鳴鶴 さん プロフィール

  •  
鳴鶴さん: 我に好爵あり。我汝とこれを共にせん。
ハンドル名鳴鶴 さん
ブログタイトル我に好爵あり。我汝とこれを共にせん。
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/coconoi
サイト紹介文B級グルメやスピリチュアル、自作の小説、日々の出来事など。
自由文元ピアニスト。現在は占い師。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供27回 / 23日(平均8.2回/週) - 参加 2018/10/30 07:18

鳴鶴 さんのブログ記事

  • 今は無き花 19
  • 柳野は、ある大名の血を受け継ぐ旧家の次男として、裕福な家庭に生まれ育った。両親は美男美女として世間にも名高く、父は学者で、母は何事も完璧に行い、常に一挙手一投足にも隙の無い人だった。そんな夫婦の子供たちは、兄と弟の二人兄弟で、決して仲は悪くなかったが、長男は文武両道の優等生なのに対し、次男の茂は、幼い頃からのやんちゃがいつまでも収まらないような性格だった。それでも一家四人は何不自由なく幸せに暮らし [続きを読む]
  • 今は無き花 18
  • 華子の本名は、小川はなゑと言い、年はもうすぐ二十歳になる。いつも、愛らしい口元にはきちんと紅を差し、涼しげな目鼻立ちは屈託のない笑顔で愛嬌良く崩している。今は亡き、はなゑの母、華千代こと小川ちよは、芸を磨くことにかけては人一倍に厳しく、吉原の中でも指折りの売れっこ芸者であった。しかし、あるいはそれゆえに、残念ながら良き伴侶には恵まれず、そんな自分自身の経験から、彼女は自分の娘も女一人で生きていける [続きを読む]
  • 今は無き花 17
  • 「華子姐さんが亡くなったのは、太平洋戦争が始まったばかりの頃だったから、今から七十年くらい前ね。あたしが一本になって間もなくのことでした。まあ、そんな昔のことですし、あたしは柳野さんとそれほど親しくなかったもんだから、あんまり詳しい話は出来ませんけど、あたしが知っている程度のことで宜しかったら。華子姐さんは、もともと芸者屋の娘に生まれたんです。もし生きていたとしたら、もう、とうに九十を越えているわ [続きを読む]
  • 今は無き花 16
  • 階下から、母の爪弾く三味線の音と唄声が聞こえて来る。昨夜はとても良く眠れたが、それでもまだ眠い。私は母の端唄を子守唄にして、再び眠りにつくことにした。その時、三味線の音がふと止んだかと思うと、しばらくして母が二階に上がって来て、私の部屋のドアをノックした。「鈴子、もうそろそろ起きてよ」母は少しイライラとした調子で言った。「え、なんで?」「もう起きなきゃ、間に合わなくなっちゃうじゃないよ」「……あ、 [続きを読む]
  • 今は無き花 15
  • 御作法を始めてからちょうど三週間が経った日、杏水先生からまた電話が掛かって来た。「もしもし、鈴子さん、御作法はうまく行ってる?」「お蔭様で、体の具合はだいぶ良くなりました」私は、いつもより自然と落ち着いた声で話していた。「そう、良かったね。じゃあ、もう大丈夫?」「……えーっと、そう訊かれると……どんな風になったら、もう大丈夫なんですか?」「それは、鈴子さん自身が自分で分かるよ。『ああ、そういうこと [続きを読む]
  • 砂肝サラダを酒盗ドレッシングで
  • 今日はまた小説の連載をお休みして、B級グルメ日記です☆最近はダイエット中なので、昼食はサラダだけのこともあります。先日の昼食は、砂肝サラダを酒盗ドレッシングで頂きました。私は元々それほど砂肝が好きなわけではないのですが、スーパーで安かったので、つい買ってしまい、どうしようかと考えた末、野菜サラダに入れることにしました。砂肝サラダの中身は、砂肝のソテー加え、レタス、にんじん、玉ねぎ、ピーマン、トマト [続きを読む]
  • 今は無き花 14
  • 翌週明け、私の元に杏水先生からの封書が届いた。封を開けると、供養の御作法について説明された手紙と、何やら独特な書体の文字が墨で記された御札がたくさん入っていた。その御作法の手順とは、次のようなものである。まず、塩三合を盛った大きな器と、三合分の日本茶を入れた器、ゴルフボールほどの大きさの握り飯を用意し、それらを寝室の西側に置く。そして、塩の器に蝋燭を一本立て、その火で御札を一枚燃やし、塩と軽く混ぜ [続きを読む]
  • 今は無き花 13
