平野浩二 さん プロフィール

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平野浩二さん: 耳鼻科医として、ときどき小児科医として
ハンドル名平野浩二 さん
ブログタイトル耳鼻科医として、ときどき小児科医として
ブログURLhttps://ameblo.jp/1010mildix/
サイト紹介文小児科と耳鼻科のクリニックの開業医です。難聴などの耳鼻科の病気と、小児の病気のことを書いていきます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供87回 / 26日(平均23.4回/週) - 参加 2018/12/24 23:15

平野浩二 さんのブログ記事

  • 中国のワクチン不正
  • 中国の定期接種のワクチンで不正があったようだ。中国で大問題になっているそうだ。 期限切れのワクチンを接種したりしていたようだ。中国でのワクチンの不正接種は頻発しており、国民の不信感がなりつのり、デモも行われているらしい。 中国産のミルクでの死亡事故などもおきており、中国製品の品質に問題があるのかもしれない。 日本に来ている中国人がよくぼやいている。「中国の薬は信頼できないから、日本の薬を飲みたい。」 [続きを読む]
  • 昔メニエール、今良性発作性頭位めまい症
  • 昔の医者は、めまいと聞くとメニエール病を思い浮かべます。「めまい=メニエール病」と思っている人がいて、めまいの患者が、内科医にみてもらうとたいていメニエール病と言われます。メニエール病の診断には最低限、聴力検査が必要だとは思いますが、そんなのはおかまいなしで、メニエール病と診断されてきました。 僕がみた患者で、正しくメニエール病を診断してきたのは一人しかいません。それは大学時代の同級生で、現在は内 [続きを読む]
  • インフルエンザだからって、会社休む必要もないんだよね(法律上は)
  • これは誤解されやすい意見だから、よく読んでもらいたい。 まず、法律的なことを書きます。インフルエンザにかかったら休まなければならないのは、学校などの法律によるものです。これは、一般の会社員などは関係ありません。つまり、大人の人がインフルエンザにかかったからと言って、休まなければならないような法律はまったくないのです。 インフルエンザと診断された大人の患者さんからよく聞かれます。「いつから会社に行っ [続きを読む]
  • のどの奥をみる
  • のどの奥をよく見ないと病気を見逃します。 先日、のどの痛みがよくならないと受診した大人の患者がいました。何日か前に他のクリニックを受診し、のどが赤いと風邪薬をだされました。痛みがよくならないため、当院を受診したのです。 扁桃の周囲には多数の口内炎があります。おそらくヘルペスウイルスによるものでしょう。 おそらく、最初の医者が見た時にもあったのだと思います。遠目でみると、たしかに発赤してみえるからです [続きを読む]
  • 溶連菌迅速検査には気をつけろ
  • 溶連菌の迅速検査と言うのはすごく鋭敏で、少しでも菌がいると反応が陽性にでてしまうのです。溶連菌そのものは常在菌であるともいわれます。ようするに口の中にけっこう普通にいるんですよ。検査をすることで、そのようなおとなしい菌に反応して陽性にでてしまうことも多いのです。 ですから、溶連菌検査をするときには、口腔内の状態が溶連菌感染症でおかしくないかどうかの判断が必要なのです。やみくもに検査をすると、どんど [続きを読む]
  • 診察をしないで薬をだしてはいけない
  • 保険には、いろいろなルールがある。もっとも基本的なのは、患者の診察をしないで、薬をだしてはいけないというものだ。 そんなことはしないだろうと思うが、このルールをはずれて処分されたケースがある。 子どもが発熱し、小児科のクリニックにつれてきた。検査によりインフルエンザであることがわかった。ここまでは問題ない。ところが、自宅のその兄を残してきている。兄も高熱がでて伏せっている。当然ながらインフルエンザ [続きを読む]
  • 呼吸器科と呼吸器内科は違うそうだ
  • 近所の大学病院に、咳がとまらない患者さんを紹介した。一応言っておくと、他の呼吸器科のクリニックで咳の治療をしていたが、2か月近く咳がとまらないという患者である。当院には日曜日に受診し、すぐに大学の呼吸器科に紹介状を書いた。呼吸器科の開業医がみているので、自分の手に負えるような患者ではない。その病院の「呼吸器科」あてだ。病院の地域連携室から連絡があり、「呼吸器内科ではないのか?」という確認の電話で [続きを読む]
  • 突発性難聴と音響外傷
