今日のいちばん 母に隠し事あり浅蜊が砂を吐く きむらけんじ「隠し事」と「砂を吐く」が対比になっている。さて、「母の隠し事」とは?ここで大いに想像してしまう。そこんとこを自由に楽しんで、というわけ。この作者は自由律俳句にこだわっている。筆者は「言葉遊び派」の「リズム派」。で、気になる。「あり」と「が」が必要か?つまり、「母に隠しごと浅蜊砂を吐く」ではダメなのか。自由律の俳句でこんな例にかなり出会う。省...
今日のいちばん 謝りに行く道の木蓮匂いすぎ きむらけんじ心の中の複雑さがよく出ている。謝りの言葉をあれこれ考えていてアタマは精いっぱい。そんな道に突然、木蓮の花。綺麗だと花を楽しむ気分ではない。しかし、この花、こんなに匂った?気になってきた。ああ、どうやって言い訳するか考えていたのに。ということで、堂々めぐり。笑いやペーソスはないが、作者のぐちゃぐちゃ感が伝わってくる。...
今日のいちばん 通帳にらんで女動かぬ道の端 きむらけんじなぜ、この「女」は動かないのか。にらんでいるのは預金通帳?とすると、とんでもなく妄想がしやすい。「道の端」とあるから、よくないことがきっと起きているのだ。そこでまた妄想が広がる。「女」はどんな服を着ていて、歳は?若い?働いてる風?少しズームアウトして「女」を見るとなんとなく寂しい。どんな「道の端」?国道のクルマがビュンビュン走る道端?それと...
今日のいちばん 妻よ南瓜はこの世に必要なのか きむらけんじユーモアを過ぎて、ペーソスを感じる。ユーモアは哀愁に繋がる。それが狙いであろう。南瓜が毎日、食卓に並ぶ。それはそれで嬉しい?のだがあまり続くと、イヤな気分になる。でも、決して妻にイヤとは言えぬ。で、この一句。妻にはっきり言えない。でも、気持ちは伝えたい。苦肉のひと言。「この世に必要か」。哀愁いっぱいである。...
今日のいちばん 国会中継延々葱買いに行かねば きむらけんじ国会中継をたまに観ることがある。「延々」なのだけれど禅問答というか、中身のない質疑応答の連続にうんざりする。質疑応答と書いたが、実際は答にならないはぐらかしの答が「延々」と続く場合が多い。それでも、なにか起きるのではと思うから、その場が離れない。やっぱり、ドラマが起きることはなく空しいままに「葱を買い」に行くことになる。なんとなく「私」の...
隠し事いろいろあってくちなしの隠し事の多い世の中である。隠し事があることすら隠してしまう・・・。だから、こんな世の中は誰もが黙って「くちなし」になるのだ。白いクチナシの花には申し訳ないがみんな薄汚れたお化けなのだ。...
ここかしこ嘘をつくつくつく法師 2か月書くのをやすんだらこのブログの認証が変わっていてこうやって書くまでになかなか至らず。メルアドやパスワードを忘れていたということなんだけど。句は近頃、嘘つく人が増えたなあ、とくに行政の人にそれが多い。そんなこと思っていたら、できた作品。...
先生のデスクは丸い甘酒も「甘酒」という兼題。夏。最近、よく甘酒を買っている。スーパーにずらり並んでいる。流行だそうだ。冷蔵庫で冷やして飲むと美味い。なんで流行っているのだろう?...
飛ぶ鳥を落とす健気さ夏木立飛ぶ鳥を落とす勢い、と言いたいけれどせいぜい「健気」あたりだろう。娘と家人が明日から韓国旅行。海外と言うよりちょっと九州の先までという感じ。海外は近くなった。気楽だよ・・・、奴ら。...
夏至の日は濃度を下げる浪がしら昨日が夏至だった。「夏至」は関係ないのだが昨日まで10日くらい腰が痛かったり、すくっと歩けなかったりで前向きになれなかった。今朝は一転している?体が動くのがうれしい。...
なんだこれ無邪気な守宮めでたいな俳句関係の仕事がときどき入ってくる。以前にはなかったこと。ところで持論。仕事はギャラが発生する。趣味はギャラはない。その違いで言えば、俳句の仕事をしている。ほんのちょっと。...
梅雨晴れ間今日はどこかで壊す音今日の大阪は夏。夏の格好で事務所へ。半分、リゾートの気分。残りが重い。...
どん底に落ちる音聞く冷や奴このブログ、今日から句日記にしようと思う。となりの古い氷屋が立て替えか?家を壊している。その音が直接聞こえる。直接響く。斜め前では1か月ほど前から新しい美術館の建設。ときたま、事務所が揺れる。...
