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2018/11/29

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  • 自分自身と家族の豊かな老後のために看護師として考えること。【お金の話】

    老後に必要な資金について考えたことはないですか?金融庁は老後に必要な生活資金は2000万だと提言しました。看護師こそ知って欲しい老後資金の確保について分かりやすく伝えていきたいと思います。なぜかというと、お金の大切さは誰も教えてくれないから

  • ケーススタディの書き方ではじめにすること【文献検索で多読】

    ケーススタディの順番が回ってきたときは絶望ですよね。これからどれだけケーススタディに時間を割かなければいけないんだと、考えただけで萎えますね。今回は、ケーススタディの順番が回ってきたときに、初めにやることについて、僕の経験とともに書いていき

  • 鼠径ヘルニアの看護を勉強しておくと他の外科術後で困らなくなる【術後管理】

    鼠径ヘルニア手術後看護は超重要!最初に覚えるべき術後管理のひとつです。看護業務の中で術後管理って何を観察して何を看護して行ったらいいか分からないってことないでしょうか?僕も最初のころは、病棟業務を必死で覚えながらも術後管理や看護についても学

  • 輸血の看護と手順そして観察することは?【実施手順のポイントを分かりやすく解説】

    輸血をする時の看護と手順についてです。「これだけ知っておけばいいよ〜」ってことを分かりやすく解説します。なぜかというと輸血は、貧血の是正とかでよく行われたりすますね。つまり、頻繁にあるわけではないんですね。病棟にもよると思うんですけど、たま

  • 離断性骨軟骨炎の遊離体摘出から関節形成術に移行した手術の紹介【野球肘】

    投稿日2018-09-14 更新日:2021-01-21整形外科の手術症例について、興味深い症例があったのでご紹介します。野球などの球技は、練習で肘を酷使し過ぎると、とても肘の軟骨に負担がかかります。プロ野球選手でも肘を手術したとか、投球の

  • 術後の発熱するタイミングとは?【術後3日目以降は感染の可能性が高い】

    今回は、術後の発熱ってどのタイミングで起こすとヤバいのか?について、答えていきます。結論は術後3日目の発熱が危険です。また、どのタイミングなら発熱してても経過観察でいいのか?なんかも書いていきますのでよかったら参考にしてみて下さい。この記事

  • GFOを注入する時の看護はGFOの特徴を知っておけば安心【投与時間の目安は30〜60分】

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  • 血圧計を使ったシェロングテストの評価方法を分かりやすく解説します【起立性低血圧】

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  • 喫煙者の肺が悪くなるのは病気を買っているから【禁煙法を紹介】

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  • 急性膵炎の看護は絶食と補液の管理がポイントです【分かりやすく解説】

    投稿日2018-09-09 更新日2021-01-15 急性膵炎の時の看護はどうするのか? について書いていき…

  • 1人ぼっちの救急車受け入れ要請のオンコールで情報メモする内容は?

    投稿日:2018-11-13 更新日:2020-07-30 夜勤時の救急車受け入れ要請の電話があったときの電話…

  • 点滴から食事に変わった時の食欲低下にどう考えるか【目標カロリーから捕食で補う】

    投稿日:2019-04-16 更新日:2020-07-10 入院してる患者さんがどのくらい毎日食事をとっている…

  • 点滴から食事に変わった時の食欲低下にどう考えるか【目標カロリーから捕食で補う】

    投稿日:2019-04-16 更新日:2020-07-10 入院してる患者さんがどのくらい毎日食事をとっている…

  • 血糖の変動がアルツハイマーになりやすい人のリスクを高める理由【看護の考察】

    投稿日:2019-02-28 更新日:2020-06-30 認知症の原因は糖尿病? 実は、ちょっと前から血糖値…

  • 認知症の妄想に対しては否定せず共感する感じでOK!【妄想で多いのは物盗られです】

    投稿日:2019-06-03 更新日:2020-06-04 認知症でいちばん多い妄想は「物盗られ妄想」です。 …

  • うつ状態とうつ病の違いはチェックリストで分かる【認知症の抑うつは薬で対応する】

    投稿日:2019-06-02 更新日:2020-05-31 「うつ」について、考える人は一定数いるんじゃないか…

  • 看護サマリーの書き方についてのコツを分かりやすく解説します【出来る看護師への道】

    投稿日:2020-05-4 看護サマリーを書くときに困ることはないですか? たとえばこんな感じ 「入院中の何を…

  • 膀胱留置カテーテル挿入時の看護について分かりやすく解説【手順と挿入困難時の方法】

    投稿日:2018-09-12 更新日:2020-04-15 先日、膀胱留置カテーテル挿入の看護介入する場面があ…

  • 手術後の血糖値は180ml/dl以下を目安にするといいですね【血糖コントロールの考え方】

    投稿日: 2018-11-17  更新日:2020-04-12 手術をする際、血糖値の管理は一定の決まりという…

  • 頻尿の原因のほとんどが過活動膀胱【分かりやすく解説して鑑別が必要な疾患も分かる】

    頻尿の原因のほとんどは、「過活動膀胱」ということが知られています。 でも、知らずに頻尿で悩んでる人は結構いです…

  • 頻尿の原因のほとんどが過活動膀胱【分かりやすく解説して鑑別が必要な疾患も分かる】

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  • 吐血が黒い場合の対応を振り返って学んでみる【経験談あり 消化器系看護】

    投稿日:2020-03-05 吐血をした患者さんに遭遇したことはありますか? 吐血にもいろいろあって、吐血の色…

  • ケーススタディで発表。パワーポイントをうまく作るにはバランス【基本】

    ケーススタディを上手に発表するパワーポイントの作り方 投稿日2020-02-25 ケーススタディーの原稿書式が…

  • 術後の疼痛はどうやって看護していけばいいかについて解説します【2つの対処法】

    更新日:2020-02-24 手術後の痛みに対して、どのように看護していけばいいかについてはっきり理解していた…

  • インフュージョンリアクションの看護は24時間以内に起こる症状に注意しよう【簡単に解説】

    輸血とか血液製剤など血液疾患の治療に必要なくすりの投与はその後インフュージョンリアクション(輸注反応)が起こら…

  • ケーススタディの事例が知りたいならグーグルスカラーがいちばんオススメ【無料】

    ケーススタディの事例を探すなら簡単に検索する方法あります ケーススタディの担当になったら絶望感しかないですね。…

  • 腸過敏性症候群とうまく付き合い健康を引き出す方法【IBSを解説】

    IBSという病気を理解し、体質をコントロールすることで健康増進の向上に役立つ方法を紹介します。 腸過敏性症候群…

  • オーディオブックは効果があるのか検証してみました【ほぼ意味ない】

    オーディオブックで効率よく知識を増やす方法が流行りましたね。 ぼくも効率を考えてオーディオブックをひたすらスキ…

  • 母の咳がうるさいと言って搬送になった急性心不全の看護【体験談あり】

    自分の母親が高齢になってくると、いつどんなときに体の不調をうったえてくるか分かりませんね。 ぼくは両親とも元気…

  • 長崎の伊王島アイランドルミナに行ってきた感想 【家族旅行紹介】

    長崎にある伊王島アイランドに行ってきたので、その感想を紹介します。 家族で旅行するときに、どこに行こうか迷うこ…

  • ラテックスアレルギーで医療用ゴム手袋生産終了についてまとめてみた

    厚生労働省より伝達がありましたパウダー付き天然ゴム手袋と非天然ゴム手袋の生産終了のお知らせについてと、本格的なパウダーフリーのみの手袋使用に向けての概要をまとめてみました。 この記事でわかることはひとつだけです。 粉付きゴム手袋の生産終了する理由が分かる では、さっそく見ていきましょう。 平成30年末いっぱいで粉付きゴム手袋は生産終了で無くなりました 粉付きゴム手袋はアレルギーがでるから危険です!

  • スルホニル尿素薬の副作用は、低血糖を繰り返しやすい【作用も解説】

    糖尿病薬の知識って、ものすごく重要だなと感じることがありませんか? ・この人はどうして低血糖になりやすいんだろうか? ・低血糖症状が続いているけどなにもしなくて大丈夫かな? 上記のような疑問から、糖尿病薬に関係があるかもしれないので答えていきます。 この記事で理解できる内容は以下のとおりです。 スルホニル尿素薬の副作用が分かる スルホニル尿素薬の作用が分かる スルホニル尿素薬が適応になる人のタイプ

  • まだら認知症とは?症状のムラのことです。【脳血管性認知症】

    「まだら認知症とは?」【分かりやすく解説!】脳血管性認知症の必要なことだけ伝えます。 認知症について分かりやすくていねいに解説していきます。 これからの社会は超高齢化社会に入っていますので、まだら認知症の人がふえるのは周知の事実と思います。 では、まだら認知症とはなんだ?という疑問にお答えします。 まだら認知症とは、脳血管性の認知症です。 カンタンに言うと、脳の血流が悪くなると認知症の症状がムラに

  • 認知症治療薬の使い分けを分かりやすく解説します【進行と症状】

    認知症治療薬の使い分けを分かりやすく解説します【進行と症状】 認知症のタイプで、薬を使うときと使わないときってありますけど、どんなときに使う? 薬ってむずかしいですよね? 使い分けに慣れるといいかもです。 認知症の薬には2つの考え方があります。 ・薬をつかう「薬物療法」 ・薬をつかわないで治療する「非薬物療法」 認知症であったら何でもかんでも薬を使うかといったら、そうではないようですね。 治療でよ

  • ナースときどき女子さんのサイトにナースマン.comが紹介されました

    こんにちは、ナースマン.comです。 うれしいことに看護系情報サイトから、ぼくのブログの記事が紹介されました。 ブログを書いてきて、自分の記事がほかの有名サイトに取り上げられるのは、とかくうれしいものです。 「ブログを書いてきてよかったな~」という思いと、「これからもガンバって書いていくぞ!」っという気持ちになるので、士気が高まりますね。 今回は、看護系情報サイトの「ナースときどき女子」さんから紹

  • SGLT2阻害薬の作用機序を分かりやすく解説【おしっこで糖調節】

    SGLT2阻害薬の作用機序を分かりやすく解説【おしっこで糖調節】 糖尿病の薬っていろいろタイプがあるから分かりにくいですよね。 SGLT2阻害薬の作用機序について分かりやすく解説していきます。 SGLT2阻害薬といってもピンとこないので、商品名を下記に示します。 ・スーグラ ・フォシーガ ・ルセフィ ・アプルウェイ ・デベルザ ・カナグル ・ジャディアンス 上記がSGLT2阻害薬とされる商品になり

