猫とのキス。顔を寄せて、鼻や頬を擦り付けることです。一日のうち何度も機嫌が良いクルシャ君とキスしておりますが写真にしたことがうりませんでした。カメラを構えていると、寄ってこないわけです。この日はクルシャ君が特別機嫌が宜しかったようです。カメラを構えている飼主にキスしてくれました。カメラが嫌いなわけではなくて、やはり気分次第のようです。不可思議立体(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや クルシャ君のキス
猫のように自由になって天使の仲間入りを見据えて、飼主も時間を割いて筋トレやストレッチをしておりますよ。しかし、クルシャ君のように反り返ったことが無かったのでつい真似してみたら、それなりに気持ちよく身体を伸ばせましたよ。懸念したように、肋間が攣ったり、首を痛めたりすることはありませんでした。実はクルシャ君の身体の変化は、八歳以降も続いておりまして、計測によると、八歳から十歳までの間で、更に体長が長くなっております。そのため、脚がバランス的に短く見えるようになりました。また、顔が更に小さくなったように見えます。脳化指数が低下したことになるので、賢さは低下したかもしれません。ウルタールのうる:2巻(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 筋トレとストレッチの励行
身体の柔らかさを見せつけてくれているクルシャ君です。こんな姿勢の真似でもしようものならば、筋いわせたり関節外したりしそうですね、飼主ならば。そんなことでは、猫の見習いにもなれませんよ。君等、励んで猫になったわけではないだろう。空を飛べる程自由な身体を持つと天使になりませんか、というスカウトが来ますよ。本当だね?聞き捨てならないね。嘘ですよ。クルシャ君、嘘や冗談が言えるようになったのですね。嬉しい。ウルタールのうる:巻三十三(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 堅い?
まだ中国に猫が居なかった頃、「猫」という文字は狸のことでした。しかしながら、自然の力に抵抗することなく、柔然として謂わばレジリエンスの高い生き方というのを紀元前の道家たちは理想としておりました。赤子が怪我をしないのは柔らかくて、力に抵抗しないからだという理屈ですが、猫なんかを知っていたならば、全ての道家は猫を理想としたに違いないと思いますね。現に飼主が、猫家として猫談を既に始めてから久しいのですから。ウルタールのうる:巻十一(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 老荘と猫
飼い主の近くで手入れをしたり寛いで見せてくれたクルシャ君。ふいと居なくなって、自分の居所でしばらく休んでいますと飼い主が探しても見当たりません。しかし、自分の用が出来ると、飼主を誘いにやってきます。目的地まで尻尾を立てて誘導するのが彼の流儀ですが、尻尾を立てて導く猫はよくいると思います。この日は台所でフードを調達した後で、今度はリビングで遊ぼうというコースの先導をしておりました。ガイドの旗と違って、標の先がうねうねするのが猫であります。水のソーテール5:ベッセン・ベリテン・ベリオ(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや 尻尾に着いて来てください
身体の柔らかさを見せつけてくれるクルシャ君。飼主の方を見ながら爪とぎの体操。海水浴、プールの前には必ず準備体操をするようにクルシャ君も飼主と遊ぶ前には、こうして伸びながら爪とぎの準備体操をするようです。今回は念入りなので、かなり遊びの期待が込められています。しかし飼主が何もしないと、自分の爪の手入れを始めてしまいます。日没の背後にある山(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや 遊びの準備体操
クルシャ君が反り返って寝ています。こうやって寝ているのが気持ち良いようなのですが、なるほど尻尾の先が後頭部に接触するわけです。別に頑張って反り返っているわけではない、というところが彼の個性でありますよ。あまり反り返ると、自分の尻尾が邪魔になりそうだからこの辺りで止めている、とも。よく見ると、腰の辺りを捻っているのですが、こんな格好で休める身体が飼主は羨ましいですよ。21世紀直前の隠秘学-謎奇現象方法論五(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 頭に尻尾の先を付ける猫
京都市には美術館や文化施設、催事会場などが纏まっている地域があります。飼主も用がありましたので、近くを歩いておりますと、暖かくなってきた春の陽を透す水が照り返す光の模様を見せてくれる川がありました。丁度桜も満開の頃です。クルシャ君も背中を丸めて眠る季節では無くなりました。ウルタールのうる:巻十(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 春の疏水あたり
ようやく春の陽が気持ちよくなってきた頃。クルシャ君に誘われてリビングで日向を愉しむことになりました。近寄っても嫌がらないのですが、こうして陽の中に居るクルシャ君の姿がなかなか可愛いので写真にしました。飼主は猫では無いので、毛の中に春の陽を通す気持ちよさというものが分かりません。猫が温泉の気持ち良さが分からないのと同じようなものだと思います。ウルタールのうる:巻二十三(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 陽の中にいよう
