた。そんな彼に、金との付き合い方を教わりにいくのだ。「お金と幸せの答えを教えてあげるよ」そう答 [続きを読む]
  • 梅田悟司『「言葉にできる」は武器になる。』の感想文
  • 梅田悟司『「言葉にできる」は武器になる。』突然ですが、問題です。「バイトするなら、タウンワーク。」これ何のキャッチコピーか分かりますか?ごめんなさい。馬鹿にしているわけじゃないんです。これほど明快なコピーもあまりないですよね。一応、答えは、求人情報を扱っている「タウンワーク」のキャッチコピー。笑っちゃうくらい単純で、めちゃくちゃ直接的なこの言葉。でも、凄く耳に残るし、日本人の多く [続きを読む]
  • エッセイの魅力ー作家の素顔ー
  • 今、エッセイが熱い??森下典子の『日々是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』が、エッセイ作品としては始めて、文庫本の売上ランキングで1位になったそうだ。茶道教室に通った25年間を綴ったこの作品は、10月13日に映画も公開された。樹木希林さんが茶道の先生役として出演しており、その点でも話題になっている。(実は、僕、まだ読んでいないです…早く読まないと…)日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあ [続きを読む]
  • 辻村深月が「ドラえもん」を書く!?
  • 「今年の「ドラえもん」の映画の脚本、辻村深月らしいよ」昼ご飯を食べていたときに、友人がふと口にした。最初、小説家・辻村深月とアニメ・「ドラえもん」が結びつかず、困惑した。本当かな?と半信半疑で調べてみると、ダ・ヴィンチニュースの記事を見つけた。ddnavi.comどうやら、本当らしい。来春公開の「映画ドラえもん のび太の月面探査記」の脚本は、確かに、辻村深月さんが担当するみたいだ。どうやら [続きを読む]
  • 早瀬耕『未必のマクベス』の感想文
  • 早瀬耕『未必のマクベス』『未必のマクベス』は奇跡の一冊だ。無名の作家、早瀬耕。元々、この作家を知っていたという読者は1%もいないだろう。20年以上前に一度、SF小説を書いただけ。『未必のマクベス』も刊行当初は全く売れていなかったそうだ。ただでさえ、出版不況の中で、知名度のない作家の書いた分厚い小説なんてなかなか売れない。それが文庫化から火がついた。出版業界に起きた一つの奇跡だ。半年 [続きを読む]
  • 米澤穂信『王とサーカス』の感想文
  • 米澤穂信『王とサーカス』これまでに書いてきた、僕の感想文。なんだか、少し古めの本が多いですね…そこで、たまには、今、本屋で売れている本を題材にしてみようかなと…。今回は、米澤穂信の『王とサーカス』の感想文です。先日も『氷菓』の感想を書いたばかりなので、勘の良い方はお気づきでしょうが、僕は、米澤穂信という作家が好きです。米澤穂信といえば、『氷菓』や『愚者のエンドロール』などの〈古典部 [続きを読む]