恭賀新年
恭賀新年
https://lit.link/nob71
まだ動くのかな?
「BLOG高島回顧録」洋服屋ふじたの四方山話。釣り、競馬、クラシックカーをこよなく愛する男が書き下ろす散文です。
お盆を過ぎたころから天候は怪しくなり、遂に台風は9号、10号と連射。いずれも九州から山陰には大きな影響を及ぼして去って行った。振り返ってみれば、お盆前のマメヒラ大会から、かたも一ヶ月ぶりの高島となった。うねりを警戒しながら乗り込んだ恵翔丸は、4を筆頭に3と2が5
高島の釣りはおよそ6~7時間。いまの時期なら磯上がりが午前5時半頃で、納竿が11時半。半夜が無くて日が長い時期は少し延びる。餌のボイルオキアミの消費目安は、半枚1.5kgが2時間。4時間で1枚を消費するので、6時間から1枚半が標準的な量。多めに撒くことを考える高島では
高島に夏がきた。アナジ山の蝉しぐれを瀬に受けて、この日も一人タカイワに立った。8月5日午前5時半。高島は空前のマメヒラ祭だという。前日も多い人では一人で10本以上のマメヒラを釣っていて、どこの磯も総じて同じ釣況。出航前の恵翔丸では、一部にサメの目撃情報や、餌
恵翔丸にお盆予定を尋ねたところ、8月13日(木)・14日(金)・15日(土)を休業されるそうです。
大雨を想定した今期3回目のタカイワだった。釣果はとにかく、雨が降ることを考えた支度は物々しく、数時間も雨に打たれた翌週だけに、雨具にかかる道具が増えた。直射日光が無いのでクーラーボックスの遮熱カバーは不要。それだけでも荷物が小さくなる。その代わり、大雨に
中国地方の梅雨明け宣言となりそうな日は、終日の雨予報だった。先週の高島でしっかりと降られて心が折れた事もあり、連続雨天の高島に怯んだ。が、潮まわりを見ると小潮だという。どうも大潮の高島にばかり遭遇し、動かない潮に手こずって釣っていただけに、『この小潮は釣
よく降った。小雨になるだろうと予想した雨は、強い雨脚を保ったまま降り続けた。午前7時ころから、恵翔丸が迎えにくる11時すぎになっても降り止まず。高を括っていたので下半身の雨具は持参せず。磯パンツのまま雨に濡れることになった。だいたい夏の雨というのは、雨を合
雨の高島は、いつから渡っていなかったか。釣りの頻度が落ちてから後の記憶にはなく、ずっと前に餌切れで早く納竿したコンクリで回収の船を待って以来。とにかく雨中の釣りは体力消耗が著しい。それも「ブリッジから舳先へ出られんのじゃけえ」とコダン沖へ係留していた船長
今シーズンになって試していることがある。一つの仮定に基づいて、『もしもそうならばもっと釣れる筈』という試み。イサキ釣りはタナの釣り、ヒラマサ釣りは手返しの釣り、カゴ釣りは潮の釣り。仕掛けは軽いほうが潮に乗り易いことは論理的に解る。海中にあって接触面積
「高島の潮はわからん」。海で釣るとき、まず気にするのが潮汐の様子。潮の干満や大きさを取りざたして、釣りやすい日を考える。釣行日が変えられない高島に至っては、その日の潮まわりを鑑みて、釣りやすい磯、釣りやすい魚を考える。思い通りに運んだら気持ち良いのだが
どうもウキ止め糸の調子が良くない。カゴ釣りにおいてタナは重要なファクターとなる事は承知、とりわけイサキ釣りはタナの釣りと思えるほど、回遊層の想定は大切な要素になる。ヒラマサは同じタナを釣れ、イサキは釣ったタナを変えろ。こんな格言が正しいのか知れないが、
それは明確にタカイワ仕様だった。首尾良くタカイワに乗ることが叶い、ほぼ予定通りのババイサキをクーラーへ納めて、迎えの恵翔丸へ乗り込んだ。ひさしぶりにイメージした通りの一日、イサキ祭の序の口を過ごすことができた。コロナ禍の騒動が始まったのは2月中旬だった。