  • 頻脈の看護は12誘導心電図が必要かを判断すること【経験談】

    頻脈の看護は12誘導心電図が必要かを判断すること【経験談】 頻脈で吐き気がするという訴えの患者さんがいました。 普段の脈拍数はこんな感じです。 80回/分ぐらい その時は120回~150回/分で頻脈 となっていました。 その時は、何をどう行動していけばいいか分からず右往左往したのを覚えています。 ・頻脈になって吐き気がしている患者さんがいたら、まずどうすればいいの? こんな疑問に、ぼくの経験をもと

  • 髄膜炎の症状が頭痛だけならクーリングでOK!【経験談あり】

    髄膜炎の症状が頭痛だけならクーリングでOK!【経験談あり】 髄膜炎の症状で、頭痛ってよくありますね。 頭痛がひどいときの対応について、悩むことはありませんか? たとえば下記のような対応がありますね。 ・くすりを飲んでもらう ・ドクターに診察してもらう ・傾聴して頭痛が治まるまで経過観察する ・ほかの看護師に相談して決める などです。 ぼくの場合は、症状の訴えがあった時の対応には、ある程度ルーチン化

  • アクトス薬の副作用を分かりやすく解説【観察項目あり】

    アクトス薬の副作用を分かりやすく解説【観察項目あり】 アクトス薬は、糖尿病の治療でつかわれる薬で商品名です。 もともとチアゾリジン系に分類されています。 アクトスを飲みはじめたときに注意してみていく副作用、また作用機序はどのようなものがあるか、ポイントをわかりやすく解説していきます。 この記事をよんで理解できる内容は以下のとおりです。 アクトス薬の副作用がわかる 服用中に見るべき観察ポイントがわか

  • 糖尿が目におよぼす症状はすべて視力に関わってくる!【失明もあり】

    糖尿が目に及ぼす症状はすべて視力に関わってくる!【失明もあり】 糖尿になると目に症状をきたすんですが、そのほとんどは視力に影響がでてきますね。 目のかすみやドライアイから徐々に進行していくことがあるので、気付かないうちにどんどん症状が悪化してしまうこともあります。 失明の危険すらあるので目に及ぼす症状は怖いです。 糖尿が目に及ぼす症状には、何があるのか分かりやすくカンタンに解説していきますので、よ

  • インスリン抵抗性の原因は肥満です!【質と量のバランス】

    インスリン抵抗性の原因は肥満です!【質と量のバランス】 インスリン抵抗性ってよく聞きますが「インスリンの抵抗性?なに?」よく分かりませんよね。 カンタンに言うと「インスリンの質」のことをいいます。 インスリンの質が悪いので肥満になりやすいということが分かっています。 このインスリン抵抗性が原因で、どうして肥満になりやすいのか? について分りやすく解説していきます。 この記事を読んで分かる内容は以下

  • 血糖値が高いとどうなる?【血管に悪い影響をおよぼします】

    血糖値が高いとどうなる?【血管に悪い影響をおよぼします】 血糖値が高かったり低かったりを、ほっておくとどうなるのか? 疑問に思うことがあります。 糖尿病の方は血糖値についてよく勉強されていると思うので、理解はされていると思うのですが、そうじゃない人は看護師でも、なんとなくでしか理解していないようにも思います。 ぼくも病棟にくる前までは、アバウトな知識しかもっていなかったです。 単純に低血糖になった

  • 血糖値スパイクを予防する食事方法は順番です!【分かり易く解説】

    血糖値スパイクを予防する食事方法は順番です!【分かり易く解説】 血糖値の急激な上昇を「血糖値スパイク」といいます。 血糖コントロールがうまくいかない人は、食後に血糖値が急に上昇して、からだに負担がかかることがわかっています。 下記に、血糖値がからだにおよぼす悪い影響について、書いている記事がありますので興味のある方は参考にしてもらえるとうれしいです。 糖尿病の血糖に関する4つの大事なこと つまり、

  • 血栓症は左足を観察する!【離床リハビリは血栓リスクが高い!】

    血栓症は左足を観察する! 【離床リハビリは血栓リスクが高い!】 血栓症は足を観察して、異常に気付くことが看護では重要な役割になります。 寝たきりになると、足に血栓ができやすくなるからですね。 高齢者は一度寝たきりになってしまうと、いつもの生活に戻るのに時間がかかります。 いつも寝たまんま生活するので、心臓から遠い足の血管の血流が滞りやすくなるからです。 また、血栓症は足に症状が出やすいという特徴が

  • 肝硬変の食事療法を分かりやすく解説します。【LES就寝前療法】

    肝硬変の食事療法を分かりやすく解説します。【LES就寝前療法】 肝硬変の人は、肝臓の機能が悪いので食事療法をとりいれます。 肝硬変の食事療法には、LES療法がいいです。 肝臓の役割としては、3つありまして、代謝、解毒、生成/分泌がありますが、その3つの機能が下がるので、食事療法が大事になってきます。 肝硬変は肝臓の機能が下がってくるので、食事療法をとりいれるのです。 つまり、食事療法を取りいれる理

  • 看護師がストレスで辞めたいと決心したときに読む記事【手順を解説】

    看護師がストレスで辞めたいと決心したときに読む記事【手順を解説】 この記事を読むと理解できる内容は以下の通りです。 看護師の辞める原因が分かる 辞める時の手順が分かる おすすめ転職サイトを紹介 失業保険の手続き方法が分かる この記事を読もうとしているということは、もう辞めると決心している人だと思います。 もしくは、辞めることに対しての想いが、強い人だと思います。 なので、辞める人に向けてこれからど

  • 呼吸困難で、まず行うべき看護は?【呼吸しやすい体位かどうか】

    呼吸困難で、まず行うべき看護は?【呼吸しやすい体位かどうか】 こんな看護の場面はないですか? ナースコールで呼ばれたから患者さんのもとへ行くと、「息が苦しい」と呼吸困難を訴えている。 まず、その場で対応しなきゃと思った時に、「初期の看護ってどんなことをした方がいいのだろう」と考えたが分からない。 呼吸困難のときの看護はどうするのか? 何をすればいいのか? これについて答えていきます。 この記事を読

  • 胃ろう造設後の観察は?【カテーテルの種類とその特徴のまとめ】

    胃ろう造設後の観察は?【カテーテルの種類とその特徴のまとめ】 胃ろうを造設した患者さんが手術後部屋に戻ってきてたけど、夜勤とか日勤では何を観察して行けばいいの? また、胃ろうで使うカテーテルって何種類かあるけど違いがあるの? という疑問に答えます。 胃ろう造設した後は何をする? 胃ろうとは、PEG(ペグ)といって経口から食事が摂れなくなったり嚥下機能が低下して誤嚥を繰り返してしまう患者さんに行われ

  • 褥瘡(じょくそう)予防に使うマットレスの優先順位とその特徴

    褥瘡(じょくそう)予防に使うマットレスの優先順位とその特徴 褥瘡(じょくそう)予防に欠かせないマットレスはどうやって選ぶの? 入院してくる患者さんには、自分で寝返りが出来ない人もいますよね? そのままにしておくと褥瘡を作ってしまうってことになります。 人は寝てる時に、自分で寝返りをうって褥瘡が出来ないように体を調整しているもんです。 自分で出来ないとなると、誰かに体位を変換してもらうか除圧をしなけ

  • 男性看護師が辞めたいと思ったときに価値をあげる思考とは?

    男性看護師が辞めたいと思ったときに価値をあげる思考とは? 男性の看護師は全体の7.2%でまだまだ少数です。 しかし、10年前と比べるとその増加率は2.5倍以上に上昇しています。 その理由は、男性看護師も仕事のニーズが増えてきたことと、女性の職場の中で重宝されやすいんじゃないかと思われます。 男性看護師は勤勉でやさしい人がおおいので、周りから慕われたり頼りになるところがあるんじゃないでしょうかね。

  • 看護師の転職はどのくらいの年齢からヤバいのか?【離職率】

    看護師の転職はどのくらいの年齢からヤバいのか?【離職率】 看護師の転職はライフイベントの大きな一つですね。 女性は結婚や出産などのイベントが20代から30代の年齢に多いです。 全国の統計でもそれは数字として現れています。 看護協会が調査した統計では、毎年だいたい正社員で働いている看護師全体の10%前後が離職しています。 新卒であれば、その中の約7~8%が転職していってます。 女性と男性の離職の割合

  • 看護師の男性が転職を考えた時にやっておきたい3つのこと【経験談】

    看護師の男性が転職を考えた時にやっておきたい3つのこと【経験談】 看護師を続けていると、男性であれば転職した方がいいかな? と、あるとき考えるようになります。 例えば下記のような感じです。 1.もっといい職場環境に行けるのではないか? 2.自己成長のために、このまま同じ職場にいていいのか? 3.収入も上がるのではないか? 4.自分の居場所が他に見つかるのではないか? と疑問を持つ男性看護師の人はた

  • 【看護】ケーススタディの計画書を作るコツを解説【計画書公開あり】

    【看護】ケーススタディの計画書を作るコツを解説 【計画書公開あり】 病棟では働きだすと、1年目は業務を覚えるのに必死ですが、2年目になると少し余裕が出てきますね。 少しずつ出来る業務が増えてきますので、ちょっとではありますが仕事に楽しさを感じることがあるからですかね。 最初は、出来なかった看護手技や技術も回数を重ねるうちに、出来るようになるのがその理由としてあります。 また、少しずつ自分の時間も持

  • 不整脈をもった人の看護は何をするの?【これだけで大丈夫です】

    不整脈をもった人の看護は何をするの?【これだけで大丈夫です】 こんにちは、ネイです。 不整脈を持っている方は意外と多くて、入院になる人も中にはいます。 やっぱり、不整脈が原因で失神をおこしたりされると、その時に怪我したり打ちどころが悪いと家に帰したからじゃないの?って責任を押し付けられる可能性があるんですね。 と、考えると医療者側からは「心配なので入院しましょうか?」ってなるんですね。 僕の個人的

  • ケーススタディの看護テーマの決め方を教えます【効率を重視】

    ケーススタディの看護テーマの決め方を教えます 【効率を重視】 こんにちは、ネイです。 病院に勤めてるといつかはケーススタディをしなければいけない時期が来ます。 僕も今年ケーススタディ担当になりました。 ついに来たかという気持ちになりましたが、決まってしまった以上は、悩んでる暇はありませんね。 ケーススタディの看護テーマを決めなければ前に進めませんので、早く看護テーマを決めたいけど、そもそもどうやっ

  • 転倒の原因はベッドから離れた時と戻るその間にある【ベッド周辺】

    転倒の原因はベッドから離れた時と戻るその間にある 【ベッド周辺】 こんにちは、ネイです。 病棟の転倒は増加の一途をたどっています。 転倒は減らせないのか? なぜ無くならないのか? どうすれば転倒が無くなるのかについて考える人は多いと思います。 転倒に関する以下の疑問に答えていきたいと思います。 そもそも転倒は無くならないのか? 転倒するときはどんなときかその原因は? 転倒転落に対する考え方 転倒転