  • 浜崎あゆみさんや堂本剛さんが、突発性難聴だと報道されています。芸能人に突発性難聴が多いという印象がどうしてもでてきます。が、本当でしょうか? 一般的に、突発性難聴というのが誤解されているから、このような報道がなされるのです。突発性難聴とは、急性難聴の中で、原因不明の難聴を言います。難しい言葉で言えば、病気ではなく、症候群です。要するに、突然聞こえなくなった難聴で、他の病名をつけられないものを、ひっ [続きを読む]
  • 芥川・直木賞発表
  • 昨年、ピース又吉が「火花」で芥川賞を受賞した。これにより、この本は253万部売れる大ベストセターになった。ただの芥川賞ではここまで売れなかったろう。芥川賞×人気者=253万部なのだ。 出版不況の中、今年は、テレビでおなじみの古市憲寿氏に芥川賞をとってもらいたかったのであろう。受賞となれば本は売れるだろうし、本屋に足を運ぶ人も増えるだろう。本の話題が、全般的な出版事業の底上げになる。 文藝春秋社の古市憲寿 [続きを読む]
  • インフルエンザの合間
  • 立て続けにインフルエンザの患者がくると、発熱はみなインフルエンザだと思われがちだ。 そんなとき、インフル迅速検査をしたら陰性の子供が来た。熱が高く、どう見てもインフルエンザだろうと思っていたのに、陽性にならない。あらためて、口腔内を観察した。口腔内粘膜に血管性の発赤斑あり、扁桃も肥大している。「ありゃ、溶連菌じゃないか」そう思い、溶連菌迅速検査を追加した。今度はばっちり陽性だ。 発熱にまぎれて、溶 [続きを読む]
  • 遺体解剖
  • 解剖というと、医学生が勉強のためにやるやつねと思うかもしれない。 もちろん、それも間違いではないが、人体の解剖には3つの種類がある。 1)解剖実習(遺体解剖) 人間の体を使って、内部がどうなっているのかを少しずつ解明していくためのものです。主に医学を学ぶために、医学生が行います。僕らの時代は、大学入って3年目にやりましたが、今は年々早くこなすようになり、一年生のころから解剖実習に入るところも増えてきた [続きを読む]
  • 突発性難聴の取材
  • 今日は夜から、ライターの人の取材を受けた。突発性難聴の話を記事にまとめたいとうことだった。 ブログでいろいろ書いていると、テレビ局の人や、ライターなどの人から取材依頼が来る。自分で記事を書く場合もあるが、取材をして記者の人が記事を書く場合も多い。電話で意見を求められることもある。 基本的には取材は受けているが、テレビにはでませんと言っている。テレビという媒体が苦手なのと、自分の話すことを勝手に切り [続きを読む]
  • Facebookのメッセージ
  • Facebookで自分の診察のこと、病気のことを、ときおり書いているろう者がいた。耳鼻咽喉科の病気もありそうなのだ。どうにも、そのろうの患者のことが気になり、コメントを付けた。 耳鼻咽喉科の病気ならば、自分の専門領域だから、困ったことがあったら、返事を書くからね。 さっそく、メッセージがきた。そんなにたいしたことではなさそうなので、少しホッとした。 ろう者なので医者に聞きたいこともいろいろあるだろうけど、な [続きを読む]
  • 迅速キットの販売
  • 会社でインフルエンザかどうかを調べてもらえと言われて受診する患者が多い。もちろん、本人も渋々受診している。医者がインフルエンザのために、診断上迅速検査を活用するのはわかる。ただ、そもそもインフルエンザとは思えないような患者に、インフル検査をするのは、医療費の無駄にほかならない。ただ、検査しないと患者さんも会社に行けないというので、こちらも渋々検査をする。 このようなケースが日常茶飯になりつつある。 [続きを読む]
  • 子どものころに通った耳鼻科
  • こどものころに通った耳鼻科クリニックがある。最寄り駅の前にある耳鼻科クリニックだ。住宅街の実家の近くには耳鼻科そのものがなく、駅前の耳鼻科まで行っていた。何回も行っていたかはさだかでないのだけど、なんとなく覚えている。幼稚園ぐらいのころだったろうか。 耳鼻咽喉科のスプレーの薬にボスミンというのがある。血管収縮剤として鼻の中によく噴霧する。10年以上もこの薬を患者さんの鼻の中に入れながらも、自分自身が [続きを読む]
  • インフルエンザの発症は熱とは限らない
  • 「病気の発症」とは何か?その病気の症状がでることである。 では、インフルエンザの発症とは何か?いろいろと調べてみたら、多くの場合は、「発熱」をもって発症としていることに気づかされた。 風邪の症状でくる人を、どんどんインフル検査をしてみると、今の時期はかなり陽性にでる。37.5℃ぐらいの微熱はやたらと多いが、極端な例では、36度台のインフルエンザもいる。発熱が基準になるとすれば、36度のインフルエンザの人は [続きを読む]