昨秋の火電沖波止で竿をへし折られて以来、どうにも冴えない釣りが続いていた。仕事と時化の合間を縫って高島へ渡るも、磯にも恵まれず下手を打つばかり。新たに生まれ変わった剛弓の入魂さえも、何か煮え切らないままスタートしてしまった。そしてコロナ禍。商売も商店街
1月以来の高島へ戻ってきた。二ヶ月ぶりとなると、どんな仕掛けで何が釣れているのか、タナは深いのか、タルが使えるのか、情報収集能力が勝敗を左右する。そうして午前5時半の恵翔丸に乗り込んだ。島義丸が仕度をしている。こちらはフカセ師を含めた単独が3名。2が複数あ
実に昨年の9月以来の高島だった。1月の冬休暇は谷間の気候、恵翔丸の出航と休みが合わず、この時期に釣ったのは4年ぶり。もう近年では諦め気味で、冬タイアの装着さえしないズボラぶりだった。この日も冬型気圧配置が強まる予報を聞いていたが、直前予測をみると風、波ともイ
恵翔丸船長から案内を戴きました。来年(令和2年元日)から渡船料金が値上げだそうです。
タカミで釣っていたら結果が違っていたか、違っていたかも知れないし、同じだったかも知れない。しかし、もう泣き言を云っても始まらない、その磯で全力を尽くすしか無い。判断を誤ったのは誰でもない、自分なのだから。その日は42111の布陣で西はワレまで。益田丸がワレか
悪夢のような火電沖波止から数日。アレコレと不具合が出ている道具に加えて、長年使っていた剛弓が折れて、魔法のタモも原因不明の故障。ついでに岩国と大浜港の往復に活躍している農道のポルシェことスバルサンバーも、いつの間にかクーラーが効かなくなっていた。日中。1
いまごろになって悔しさが酷くこみ上げてくる。捕る損なった大ヒラだったが、その直後のこと、k先生は海を見遣ってぶつぶつと未練を垂れていたが、当のこちらは竿が折れて呆然。何を失ったのか考えるだけで精一杯で、修理代の憶測に意識が傾いていたのだろう、逃がしたヒラ
こういう事はしばしばある、釣れないときはこういうもの。高島がお休みとされた水曜日は、K先生と火電沖波止でヒラマサを釣る一日となった。夏に入って活気を帯びた火電では、マメヒラに混じって良型のヒラマサに出会える。ここには連続ボウズを喰らっているが、先生と遊ぶ一
釣り鈎に特段のこだわりは持たないのだけれど、やはり潮乗りや引っ掛かりを考えると、好みの鈎が決まってくる。半スレとされるカゴスペシャル(がまかつ)は軸の太さや重さのバランスが良いと思えるので、引っかかりや刺さりの鋭さから好んで使うもの。このところ見つけた
ベテラン勢の間ではしばしば「コスズメ」と呼ばれる場所。雀の子と書くのか、その大岩にな雀が営巣しそうな小さな穴が無数に空いている。場所は高島の地方にあってタカイワとコンクリに挟まれた、大岩の影になる場所で、平らな広い座が特徴。低手だけで3名は充分に釣れる。
高島の多彩な磯をそれぞれに攻略して獲物を釣りあげる醍醐味は承知。だが、元々、一つの釣り場や釣り座を繰り返して究める事を好むもので、タカイワ一本に集中する釣りもまた一考。同じ釣り場であっても、同じ潮は二度とは無いし、海況釣況によって趣が違う。そして、なによ
冬に比べると夏の海は穏やかで、いつも北からウネリが入る高島の周辺でも、総じて波が低くて凪が続く。秋になったら大型のヒラマサが廻るところから秋と磯呼ばれるナベやホトケとは対照的に、夏は瀬釣り。渓流のようだが、イサキがそうであるように夏になるといろいろな魚が