  • フェンタニルの貼付剤で尿閉になった症例について【経験談】

    フェンタニルの貼付剤で尿閉になった症例について 【経験談】 麻薬のフェンタニルテープも尿閉になるリスクがある! 麻薬の貼付剤であるフェンタニルテープの副作用についてです。 こんにちはネイです。 病棟に入職して1年目で、麻薬の取り扱いがあったときのエピソードを書いていきます。 麻薬ってフェンタニルの貼付剤のことなんですけど、最初は麻薬って扱うのに不安がたくさんありました。 フェンタニルテープの貼り方

  • 腎盂腎炎の看護って何をすればいいの?【疑問に分かりやすく解説】

    腎盂腎炎の看護って何をすればいいの?【疑問にわかりやすく解説】 こんにちはネイです。 腎盂腎炎は若い女性におおい疾患のひとつです。でも、高齢者でもよくおこります。 しかも、症状に気付かない人もおおくいますね。 病棟では、泌尿器系の感染で入院になる高齢者がたくさんいるので、どういった看護を提供していけばいいか悩むことがありませんか? 僕は病棟に入職したころは、疾患によって変わる看護や観察に悩み不安で

  • 尿路感染症の看護で絶対必要なケアは2つだけです【予防も出来る】

    尿路感染症の看護で絶対必要なケアは2つだけです【予防も出来る】 こんにちは、ネイです。 尿路感染症はよくみる疾患ですね。 とくに高齢者の方は尿路感染症を繰り返す印象があります。 そもそも、高齢者への看護で感じますけど、水分もあまり飲まないです。 そのせいでおしっこが出にくくなったり、尿の色が悪くなったりするので、気付かないうちに尿路感染症を繰り返してしまうんだと思います。 僕の病棟でも、尿路感染症

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    ストレスを減らし病棟で慣れない入院業務を楽しくする方法とは? こんにちは、ネイです。 病棟の仕事はストレスがいっぱいです。 入職したての当時の僕は、以下の様な毎日を過ごしていました。 いつもストレスで押しつぶされそうな日々を送っていました。 毎日仕事がイヤで胃が痛くなってました。 それでもなんとか病棟にいくと、一人でキョドっていました。 何をしていいか分からないし、周りに聞いたりする勇気も持ってい

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    看取りからエンゼルケアそして出棺までの段取りも看護の仕事 こんにちは、ネイです。 看護師になって1年目の僕は看取りにたいして大きなショックを感じました。 「人っていつかは死ぬんだ」「人に死がこんなに身近に起こるのが病棟なのか」 以上のような気持ちを経験して、初めての看取りの時は気分が萎えたのを覚えています。 看護師になれば、病棟に勤めると科によっては看取りに遭遇する可能性はかならずやってきます。

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    髄膜炎の頭痛だけなら、まずはクーリング対応で様子を見る 【経験談】 こんにちはネイです。 頭痛ってよくある症状ですが、頭痛がひどいときの対処法について悩むときがないでしょうか? 僕はそうだったんですけど、患者さんの症状の訴えがあった時の対応ってどうすればいいか分からないことがよくありました。 なので、よくある患者さんの頭痛の症状に対しての看護ケアは何をするのか?についてを髄膜炎の疑いで入院してきた

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  • 胃潰瘍は「くり返す胃炎」の症状に注意すること【分かり易く解説】

    胃潰瘍は「くり返す胃炎」の症状に注意すること【分かり易く解説】 こんにちは、ネイです。 医療関係の仕事に従事する人たちにとって、胃潰瘍の症状や治療について知っておかなければいけないことがたくさんありますよね。 胃潰瘍は急性胃炎のくり返しが長期におよぶと胃潰瘍に発展してしまうので、症状をみながら経過を観察していかなければいけないからですね。 この記事では医療関係者の仕事にかかわっていて、胃潰瘍の患者

  • 認知症の「誤認」症状は勧誘に引っかかりやすいから注意した方がいい

    認知症の「誤認」症状が勧誘に引っかかりやすいその理由 認知症の方に限らず見間違えや勘違いはよくあることですが、認知症の方は「誤認」という症状を引き起こすことがあります。 認知症の誤認は一人暮らしの高齢者に多くある症状です。 誤認を引き起こすと色んな勧誘にホイホイ付いて行ってしまう。気付いたらだまされた!ってことがあるといけないと思っています。 私もよく入院してる患者さんと接する中で経験がありますが、例えば「○○君久しぶりだね来てくれたの?」とか「あんたは○○さんでしょ。一緒に連れて帰って。」というように自分の家族と間違えたり身内の誰かと思って話し始めたりっていうことがよくあります。 この「誤認」とは、ただ勘違いしているとか見間違えているというわけではなく認知症からくる症状でして、幻覚にも似ているんですが違います。 心理症状の一つである「誤認」について分かりやすく解説して、なぜ勧誘に引っかかってしまいやすいのかについて書いていきますので興味のある方や知りたい方は読んでみて下さい。 「誤認」とは妄想的で思い込みや信念が作り上げている虚像 認知症の方が起こす症状で「誤認」があります。これは先ほども言いましたが見間違いや勘違いの様な、普段私たちが生活している中で経験する誤認とは違うんですね。 幻想ともよく間違ったりしてしまうんですが、認知症が原因で起こる誤認の場合は、実際のものとは違うものを見たり聞いたりしてしまううえ、本人が妄想的に抱いてしまっている思い込みからくる信念や作り上げたことが原因で起こります。 誤認は本人がそう思い込んでしまっている虚像から生まれてきているため、自分では気づかないということが特徴としてあります。 もっと言うと周りが間違いを訂正してもそれを疑ったりしてしまうほどです。 よくある勧誘や犯罪として、オレオレ詐欺なんかがありますが、よく電話口でだまされるのは認知症の「誤認」が症状として出てきているために疑うことも出来ないまま、思い込んでしまうからではないかといつも感じます オレオレ詐欺に引っかかってだまされてても気付かないのはだいたい高齢者の一人暮らしとかの方が多いです。 一時期ニュースで随分流れていましたから誰がだまされる対象なのかが分かると思います。

  • 不安に対する解消は人それぞれだけど、認知症は不安に注目すること。

    不安に対する解消は認知症の場合、気にしていることに注目すること 不安になった時に何をして不安を解消していくかは人それぞれだと思いますが、認知症の方が起こす不安はよく初期症状で見られたりします。 不安かどうかも分からずに対応してしまったり、また不安症状に気付かずにそのまま時間だけが過ぎてしまうことって多くの認知症で起きていると思います。 認知症の心理症状の一つでもある不安に対して分かりやすく解説し、その対応の仕方や接し方についての方法などを読んでもらえれば理解できるように書いていきたいと思いますので、興味のある方や知りたい方は参考にしてみて下さい。 不安症状は認知症の初期症状でよくみられる 心理症状の「不安」は認知症の初期症状でよく見られます。 例えば「自分は重病だと思い込んでいる」や「健康や自分の財産のことを気にしている」とか何かに対して必要以上に気にしていたり、思い込んでしまうような思考が認知症の初期症状で見られます。 実際よく病棟の患者さんでも経験するんですが、ずーと同じことを繰り返し言っていたり、今日あった出来事を気にして何度もナースコール押しまくってくる患者さんなんかは多いです。 その他にも、今後の予定を何度も聞いてきたりしてきます。 また、テレビでもよく見かけますが、"老人が何度も同じことを繰り返し尋ねたりしつこく聞いてくる場面"ってテレビドラマでもありますもんね。 やっぱり、不安症状は認知症でよく初期段階から起こる症状の一つなんです。 そして、不安を言っている本人はその不安がはっきり理解できないがために恐れにも近い感覚として悩まされているんです。 つまりは、思い込みや繰り返し聞いてくる"気にしている状況"は「不安」から起こっているわけですね。 認知症といえば、昔は自分の症状が理解できないから"楽天的になる"とか言われてたりしましたけど、実際はそんなことはないです。 不安が引き起こす行動心理症状とその対応 不安症状は認知症の行動心理症状を引き起こすきっかけにもなるので、注意観察が必要です。 例えば、「徘徊」「妄想」「焦燥」などを引き起こしますのでそれなりの対応が必要になってきます。

  • 抑うつ状態とうつ病の違いを分かりやすく解説。認知症の方への対応は励ますのではなく薬がいい

    抑うつ状態とうつ病の違いを分かりやすく知ることが大事 抑うつ状態は認知症では心理症状に分類されます。ただ、よく混同されるのが「抑うつ状態」と「うつ病」かと思います。 抑うつ状態とうつの症状は似ていますが、一緒ではありません。 抑うつとうつ病の違いについて何があるのか疑問に思われる方は多いのではないでしょうか? 抑うつ状態とうつ病の違いと認知症での抑うつに対しての対応の仕方について分かりやすく解説していきます。 抑うつ状態とうつ病を見分けるチェックリスト 認知症の症状では、抑うつ状態はよくあります。かといって抑うつになる人は認知症かというとちがいますよね。 健康な人でも、若い人でも誰でも「気分が落ち込んだり」「悩みがあって物ごとに対してやる気が起きなくなったり」「楽しくなくなったりする」ことは誰でもあることです。 つまり、抑うつ状態は気持ちが一時的にある程度落ち込んでいる状態を指します。 一時的なので時間とともに改善していくのが一般的な経過ですので何も心配はいらないということになります。 ではうつ病とはどんな状態かというと、抑うつ状態から抜け出せず発展してしまった状態をいいます。下記に米国精神医学会が出している診断基準を載せましたのでチェックができます。 ▢ 気持ちが落ち込む ▢ 物事に興味が無くなる、あるいは楽しめない 以上のチェックリストの2つともに該当する方は次のチェックリストに進みます。 下記のチェックリストに対して5項目以上にあてはまり、なおかつ2週間以上症状が続く時は「うつ病」の可能性があります。 ▢ 集中力や注意力などが衰えている ▢ 人生の敗北者だと気に病む、家族に申し訳がないと感じる ▢ 自分を責めたくなったり、自分には価値がないと思ってしまう ▢ 将来に対して悲観的な見方をしてしまう ▢ 自分の体を傷つけたり、死んだほうがましだと思ってしまう ▢ 寝られない、睡眠中に目が覚める ▢ 食欲がない チェックリストの4つ以下の場合は「抑うつ状態」ということになります。うつ病の可能性があると判定されたらうつ病の治療が必要になってきます。 認知症の抑うつ状態は励まさずに薬で対応する では、認知症の方はどうかといいますと認知症が引き起こす症状の一つに「抑うつ」があります。

