サシミ さん プロフィール

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サシミさん: ドクターサシミの医者ブログ
ハンドル名サシミ さん
ブログタイトルドクターサシミの医者ブログ
ブログURLhttps://drsashimi.com/
サイト紹介文リハビリ科医が医学雑談・無駄知識を無計画にアップしています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供26回 / 11日(平均16.5回/週) - 参加 2018/12/06 11:49

サシミ さんのブログ記事

  • アセトン血性嘔吐症の本当の原因
  • 子供でよくある胃腸炎・食中毒とは、少し毛色が違うものを今回は扱います。☆アセトン血性嘔吐症☆子供の嘔吐(ゲロ)・下痢はまぁ〜よく来ます、特に冬。基本的にはやることないです。経口補水液(Ex:OS-1)飲んでね、です。嘔吐が強い場合は水も飲めませんので、座薬など使って止めることはあります。下痢はよほど脱水がないと止めません。そもそも嘔吐や下痢は一種の自浄作用です。止めてしまうと余計に症状が長引くことは広く [続きを読む]
  • 医学部④:病院実習〜国家試験
  • 久しぶりに医学部の話を少々。☆ポリクリ☆5年生になると、医学生は大学病院・関連病院で実習をします。この実習はポリクリと呼び、医師監視のもと実習を行っていきます。一応4年生でCBT/OSCEと言う筆記・面接試験を受けて合格したら、病院実習に行けるルールです。一般企業でのインターンみたいなものです。実習出来ることは問診(症状や既往歴を聞き出すこと)と身体所見(心臓の音聞いたり、お腹おしたり)を取るくらいです。 [続きを読む]
  • 尿路結石:治療、あまりやる事無い
  • 尿路結石痛みが強く、よく救急外来に来ます。でも救急外来ではぶっちゃけやること、あまり無いです。☆地獄の痛み☆尿路結石、よく『石』なんて言われています。一般的にも痛いと有名ですね。三大死ぬほど痛い病気・・・らしいですね(他は心筋梗塞・群発頭痛)。尿路とはその名の通り、尿の通り路です。尿は腎臓で作られ、腎臓⇒尿管⇒膀胱⇒尿道と流れ排出されます。この流れを尿路と言い、そこに出来る石を尿路結石といいます。 [続きを読む]
  • インフルエンザワクチン≒予想問題集
  • インフルエンザワクチンは、そこまであてにならない。なるときゃなるが。以上。なんですが、少し詳しく。☆予想問題集☆まずインフルエンザワクチンを打つ人は毎年大量にいます。しかもその需要はインフルが流行する前の秋〜初冬に集中します。ただここで問題なのが需要を満たすために、前もって大量生産する必要があります。そしてそれは一定の準備・製造期間が必要ということです。インフルエンザウイルスは生の鶏卵に、種菌を入 [続きを読む]
  • ライオンも草をたべる
  • 毎度おなじみ『脱線』シリーズです。全く医学関係ありません私は昔から動物の映像を見るのが好きでした。今でも良く『アニマルプラネット』や『ディスカバリーチャンネル』見ます。さて肉食動物、ライオン・トラ・ハイエナ・・・。そいつらは何食べているか?私のイメージ、おそらく皆様のイメージも肉・肉・肉、そして肉でしょう。でも調べてみたら半分正解、半分不正解でした。確かに肉や内臓を食べます。でも肉や内臓だけではあ [続きを読む]
  • マンガの1シーンを医学的に検討してみた②:ワンピース・シャンクス
  • ワンピース初期、シャンクスの腕が食われるシーンをマジメに検討します。☆受傷起点謎の動物によって左上腕(二の腕)を噛みちぎられた、動物咬傷にあたる。☆診断名左上腕切断汚染創☆治療計画。①洗浄・感染症対策・破傷風予防かなり汚い傷口なので、まずは大量の水道水または煮沸した井戸水(5Lほど)で、傷口を洗浄します。傷口に砂などの異物が付着していた場合は、適宜ブラシなどで洗い落とす。今回の受傷起点が動物咬傷 [続きを読む]
  • 半側空間無視:症状・原因・治療
  • 『正面を向いてください』出来ましたか?でもそれは本当に『正面』ですか?・・・なんて『世にも奇妙な物語』みたいですね。今回は『左右』、そこから発生する『正面』に関する話し。そして左右が壊れる『半側空間無視』の話です。以前の記事『言語聴覚士』で高次脳機能障害について簡単に述べました。まだ読んでいない方は下記リンクから飛んで読んでみてください。☆リンク☆高次脳機能障害を簡単に述べるとマヒなどの運動・感覚 [続きを読む]
  • 肺:酸素の為に犠牲
  • 肺、おそらく一番かわいそうな臓器。 呼吸のたびに外気に触れるため、タバコ・細菌・ウイルス・PM2.5・ハウスダストなどに晒されるからです。なんでそんなに辛い労働環境なのでしょうか。それは生物が陸上に進出したからです。生物が海⇒地上に出た理由、それは酸素が豊富だからです。塩とステロイド(https://drsashimi.com/ステロイド②)でも書きましたが海に比べ地上は①乾燥②温度変化③塩が無い(+④浮力が無くなり、 [続きを読む]