梅雨に入って風が強い。高島周辺では波や風が絶え間なく続くせいか、数字よりも荒れている場合が多いという。この日も朝の海はなかなか激しいもので、上礁する時間帯は東がコンクリ、イワグチまでの磯着け。ワレから北側は磯が洗われていた。イサキ祭といって久しい今日の
イサキ祭という祭りがあるワケではない。高島へ通う仲間の間で、産卵にやってくるイサキの群を釣ると、それはもう祭りだワッショイの勢いでイサキが釣れる。10数年前のイケマで5人が釣ったとき、全員の竿が次々に曲がり、もういちいち掬っていられない活況をみた、それをイサ
『大潮の高島は釣りにくい』。長らく通ってみた印象として残ったのが、潮まわりが大きいときの高島では、予測できない潮に遭遇して思うような釣りが出来なかった記憶が断片的にあって、これを繋ぎ合わせると苦手意識になる。長潮も同じように釣り難い。この日は中潮。古老
今期の高島は風が強い。午前5時には明るくなって、いよいよイサキ祭のエンジンが掛かる時節となったが、気圧の影響か、どうにも風が収まらない。高島の古事(釣ファン創刊号から未来につなぐ釣りhttp://blog.livedoor.jp/foujitas/archives/52620586.html)を繙くと、この
ここ数年、天候や気象状況が例年と異なる。豪雨災害や地震、噴火など、明かに地球の様子がそれまでとは変わっている事を思い知らされる。屋久島で避難が勧告されるなど、5月下旬にこんな大雨は聞いた事が無い。その影響か、高気圧は停滞しているのに、日本海は風が落ちず、予
結果的にイサキ6枚でタカミを終えた。例年、GW明けの高島は釣り物が入れ替わる時期で魚影が著しく薄くなるもの。だが今年はイサキの動向が明らかに早く、先月のノヅキで釣った抱卵イサキがそれを思わせた。イサキといえばタカイワ。あるいはスズメノコなど、本当ならワレ
そもそも高島を目指すようになったのは、沖家室島で真鯛を釣っていて、あまりにもアタリが少ない事に閉口し、時の釣り仲間H師と申し合わせたことが始まり。本浦の堤防の波返しに立ち、底カゴ仕掛けを遠投する。右手に古谷造船を見ながら、まるで気配の無い海原へ仕掛けを打
今回も師匠に敵わなかった。結果的に大鯛で持ち直したものの、あの大ヒラマサには参った。チャリコが掛かって、ハゲが掛かった。その頃に潮が一変して右流れになった。同時に餌盗りが出てきて、釣況は展開していた。師匠は僅かな釣況の変化を感じ取り、仕掛けや手を変えて
高島、ノヅキ。島表に位置する磯は底物のポイントとして有名な場所で、カゴ釣りが盛んになってから改めてクローズアップされたのかも知れない。ヒラマサ、真鯛とも良績が挙がり、ナベやマツザキと並んで人気を博す。足場が広く、大人数でも釣りやすいことも評判が良い。し
「BLOG高島回顧録」洋服屋ふじたの四方山話。釣り、競馬、クラシックカーをこよなく愛する男が書き下ろす散文です。
気がついたら3ヶ月が過ぎていた。前回のタカイワは半袖のシャツ一枚で釣っていたが、早12月ともなれば長袖どころか、磯での防寒も考えなくてはならない。しかし折からの暖冬で、気温の表示こそ15度に達しないが、やはり極寒というワケではない様子。そもそも風が強くなる予
8月の暮れに高島へ渡って以来の無沙汰。9月、10月、11月のハイシーズンを選挙と祭、商店街のお役目でやり過ごしてしまった。唯一の情報源だったホームページ「沖、磯釣りドットコム(http://oki-isoturi.com)」の高島釣果情報も11月から停滞。それでも毎週水曜日には高島を
大潮の高島に苦手意識を持ってしまって久しい。中潮の後の長潮はもっといけないが、潮が大きい大潮3日目という日は、二日遅れで潮が来るといわれる高島では、最も潮が大きい日となる計算。実際の磯では、それが影響しているのかどうかのか、様々な苦手が待ち受けている。
