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カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやりとりのあれこれ。

還暦過ぎて、ギターを習い始めたり、スペイン語を始めたり、いつまでも大人になり切れない子供心を持て余しているじじいです。ブログは最低自分自身の慰めになってくれておりまする。誰かが、ちょっかい出してくれればより慰められることでしょう。

徳さん
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住所
小平市
出身
福岡県
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2010/05/29

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  • お地蔵さんと帚木蓬生『安楽病棟』集英社文庫

    病いと加齢を得て少し働いて少し遊んでおお方は体を休めるようにしている。これはこれでかなり充実感のある日々で、毎日仕事に励んでいる人たち、励まざるを得ない人たちには恐縮せざるを得ない。まあ、その代わり体はふらつき、駅などではエスカレーター、エレベーターを必死に探している。最近の地下鉄は深さが半端じゃなく、延々と地下深くに向かって下降するエスカレーターには途中から脚がガクガクし出し、かなりの恐怖感と戦う事になる。筋肉の衰えとともに三半規管か小脳がいかれちまっているようだ、、、。先日、群馬の桐生市に行った。路線バスの終点まで乗って、道中の景色を楽しみ、終点駅辺りをうろつき廻るというのが最近の徳さんの旅行パターンだ。名久木という終着停留所周辺には集会所と数件の家があるだけだった。道沿いに放置された墓所があった。他にも苔...お地蔵さんと帚木蓬生『安楽病棟』集英社文庫

  • 『身近な雑草の愉快な行きかた』 稲垣栄洋 三上治画 ちくま文庫

    普段、その存在にすら気づかない雑草たち。おっと、これは人間の勝手な言い草で、生き物としての大先輩に対して失礼というものである。何億年もかけて生き延びる術を身に付けたものたち、、、。突然のアスファルトによる地上封鎖にはぶったまげた事だろう、、、。でも、逞しく生き延びようとする生き物たち。逞しくならざるを得ない生き物たち。これはハマスゲの説明箇所である。この本は徳さんにとっての名著である。なぜなら、長年の徳さんの疑問にいともあっさり答えてくれた本であるから。徳さんはこのように身勝手な読者でありまする。*****かたいアスファルトで大地を覆われてしまうと、雑草は反骨心をたぎらせて、アスファルトを持ち上げて芽を出すことがある。小さな雑草のどこにそんな力が秘められているのだろう。植物の細胞の圧力を測ると、五~十気圧もある...『身近な雑草の愉快な行きかた』稲垣栄洋三上治画ちくま文庫

  • 『生き物が見る私たち』 中村佳子・和田誠

    人類みな兄弟、といったおバカなコマーシャルが流れていた時期があった。でも、あれは本当だったのだ。人間は戦争をする動物だ、とふざけたことを言ったのは梅原猛だったけ。でも、それも本当だった。蝶々は、幼虫の頃食べる葉っぱがそれぞれ違う。棲み分けをしている。長い年月をかけ、自らの生存をかけて、植物の毒性を特異的に克服し、他との競合を避けた。蝶々の知恵の何分の一の知恵が人間に備わっていればと思う次第である。*****和田今日は蝶々の話をうかがいます。中村あの、蝶々ってご存知ですか。って(笑)和田知ってるつもりですけど。中村人間ってね、一種類なんですよ。種ってありますでしょ。和田ああ、白人だろうと黒人であろうと同じ種類だということですね。中村どれもみなホモ・サピエンス。ですから、誰か一人のゲノムを調べればヒトゲノムを調べま...『生き物が見る私たち』中村佳子・和田誠