  • 「うーん、やっぱり、あんまり良くない霊の影響を受けちゃってるねえ……。この前、確か、ホームレスの霊が憑いているって言ったよね」「あ、はい」「その人はもういなくなってるな。だけど、やっぱり、遊女みたいな人はまだ憑いてるね、うん」杏水先生は、目の前に灯る小さなアロマキャンドルの炎を見つめながら言った。彼女はいつも、このようなスタイルで霊視する。だが、その理由に深い意味はなく、ただこうすると何となく安心 [続きを読む]
  • 今は無き花 12
  • 翌日の午後、再び杏水先生から電話が掛かって来た。「もしもし、鈴子さん、その後、調子はどう?」「あ、先生、実は……」私は、前回の電話からの経過を説明した。「あら、そう……その状態は、単にお墓参りで疲れたっていうだけじゃなくて、何か別な原因もありそうね。明後日、少しでも良いから時間ある? あんまり具合が悪かったら無理しなくて良いけど、もし出来れば、私の家へいらっしゃいよ。ちょっと視てあげるからさ」そう [続きを読む]
  • 今は無き花 11
  • 数日後、一月末のとても寒い日のこと。仕事が休みだったので、私は多磨霊園にある、母の実家、柳野家の墓参りへ一人で出掛けた。やはり無神論者の両親は、たとえ私が誘っても、墓参りになど行こうとはしなかった。逆に「こんな寒いのに、また風邪をぶり返すからやめなさい」と反対するのを、無理に押し切って来たのである。ところで、その墓には、曾祖父、曾祖母、祖父、祖母、大伯父、叔父、叔母、そして祖父の内縁の妻であったら [続きを読む]
  • 今は無き花 10
  • 氏神様とは、各地域を鎮守して下さっている神社の神様のことを言う。この日本という国には、どの地域にも大小様々な神社があり、氏神様というものが必ず存在するのである。“氏神様というものは、大抵は少なくとも数百年以上の昔から各々の土地を守って下さっている有り難い神様だから、たとえどんな宗教を信じていたとしても、その土地に住んでいる人が真剣に祈ったら、必ず守って下さる。特に、霊障を受けた時などは、最初に氏神 [続きを読む]
  • 今は無き花 9
  • 「もしもし、杏水です。鈴子さん、最近どう? 元気にしてる?」電話の向こうから、明るい声が聞こえて来た。おそらく、また何か虫の知らせを感じて私に電話をして来たのだろう。だが彼女は、そんな時でも、ごく普通の挨拶から始めるなど、常識的な行動をとる人だった。「あ、杏水先生、またちょうど良い時にお電話を下さいまして……」私は力なく返事をした。「どうしているかなって、ちょっと気になったんだけど、何かあった?」 [続きを読む]
  • 今は無き花 8
  • 自宅へ戻ると、私は玄関からすぐにそのまま自分の寝室の布団の中へと潜り込んだ。母が少し驚いた様子でやって来た。「鈴子、いったいどうしたの? 具合でも悪いの?」「何だか全身が痛くて、だるくて……吐き気と頭痛もする……」私は苦しげに唸りながら、微かな声で答えた。「あら、もしかして、インフルエンザかしら?あなた、ちゃんと予防注射しなかったからよ。だから私があれほどやっときなさいって言ったのに」そう母の言う [続きを読む]
  • スパゲティー・ブッタネスカ
  • 今日は、小説の連載はお休みにして、久し振りにB級グルメ日記です☆今、ダイエット中ですが、どうしてもスパゲティーが食べたくなってしまい、今朝はスパゲティー・ブッタネスカを作ってしまいました。。朝からスパゲティーって、どうなんでしょうかね。。ま、それはさて置き、アンチョビ、ケイパー、黒オリーブ、トマト、ガーリックと、健康のために玉葱丸ごと1個も加え、美味しさのために、最後はちゃんとサクサクパン粉もふり [続きを読む]
  • 今は無き花 7
  • その後は再び、どこかすえたような匂いのする殺風景なガードレールばかりが続いた。そのせいか、次に向かう投げ込み寺までの道のりは、予想していたよりも遥かに長く感じられ、歩き疲れてうんざりした頃になって、やっと辿り着くことが出来た。投げ込み寺は、古風な山門に、大層立派な瓦屋根と真っ白い壁が人目を引く、意外と大きい寺だった。ところが、実は、ここもマニアの間では有名な心霊スポットなのである。境内へ入ると、墓 [続きを読む]
  • 今は無き花 6
  • 立ち止まって鳥居の外からちょっと様子を伺うと、境内は意外と広くて清潔感があった。そこへ一歩足を踏み入れた瞬間、心なしか空気がふっと軽くなった。樹木はそれほど多くないが、たわわに実を付けた大きなミカンの木や、赤い花を咲かせたサザンカ、白く気品のあるスイセンなどが、初春の趣を醸し出している。まだ松が明けたばかりなので、私の他にも参拝客が何人かいる。手水舎の水がとうとうと勢い良く音を立てて流れている様子 [続きを読む]
  • 今は無き花 5