春の陽の愉しみ。クルシャ君に誘われて、日射しの中にやってきました。猫はヒトのことを猫だと思っているらしいので、飼主と一緒に日射しを愉しもうと誘ってくれたようです。せっかくのお誘いなので、飼主も少し陽に当たりました。日光浴で生きる生物というのも聞いたことありますね。たしか有名な話では、蜘蛛の子が何も食べずに生きていられるのは日光で栄養を合成できるからだ、という説を読んだことありますね。与太としての引用だったかもしれませんが。猫は毛を日向に晒して、ビタミンを合成するそうです。飼主は干し椎茸なんかを食べるので、わざわざ彼と一緒に春の連れうららをする必要は無いんですけどね。ウルタールのうる:巻三十四(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 連れうらら
敷居を守っているクルシャ君。狛犬の起源は唐代に寝所の隅を護るために置かれた獣の形をした鎮墓獣のようなものなわけですが猫やビッグキャットが濫觴ではありません。残念なことに。スフィンクスです。あの形からして、顔を削られてしまう前の姿は、おそらくリカオンか何かですな。昼間、クルシャ君に呼ばれて二階に連れて行かれました。クルシャ君の要求となれば、大抵はフードか遊びなのですがこの日は違いました。リビングの日射しまで飼主を誘って転がります。一緒に日向を愉しもう、ということらしいのです。京都怪異迷歩(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや 日射しに誘われる
クルシャ君は日に何度か飼主の見守りをしにやって来ます。和室の入り口の丁度敷居の辺りでクルシャ君が飼主の背中を見ていたようです。彼を探そうとして振り向いたときに、そこにいました。よく、床に輪を描いただけで猫たちがその輪の中に納まるという話を聞きます。実際に魔方陣でもあれば、真ん中に居座るのが猫というものであります。苟も猫たるものは、敷居、結界、境や橋というものを尊ばなければならないもののようであります。あたりまえでしょう。しかし、その理由までは教えてくれません。ウルタールのうる:巻九(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 敷居を守る
布団の上でお手入れ中のクルシャ君。長い時間を掛けて、お手入れして、綺麗なボーイキッサーになります。お手入れも忙しそうなので、飼主も邪魔しないように撮影しますが、それでも気になってしまうようです。飼主を見ながらお手入れしている様子なんかは、ちょっと見てはいけないものを見ている感があるのですが。何か用ですか?と、忙しいのに邪魔をしてしまったようなことになってしまいました。邪魔しているわけではないのです。不可思議立体(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや お手入れ中
京都市の街路が碁盤の目状になっているのは皆様ご存知のことと存じます。所謂日本の街区は近代以降、町単位というのがあって、その中に地区があったりいたしますが京都市の場合、その地区が町となっております。細い通りを区切られて、上がる下がる西入る東入るから町名の区分になりますので、正式な住所が無闇に長い。こちらは飼主が初めて通った狭い通りの家前に丹精に手入れされた春の花たちが置かれている風情であります。京都の町家や民家はこの十年余りで半分になってしまいました。古い地図で見ると、今の町は「丁」と記載してあります。通りから通りまでを東西南北に分けて丁にしてありますから、町自体の規模がとても小さいのであります。しかも、抜けられる道と抜けられない道がありまして、抜けられる道でも途中で名前が変わる。小路(こうじ)なんかによく...春の花たち
物陰で飼い主の心を読んでいるクルシャ君。大きな目をこうして開いているときには、クルシャ君はむしろ自分の心を見ています。明らかに何も見て居ないのが分かりますね。クルシャ君、この日早咲きの桜が道に一本だけ咲いておりましたよ。まだマフラーが必要なほど寒い日でした。随猫興説五下(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 遅い桜の写真
見ない間に、この数年で身体が弱くなったアリアン。いよいよ急変となったり、急変しそうなら、必ず連絡して頂くようにとお願いして戻りました。幼いときに一度だけ会ったことのあるアリアン。クルシャ君覚えていますか。彼も飼主の様子から心を読める猫なので、何やら飼主の心配に同情してくれているようです。ウルタールのうる:7巻(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや クルシャ君も心配する
眠っている時に触ると、耳が聞こえていないので驚いてしまうアリアン。起きているときに、彼女の視界にあって認識されながら挨拶したり、触れたりするしかなさそうです。猫はヒトより音をよく感知して、情報を得ているようです。歳を取ると衰えますが、帰宅する家人の訪れを遠くから聞いているようです。おすわりしているアリアン。身体機能が衰微する速さもヒトの五倍くらいでしょうか。ランス君越しのアリアン。普段起きているときは、いつもこんな感じでおすわりしているそうです。不可思議立体(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや おすわり猫