前週は不慣れなナベで苦戦を強いられた。獲物が無いではなかったが、やはり満足に釣り切ったとは云えない内容。この時節だけに、一発の大物というより自身で納得のいく釣りで一日の高島を過ごせてこそ、釣った感覚が味わえるもの。その意味では、不慣れなナベを選んだ時点で
7月になって高島の水曜日が続く。イサキ祭も終わってしまったが、やはり磯に立って一心不乱に過ごせるのは幸いな事で、猛暑を推してでも行く甲斐がある。とはいえ、なかなか良い事にはならぬもの。この日の恵翔丸は10数名で、やっぱり磯上がりは最終組。残った磯に福があるの
西日本豪雨災害が起こった。中国地方の各地各所で土砂崩れは浸水の被害が発生し、多くの幹線道路や鉄道路線が寸断。物流の動脈が断たれた影響は計り知れない。高島の諸先輩方の多くは広島県在住で、気がかりから安否確認に奔走した先週末。心よりお見舞い申し上げます。m(__)
「ノヅキで55枚!」そんな話しが舞い込んできた、イサキだ。今年のイサキシーズンは昨年、一昨年に比べると一ヶ月近くも遅く、今日か明日かと足繁く通うカゴ師の思いをあざ笑うように立ち上がりを引っ張った。二週前のタカイワで漸く2桁。それ以前はカスみたいな釣果に甘
今年は入梅が早かった。九州地方に所属する山口県や例年に比べて23日早く、島根を含む中国地方も昨日梅雨入りと発表がなされた。それを傍証するかのように毎週素曜日が雨。三寒四温の早春も一週間の周期で海が荒れるが、この雨の高島も辛い。先のスズメに続く雨天だから
街づくり岩国の「第4回街歩きあきてんぽツアー」が開催されます 平成30年7月21日(土)に開催いたします! 業種ごとに市内の空き店舗を巡り、物件を借りたい新規創業希望者に実際に中を見てもらいます。不動産業者を訪ねることがハードルとなっている方や、た
なかなかイサキ祭が始まらない高島の磯。それでも祭の始めのハイシーズンに遭遇できたら巨大なババイサキに会えると信じてクルマを走らせるのだった。しかしこの日は折からの雨予報。完全の折れている心を立て直して深夜に出発するまで、なかなかモチベーションが上がら
結局、その日の釣果は非常に貧しいものだった。根魚を釣った人、フカセ釣りで過ごした人を除くと、狙いをハゲに切り替えた手練れの他はボウズだらけ。クロ一枚はボウズに等しいが、何も無いよりマシだった。聞けばカンダイなどを持ち帰った人があったらしい。その日は昨
これが今年の復帰戦だった。数年前までは年間40~50回の釣りに勤しんでいたが、近年はめっきり、2桁にも届かぬ回数では、腕も落ちるというもの。休日と天候が揃う日は、何が何でも高島を目指せ──そう決めた休養明け緒戦。運良くY仙人と申し合わせた恵翔丸では、3番手の
春のヒラマサシーズンは、今年も竿を出すこともなくやり過ごした。スズメで90、ワレで80オーバー、と景気の良い話しを耳にしながら、遂に恵翔丸へ乗り込むことは出来なかった。春先の仕事の段取りは、なぜこうまで無情なのか。しかしGWの時化を過ごし、巷の連休も一段落
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お盆を過ぎたころから天候は怪しくなり、遂に台風は9号、10号と連射。いずれも九州から山陰には大きな影響を及ぼして去って行った。振り返ってみれば、お盆前のマメヒラ大会から、かたも一ヶ月ぶりの高島となった。うねりを警戒しながら乗り込んだ恵翔丸は、4を筆頭に3と2が5
