星野栞里 さん プロフィール

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星野栞里さん: Café de “Le Cielbleu” 〜 青空のCafétime
ハンドル名星野栞里 さん
ブログタイトルCafé de “Le Cielbleu” 〜 青空のCafétime
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/ciel-bleu
サイト紹介文唇に詩を。心に青空を。オリジナルの詩と小説、エッセイを掲載します。
自由文小説のコンテスト受賞歴あり。恋愛小説、ホラー、サスペンス、詩を手がけています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供24回 / 13日(平均12.9回/週) - 参加 2018/11/03 18:10

星野栞里 さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 映画レビュー『それでも恋するバルセロナ』
  • コーヒーが好きだ。ジャズもクラシックも、映画を見るのも好きだ。ただし映画に関しては少し問題がある。何かをやりながら楽しむことができない。ある程度意識を集中して見ないと内容が分からなくなる。洋画より邦画の方が集中力が必要。その理由は邦画は登場人物のセリフを聞き取らなければいけないから。ネイティブで視聴するなら別だが、洋画には字幕があるので、耳の注意力が散漫であったとしてもあまり問題はない。という訳で [続きを読む]
  • エビアンの朝
  • 「頭いてー。ワイン飲みすぎた」手探りで探し当てた目覚まし時計の針は10時を指している。記憶があやふやだったが、とりあえず見慣れた自分の部屋の天井だった。ふう。セーフ。一度だけ、酔った勢いで意気投合したイケメンにお持ち帰りされた前科があるので、たとえベロンベロンに酔っ払ってしまったとしても行動には気をつけないと。ベッドから崩れ落ちるように降り、立ち上がると目が回るので、明るい日差しがこぼれているフロー [続きを読む]
  • きみの青は僕の青
  • 「でもね。青バラは青くないのよ」矛盾している。青くない青。赤くない赤。青空は青くない。いや違う。青いから青空なんじゃないか。さっぱり意味が分からない。早希(さき)はよくこんな言い方をして僕を惑わせる。そして僕は彼女が待ち構える惑いの海で溺れてしまう。大学の食堂に併設されたカフェスペースで、隣のテーブルでおしゃべりしていた女の子の二人連れが出て行くと、僕と早希の二人だけになった。星野早希。大学構内の [続きを読む]
  • 群青に溶ける
  • 甘やかな官能は群青の空に溶け出し忌まわしき身体を抜け出して美しき青に遊ぶ闇に散りばめた光を見下ろし夢魔の翼を羽ばたかせ群青の彼方へ墜落してゆく [続きを読む]
  • 紅の森
  • 黄金色(こがねいろ)に透き通る陽光と次第に優しくなってゆくきみの眼差し柔らかな少し冷たい手を引いて 紅(くれない)くれないの葉が舞う森を歩くどうしてきみの手はいつも冷たいのかなあなたに温めて欲しいからよ凍える冬が来る前にもっと温めて欲しいあなたの優しさで [続きを読む]
  • 見つからない家 III
  • ・おわりに「いったいあの体験は、あの家は何だったのか、どこにあるのか。星野さんはどう思いますか」話の最後にそう聞かれたわたしは、分かりませんと答えた。彼は、でしょうねと少しガッカリしたようである。本当は思い当たるものがあるのだが、申し訳ないと思いつつ、その人の奥さまがあえて口を噤んだように私もそれに倣った。「分かりませんが、ただ・・もうその家のことは忘れて、探さない方がいいと思います」わたしがそう [続きを読む]
  • 愛され皇帝は気高く美しく、寒がりで意気地なし