  • 研修医のABCDE~最初はみんな一年生~
  • 初期研修医の最初、特に4-5月はほぼ学生です。でも救急外来などで血だらけの患者が来たり、目の前でケイレンし始めたりします。下手なお化け屋敷より恐ろしいです。エヴァンゲリオンのシンジ君と同じ『逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ』状態です。でもこれは全世界共通の葛藤のようです。英語圏では以下のような、超有名な『研修医のABCDE』があります。Away from the patient 患者から離れろBehind the nurse ナースの後ろに隠 [続きを読む]
  • 酒:アルコールはいつ抜ける
  • よく書いている酒の話題です。最近飛行機の機長が、運航基準以上のアルコールが検知されたため、禁固刑受ける事件もありましたね。他にもよく前日深夜まで飲み、翌朝運転して飲酒運転で捕まる事案は枚挙に暇がありません。『酒が抜けたと思った』という言い訳はよく聞きます。でもどれくらいで『酒は抜ける』のか?☆案外抜けない☆アルコール処理は主に肝臓で行われます。なので分解速度は肝臓の大きさ・分解酵素の活性などに影響 [続きを読む]
  • マンガの1シーンを医学的に検討してみた①:スラムダンク・花道
  • マンガの1シーンを通して、医学に少しでも関心持って頂ければと思います。今後はシリーズも検討中です『スラムダンク』の桜木花道の腰痛シーンを、医学的に検討します。☆受傷起点☆バスケットボールを取ろうと飛び込んだ後、机に激突した。。☆症状☆受傷直後より腰部痛・腰部違和感を認めた。しかしシビレや感覚低下などは認めなかったまた明らかな足の麻痺は無く、最後まで試合を行うことが出来た。☆診断☆椎体骨折(背骨の骨 [続きを読む]
  • 骨折と打撲の簡単な見分け方
  • 骨折と打撲どちらも転倒や事故などで起きます。レントゲン撮ればいいじゃん!?と言ったらそれまでです。でも夜間や休日だと病院によっては、放射線技師呼んだりしなくては行けず、案外大変です(呼んでも全く問題ないのですが)。いつでもレントゲンが撮られる環境って実は貴重です。地方の病院ほどそうです。また軽微な骨折だとレントゲンでは分かりにくく、診察上打撲との鑑別が困難な場合があります。以下よく私が使う方法を述 [続きを読む]
  • うつ病:必ず聞くこと3つ
  • 寒い冬がやってきました。個人的には暑がりですし、魚が美味しい冬は好きです(夏の白身も捨てがたいが)。医学界には『季節性うつ』という、簡単に言うと冬になるとうつが目立ってきますね。☆診断基準☆うつの診断は下図のようになっています。https://www.kenkou-club.or.jp/utsu/3-2.jsp①抑うつ気分②興味または喜びの喪失が特に重要で、どちらかは診断に必須です。うつ病は『〜したい』の消失です。欲望の消失・心のガス欠と [続きを読む]
  • 雪の日に増える病気/ケガ
  • 前回『雨の日に増える病気・怪我』を書きましたが、雪の日に増える病気・怪我もあります。まぁ〜雨の日と同じで、交通事故と転倒は同様に多いです。☆屋内転倒??☆ただ転倒の原因はやや変わり、凍った路面での転倒と、屋内で物に引っかかって転びます。特に屋内での転倒が結構増えます。冬になるとカーペットやコタツなど、なんとなく床に物が増えます。しかもちょっとデカくて、引っかかりやすいものが特に。よく畳にカーペット [続きを読む]
  • うなぎ:業界のリスクヘッジで高騰
  • いつもの脱線、サカナの話です。うなぎ土用の丑の日、なんて言われていますが、本当旬は冬です。夏に売れないウナギを売るための、元祖ステマですね。さて今年のウナギはアホみたいに高かった。有識者曰く『今年はウナギの稚魚が少なかった』。これ自体は全く嘘ではないです。実際少なかったです。でも高かった理由にはなりません。何故ならウナギが育つタイムラグが無視されています。ウナギが育つには約1年かかります。2018 [続きを読む]
  • 酒:最強の合法ドラッグ・依存
  • 酒二日酔いになって、『もう二度と飲みすぎない!!』と何度誓ったか。まぁ〜2−3日できれいに二日酔いの記憶は消失。そして飲酒、二日酔い・・・。輪廻ですね。☆この世は依存だらけ☆この世には多くの依存があります。大麻・覚せい剤・酒・ギャンブル・タバコ・、、、。てか依存じゃないもの無いです。全部依存。医学的に依存は①精神依存、②身体依存、③耐性を判断します。①精神依存『どんだけ欲しいか』『あなた無しには生 [続きを読む]
  • 食中毒①:アニサキス 魚はみんな持っている