  • 気を取り直し、次は玉姫稲荷へと向かい、車通りの多い国道沿いを歩いて行く。泪橋(なみだばし)交差点に近づいた辺りから、『一泊五千円』や『一泊三千五百円』などと書かれたビジネスホテルの看板が目に付き始めた。その下を、出張サラリーマンや労働者風の男性、外国人観光客などの歩く姿がちらほらと見える。『泪橋』という名は、かつて処刑場へと向かう死刑囚が、家族や親しい人に最期の別れを告げ、涙を流した場所であったこ [続きを読む]
  • 今は無き花 4
  • “さて、今日はどんなルートで散歩しようか。最初は駅前にある首切り地蔵に行って、それから……”電車の中で、私は手帳サイズの地図を眺めながら考えていた。すると、南千住駅から約数百メートルの地点に『玉姫稲荷神社』と記されているのを発見した。あの『紀伊の国』という端唄に登場する神社だ。何という偶然だろうか。また、三ノ輪駅のすぐ近くには『浄閑寺(投込寺)』と記されているのも見付けた。かつて、吉原で亡くなった [続きを読む]
  • 今は無き花 3
  • “ああ、それにしても首が痛い……さっき、首を切って自殺する夢を見たせいだろうか?そういえば、南千住の小塚原刑場跡に、首切り地蔵とかいうのがあったっけ……今日は何も予定がないから、そこへ散歩がてら行ってみようかな。あの辺は心霊スポットとしても有名だし”そう思い立つと、私はマッサージ機のスイッチを切り、ノソノソと起き上がり、台所へ行って野菜ジュースをコップ一杯飲み干すと、ダラダラと緩慢に動きながらも何 [続きを読む]
  • 今は無き花 2
  • やがて、私は布団からゆっくり起き上がると、階下へ降りていった。「あら、鈴子、早いじゃないの」居間へ入って来た私に気付き、母が三味線を弾く手を止めて言った。「あ、おはようございます」私はどこか申し訳ないような気持ちで、おとなしい犬のように頭を垂れる。“しかしいったい、私は何を申し訳ないと思っているのか?”ふと、自問自答する。“――それは、何やら根拠のない罪悪感によるものでもあれば、四十歳近くにもなっ [続きを読む]
  • 雪や亡き、花や亡き。1
  • 数年前に書いた小説を、今日から少しずつアップしていきたいと思います。オカルト小説『占い師・鈴子の不思議な日常』シリーズより一作目は『雪や亡き、花や亡き』というタイトルの中編です。いつかブログで発表しようと思いつつ、ずっと放置していました。この小説を書いた当時は、将来、自分が本当に占い師になってしまうとは、全く考えてもいませんでした。フィクションで書いたことが、半ば現実化してしまったような……怖っ。 [続きを読む]
  • 出会いと別れ
  • 先日、占いのお客様(50代の女性)からこんなご相談がありました。「子供のいない妹に仔猫をプレゼントしたところ、とても喜び、可愛がってくれていました。ところが、その猫が死んでしまい、妹はペットロスのため、鬱状態になってしまったのです。私は、妹に対してなんて酷いことをしてしまったのかと、自責の念に堪えません」それに対して、私はこう答えました。「私も以前、飼っていた猫が死んでしまった時、ペットロスになりま [続きを読む]
  • 私の愛猫
  • 今日は、私にとってかけがえのない愛猫である二匹をご紹介します。私が生まれて初めて猫を飼い始めたのは、七年ほど前の、年の瀬のことです。千葉県にあるシェルターから、白猫の男の子を引き取り、その子を『ふくちゃん』と名付けました。ふくちゃんふくちゃんが我が家へ初めてやって来た時、私は?これからは、この子のために生きて行こう″と強く決意したものです。それほどまでに、ふくちゃんは、出逢った時から何か特別な縁を [続きを読む]
  • サイレント期間とは
  • ツインレイは、出逢ってから間もなく、『サイレント期間』又は『分離期間』と呼ばれる、離れ離れになって会えない期間を経験すると言われています。その長さは、カップルによって様々で、数か月から数年にわたる場合もあるそうです。そして、それは多くの場合、男性がある日、突然に女性の前から姿を消すという形で起こります。しかも、この時、男性は女性から?必死になって全力で″逃げて行くのだとか。その理由は、人によって様 [続きを読む]
  • ツインレイの歌
  • あるツインレイの女性が言っていました。――小田和正の『たしかなもの』っていう曲は、ツインレイそのものだよ!つまり、この曲はツインレイたちの心情をとてもよく表現していると。(ツインレイって、ある意味、そのような人種のことでもあるのです。『ツインレイ人』みたいな……あ、何だか分かりにくいこと言っちゃって、スミマセン。。)でもまあ、ちょっと聞いてみて下さいませ。きっと心に響きますよ。たしかなこと - 小田 [続きを読む]