車ごと盗まれて夏の波たかしリアルでない句を書きたいと思う。リアルでないけれっど、どこかリアルっぽい。勇気がいることに気付いた。誰かの首をひねらすような勇気がいる。...
波風を立てないように夏の風邪 なんとかかんとか奮い立てて毎日、書いてきたのだがダウンしてしまった!2日、空いてしまった。で、今日は質など問わず穴を埋めることに・・・。...
紫陽花の足元注意深い闇鮮やかな色の紫陽花ですがじっと見つめていると深い闇に気付きます。騙されないように。...
足元に奈落の緑夏の象橋の下に緑の木々が連なっていた。覗き込むと吸い込まれそう。快適と思っていても罠がある。それがいまの日本。嗚呼。...
青葉風心通わすことばの葉「俳人ホーム」の吟行。じっくり考える時間がなかった。この句、投句したのは青葉風胸に刺さるよ言葉の葉通天橋をもっと掴んだ作品に仕上げるべきだった。大反省。...
先生のデスクは丸い甘酒も北大路翼の「生き抜くための俳句塾」を読む。中身はたいしたことないんだけれどパワーが凄い。沖縄の「写真家」「俳人」の豊里友行とメール交換。写真集刊行のお手伝いを約束する。沖縄をもっと知ってもらいたくて。...
象たちへ蟻のかたまり踏む靴を象に靴を履かせたい。大きくて、綺麗な色の靴。赤、黄、緑。それは信号やん。機能性抜群?どんな機能性かな?一日、悩むのでありました。...
梅雨が来る両手で抱きたい象がいるターザンという映画があった。子どもの頃、その主人公になりたいといつも思っていた。象に乗って密林を旅したい。いまもそれは思っている。...
夕暮れて枇杷の実光る愁うこと日常を映してみた。平凡だけれど春愁みたいなものが漂っている。もう、夏なのだけれど。...
六月の象を見に行く北斎とようやく裃がとれました?「北斎と」という自由な発想ができてとても楽しくなりました。「象」だから「鼻」とか「耳」とか・・・こだわりすぎていたからね。...
六月の電波が見える陽が上る今日から六月。だからどうした、と言うわけでもないが朝の光が綺麗だったのだ!...
すべからく象から象へ夏来る一か月、とにかくやった!象との旅、みたいなものだ!1日だけできない日があった。それが悔しい。これからは自由に書く。1日1句、テーマは自由。...
祝祭日スタミナみたす夏の象この句のポイントは「スタミナみたす」。回文になっている。仕組みをバラすことはないのだがどうしてもまとまらなかった作品でついつい愚痴がでてしまう。この状態がベストか。ベストではない。第一歩。これからさらに推敲をする。...
夏の象つくろいながらくつろいでくつろぐとは本来、日常風景だろう。実際には非日常でしか味わえなくなっている。世の中のどこかが詰まっているにちがいない。なにかが邪魔しているにちがいない。...
広大な事象のつづく象の夏これから夏にかけてなんとなく不安である。この国の行き先が読めないのである。それだけこの句は衰退している、と感じる。...
鉛筆を削って研いで象の夏夏の最初の仕事は鉛筆削り。何本も何本も。先がキンキンに折れそうになるまで研ぐ。皮膚へ入っていく注射針のように細く、鋭く、研ぐ。そんな日々を過ごした夏がもう来る。...
見渡せば青田ムズムズ象の足うっかりというか昨日、この日記風俳句が途切れてしまった。とても残念至極。作品ができずに苦しんでいたことは事実。でも、切れたらあかん!...
夏娘象はどこまで踊るのか踊っているのか踊らされているのか。夏、解放されて、自分が見えなくなることが多い。夏の皆さん、ご用心、。...
六月の象の睫は濡れている今年は梅雨の前に真夏日。季節の巡りが年々、変である。ところで、象に睫はあるのか?そんな疑問があって、悩む。悩むことはないけれど、疑問を持っている自分が好きだ。...
象を買うとりとめもなくごっこする「象を飼う」もおおごとだけれど、今回は「象を買う」。とりとめもなく、つまり、これといった意味もなく。だから「ごっこ」。世の中にはおおごとだけれどなんとなく無責任に?流れていることが多い。...
肩並べ五月の象の行くところ「肩を並べる」とは友情?かあるいはライバルこと?とにかく並んで歩くわけだが心中はうかがい知れぬ。...
畦道をしゃんしゃんしゃんと象に乗りシャンシャン馬という風習が宮崎にある。花嫁を馬に乗せ、花婿が手綱をとって鵜戸神宮にお参りをするというものである。その風習とはいささか違う。細い田舎道を象に乗って歩くのである。タイの観光コースで経験した。あまり快適ではなかった。...