  • 空高く育った太い茎の先に可愛らしいピンク色の花が咲く。花の時期は関東では11月下旬から12月半ば。だから今の時期はまだ咲いていない。その植物の名前は皇帝ダリア。実家の庭の真ん中辺り、ちょうどリビングからよく見える場所に父がこの皇帝ダリアを植えたのは何年前だろうか。まだわたしが学生だった時の、夏の終わり頃だったと思う。ホームセンターの園芸コーナーで、売れ残り品としてディスカウントされていたのを見かけて買 [続きを読む]
  • 見つからない家 II
  • ・見つからない家その後、検討に検討を重ねて購入した新居は図らずも高熱を出した物件のほど近くでした。隣の市だが歩いても10分かからない。引っ越しのゴタゴタが落ち着いてしばらく経ったある日。ふと散歩がてらにその家を訪ねてみようと思い立って、ぶらぶらと用水路脇の感じの良い歩道を歩き、階段を登ると見覚えのある街並みが。(ここだ。この辺りにあの家がある)記憶を頼りに歩いてみる。しかし不思議なことにあの家が見つか [続きを読む]
  • いつもの朝に、いつものコーヒー
  • ーこんどコーヒーをわかしたら,ぼくに一杯ついで,バーボンを入れ,タバコに火を付けて,カップのそばにおいてくれたまえ。それから,すべてを忘れてくれー レイモンド・チャンドラー「長いお別れ」より 今日のコーヒーはこの前カルディで買ったツッカーノ・ブルボンという豆。 サーバーにドリッパーとペーパーフィルターをセットし、沸騰させたお湯でまずフィルターを湿らせる。一度お湯を捨て、ミルで挽いた豆を入れ少量のお湯 [続きを読む]
  • 見つからない家 I
  • ◯はじめにこれは知人に紹介されたある男性から聞いた話をまとめたものである。四十代後半の落ち着いた感じの方で、自分の体験は奇妙ではあるけれど幽霊や心霊現象とは違いますと仰っていたが、はたしてどうだろうか。読者の判断にお任せする。星野栞里見つからない家・物件探し今から十年以上前、結婚したばかりの私たち夫婦は、幸せな家庭の礎となる物件を探していました。新築にしようか、それとも初期資金を安く抑えられる中古 [続きを読む]
  • 後ろ姿の色気
  • 車を運転していると、必然的に自分の前を走っている車の後ろ姿を見ることになる。 仕事でも週に何度かは車で移動するので、当然前を走っている車は毎回違うけれど、その後ろ姿を見て運転するのは同じだ。 他所の車を見る場合、間近で長い時間見ることになるのは後ろ。フロントデザインを見るのは信号待ちやすれ違う時で、自分の視線は前を向いているから後ろ姿ほど目に入らず記憶に残らない。 運転中の頭の隅で、ああこの車はこん [続きを読む]
  • 雨の匂い。恋の色。
  • “女は黒と白以外のすべての色を考えつく”ココ・シャネル雨の匂いがする。雨が降る前の、水の匂い。そう彼に言うと、そんな匂いはしないけど、きみの気のせいじゃないかと、いつも訝しげな顔をした。でも大気に水の匂いが混じると必ず雨になった。雨の匂いは、不思議なことに男性は気づかないようだ。男という生き物は、社会生活を送る上でどうでもいいことは気づかないようにできているらしい。男はいろいろなことに気づかない。 [続きを読む]
  • ツリバナ
  • 実家の庭先にツリバナの木がある。根元から細い幹が何本も立ち上がっているのは株立ちというそうだ。 スッと伸びたしなやかな風情の幹と枝。嫋やかな葉。秋以外の季節は取り立てて特徴のない落葉樹なのだが、今の季節は重たげにしならせたその細い枝先に変わった形の赤い実をつける。 弾けた実から橙色の種がいくつかぶら下がり、その風情から呼ばれた名がツリバナ。冬になるとよく見かけるピラカンサのようにたわわに実が成ること [続きを読む]
  • 『月のかけら』
  • 月の光を浴びるとその光が体に染み込んで青い体になるんだ銀の月を見ていたらタキシードを着たウサギに声をかけられた。シルクハットのつばに優雅な手つきで触れながらウサギが言う。「月の光を浴びるとその光が体に染み込んで青い体になるよ」青い体になったらどうなるんだろう。と思っていたら体が宙に浮いた。どんどん空を登って行ってもう少しで月の手が届くという高さで、今度は下がり始めた。どうしたのかと思って自分の体を [続きを読む]
  • 『香りの共犯者』