  • 「幻覚」は幻視や失認と混同しやすいので、今ある症状に応じて対応するかどうかを判断した方がいい

    「幻覚」は症状からていねいに対応していく方が効率がいい 心理行動症状(BPSD)は「心理面からくる症状」と「行動からくる症状」の2つがあります。 心理面であらわれる症状の中で「幻覚」がありますが、幻視も幻覚の一種にされるため混同するときがあります。 また失認ともよく混同されるので注意が必要ではあります。 心理症状の「幻覚」についてやさしくかつ分かりやすく解説していきます。 「幻覚」と「幻視」はほとんど一緒と思っていい 幻覚は、「本来見えるはずのものとはまったく違うものを見ている」という本人の主観からの訴えから気づくことができます。 例えば、「カーテンの後ろに誰かがこっちを見ている」とか「さっき何かが廊下を通った」とか見間違いのような感覚ですね。 ここで一緒になってしまうのが幻視です。 幻視も幻覚の一種なので正直どちらでもいいとは思いますが、幻視は意識障害や光に対する感度の障害、視覚の失認などが関わっているというケースもあります。 視覚の失認など「失認」についてかんたんに解説してます。こちらからどうぞ! しかし、細かくこれは幻覚なのか、幻視なのかまたは、失認なのかっていうことを分類する必要はありません。 一つずつ今ある症状に対応して潰していった方が効率がいいということになります。 脳機能症状かもしれないからレビー小体型認知症の症状かもしれないし、意識障害からの症状かもしれないし、光の感度の問題が一時的に出ていて照明の調整で落ち着く時もあるかもしれない。 レビー小体型認知症の「幻視」についてのお勧め記事はこちら つまり、幻覚とか幻視かを特定するのではなく「幻覚」と思われる症状に対して気付いた対応をして改善に導いていく方が迷いがなく簡単です。 この時に大事なのは、決して「否定してはいけない」ということだけで、相手が安心するような声かけや行動を起こすことさえ守れば大丈夫です。 幻覚は、脳機能障害からも現れますし、認知症の症状としても現れますので相手のバックグラウンドをよく振り返って対応していくのが分かりやすいし対処しやすいです。 下手に区別しようとしてもシャープに線引きできるものではありませんし、する必要性もないです。 つまり、ケースバイケースってことですね。 以上、「「幻覚」は幻視や失認と混同しやすいので、今ある症状に応じて対応するかどうかを判断した方がいい。」でした。

  • 妄想でいちばん多い「ものとられ妄想」は否定してはいけない、気持ちを受け止め「共感」することと「整理された環境」を作ること。

    妄想でいちばん多いのは「ものとられ妄想」。対応は共感し環境を整えてあげること 認知症の症状の中には心理行動症状(BPSD)があります。これは心理面と行動面の2つの認知症症状に分けることができて、分けて考えた方が分かりやすいです。 心理行動症状(BPSD)は予防や改善することが対応次第では十分可能なので、分かりやすく解説していきます。 妄想はさまざまだけど、いちばん多いのは「ものとられ妄想」 心理面で現れる症状としてはまず、「妄想」があります。 妄想は、レビー小体型認知症とアルツハイマー型認知症に多くみられる認知症症状です。 いろんな妄想がありますが、中でもいちばん多いのは「ものとられ妄想」です。 その他にもいろいろな妄想があると言いましたが、例えば「だれも助けてくれずに見捨てられた」見捨てられ妄想とか「主人が浮気をしている」浮気妄想とかも妄想症状になります。 妄想の時は相手に共感し合わせることで対応 妄想の対応は相手の気持ちに適当に合わせることが大事です。 無理に否定したり正論をぶつけて現実を突きつけても、逆に感情的になって話を受け付けなくなったり「ものとられの妄想」が強くなったりします。 つまり、「適当に話を合わせつつ気持ちに寄り添い共感を示す」ことが大事です。 例えば、「財布がないと不便ですよね」とか「困りましたねどこに行ったか一緒に探してみましょう」などのような声かけを行うと落ち着いてきたりします。 後は、事前に物の位置を把握しておいてどこに何があるかを相手が分かりやすく環境を整えてあげることも大切なことです。 ここでものとられ妄想の原因となる背景因子を下記に示しておきますので参考にしてみて下さい。 身体的因子 視力・聴力などの五感の低下 せん妄 心理・環境因子 「盗まれた」と誤解しやすい環境(物を見つけ出しにくい部屋など) 疎外感など抱きやすい心理環境 精神科的因子 統合失調症や気分障害を併発している 薬剤性因子 妄想を誘発する可能性のある薬剤の影響(アルコール非合法薬剤など)つまりヘロインや大麻など ものとられ妄想の背景となる因子 引用:一般病棟でも役立つ「はじめての認知症看護」より この表からも分かる通り、妄想を引き起こす要因は心理面にかなりストレスがかかって起こってくる精神的不具合が多いです。

  • 「失行」「失認」の認知症症状は行動が出来なくなるか、理解が出来なくなるかで区別すると間違えない。

    失行・失認の認知機能症状は似ているので行動力か理解力かで分けると分かりやすい。 認知症の中には、「学習して身につけた動作をうまく行えなくなる」「失行」という認知機能症状があります。 また、別の症状として「失認」があります。 失認とは「視覚・聴覚などの感覚器や感覚経路に障害がないのに、対象となるものがなんであるかが分からなくなる状態」のことを言います。 認知機能症状の失行・失認について分かりやすく解説していきます。 「失行」とは普段出来ていた動作が出来なくなる行動障害 認知症が進んでくると、失行が出現することがあります。アルツハイマー型認知症などでは初期の段階から失行があらわれることはすごくまれで、仮に早期から失行の症状があらわれた場合は「大脳皮質基底核変性症」という病気が強く疑われます。 失行とは、日常的に行っていた習慣が出来なくなってきます。 例えば「歯ブラシを持たせても磨こうとせずぼんやりしている」「洋服を手渡しても着ようとしない」「服は着たのにボタンを留めようとしない」など動作が複雑になればなるほどうまく行えなくなってきます。 しかし、出きるできないには個人差があり、どんなことができなくなるかは人それぞれで片側の腕や脚、顔面、口、発語のいずれかに現れることが多いのが特徴です。 失行は本人が協力的であることが前提ですので、症状としては運動障害や感覚障害、注意障害がないことがポイントになります。 レビー小体型認知症では特徴的な「失行」がみられる レビー小体型認知症では、道具使用障害といって日常動作の中で道具を扱うことができなくなる症状が初期から見られます。 例えば、「電気ひげそりの使い方が分からない」「目覚まし時計のセットの仕方や時間が合わせられない」などがあります。 レビー小体型認知症のこのような道具使用障害を「観念運動失行」ともいいます。 またレビー小体型認知症では構成失行という症状がみられてきます。 構成失行とは、視覚や運動機能は問題ないのに空間を正しく認識してものを構成・合成することができなくなることを言います。 例えば「同じような絵や図を模写できない」「見本を見ても同じように作れない、出来ない」とかの症状があり、テストとして立方体を書いてもらったりして構成失行かどうかを判断します。 「失認」は「失行」とは似て非なる症状なのでタイプ別に種類があります

  • 失語症の「ブローカー中枢・ウェルニッケ中枢」と概念中枢はバランスが大事なのでどれが障害されても失語症が出るのが

    認知症の失語症は言語中枢のどの場所が障害されても会話に支障がでる 認知症のよく出てくるのが言語の障害です。医学的にも脳機能の障害から言語の障害はよくピックアップされますので、認知症の言語障害について分かりやすく解説していきます。 言語障害と言えば「失語症」になりますが、看護師であろうと普段からかかわりがなければ全く持って知識がない人が多いと思います。 失語症は言葉の障害なので傷とか目に見えて判断できるものでないです。目には見えませんが話を聞いてみるとその特徴や失語症の種類が分かります。 失語症の種類とその特徴について知っておきたいのは4つ 先に主な失語症のタイプを下記に示しておきます。 失語の種類 特徴 ブローカー失語 話し方がぎこちなくなる。言葉数が少なく、話す分も短い。 ウェルニッケ失語 聞いた言葉を理解するのが難しい。流ちょうに話すが、錯誤が多い。 健忘失語 的確な名詞がでてこなくなり、迂回表現を多く用いる。 全失語 言語機能が重度に障害され、実用となる言葉がほぼ完全に失われる。 引用抜粋:一般病棟で役立つ「はじめての認知症看護」より 意外と言語障害は認知症という認識が少ないのではと感じます。私もどちらかというと脳梗塞や脳出血後の後遺症後におこってしまう症状という認識でした。 ですが、結局のところ脳機能の低下や血管障害がもとになっているのは認知症も一緒なので考え方としては、認知機能症状として現れるのは当然と言えます。 例えば、会話の中で「ちょっと言葉がうまく出てこない」という印象をもったり「話の中で途中で考え込んだり」っていうのが見られます。 失語症の種類と症状の現れ方の違い 話したり、聞いたりという能力は3つ言語機能のバランスで成り立っている。 1)運動言語中枢「ブローカー中枢」:言葉を発する能力 2)聴覚言語中枢「ウェルニッケ中枢」:言葉を聞いて理解する能力 3)概念中枢:「ブローカーとウェルニッケの橋渡し的な役割」:潤滑させる能力 3つの機能がうまく働かなくなると失語症という症状が出現してきます。 つまり失語症は、バランスで保たれているので3つのうちの1つでも不具合が出てくると失語症特有の症状があらわれます。 失語症には、さまざまなタイプがあって症状の特徴である程度どの認知症からの失語症なのかを推測できることになります。

  • 認知症の初期症状は脳機能の優れた機能低下から起こりやすい。実行・失行障害は生活動作でわかりやすいです。

    実行・遂行障害はとても優れた脳機能の障害なので認知症の初期症状にでやすい 認知症の初期症状として、会話や行動から「これは認知症かもしれない」と疑うようなことがあるかもしれません。その中でも初期症状で実行・遂行障害という認知症特有の症状がありますのでそのことについて分かりやすく解説していきます。 認知症の症状や知りたいという方はぜひ読んでみて下さい。 実行・遂行障害の特徴と症状は普段の生活動作で分かる 認知機能症状の一つに、「実行・遂行障害」があります。 実行・遂行障害とは、計画的に段取りよくものごとを行う能力のことを言います。 例えば、最近「料理全くしなくなった」とか「買い物に行かなくなる」とか「お風呂に入らなくなる」などといった日常の生活では当たり前のようにしていたことが、できなくなったりしなくなったりするんですね。 この実行・遂行という行動は認知機能のとても複雑なメカニズムから行う能力なので脳機能障害が原因で初期段階から症状としては現れやすいと言えます。 料理なんかはその最たるのもでして、料理は実行・遂行機能に深くかかわる作業なのです。 料理という抽象的な思考や複雑な行為を計画し、実行・順序立て・計画がうまくいっているかどうかの監視・計画どおりいってなければ中止し変更するという一連の行動が思考とともに実行修正できる能力のこと なんです。 つまり、普段は気にもしていないけれど実行・遂行作業はものすごく頭を使う優れた能力ということなので認知症になると高度な認知機能症状として初期段階から症状があらわれやすいんです。 ここで、注意したいのは普段から行えていたことに限りますので料理をしたことがないとか、いままでしたことがないようなことを言っているわけではないことは周知のとおりです。 認知機能症状の実行・遂行障害のまとめ 認知機能障害の初期症状としてあらわれやすい実行・遂行障害は普段できていたことや行っていたことをしなくなったり、やらなくなる症状です。 今まで趣味としてしてたのに突然興味を示さなくなったりだとか、女性であればお化粧をしなくなったり、好きだったオシャレやファッションにまったく興味を示さなくなったりしなくなったりしたら認知症の初期症状かもしれないということを念頭に置いておくといいでしょう。 身だしなみって実は認知機能障害の実行・遂行障害に関係してる能力なんです。