  • 『もう虫歯にならない!』 花田信弘 新潮OH!文庫

    歯医者さん探しには皆さん苦労している。良い歯医者さんになかなか出会えないのだ。そして、一度掛かり始めると継続治療となり、しばらくはその歯科医と付き合わざるを得ない。以前、近所の評判を聞いて行ってみたら、結果何本かの歯を抜かれた。評判のいいのはそのお父さんで代が替わっていた、、、。この本は、微生物学、遺伝子学、免疫学などを駆使し書かれた口腔医療の話で、目からウロコの話が多かった。*虫歯は感染症で原因菌はミュータンス連鎖球菌。その存在は30年前にしられていた。*ミュータンス菌は本来なら唾液によって駆除されるが、砂糖の援助が入ると唾液から自らをガードする膜を創り膜の内部て繁殖し虫歯を作る。*生まれたばかりの乳児にはミュータンス菌はいない。多くの場合、母親から感染する。噛み砕いて口移しで食事を与えるなど。*出産前後の母...『もう虫歯にならない!』花田信弘新潮OH!文庫

  • 『ロシアは今日も荒れ模様』 米原万里 講談社文庫

    どこの世界にも頼りになる姐御肌のお姉さまというものは居るもので、米原万里さんなぞは日露友好の世界ではさぞかし活躍したんだろうな、と勝手におもっている。これはその米原万里さんが通訳時代に近視矯正手術のためにロシアに行っていた患者さんに同行した時の話。費用は当時で100万円。手術前日、その患者さんは風邪で高熱を出してしまった。発熱は手術の敵である。その時、かかった女医さんがこれまた姐御肌。抗生剤の処方箋を書いた後、*****「一晩で治してみせる」「部屋に戻ったら、蜂蜜をコップに三分の一、それにレモンを一個絞り入れて飲むこと。それから寝る前に、足をお湯で暖めてベッドに直行。熱いミルクにバターを溶かし入れたものを一気にのんでから寝ること」「あとは、ガーゼと油紙と包帯と、ウォトカを用意すること」「皿に注いだウォトカにガー...『ロシアは今日も荒れ模様』米原万里講談社文庫

  • 小川洋子 『妖精が舞い下りる夜』 角川文庫

    *****背骨というのは、普段それほど意識するものではないが、他人のであれ自分のであれ、改めてよく観察してみると、精巧で不可思議で官能的な器官だ。小さな円柱形の骨の連なりであり、神経やすじや膜に取り囲まれ、複雑にしなる。裸で後ろ姿になった時しか、相手のそれを直接目にすることはできない。触れるチャンスと言ったら、抱き合って背中に手を回した時くらいだろうか。[ジェシーの背骨](山田詠美)についてより*****抱き合って相手の背中に手を回した時にしか相手の背骨には触れることがないという背骨。そんな皆様の貴重な背骨をいじくり回し、果ては矯正と称してボキボキと関節運動までやっちゃう、、、、という罪深い仕事に徳さんは従事していた。現在現役は引退したものの、請われたり押し掛けたりして所々で施療行為を行っている。稼がねばならぬ...小川洋子『妖精が舞い下りる夜』角川文庫

  • 『熊取六人組 原発事故を斬る』 岩波書店

    年末年始をぐうたらと過ごしてきた徳さんには”活!!”が必要だ。修験道で行われる真冬の滝行が必要だ。*****原発推進の国策を決定し、推進してきた政府、あるいは政治家たちは、実は原発政策を人々に問うて選ばれたわけでは必ずしもない。むしろ、地域の利益誘導に巧みな人々が選ばれ、官僚の作った国策に従うという、典型的な日本型「民主主義」の枠組みの中で、原発も推進されてきたのではなかったか。ここには、原発についての人々の気持ちが正しく反映される余地はほとんどなかった。いや、もっと悪いことには、世論形成の基盤、つまり正しい判断をするための基礎となるべき情報が、人々に十分に知らされていないという問題がある。知らされていないのは、一般の人々だけではない。政治家もである。瀬尾健『原発事故・・・・・・その時、あなたは!』より****...『熊取六人組原発事故を斬る』岩波書店