  • ブログ名のとおり、私は刺身が大好きです。寿司も好きなので、つまりは生魚が好きなのです。生魚の文化はかなり珍しく、日本・韓国・一部の地域くらいですかね。そもそも火が発明され、ナマのまま食べる必要が無いのに食べていること自体おかしいんです(すんません)。 さてそんな刺身・寿司好きが避けては通れないのが『食中毒』。今回は私もなったアニサキスのことを書いていきます。☆魚≒アニサキス持ち☆まずは寄生虫の中間 [続きを読む]
  • マンガの1シーンを医学的に検討してみた④:ワンピース・ウルージ
  • またまた脱線です。今回はウルージさんです。 黄猿に左鎖骨周囲をレーザーで打ちぬかれたシーン@シャボンディ諸島。☆受傷起点☆高エネルギーレーザーによって左鎖骨上部を貫通された。 ☆診断名・治療方針☆①:左腕神経叢損傷・麻痺②:左鎖骨下動静脈損傷③:左僧帽筋上部損傷 ①:左腕神経叢損傷・麻痺左上肢(肩〜指まで 一般的なイメージだと腕と同じ)の機能が廃絶する、全廃になると考えられます。腕神経叢とは左右にあ [続きを読む]
  • リハビリ内容〜言語聴覚士〜
  • あほな事ばかり書いていないで、たまにはリハビリの事を。3つの療法士の最後、今回は言語聴覚士について書いていきたいと思います。言語聴覚士は英語でSpeech-(Language-Hearing)Therapist、通称STです。STの方を頻用しています。療法士のなかでも最も数が少なく、全部で約3万人です。他の療法士(PT,OT)と違って、大学を卒業している人が多い印象を受けます。多くのSTは言語学や高次脳機能障害(失語や失行など)に興味をも [続きを読む]
  • 血管に空気入れたらどうなる?
  • 古〜いミステリーや漫画で、空気を血管に入れて殺人、なんてシーンは良くありました。(最近はあまり見かけない)医学的には空気入れるだけで人を殺すのは結構大変です。先に結論を述べると、『血管に空気を入れたら、人間は死ぬ場合もある』です。詳しく見ていきましょう。☆空気を入れたら死ぬ理由☆静脈に空気が入った場合は以下の事が起きます。①静脈に空気が入る。②心臓(右心房・右心室)に到達。③肺動脈を通り肺へ。④肺 [続きを読む]
  • 救急:老齢者の発熱⇒基本入院
  • ☆平熱の産まれかた☆まずは平熱の話から。内臓・筋肉が動くとき、ATP⇒ADPという化学反応でエネルギーを取り出します。ATPの化学エネルギーを、内臓や筋肉が動くための運動エネルギーに変換します。この①化学エネルギーを取り出す、②運動エネルギーに変換する際に、100%の効率でできれば理想的です。でもそんなことは不可能であり、漏れてしまうエネルギーが必ず存在します。漏れたエネルギー=『熱』です。この『熱』によ [続きを読む]
  • ヒアルロン酸:塗っても飲んでもダメ
  • ☆有効性が不確か☆一時期、猫も杓子も『ヒアルロン酸』、『ヒアルロン酸』。分解して、分子量の小さいナノヒアルロン酸とかもありましたが、それはもはやヒアルロン酸なのか?と思うくらいでした。基本的にヒアルロン酸を摂取しても、塗りたくっても意味ないです。唯一意味があるのは注射で直接入れることですね。でもこれも関節内に限ります。皮膚に入れてもすぐ拡散・血液に回収、代謝、消え去ります。関節へのヒアルロン酸注射 [続きを読む]
  • 生きて腸に届、、かなくてもいい。
  • 『生きて腸に届く』一時期ブームになり、今や定着した文句ですね。生きるべきか、死ぬべきか。実はどっちでも良いです。☆多勢に無勢☆まず大原則の話を、例を用いて話します。ある巨大企業があります。従業員10000人です。そこに一人の社員がやってきました。さて新入社員の影響で、会社全体が変わるか?はい、変わりません。組織はそうそう変わりません。よく変わるドラマ・マンガがありますが、基本ありえません。現実では [続きを読む]
  • 救急:肛門異物
  • 肛門異物。なかなかのパワーワードですね。 でも肛門異物は最悪、直腸穿孔となり緊急手術であり、人工肛門になる可能性もあります。ちなみに穿孔とは腸に穴が開くことであり、内容物つまり糞便が体内にぶちまけられます。腹膜炎になり最悪死にます。なので肛門異物は決して放置してはいけない緊急疾患です。☆肛門異物☆人間の数だけ、趣味はあります。人の事はとやかく言えません。個人が楽しければ。でも病院に来て他人に迷惑か [続きを読む]
  • 生:牛は良くて、ブタ・トリはダメ
  • 生肉。牛は安全だからステーキは昔からレア・ミディアムレアがある。しかしブタ・トリは中まで火を通しなさい、と皆さま教育されています。なんで牛とブタ・トリでこんな差別があるのか??☆そもそも生食は☆まず前提が医学的に間違ってます。この世の食べ物は全て、生で食べてはいけません!!食中毒になっていないのは、偶然か気づいていないだけです。少しずつ解説していきます。生物にとって、それぞれ心地よい腸内細菌は決ま [続きを読む]