  • 見当識障害はポピュラーな症状。会話の中から時間・場所・人物の順番で認知症の進行を把握することができる

    見当識障害の最大の特徴は時間・場所・人物の順番で現れること 見当識障害は最初に出現する症状 認知症の症状について分かりやすく解説していきます。今回は認知機能症状でほとんどの方がおこしであろう見当識障害についてですね。 見当識障害は認知症の症状としてはとてもポピュラーでよく遭遇する症状だと思うので見当識の特徴的な症状を分かりやすくポイントを解説していきます。 認知症の症状でいちばん分かりやすくて「認知症かな?」って思う瞬間はやっぱり見当識障害の突拍子もない会話から疑うことができます。 例えば、「今何時?」といって朝の8時と答えると夜の8時と勘違いしてたとか、時間の感覚がちょっとやそっとではなく朝と夜を区別できなかったり、今の季節が分かってなかったりと言った勘違いの程度が病的なんですね。 見当識障害の特徴的症状で認知症の進行がわかる 見当識とは、自分の今の状況が客観的に把握することができなくなっていることで、見当識を保てなくなってしまった状態を見当識障害と言います。 つまり、寝ぼけて分からなくなったり、酔っ払って今の状況が把握できなくなっていたりといったことによく似てるといえます。 見当識障害は認知症の代表的な症状の一つです。 具体的な症状としては、以下のようなことがあります。 1)時間の見当識「今がいつなのか」が分からない 2)場所の見当識「自分がいま、どこに居るのか」が分からない 3)人物の見当識「いま、話している人が誰なのか」が分からない といった3つの見当識障害があります。 3つの見当識障害は認知症の進行とともに「時間→場所→人物」の順番で症状があらわれるのも最大の特徴なんですね。 見当識は、記憶、意識、視覚認知、注意といった機能が一緒になって作られている能力なので脳機能全体の機能低下が起こっているということが言えるのです。 見当識障害のまとめ 見当識障害について、まとめてみましょう。見当識障害は認知症の初期症状で現れやすく、午前・午後の時間感覚や季節の感覚が保たれなくなります。症状は「時間→場所→人物」の順番で進行していくのが特徴です。 いかがでしたでしょうか、見当識障害は認知症の症状では外せない症状の一つなのでしっかり印象付けておくと役に立つでしょう。

  • 認知機能症状の記憶障害を分かりやすく解説。認知症の対応のためにはしっかり覚える必要はありません。

    記憶障害の種類と分類を覚えると認知症の対応はできるのか 認知症は認知機能障害と行動心理症状(BPSD)の2種類の症状に分類すると言いました。では、ここからはもっと細かく症状をみていきたいと思います。 認知機能障害はある程度脳の損傷や血流の状態で症状があらわれたり消失したりと、なかなか改善に結びつけることが難しいのですが、特徴的な症状をうったえたりしますので、ぜひ覚えておきたいところにはなります。 一つ目は記憶障害です。 つまり、さっき言ったことを「すぐ忘れてしまう」とか、起こった出来事を「忘れてしまい何回も聞いてくる」とかですね。 記憶障害には大きく分けて短期記憶と長期記憶に分けられる 短期記憶は、さらに「一次記憶」と「作業記憶」長期記憶には「陳述的記憶」と「非陳述的記憶」に分けられます。 ここまでなら何とか覚えられそうですが、さらにまた細かく分けられたりするんで訳が分からんことになってしまうわけです。 ここでは分かりやすくした表が「認知症ねっと」のサイトにありますので、それをご参照して頂くと良いと思います。また、記憶について詳しく書かれてあって参考になりますよ。 引用:「認知症ねっと」より 記憶に関する分類の種類と解説はこちら 1)短期記憶 一次記憶・・・繰り返しがなければ15秒ぐらいで忘れてしまう記憶。例えば、電話を掛けるまでの間だけ電話番号を覚えておく。 作業記憶・・・会話や読み書きといった、複雑な認知作業に必要な情報を覚えておくこと。例えば、100から7をどんどん引いていって計算するときに必要な数を覚えておく。 2)短期記憶 陳述的記憶・・・内容を言葉で表すことができる記憶 エピソード記憶:個人の特定の経験や出来事についての記憶。例えば、子供の頃の思い出。 意味記憶:「知識」に関する記憶。例えば、単語の意味や概念、その視覚的なイメージ、文法、計算式、有名人の顔、教科書的な事実、これまで学習してきたことなど。 非陳述的記憶・・・内容を言葉であらわすことができない「体が覚えている」こと。例えば、自転車の乗りかたや、料理のしかたなど。 記憶障害をもっていることで問題になるのは、多少の記憶障害があっても会話が成立してしまうというところにあります。

  • 認知症の必要な知識は認知機能症状と行動心理症状(BPSD)の2つの症状でちゃんと区別しておくとどの症状が改善可能かが分かります。

    認知症の症状を2つのタイプに分類すると認知機能症状と行動心理症状(BPSD)があります 認知症は4つのタイプがあって、それぞれ症状に特徴を持ってたりします。特徴的な症状ならある程度は認知症のどのタイプかってことは予測や当たりが付けやすいのはメリットとしてあるのですが、ガッチリ一致するものではないです。 つまり、症状はあくまでも手掛かりにしかならないので、症状だけで判断するのは賢明ではないということです。なのでこの症状が出たら認知症のこのタイプだ!っていうのがなかなか断言できないのが認知症の難しいところ。 認知症という大枠がある以上、その中に分類されてある認知機能の症状はどれも共通するものばかりで一つひとつがシャープに分けられるものではないということ。それぞれの認知症のタイプはグラデーションの様な色分けでしか表せないということになります。 そこで、症状自体をはっきり分類出来れば便利だよねって考えから症状を2種類に分けてた形が認知機能症状と行動心理症状(BPSD)になります。 認知症について知識を得たい人は是非認知機能症状と行動心理症状については区別できるようにしておくと対応が必要なのかが分かってきますので、ていねいに分かりやすく解説していきます。 認知機能症状と行動心理症状(BPSD)のちがいは「機能」の障害か「環境」の影響か まずは、定義から 認知機能障害は、「記憶や言語、時間の感覚といった認知機能そのものの障害」 行動心理症状(BPSD)は、「知覚や思考内容の変化、気分や行動の異常という形で現れる障害のこと」というふうに定義されています。 認知機能障害は脳の器質的な障害が原因でおこる症状なので、脳の萎縮や血流の減少にともなって症状を表します。脳のどの場所が障害を受けたかによって症状がちがってきます。聞いたことを覚えられないとか言葉がでてこないとか動作が出来ることとできない事がおこります。 行動心理症状(BPSD)は環境に影響を受けておこる症状が特徴ですので、ストレスや置かれた環境の変化から不安や異常行動とか言動が聞かれます。同じことを何度も聞いてきたり、攻撃的になったりします。 行動心理認知症にはどのような症状が当てはまるかを示しておきますので参考にしてください。 行動症状

  • 血管性認知症の症状は「まだら認知」分かりやすく解説します

    「まえがき」 情報はいつでもどこでもスマホやSNSから簡単に手に入れることができる時代になりました。でも世に出ている情報は網羅的に発信されていて、誰もが手にすることができる一方でとても扱いにくいものになってきているのも事実です。 詳しく1から10まで伝えるつもりはありません。あくまでも必要な情報のみをかんたんに提供していくことに特化していきますのでよろしくお願いします。 血管性認知症の症状「まだら認知」を分かりやすく解説!必要なことだけ学びましょう 認知症について分かりやすくていねいに解説していきます。これからの社会は超高齢化社会に入っていますので、認知症の人がふえるのは周知の事実と思います。認知症についてサラッと学びたい方、知りたい方はぜひ読んでみて下さい。 血管性認知症についてそのおもな症状や特徴、昔と今の違いなどについて分かりやすく解説していきます。 血管性認知症とは?今と昔の相違点 昔は、血管性認知症というと脳の血管がなんかしら障害をうけて起こった症状がそのまま血管性認知症として言われていました。 つまり、動脈硬化で起こる脳梗塞や脳出血などいわいる脳卒中で脳の血管が損傷を受けたときに、その後遺症として認知症の症状(認知機能の低下)を発症したものに関しては、すべて血管性認知症と診断していたんですね。 例えば、既往歴ですでに脳梗塞などの脳血管障害の既往をもともとあったり、MRI画像検査で脳梗塞が見られたりしたとき、運動マヒ、構音障害(発音がうまく話せなくなる、ろれつが回らなくなる)などが見られた場合は、かんたんに血管性認知症と診断がつけられていたんです。 なので、昔はアルツハイマー型認知症よりも多い認知症として位置づけられていました。 でも今は、医学の進歩とともに認知症の原因を見極められるようになったので血管性認知症の概念が変わってきたんです。 「まだら認知」と呼ばれる血管性認知症の症状は? 血管性認知症のいちばんの症状は「まだら認知」と呼ばれる症状で、いうなれば特定の分野のことはしっかりできるのに、他のことになると全くできなくなるといったことを「まだら認知」といいます。

  • 前頭側頭葉変性症は性格の変化から初期症状を判断する

    性格の変化から起こる前頭側頭葉変性症の症状を分かりやすく解説 認知症について詳しく、そして分かりやすく解説していきます。今回はアルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症につづいて前頭側頭葉変性症の特徴的な症状や原因、また診断基準を知って病気を判断したいという方のために詳しく書いていきます。 アルツハイマー型認知症の詳しくてわかりやすい解説を読みたい方はこちらの記事からどうぞ →認知症とは?分かりやすくじっくり解説していきます レビー小体型認知症について知りたい方はこちらの記事がお勧め →症状からレビー小体型認知症かを判断する方法は? 認知症について学びたい方や学ぼうとしている方に知っていただきたい情報を分かりやすく、認知症のタイプが分かるように解説をしていきますので知りたい方はぜひ読んでみて下さい。 前頭側頭葉変性症とは?その原因と症状の特徴について 前頭側頭葉変性症(frontotemporal lobar degenerationFTDL)とは、いくつかの認知症の総称として呼ばれています。 「前頭側頭型認知症」「進行性非流暢性失語症」「意味性認知症」の3つがあり、これらは脳の神経細胞の中に「ピック球」と呼ばれる物質が蓄積することによって起こることが共通しています。 なぜ前頭側頭葉変性症が総称として呼ばれ、さらに3つに分けられているかというと、それぞれで症状が異なってくるからですが、でもその原因となっているのが「ピック球」の蓄積からくるのでわざわざ分ける必要があるということです。 前頭側頭葉変性症の初期症状は何がある? 初期症状としてはおもに5つあります。 ①言葉にできない(喚語困難) ②感情や衝動を抑えられない(脱抑制) ③新しい体験を覚えていられない(記銘力障害) ④やる気が失われる(自発性低下) ⑤目的もなしに同じ行動を繰り返す(常同行動) これら5つの症状は今までの認知症とは異なった症状でして、記憶障害の症状が現れにくいのが特徴です。 また、前頭側頭葉変性症は若い人がなりやすいのも特徴の一つで、発症年齢の平均は66.9歳、そのうち64歳以下で起こる比率が40%を超えます。 「国立長寿医療研究センターの調査より」 つまり、若くして発症を疑う人の半分ちかくが前頭側頭葉変性症の可能性が高いということですね。 具体的な症状はどんなことがあるのか?