  • 遅ればせながら謹賀新年

    謹賀新年何が目出度いのか新年!とか思うけど、一応の区切りとかにはなる。心機一転の弾みにはなる。今更だけど、自分に正直でありたい。自分の頓珍漢な感性に従順であろうと思う。この正月、友人に誘われて初詣に二か所も行った。小平市五日市街道沿いの海岸寺。(なんで海から遠い小平で海岸なの?)参拝客は我々一行以外になしというこじんまりしたお寺。友人は健気にもお賽銭を投げ入れていた。庭に一本の金柑の木が植わっており、徳さんは実を一粒失敬してきた。庭に種を蒔いてみるのじゃ。京王線沿いの高幡不動。こちらは駅から境内に至るまで参列者がギュウ詰めで並び、境内には屋台がひし並んでいる。でも、どこの名所にもとっておきの場所というものがある。本堂や五重の塔の後ろに小山が控えていて、そこに四国48箇所お遍路巡りのミニチュア版が設定されている。...遅ればせながら謹賀新年

  • 『ホセ・ムヒカの生き方と言葉』 メディアソフト

    久しぶりのブログ投稿だ。何かあったのかだって?そう、五月半ばより病気が再発したのだ。発作的に全身の痙攣が起きるのだが、これが原因不明。徳さんは薬害だと思っているが、、、、。これについては機会があったら考えを述べてみたいと思っている。現在は小康状態で、ブログでも弄ってみたいと思い出している。先日、自民党の総裁選があって、国民は馬鹿な政治劇を見せられている訳だが、本物の政治家ってこんなんだぞ!***現代に至っては、人類の作ったこの大きな勢力をコントロールしきれていません。逆に、人類がこの消費社会にコントロールされているのです。私たちは発展するために生まれてきたのではありません。幸せになるためにこの地球にやってきたのです。人生は短いし、すぐ目の前を過ぎてしまいます。命より高価なものは存在しません。(中略)私の同士であ...『ホセ・ムヒカの生き方と言葉』メディアソフト

  • 『タヌキのてちょう』 東君平 サンリオ

    図書館のヤングアダルトコーナーにいささか嵌っているいる最近の徳さん。今度は絵本である。これがなかなか良いのである。もちろん作家によるのだろうが、、、。聞けば東君平さん、この世界では有名らしい。45歳の若さで急逝された事は多くの児童を悲しませたに違いない。抜粋はこの絵本で徳さんが特にお気に入りのお話。知らない人には是非とも読んで欲しい。短いんだし。***ふかしパンぶたのおばさんは、こどもたちのために、ふかしパンをつくることにしました。しぼったばかりのおちちをもらってきて、粉をねりました。「さて、どんなかたちにしようかしら」ちょうどそこへ、いちばん上の子がもどりました。「すきなかたちをいってごらん」上の子はリンゴがすきと、こたえました。上の子のパンはリンゴのかたちと、きまりました。ニばんめの子もかえってきました。二...『タヌキのてちょう』東君平サンリオ

  • 『世界でいちばん貧しい大統領からきみへ』 くさばよしみ編 汐文社

    最近はまっていることがある。図書館でヤングアダルトコーナーを漁るのだ。掘り出し物があるのだよ。看護師を読者対象にした医学書に優れものがある、という事と似たような事情だろうか。どうしてもこれだけは伝えたいという著者の必死さがある。本日は『世界でいちばん貧しい大統領からきみへ』そう、あのウルグアイの大統領、ホセ・ムヒカ。当時の独裁政権に反対して反政府活動を続け、何度も投獄された後ウルグアイ大統領となった。***解放されたあと、わたしはたくさんの人と話をした。牢獄の孤独のなかでぼうだいな読書をし、外に出た後はさまざまな人と関わって、わたしはある結論にたどり着いたんだ。人は孤独では生きられないってことに。詩的な意味でいっているんじゃないんだ。人間は本質的に、群をなす社会的な生きものなんだよ。人類の歴史の9割は、集団のな...『世界でいちばん貧しい大統領からきみへ』くさばよしみ編汐文社

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