  • 落ちてくる真っ直ぐな髪を抑え、早希(さき)はそうっと顔を寄せて花の香りを嗅いだ。黒い髪から覗く白い横顔。その向こうで、あちこちにポツポツと咲いている薔薇。「いい香り。わたしはこのブルーパフュームの香りが一番好きかもしれない。凛とした、芯のある甘さ」うっとりした声に誘われるように、僕も彼女を真似て鼻を近づけてみる。今の彼女の言葉を、声に出さずに舌の上で転がす。少し低めの声で発せられたそれは、心地よい [続きを読む]
  • 『ミッドナイト・ランデブー』
  • 西の空が銅色に染まり、やがてそれが青から紺色に、そして群青をバックに星が瞬き始める。俺は窓から離れ、軽く夕食を済ませてから約束の時間まで一寝入りすることにした。二日前。昼下がりの陽炎立つ街角で彼女を一眼見た瞬間に俺は恋に落ちた。そばに寄り添い愛を囁く俺を、ゾクッとするほど色っぽい目で眺め、しかし無言で立ち去ろうとした彼女。追いすがる俺。「デートするには暑すぎるわ」振り向きもしないで、そっけない言葉 [続きを読む]
  • 空の青。心の色。
  • 今日は午後から雨になると予報で言っていた。昨日は暖かかかったが、いつの間にか今年も残すところ二ヶ月となり、雨が降るたびに季節が深くなってゆく。二年前にやっていたブログでは、空の写真ばかり載せていた気がする。空の表情はいつも違う。雲ひとつない青空、鈍色の雲に覆われた曇り空。毎朝撮った空の写真に詩を添えていた。同じ空の下のどこかにいる誰かに、自分の言葉を届けたかったのかもしれない。空を見上げることは、 [続きを読む]
  • 幻想詩『闇の中の少女』
  • 天鵞絨の漆黒に抱かれて〜第一章 闇の中の少女光が強ければ強いほど闇も深くなるだから光の手が届かない暗がりに少女は潜む誰もが光を好むわけじゃない誰もが闇を恐れるわけじゃないしっとり纏わりつく漆黒の静けさに抱(いだ)かれ怯える少女は震える小さなからだを優しい暗黒の腕に委ねる暗がりから小さな声がしても振り返ってはいけない闇の中から微かな囁きが聞こえても覗き込んではいけない少女は黒い眠りの中で天鵞絨(ビロ [続きを読む]
  • 彼と彼女のCollaboration Poem “Autumn scene”
  • 彼から彼女へ “To you”『きみと往く秋』 秋に彩られた道をきみと歩く 手と手を繋いで 言葉と言葉を繋ぐように きみと僕の心を繋ぎたい 彼女から彼へ “Answer“『あなたに溶ける心』 秋が降りた道をあなたに抱かれて歩く あなたの言葉に包まれ あなたの温度に抱かれて やがてわたしの心は あなたの優しさに溶けてゆく [続きを読む]
  • 嫌い。好き。電子のラブストーリー
  • 電子書籍が嫌いだった。 中身を象徴するように美しくデザインされた装丁。その表面を指でなぞると滑らかだったり微かにざらりとしたり。つるりとした紙の感触がページをめくる指先に伝わってくる。 その中に込められた様々な物語。 物語を読むなら、モニターに映るテキストデータではなく、手に取れる製本された紙の書籍しかあり得ない。便利性と合理性の電子書籍は、愉しむための本とは相入れない。 頑なにそう思っていたわたしが [続きを読む]
  • 秋ドライブ。秋祭り。
  • 昨日は東京の外れの街まで友人とドライブに行った。ベンチシートのオートマ車ではドライビングを楽しむなんて無理な話で、それにだいたい街乗り向き大衆車だから、キビキビしたハンドリングもレスポンスのいい加速も期待していない。初めて乗った時はグニャグニャした感じのサスペンションがキモチ悪かった。ステアリングを切ると、グニャ〜と曲がり、重心がグニャグニャグニャ移動する。その前に乗っていたアルファ156が、車高を [続きを読む]
  • 『あなたへ帰る』
  • ただいまと小さく告げたわたしにあなたは驚いた顔をしたでもすぐに微笑んでくれたその懐かしい笑顔にその静かな眼差しに震えて波立っていたわたしの心は穏やかに凪いでゆくあなたの目がわたしを見つめわたしもあなたを見つめる一瞬の永劫がふたりを包み そして・・・優しい声がおかえりと言った [続きを読む]
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