  • 症状からレビー小体型認知症かを判断する方法は?

    レビー小体型認知症の原因と症状について分かると診断できる 認知症について出来るだけ分かりやすく簡単に解説していきます。今回はレビー正体型認知症についてその症状や特徴など、原因を知っておくとレビー小体型認知症かどうかの判断がある程度できるようになるので、知りたいという方は読んでみて下さい。 レビー小体型認知症とその原因は? レビー小体型認知症(dementia with Lewy bodies:DLB)は、認知症の中でもアルツハイマー型認知症の次に多い疾患です。約20%を占めています。 原因は大脳皮質や脳幹、間脳に「レビー小体」という異常な物質が溜まってしまうことで起こります。 このレビー小体がなぜ溜まるのか、認知症の原因になるのかはまだはっきりと分かっていませんが、レビー小体型認知症の方は画像検査でレビー小体が多く存在していることが分かっています。レビー小体とは、たんぱく質の一種(アルファ-シヌクレインという物質)です。 レビー小体型認知症の症状は? レビー小体型認知症の症状は、原因物質のレビー小体が大脳全体に蓄積したり、脳幹部や間脳などのに蓄積したりすると症状が現れます。 レビー小体が多く溜まる場所によって症状が違います。 大脳全体に多く溜まってくると物忘れなどの認知症の症状が現れますが、脳幹や間脳部に溜まってくると手指のふるえや歩きにくさなどの動きに関する症状が出てきます。 つまり、大脳全体にレビー正体が増えると会話から症状が分かり、脳幹部などに増えると動作で症状が分かってきます。 以上のような症状が特徴として出てきますが、初期症状の訴えからレビー小体型認知症でいちばん覚えていおきたい症状は「幻視」です。 幻視とは見えないものが見えたり、見えてるものが違うものに見えたりするすることです。レビー小体型認知症は早期から「幻視」を自覚するようになるのがいちばんの特徴で「虫がいるとか、ネズミや動物が動いている」などの言動が聞かれたら疑っていいでしょう。 もう一つは、初期には幻視が自覚されやすいのに対して記憶障害はあまり目立たないのも症状の特徴としてあります。 レビー小体型認知症の症状から診断する方法 レビー小体型認知症は、probableDLBとpossibleDLBという2つの診断タイプに分けられています。

  • 認知症について分かりやすくじっくり解説していきます

    認知症でいちばん多いアルツハイマー型認知症とその症状や経過 認知症についてよく分からないという方に、一から詳しく解説していきます。認知症がどんな病気なのか?認知症の症状やこういう症状の時の対応の仕方など、少しでも認知症について理解をして頂きたく感じ、分かりやすくをモットーに書いていこうと思います。 看護師という医療に携わる立場から、認知症についての情報をまとめていきますので是非詳しく知りたいという方は読んでみて下さい。 アルツハイマー型認知症とは? 認知症と言えばアルツハイマー型認知症:AD(Alzheimer's disease)です。認知症の約50~60%以上はアルツハイマー型認知症が占めているということが分かっています。 認知症の原因としてアルツハイマー型認知症のほかにもいくつかありますので、詳しくは別の記事で解説していきます。 アルツハイマー病とアルツハイマー型認知症という言い方がありますけど、どちらも同じ意味で特に違いがあるわけではありません。 アルツハイマー認知症の原因は? アルツハイマー型認知症の原因は、はっきり解明されているわけではないですが脳の記憶を司どっている「海馬」を中心に萎縮が起こることが分かっています。その原因物質であるアミロイドβ蛋白が脳に蓄積すると脳内で行われている情報伝達がうまく機能しなくなり、アルツハイマー型認知症になると言われています。 海馬は記憶を司どっているのでアミロイドβ蛋白の影響を受けると記憶障害を引き起こします。また大脳の広い範囲にも蓄積していくので脳に沈着している老人斑と言われる、「シミ」みたいなものも認知症の原因に関係していると言われています。 つまり、脳の周りに情報伝達を邪魔するアミロイドβ蛋白ってやつとか老人斑と言われる「シミ」が溜まると、少しずつアルツハイマー型認知症が進行していくということになります。 アルツハイマー型認知症の症状は? アルツハイマー型認知症の症状はズバリ、記憶障害です。 記憶障害というと、突然思い出せなくなったりとか、お酒を飲み過ぎて記憶をなくしてしまったというようなことではなく、「何度も同じことを聞いたり」「人や物の名前が出てこなかったり」「置いたりしていたことを忘れてしまうなどが目立つ」なんかが症状として上げられますね。

  • 急変の前兆をデジタル機器以外で判断する方法は?

    こんにちは、ナースマンドットコムのネイです。 急変の時ってベッドサイドに血圧計とか体温計とか置いてないもんだから一旦その場を離れてナースステーションに戻りますよね。 それってめんどくさくないですか?急変っていつ起こるかなかなか予測できないから、コールするぐらいの重症だったら問題ないですけど「んっ、ヤバいかな」って時は意外とあるし、そんな時でも一々7つ道具を持っていくのも時間の無駄というか、効率が悪いと思うのは私だけじゃないはず。 ってことで状態把握のバイタルサインって道具使わずに最低限何からしていけばいいかを書いていきます。 デジタル機器が無くても患者さんの急変状態は把握できる 看護師は何かあったらいつでも対応できるようにポケットの中とかに色んなモンを入れてますよね。私はあまり持ちたくない方でして、なんで極力軽かるにして仕事してるんですけど、他の看護師さんとかで肩からからポシェットなんかを掛けていつでも携帯できるように工夫してる人もいますね。 看護師が携帯している仕事で使う7つ道具一例 ボールペン マジックペン メモ帳 テープ類 酒精綿(1パック入り数枚) ハサミ 時計 タイマー 院内携帯ピッチ 患者情報の板 ゴム駆血滞 携帯用手指消毒用ボトル などなど、ざっと上げるだけでもポケットに入りきらんわけじゃないですか。 それでもってバイタルサインを測る時は血圧計や体温計・パルスオキシメーター・聴診器・ペンライトなんかが必要になってくるから、「もういやー!」ってなりません? そもそも一刻を争うかもしれない急変時に血圧測定とか(するけども)の前にするべきことがあります。それでもなんかおかしいと思った時に次のアセスメントとしてバイタルサインが活きてくるんです。 つまり、ルーチンでバイタルサインを取りに行く必要性なんてないと言える。 確かに、ルーチンでバイタルサインを測定する重症患者さんとか状態が不安定ならば話は別ですけど、ちゃんと必要な患者さんを選別するべきなのに漠然とやってるのが現場なんですよね。 呼吸状態で重症度を評価することが重要 バイタルサインはどの項目も逸脱するというのは良い事ではないけれど、とりわけ注意が必要なバイタルは呼吸です。 なので、まず患者さんの元に行ったら呼吸状態を見て確認することである程度把握できます。

  • せん妄の対応には原因検索がカギ

    こんにちはナースマンドットコムのネイです。 今回は、せん妄を引き起こしてしまうキッカケは何なのかについて書いていきます。 せん妄は認知症と区別しなければいけません。 理由は全く違う機序から起こっているからですね。認知症じゃないかと思っていたらせん妄だったり、せん妄の症状が出たと思ったらもともと認知症の初期症状だったりと似てるんで、混同してしまうところが大いにあるんですよ。しっかり学んだことを書いていきます。 せん妄に対応するにはキッカケを検索することが大事 何はともあれ原因を改善しないと症状はよくならないのは、せん妄に限ったことではないですね。例えば、スポーツなんかでもそうですよね何が原因で調子が悪いのか?原因となってリうことを改善して初めていい方向に向かっていくのはいろんな場面に言えることです。 感染症になったら原因菌を見つけて対処するのが効果も早いし、治りも早いわけですよ。 せん妄も一緒で、原因となるキッカケをちゃんと見つけてあげてそれに対してアプローチしていくと患者さんはもちろんですが、医療者側も安心に対応ができるって話です。 せん妄を引き起こすキッカケは大きく3つに分かれる せん妄には症状を引き起こす因子ってものが3つあります。 準備因子 脳機能低下を引き起こしやすい患者の背景 高齢者、脳自体の病気など 促進因子 せん妄のキッカケとなる因子 疼痛や呼吸苦などの身体的不快感、睡眠・不動・感覚遮断・心理的ストレスなど 直接因子 脳機能を低下させて、せん妄を引き起こす重要な因子 DELIRIUM(デリリウム) せん妄のキッカケ因子 準備因子は主に環境や患者さんの背景に関わっている因子なので、事前にわかることではありますね。促進因子もこのブログでもお勧め記事を書いていますので気になる方はそちらをご参照してください→(せん妄かどうかを判断する必要なこととは?) 直接因子について詳しく解説していきますと、これが結構重要であるんですよね。表に紹介してあるように因子の頭文字を取ってDELIRIUM(デリリウム)というナイスな分類がありますので参考にしてください。 Drug 薬剤(鎮痛薬・鎮静薬・抗コリン薬・潰瘍治療薬) Eyes/Ears 視覚・聴覚障害 Low O₂ states 低酸素状態 Infection 感染症・発熱・体力消耗

  • せん妄かどうかを判断する必要なこととは?