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猫とのキス。顔を寄せて、鼻や頬を擦り付けることです。一日のうち何度も機嫌が良いクルシャ君とキスしておりますが写真にしたことがうりませんでした。カメラを構えていると、寄ってこないわけです。この日はクルシャ君が特別機嫌が宜しかったようです。カメラを構えている飼主にキスしてくれました。カメラが嫌いなわけではなくて、やはり気分次第のようです。不可思議立体(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや クルシャ君のキス
客や家人とリビングにおりますと必ずやってくるクルシャ君です。小さな足先をしています。この小さな足先のために、歩き方がとても優雅になります。ラガマフィンとしては貧弱なクルシャ君でも、体長は長いので個性的です。ところで、飼主は初めて海外のECサイトを使って買い物を致しましたよ。安全でしたか?品物の到着に時間が掛かりました。しかし無事に届きました。毎回同じように、無事に届くかどうかは分かりません。国内で同等品を購入すると四倍の値段になってしまうので、いや送料込みで五倍ですか。少しリスクを取ったのです。そうしますと、輸入元国からの詐欺メールが七通くらい来ました。仕方ない。21世紀直前の隠秘学-謎奇現象方法論一(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや ECサイト
夏になりますと、猫は体表をできるだけ風に曝すようにして寝ています。毎年のように身体が長くなってきたクルシャ君は、流石に伸びる場所を確保するのが容易ではなくなってきたようです。顔はますます小さくなっていきます。バランス的に。御覧の通り、夏でもマフ(襟毛)は伸びております。昨年の冬毛の毛量は少なめでした。夏毛はどうなってしまうのでしょうか。冬毛よりは減るのでしょうね流石に。不可思議立体(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや 風を通して御簾を下げる
夏ですね。春から夏にかけまして、京都市の神社では祭が続きます。自分が爪で傷つけたワックスの剥げた床を見つめているクルシャ君も夏を感じているようです。飼主も地元の人と話をすると、今日も明日もあちこちで祭があるぞと教えて下さいます。まあ、飼主は簡単に出掛けられないものですから、いずれ出向こうとは思うのです。しかしながら、祭と申しましても所謂神事でありますから早朝だったり深夜だったり、場所も川辺だったり境内以外の関係者しか知らないような処で行われますので、余程観光目的で珍しげに物見に行くような祭ではないわけです。クルシャ君と一緒に夏の暮らしを今年も過ごします。ウルタールのうる:36巻(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 夏の寝姿
クルシャ君に与えるフードや水換え、療養食と環境維持を常に改善している、という前提を下敷きとしてクルシャ君の10歳以降の身体変化を概括します。10歳の時、体重減がありました。1キロ程度減ったので水の供給の仕方を変更して、フードを換えました。この頃、身体は細くなりながら、同時に長くなっていました。猫用ファウンテンの利用が良くなかったらしく、適時日に何度も新鮮な水換えを行って、療養食にウェットフードを加えました。半月で体重を戻し、体長の増加は10歳でほぼ止まりました。現在は丸くなっていく段階のようで、かなり丸くなって体重も増加。持ち重りがするほど明らかに太くなりました。してみると、ラガマフィンは10年近く成長し続ける猫かもしれません。これからシニアを越えて、加齢の段階で毎日違う様子を見せていくことになると思いま...クルシャ君10歳以降の身体変化
猫のように自由になって天使の仲間入りを見据えて、飼主も時間を割いて筋トレやストレッチをしておりますよ。しかし、クルシャ君のように反り返ったことが無かったのでつい真似してみたら、それなりに気持ちよく身体を伸ばせましたよ。懸念したように、肋間が攣ったり、首を痛めたりすることはありませんでした。実はクルシャ君の身体の変化は、八歳以降も続いておりまして、計測によると、八歳から十歳までの間で、更に体長が長くなっております。そのため、脚がバランス的に短く見えるようになりました。また、顔が更に小さくなったように見えます。脳化指数が低下したことになるので、賢さは低下したかもしれません。ウルタールのうる:2巻(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 筋トレとストレッチの励行
身体の柔らかさを見せつけてくれているクルシャ君です。こんな姿勢の真似でもしようものならば、筋いわせたり関節外したりしそうですね、飼主ならば。そんなことでは、猫の見習いにもなれませんよ。君等、励んで猫になったわけではないだろう。空を飛べる程自由な身体を持つと天使になりませんか、というスカウトが来ますよ。本当だね?聞き捨てならないね。嘘ですよ。クルシャ君、嘘や冗談が言えるようになったのですね。嬉しい。ウルタールのうる:巻三十三(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 堅い?