高島の釣りはおよそ6~7時間。いまの時期なら磯上がりが午前5時半頃で、納竿が11時半。半夜が無くて日が長い時期は少し延びる。餌のボイルオキアミの消費目安は、半枚1.5kgが2時間。4時間で1枚を消費するので、6時間から1枚半が標準的な量。多めに撒くことを考える高島では
高島に夏がきた。アナジ山の蝉しぐれを瀬に受けて、この日も一人タカイワに立った。8月5日午前5時半。高島は空前のマメヒラ祭だという。前日も多い人では一人で10本以上のマメヒラを釣っていて、どこの磯も総じて同じ釣況。出航前の恵翔丸では、一部にサメの目撃情報や、餌
恵翔丸にお盆予定を尋ねたところ、8月13日(木)・14日(金)・15日(土)を休業されるそうです。
大雨を想定した今期3回目のタカイワだった。釣果はとにかく、雨が降ることを考えた支度は物々しく、数時間も雨に打たれた翌週だけに、雨具にかかる道具が増えた。直射日光が無いのでクーラーボックスの遮熱カバーは不要。それだけでも荷物が小さくなる。その代わり、大雨に
中国地方の梅雨明け宣言となりそうな日は、終日の雨予報だった。先週の高島でしっかりと降られて心が折れた事もあり、連続雨天の高島に怯んだ。が、潮まわりを見ると小潮だという。どうも大潮の高島にばかり遭遇し、動かない潮に手こずって釣っていただけに、『この小潮は釣
よく降った。小雨になるだろうと予想した雨は、強い雨脚を保ったまま降り続けた。午前7時ころから、恵翔丸が迎えにくる11時すぎになっても降り止まず。高を括っていたので下半身の雨具は持参せず。磯パンツのまま雨に濡れることになった。だいたい夏の雨というのは、雨を合
雨の高島は、いつから渡っていなかったか。釣りの頻度が落ちてから後の記憶にはなく、ずっと前に餌切れで早く納竿したコンクリで回収の船を待って以来。とにかく雨中の釣りは体力消耗が著しい。それも「ブリッジから舳先へ出られんのじゃけえ」とコダン沖へ係留していた船長
今シーズンになって試していることがある。一つの仮定に基づいて、『もしもそうならばもっと釣れる筈』という試み。イサキ釣りはタナの釣り、ヒラマサ釣りは手返しの釣り、カゴ釣りは潮の釣り。仕掛けは軽いほうが潮に乗り易いことは論理的に解る。海中にあって接触面積
「高島の潮はわからん」。海で釣るとき、まず気にするのが潮汐の様子。潮の干満や大きさを取りざたして、釣りやすい日を考える。釣行日が変えられない高島に至っては、その日の潮まわりを鑑みて、釣りやすい磯、釣りやすい魚を考える。思い通りに運んだら気持ち良いのだが
どうもウキ止め糸の調子が良くない。カゴ釣りにおいてタナは重要なファクターとなる事は承知、とりわけイサキ釣りはタナの釣りと思えるほど、回遊層の想定は大切な要素になる。ヒラマサは同じタナを釣れ、イサキは釣ったタナを変えろ。こんな格言が正しいのか知れないが、
それは明確にタカイワ仕様だった。首尾良くタカイワに乗ることが叶い、ほぼ予定通りのババイサキをクーラーへ納めて、迎えの恵翔丸へ乗り込んだ。ひさしぶりにイメージした通りの一日、イサキ祭の序の口を過ごすことができた。コロナ禍の騒動が始まったのは2月中旬だった。
昨秋の火電沖波止で竿をへし折られて以来、どうにも冴えない釣りが続いていた。仕事と時化の合間を縫って高島へ渡るも、磯にも恵まれず下手を打つばかり。新たに生まれ変わった剛弓の入魂さえも、何か煮え切らないままスタートしてしまった。そしてコロナ禍。商売も商店街
1月以来の高島へ戻ってきた。二ヶ月ぶりとなると、どんな仕掛けで何が釣れているのか、タナは深いのか、タルが使えるのか、情報収集能力が勝敗を左右する。そうして午前5時半の恵翔丸に乗り込んだ。島義丸が仕度をしている。こちらはフカセ師を含めた単独が3名。2が複数あ