    こんにちは、ナースマンドットコムのネイです。 認知症とせん妄って症状が似てたりするんでよく混合されて易いんですが、まったく違う概念ですよね。認知症について勉強していくには必ずこの二つについてしっかり区別して判断していかなければいけないわけです。 今回はそのせん妄について書いていきます。 せん妄とは何なのか?を理解してせん妄に気付くことが出来る。 まずせん妄ってなんだろう?って所から解説していきますが、一言で言うと「意識障害」です。 意識障害なので、一時的に起こった意識レベルの変化によるものになるんですね。もっと簡単に言ってしまうと感情の中の一つと言いいい。 つまり、感情が病的に暴走しり、病的に無くなったりすることです。 せん妄のきっかけは色々ですけど、はっきり言って一時的なものなのでせん妄自体になんも問題はないです。 問題なのは、せん妄から起こる二次的なイベントを引き起こしてしまった時のトラブルでしょう。 病棟にもせん妄になる患者さんて沢山いらしゃるんですけど、脳は全く問題なくて別の疾患で治療していたり、手術後であったり、身体拘束中であったり意識はあるのに寝返りも出来ないとか思うように動かせないとか環境の変化などの患者さんに起こったりしてます。 なので、身体と精神のバランスが崩れているような時にせん妄は引き起こされると言って間違いないです。嫌なことが起こる日常でストレスを感じ続けた結果、病的に発展した状態がせん妄なんです。 せん妄を分類すると何があるのか? せん妄を分類すると3つに分類することができます。それぞれ特徴がありますけど、感情表現とか性格とかに似てるんです。 過活動型 活動低下型 混合型 要は、外交的な性格だったり内向的な性格だったり、その両方を使いこなせる両極性だったりということですね。千差万別なんだけど大きく分類するとこうなるよってことですね。 次に、それぞれの症状について表にまとめておりますのでご参照ください。 せん妄の分類 症状 頻度 過活動型 精神運動興奮・錯乱・声高(こわだか)・易刺激性・衝動行動・夜間活動・不眠症・了解不能 0.70% 低活動 無表情・無気力・昼間の睡眠・的外れ的対応・記銘力低下・失禁など 87% 混合型 過活動と低活動型を1日のうちに反復発症する。昼間に傾眠で夜間に興奮することが多い。 11%

  • 心不全患者で観察する重要な3つの項目とは?

    こんにちは、ナースマンドットコムのネイです。 この前ヒヤリハットでカロナールを外来で服用した後、病棟でも重複して飲ませてしまいました。アセトアミノフェン中毒を調べたら345㎎を30~40錠飲むと起こるんじゃないかぐらいの量でした。経過は見ていきますけどね。 心不全は酸素不足とSASや貧血の3つに注意する 今回は心不全患者さんの観察すべき点は何なのか?ついて書いていきます。 入院で1.2を争うぐらい多い疾患ですね。心不全は呼吸が苦しくなって肺に水が溜まってくるので、息苦しさや労作時の呼吸困難感などが主な主訴ですね。 心不全に患者さんに対して何を観察してどこを重要視してアセスメントしていけばよいかについて話していきます。 とりあえず酸素不足になっていないか?をみる 心不全だから心臓自体に意識が向きそうですけど、心不全の症状として酸素不足による呼吸困難が主な訴えなので呼吸に目を向けると良いと思います。 左心室の動きが悪くなることによって酸素がうまく取り込めなくなるんですが、肺うっ血や肺水腫が呼吸困難の原因なんですね。 つまり、肺に水が溜まってくるんですけど、血液の流れが悪くなると肺に余計な水が溜まってしまいます。溜まってしまった水は肺が酸素を取り込むスペースを狭くしてしまうので、肺の換気効率が悪くなるせいで呼吸が苦しくなり呼吸回数が増えます。 肺が水浸しでアップアップ💦状態をイメージしてもらえばいいでしょうかね。 そんな状態だと本人は苦しくてたまんなくなります。それを少しでも改善しようと心臓は酸素を肺に送るべく必死に動かして頑張ろうとするわけです。 だんだん心臓も疲れて疲弊してしまいますから、さらに肺に水が抜けずにどんどん溜まってくるんで循環が悪い上に水が溜まりまくって・・・ 悪循環の負のループが形成されているわけですね。 つまり、「心不全の患者さんは酸素不足である」ってことをセットで覚えて下さい。 先ほど、心不全は呼吸回数が増えると書きましたが、その代償として酸素の消費量が増えます。理由は呼吸筋を多用するんで余計に酸素が必要ってわけですね。 低酸素血症の時はどんな治療があるのか? 心不全の患者さんは呼吸数が増えて努力呼吸になったり、呼吸促拍で酸素を取り込もうとしますが、なかなかSPO2が上がってこない場合があります。その場合の治療は酸素投与になります。

  • 経鼻経管栄養カテーテルが何になると痰が増えるのか?

    経鼻カテーテル挿入患者さんの痰貯留は異物が原因だ こんにちは、ナースマンドットコムのネイです。 病棟看護師をやっています。病棟で起こる様々な困難に対して経験したことや学んだことについて書き綴っていきたいと思っていますのでよろしくお願いします。 今回は、経鼻カテーテルを挿入している経管栄養中の患者さんについて夜勤で起こった出来事について書いていきます。 経鼻経管栄養カテーテルで栄養補給をする時は? 口から食事が摂れなくなってきた患者さんは鼻からチューブを挿入して栄養の補給をするか、お腹にPEGを造設してそこから直接胃に栄養を摂取するかの選択をします。 どちらの治療も口からの食事摂取に誤嚥のリスクがあるからなんですけど、経鼻カテーテルやPEGを造設したらオールオッケーってわけではありませんね。 それぞれにメリット・デメリットがあるわけです。 嚥下機能が低下した経鼻胃管カテーテルの患者 嚥下機能が低下して止むなく経鼻カテーテル挿入になった患者さんがおりまして、栄養はカテーテルから注入できるようになり誤嚥のリスクは回避できたと思っていました。 もともと肺炎で入院してこられた患者さんで、入院時から咳嗽と発熱が著明で痰がやたらと多かったんで適宜吸引して痰を除去し、気道の浄化に努めていました。 状態も安定して症状も改善傾向になっては来ていましたが、食事再開にしても嚥下機能が衰えていることもあって、食事中や食後にむせ込んだり食べたものを嚥下できずにため込んでしまっていたんですよね。 そうやってSTさんに介入してもらいながら嚥下機能訓練や評価を行ってまいりましたが、このままだと誤嚥のリスクが高いとの判断から、経鼻経管栄養の適応となりカテーテルの留置になったんですね。 しかもその患者さんは高齢なため認知機能も低下してまして、挿入してもカテーテルを引き抜こうとする行為が再三見られたため両腕を抑制せざる負えない状況でした。 もちろん家族の了承の下、終日抑制してカテーテルを自己抜去しないように管理している状態です。本人さんには何とかADLの維持や向上の目的もあったんで、リクライニング車いすに移乗させ食事の時やトイレ誘導を促してADLの拡大を図っていました。 夜勤時の異常なほどの痰

  • 糖尿病薬のまとめと血糖コントロールで目標にすべき値は?

    晴れているだけで気持ちが穏やかになるのは平和だということを認識しているからなのでしょうね。忙しさに気を取られると気付かないものですが、晴れの日に自然を眺めるだけでもストレス解消になるんじゃないかな。 こんにちは、ナースマンのネイです。 今回は糖尿病シリーズの薬の効果についてのまとめを書いていきます。 糖尿病薬の知っておきたい作用と種類をまとめてみた 2型糖尿病においては、大きく分けて4種類の作用に分類されています。その中から治療に適した作用の薬を選択していきますが、それぞれ作用が似てたりしてごっちゃになりやすいんで要約してまとめたので参考にしてみて下さい。 1.インスリン分泌促進薬 スルホニル尿素薬(SU)・・・膵臓に働きかけて分泌を促す 速効型インスリン分泌促進薬(グリニド系)・・・早く膵臓に働きかけて分泌を促す インスリン分泌促進薬については以下の記事も参考にしてみて下さい。 「スルホニル尿素薬はインスリンの分泌を促進してくれる」 「超速効型インスリン分泌促進薬(グリニド薬)は飲むタイミング」 2.インクレチン関連薬 GLP-1受容体作動薬・・・インクレチンホルモンを皮下注射で補う DPP-4阻害薬・・・インクレチンホルモンの分解を抑える インクレチンホルモンに関する記事でも以下をご参照ください。 「糖尿病薬で皮下注射が必要なGLP-1受容体作動薬」 「DPP-4阻害薬が日本人向けで管理がし易いその理由は?」 3.糖吸収・排泄調節薬 α-グルコシダーゼ阻害薬(α-GI)・・・ゆっくり単糖類に分解する SGLT2阻害薬・・・腎臓が尿糖の再吸収をストップする 糖吸収・排泄調節薬の詳しい記事は以下からどうぞ! 「α-グルコシダーゼ阻害薬の軽度糖尿病に使われる薬は?」 4.インスリン抵抗性改善薬 チアゾリジン薬・・・インスリンの濃度を濃くして効きをよくする ビグアナイド薬(BG)・・・肝臓の糖新生を抑える インスリン抵抗性を改善する記事は以下をご参照してみて下さいね。 「ビグアナイド薬と言えばメトホルミン。消化器症状を見逃さない」 「糖尿病薬のチアゾリジン薬を途中で断念する理由は?」 血糖コントロールの目標値はどのくらい?

  • 排尿から血糖コントロールをする注目の糖尿病薬は?