一ページ開けば夏の老いた象当たり前のことだけど、毎日毎日老いていく。いつ頃かまでは毎日成長するとか言っていたはずなのに。ターニングポイントはいつだったのだろう。そんなこと知ってもしょうがないか。...
屋上の象は浮かれるノーリターン高いところへ上るとみんな浮かれる。宇宙が近くなるから?いまを忘れるから?とりあえず、さっきの場所には「ノーリターン」。...
国萎える象は静かに耳を振る国が萎え続けている。その衰えに気づかない人々。まだ一等賞の国だと勘違いの人々よ目を覚ましてよ!...
飛び立てば象の尻尾の黒い濡れ何のことかわからない!そんな作品と自覚している。何が「飛び立つ」のか。なぜ「濡れ」ているのか。それを読者に読んでもらおう。いい出来とは思わない。次につながる作品とは思う。...
「愛国」という名の象は水を浴び俳句を語るとき、あるいは句会の席で季語の話が出てくる。季語がない。季語が不適当。季語がダブっている・・・。もうそんな話とは決別する。いわゆる無季も書いていく。...
蟻走るあっちもこっちも象の足見方を変えると当然だが、見える世界が変わってくる。そこが面白い。その面白さをさがしてたとえば、俳句を書いている。...
象の足踏み場ないほど夏の草いちめんが同じ色に染まると不安になってくる。ほどよく何かが混じっているというような具合にはなかなかいかないのである。...
初夏の象鳥獣戯画の選に漏れ五月らしい気持ちのいいお天気が続く。こういう天気ならやる気も出てくる。たとえば、鳥獣戯画にどんな動物を描くか。軽快な、愛嬌のある動物を選ぶに違いない。象のようなちょっと愚鈍なイメージの動物はきっとはずされると思う。そんな物語を夢うつつ、想ってしまった。...
象集う言わぬが花の桐の花「象」を題に30日。初学の頃のような訓練をしている。今日は途切れそうで。明日は途切れるかもしれない。そんな「象」。...
柿若葉昨日今日明日あしたの象柿若葉がきらきら光っている。自然は必ずきらきら輝くときを迎える。私たちはどうか。「あしたのジョー」のようにやられても、やられても立ち上がれるか。立ち上がれる時代はあった。いまは立ち上がれるか。そして、きらきら輝けられるか。...
春の闇うさんくさいぞ象の鼻最近のこの国、闇が深い。胡散臭さばかり。気になる臭さを暴きたい。白日の下へさらしたい。匂いに敏感なこの国の人よ。目を覚ませ!!...
薫風を切り札にして象のしっぽ尻尾はなにをするもの?きりんならたぶん、蠅などを追うため。では象なら?蠅など気にしてるヒマないほど厚い皮膚。飾り?そう、アクセサリーみたいなもの!さわやかな風を受けながら象の尻尾は威厳を示すのであります。...
象徴の象に親あり初夏の風「象徴」とは何か?絶対に間違いないのは「親」がいること。「神」ではないということ。そこで思考が止まった。「象徴」っていい加減なもの、かもしれない。...
行き当たりばったり象に会う五月連休が今日で終わる。なにか目立ったことをしたか?行き当たりばったりに時間を過ごした。残された時間をときどき想う。そう言いながら行き当たりばったりなのだ。...
子供の日ちょうどそこらへん象走る5月5日端午の節句。一般には『子供の日」。今年は退位、即位で騒がしくメディアは子どもそっちのけの感。子どもの未来が明日なのに・・・。...
五月晴れ邪な象もきっといる五月晴れ。気持ちいいなあなどと油断していると足許を掬われる。用心、ご用心の五月です。...
象の背にワハハと落ちる梅の実は今日五月三日は憲法記念日。メディアは改憲の話ばかりで、いまの憲法の話を避けてるみたい。堂々と話し合いをすればいい。...
象が住む五月のくどい箱の中舞鶴へ出かけた。ひとつは昔、引揚船の港であったことに興味をもって。現実には軍港でびっくり。もうひとつは「煉瓦倉庫」の観光。「海軍カレー」が売り切れで残念!...
野薔薇咲く象には象の王がいる五月一日新天皇即位。元号が変わった。昭和ー平成ー令和と三元号生きることになった。しかし、そんなに騒ぎ立てることでもない。これから毎日、俳句を書くのだけれどたまたま元号の変わりとりんくしたけれどこれは五月一日からやってみようかと考えていたこと。便乗でないことを最初に断っておきたい。...
水水水木曜日の水すまし楽しいことの少ない夏の始まり。リズムよく、ホッとする作品を。言葉遊びの一句。...
七月の名刺に気温書き入れるあんまり暑いのでいただいた名刺のウラに、その時の気温をこっそり書き込むようにした。今度、お目にかかったとき気温からなにかと情景を思い出せたら楽しいかも・・・。...
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