  • インフル検査は発症後すぐに行おう
  • 3〜4年前から、インフル迅速検査をすぐにやるようになった。発症後6時間はでないとか、24時間はでないというのが常識だと思われていたころからだ。すぐにやると、次々陽性にでる人が頻出し、発症後すぐにはでないというのが、デタラメであったことに気づかされた。 現状のインフルエンザの薬は、ウイルスが増殖するのを抑える薬である。ウイルスが増えてしまったあとには、薬は効かない。まだ増える前の段階で、薬をださないと [続きを読む]
  • 進行性難聴
  • 難聴が進行してくる場合はけっこうある。 メニエール病のように、めまい・難聴の発作を繰り返しながら、聞こえがだんだん悪くなってくるものもある。 先天性難聴の場合でも、半分ぐらいはだんだんと難聴が進んでくる。このような場合には、何らかの遺伝的のものが背景にあり、進行してくる。 このような進行性の難聴は、たいてい両側とも悪い。つまり、両側に難聴があり、だんだん悪化するようなのもは、遺伝性の難聴を疑うという [続きを読む]
  • 最新セフェム系抗生剤はほとんど使わない
  • 第三、四世代のセフェム系抗生物質内服薬は、フロモックスとメイアクトがとても使われている。これらの抗生剤は日本で一番使われているのだが、そもそも腸管からの吸収率が悪く、抗生物質の適正使用が唱えられ、一番のやり玉に挙げられている。僕自身は、フロモックスはほとんど出した覚えがなく(出すのは他のクリニックでだされていたからという理由ぐらい)、メイアクトはほとんど倍量投与である。ペニシリンの抗生剤が効かな [続きを読む]
  • 「メモの魔力」
  • 「メモの魔力」 前田裕二著 幻冬舎 宣伝につられて、読んでしまった。簡単にいえば、「メモをとることが、人生を変える」という話であろうか。文字を手で書くことは、頭を整理するためにも役立つ。触発されて、まずは手帳を買ってしまった。文字の書けなくなった自分に気合いをいれるために、今年は手で文字を書こう。 僕自身、ここのブログで書くことで、自分の目標を確たるものにしている。公言しなければ面倒くさいからやめ [続きを読む]
  • 学問のすすめ 福沢諭吉
  • 「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずといへり」 有名な福沢諭吉の学問のすすめの書き出しである。これは平等をうたったわけではない。そのことは誤解しないでもらいたい。それは、以降に続く文を読めばわかる。 「されども今廣く此人間世界を見渡すにかしこき人ありおろかなる人あり貧しきもあり冨めるもあり貴人もあり下人もありて其有様雲と坭との相違あるに似たるは何ぞや」 つまり、平等だと言われているのに、なぜ上 [続きを読む]
  • 乳腺外科医えん罪事件判決直前公判報告会
  • 仕事が終わってから、上記報告会に参加してきた。北千住の隣の駅に会場があり、事件の裁判が終わり、もうじき判決がでる。それに向けての経過の報告会である。この中では、裁判の模様なども報告された。 事件そのものは、麻酔薬によるせん妄が原因で、患者が被害を受けたと思い込まれているようだ。病院側の調査による報告はそのようなものであった。 4人部屋の大部屋で、周囲に患者も家族も、そして看護師もいる中で、「5分間に [続きを読む]
  • 今日は暇な日
  • 今日は亀戸分院での診察日です。午前中、15人ぐらい,まだまだ知名度がなく、東京でもっとも空いている耳鼻科の一つであろう。ここにいる間は論文を読む時間が増える。そんな一日でしょう。 [続きを読む]
  • 大学教授も、研修医も診察料は同じです
  • 専門的なことばかりだと、書くこともなくなってくるので、今日はシンプルで、基本的なことを書きます。 日本の保険制度では、誰がみても診察料は同じです。大学の教授がみても、新人研修医がみても、診察料は変わりません。違ってくるのは、検査の種類や、数によるものであって、医者の能力とは関係ありません。 つまり三つ星レストランで、フランス修行をした名シェフが作ったフランス料理も、田舎の小さなフランス料理店も、コ [続きを読む]
  • 医者には専門がある
  • 内科の医者といっても、呼吸器を専門にするか、消化器を専門にするかによって、自分の得意分野は大きくわかれます。すべてに対応できる医者は滅多にいません。自分の病気と専門が違うと、けっこうとんでもない診断、治療をされていることも多いのです。 耳鼻咽喉科となると、耳や鼻やのどのすべてに詳しいと思うかもしれませんが、自分の専門領域はかなり狭いのです。耳鼻咽喉科の中でも、けっこう専門性が分かれていると思っても [続きを読む]