    SGLT2阻害薬はインスリン分泌に関係なく糖を尿中に排泄する働きがある こんにちは、ナースマンドットコムのネイです。 好きなことをして生きて行きたいですよね。分かってはいるけどなぜか行動に移せないのはなんでなんだろうと常に思っているナースマンアラフォー男です。 今回は尿から排泄させて血糖コントロールするSGLT2阻害薬について書いていきます。 SGLT2阻害薬の作用効果は何? 今までの血糖コントロールの作用とは大きく異なるのがこのSGLT2阻害薬の特徴ですね。ではどんな働きがあるのかといいますと、おしっことして排出されるときに1日に約180gのグルコースが濾過排出されるんですが、そのすべてが近位尿細管から再吸収されます。 その濾過される過程で「ナトリウム・グルコース共輸送体」(これをSGLTといいます)ってものが関わってくるんですね。 SGLTはSGLT1とSGLT2があり、SGLT2でグルコースの90%が血液中に再吸収されるので、SGLT2阻害薬はグルコース再吸収を抑制することで、余分な尿糖排泄を促進するわけですね。 ってことで、インスリン分泌に影響を与えずおしっこから尿糖を出すことで血糖値を下げる働きをするのがこのSGLT2阻害薬の効果になりますね。 SGLT2阻害薬に向いてる人はどんな人? インスリン分泌能が保たれていて比較的若年者で合併症の進行していいない肥満糖尿病患者さんが向いていると言われています。 高齢者やインスリン分泌能低下、痩せ・栄養障害・尿路感染症の既往がある人は投与を控えた方がいいようですね。さらに75歳以上の高齢者、65~74才で老年症候群(サルコペニア・認知機能低下・ADL低下など)のある場合や、利尿薬併用で体液量減少を引き起こしやすい患者さんでは慎重投与とされています。 腎機能低下患者(eGFR<45ml/分/1.73m²未満)では、糸球体濾過率が低下しているために効果減弱が認められます。 SGLT2阻害薬の副作用と注意点は? 重大な副作用としては 低血糖 糖尿病ケトアシドーシス 脱水 皮膚症状 尿路感染症や性器感染症 禁忌や注意したい項目は SGLT2阻害薬に対して過敏症の既往がある 重症ケトーシス 糖尿病性昏睡または前昏睡、重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者

  • 糖尿病薬で皮下注射が必要なGLP-1受容体作動薬

    GLP-1受容体作動薬は皮下注射でコントロールするから副作用に要注意ですね こんにちは、ナースマンドットコムネイです。 最近小銭を財布から取り出すのがめんどくさいなと感じて、いっそのことカードに切り替えてしまいたいと考えていますが、小銭がないと自販機でコーヒーが買えないので早く現金がなくなればいいのにと思っているめんどくさがり屋の中年男です。 今回はインクレチン関連で自己皮下注をして血糖コントロールしていくGLP-1受容体作動薬について書いていきます。 GLP-1受容体作動薬ってどんな働きがあるのか? 毎食前に自己注射して血糖コントロールしていくものですね。GLP-1受容体作動薬とは、インクレチンの一つでしたが膵β細胞膜上にあるGLP-1受容体に結合して、血糖値に応じたインスリン分泌作用を発揮します。 皮下注射をすることによって大きな効果が得られます。 グルカゴン分泌抑制 胃内容物排出抑制 食欲抑制 以上のような効果があるので空腹時血糖値、食後血糖値の両方を低下させることができるんですね。 GLP-1の働きは短時間作用型と長時間作用型の2種類があります。 短時間作用型にはエキセナチド(バイエッタ)1日2回食前、リキシセナチド(リキスミア)1日1回食前があります。 長時間作用にはリラグルチド(ビクトーザ)1日1回朝または夕、持続性エキセナチド(ビデュリオン)週1回食前、デュラグルチド(トルリシティ)週1回があります。 この薬は3割負担で1ヶ月4000~6000円です。 GLP-1受容体作動薬に向いてるのは? インスリン分泌を促す働きがあるので膵臓からのインスリン分泌がある患者さんに使うことができる注射薬です。なので1型糖尿病には使えないですね。あと、糖尿病ケトアシドーシス、高血糖性の昏睡または前昏睡、重症感染症、手術などの緊急時はインスリン製剤による管理が必要なので適していないようです。 GLP-1の副作用と禁忌は? 副作用は腹部症状ですね、下痢・便秘・嘔気などの胃腸障害が投与開始時に認められます。ですので定量用から開始して副作用の状況を観察しながら維持量を調整して増やしていく流れになりますね。 頻度は少ないですが、急性膵炎・腸閉塞を起こす可能性があるので注意が必要です。

  • DPP-4阻害薬が日本人向けで管理がし易いその理由は?

    日本人に最適な薬だと言われているDPP-4阻害薬は食事に関係ないのが特徴 こんにちは、ナースマンドットコムのネイです。 参考書とか教科書ってやたら小難しく書かれてあるのが理解を遅らせる要因ですよね。もっと簡単に解説してくれると勉強も楽しくなるんでしょうけどな、その点テレビは小学3年生が理解できるように作ってるから分かりやすいんだな。あと映像を駆使してるからですね。 今回は日本人に最も最適ではないかと言われている糖尿病薬DPP-4阻害薬についてです。 DPP-4阻害薬に関わるインクレチンの作用は? まず、インクレチンというホルモンについて解説しないと理解しにくいのですが、インクレチンとは食事摂取に伴って消化管から分泌されるホルモンでして、膵β細胞膜上に発現している受容体に結合してインスリンの分泌を促進させる働きがあるのがインクレチンです。 インクレチンには2つの種類がありまして、GIPってやつとGLP1です。消化管から分泌されるとインクレチンであるGIPとGLP1が血糖値を下げてくれることになるんですね。 しかし、素直に下げさせないようにジぺプチジルペプチダーゼ-4(つまりDPP-4のこと)という酵素が働き、インクレチンをすぐさま分解しちゃって、血糖値を下げる効果をなくしてしまうんですね。 DPP-4阻害薬は、DPP-4を阻害するから血漿中のインクレチン濃度は上昇しまくるんで、血糖値が上昇して、インスリンの分泌が促されるというメカニズムとなっています。 インクレチンを分解させないことでさらに良いメリットがあります。インスリンを分泌するだけじゃなく、GIPにおいては骨形成の促進作用が期待でき、GLP-1はグルカゴン分泌抑制、胃排泄遅延作用、食欲抑制作用、心保護作用、神経保護作用など、多彩な機能が期待できるんですね。 服用の特徴と違いは何があるのか? DPP-4阻害薬はは1日1回か1週間に1回かの服用が選択できます。 1日1回の薬は、シタグリプチンリン酸塩水和物(シャヌビア、グラクティブ)ビルダグリプチン(エクア)、アログリプチン安息香酸塩(ネシーナ)、リナグリプチン(トラゼンタ)、テネリグリプチン臭化水素酸塩水和物(テネリア)、アナグリプチン(スイニー)サキサグリプチン水和物(オングリザ)

  • α-グルコシダーゼ阻害薬の軽度糖尿病に使われる薬は?

    α-グルコシダーゼを阻害するのは糖の分解を遅らせるためだよ! こんにちは、通勤時間ってホント無駄な時間だとつくづく思っているナースマンネイです。 今回も糖尿病薬についてα-グルコシダーゼ阻害薬について書いていきます。 α-グルコシダーゼ阻害薬がなぜ糖尿病薬になるのか? α-グルコシダーゼ阻害薬を理解するには、α-グルコシダーゼの働きについて知る必要があります。α-グルコシダーゼは血糖値を上げる働きがあるわけでして、その働きを阻害することによって血糖値が急上昇するのを抑制する働きがあります。 もう少し詳しく説明すると、α-グルコシダーゼを阻害するには3タイプの作用機序があり、それぞれ一個づつ役割が決まっています。 一つ目はアカルボースといって、小腸のあるα-グルコシダーゼ活性を用量依存的に阻害するのと、膵液および唾液のα-アミラーゼ活性を阻害して食後の血糖上昇を抑制します。 2つ目はボグリボースと言って、腸管において二糖類から単糖類への分解を担う二糖類分解酵素を阻害することによって糖質の消化・吸収を遅らせることになるんで、食後の過血糖を改善します。 3つ目はミグリトールといって、小腸粘膜上皮細胞にある二糖類を単糖類に分解するためにある酵素を阻害して糖質の消化・吸収を遅らせることになり、食後の過血糖を改善します。 つまり、α-グルコシダーゼには3つの血糖上昇作用があるんですが、どのタイプに働きかけて阻害するかによって血糖上昇を抑えるってことですね。 有名な薬って何?注意したい副作用は? 代表的な薬はボグリボース(ベイスン)ですね、しかもベイスンは軽度の糖尿病によく使わわれ境界型にも適応があるんです。他にはアカルボース(グルコバイ)、ミグリトール(セイブル)があります。 α-グルコシダーゼ阻害薬がどんな人に向いているかというと、食後血糖値が上昇する人に向いています。注意したいのは高齢者や開腹手術の既往がある患者でして、腸閉塞などの重篤な副作用を引き起こすことがあるので注意したいですね。 低血糖:ほかの血糖降下薬との併用で低血糖が現れることがあります。低血糖症状が現れた場合には、ショ糖(砂糖)では血糖値の回復が緩徐であるため、ブドウ糖を投与します。 腸閉塞様の症状:腹部膨満・鼓腸、放屁増加などが現れ、腸内ガスなどの増加により腸閉塞様の症状が現れることがあります。

  • 糖尿病薬のチアゾリジン薬を途中で断念する理由は?

    チアゾリジン薬はゆっくり血糖を安定させる薬だから時間がかかる こんばんは、クリティカルシンキングってホント大事な思考ツールだと思います。記憶に残りやすいし、自分の意見も明確化してくるので何事にも批判的な思考で精査していきたいと思っているアラフォー男のナースマンネイです。 糖尿病薬シリーズ第4弾、チアゾリジン薬についてです。 チアゾリジン薬とはどんな作用機序があるのか? チアゾリジン薬は肥大化した脂肪細胞に働きかけて、正常な小型脂肪細胞への変換を促すようにします。 肥大化してる脂肪細胞からはインスリンの効きを邪魔する成分が多く分泌されるので、脂肪細胞が小さくなることで、インスリンの効きを円滑にする成分(アディポネクチン)が多く分泌されるようになるんですよね。 ここでいうインスリンの効きとインスリン抵抗性は同じ意味です。 つまり、インスリン抵抗性の改善を促す薬がチアゾリジン薬ってことになります。 インスリンが作用する場所は、肝臓・筋肉・脂肪ですが、インスリン抵抗性が改善してくると血液中の糖分が筋肉や脂肪に取り込まれやすくなり、肝臓ではムダな糖新生が抑制されるのでブドウ糖の血液放出も抑えられるわけです。 チアゾリジン薬の特徴はゆっくり効いてくるってことでして、血糖値の改善には時間がかかります。どれぐらい時間がかかるかというと約1週間ぐらいです。1週間服用する頃に血中濃度が安定してきて血糖値に反映されてきます。 代表的なチアゾリジン薬はピオグリタゾン塩酸塩(アクトス、ピオグリタゾンOD)があります。 どんな人が飲むと効果が得られるか? インスリン抵抗性がありそうな患者さんに向いていますね。インスリン抵抗性が不十分な患者さんはそれを補うためにインスリン分泌が多いのが傾向としてあるので、肥満患者が向いていることが言えますね。 目安は、BMI24kg/m²以上あるいは空腹時の血中インスリン値が5μU/㎖以上が挙げられます。また、女性や高インスリン血症のある場合において血糖改善効果が高いとの報告があります。 では、逆に禁忌な患者さんはというと、心不全の既往がある患者さんは向いていません。なぜかというと、チアゾリジンには体液を貯留することがあるため、心臓に負担がかかる場合は投与しません。 その他として 肝臓や腎臓が著しく機能低下している(薬の排泄に肝臓と腎臓が関わるから)

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