まだ中国に猫が居なかった頃、「猫」という文字は狸のことでした。しかしながら、自然の力に抵抗することなく、柔然として謂わばレジリエンスの高い生き方というのを紀元前の道家たちは理想としておりました。赤子が怪我をしないのは柔らかくて、力に抵抗しないからだという理屈ですが、猫なんかを知っていたならば、全ての道家は猫を理想としたに違いないと思いますね。現に飼主が、猫家として猫談を既に始めてから久しいのですから。ウルタールのうる:巻十一(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 老荘と猫
飼い主の近くで手入れをしたり寛いで見せてくれたクルシャ君。ふいと居なくなって、自分の居所でしばらく休んでいますと飼い主が探しても見当たりません。しかし、自分の用が出来ると、飼主を誘いにやってきます。目的地まで尻尾を立てて誘導するのが彼の流儀ですが、尻尾を立てて導く猫はよくいると思います。この日は台所でフードを調達した後で、今度はリビングで遊ぼうというコースの先導をしておりました。ガイドの旗と違って、標の先がうねうねするのが猫であります。水のソーテール5:ベッセン・ベリテン・ベリオ(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや 尻尾に着いて来てください
身体の柔らかさを見せつけてくれるクルシャ君。飼主の方を見ながら爪とぎの体操。海水浴、プールの前には必ず準備体操をするようにクルシャ君も飼主と遊ぶ前には、こうして伸びながら爪とぎの準備体操をするようです。今回は念入りなので、かなり遊びの期待が込められています。しかし飼主が何もしないと、自分の爪の手入れを始めてしまいます。日没の背後にある山(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや 遊びの準備体操
クルシャ君が反り返って寝ています。こうやって寝ているのが気持ち良いようなのですが、なるほど尻尾の先が後頭部に接触するわけです。別に頑張って反り返っているわけではない、というところが彼の個性でありますよ。あまり反り返ると、自分の尻尾が邪魔になりそうだからこの辺りで止めている、とも。よく見ると、腰の辺りを捻っているのですが、こんな格好で休める身体が飼主は羨ましいですよ。21世紀直前の隠秘学-謎奇現象方法論五(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 頭に尻尾の先を付ける猫
京都市には美術館や文化施設、催事会場などが纏まっている地域があります。飼主も用がありましたので、近くを歩いておりますと、暖かくなってきた春の陽を透す水が照り返す光の模様を見せてくれる川がありました。丁度桜も満開の頃です。クルシャ君も背中を丸めて眠る季節では無くなりました。ウルタールのうる:巻十(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 春の疏水あたり
ようやく春の陽が気持ちよくなってきた頃。クルシャ君に誘われてリビングで日向を愉しむことになりました。近寄っても嫌がらないのですが、こうして陽の中に居るクルシャ君の姿がなかなか可愛いので写真にしました。飼主は猫では無いので、毛の中に春の陽を通す気持ちよさというものが分かりません。猫が温泉の気持ち良さが分からないのと同じようなものだと思います。ウルタールのうる:巻二十三(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 陽の中にいよう
春の陽の愉しみ。クルシャ君に誘われて、日射しの中にやってきました。猫はヒトのことを猫だと思っているらしいので、飼主と一緒に日射しを愉しもうと誘ってくれたようです。せっかくのお誘いなので、飼主も少し陽に当たりました。日光浴で生きる生物というのも聞いたことありますね。たしか有名な話では、蜘蛛の子が何も食べずに生きていられるのは日光で栄養を合成できるからだ、という説を読んだことありますね。与太としての引用だったかもしれませんが。猫は毛を日向に晒して、ビタミンを合成するそうです。飼主は干し椎茸なんかを食べるので、わざわざ彼と一緒に春の連れうららをする必要は無いんですけどね。ウルタールのうる:巻三十四(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 連れうらら
敷居を守っているクルシャ君。狛犬の起源は唐代に寝所の隅を護るために置かれた獣の形をした鎮墓獣のようなものなわけですが猫やビッグキャットが濫觴ではありません。残念なことに。スフィンクスです。あの形からして、顔を削られてしまう前の姿は、おそらくリカオンか何かですな。昼間、クルシャ君に呼ばれて二階に連れて行かれました。クルシャ君の要求となれば、大抵はフードか遊びなのですがこの日は違いました。リビングの日射しまで飼主を誘って転がります。一緒に日向を愉しもう、ということらしいのです。京都怪異迷歩(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや 日射しに誘われる
クルシャ君は日に何度か飼主の見守りをしにやって来ます。和室の入り口の丁度敷居の辺りでクルシャ君が飼主の背中を見ていたようです。彼を探そうとして振り向いたときに、そこにいました。よく、床に輪を描いただけで猫たちがその輪の中に納まるという話を聞きます。実際に魔方陣でもあれば、真ん中に居座るのが猫というものであります。苟も猫たるものは、敷居、結界、境や橋というものを尊ばなければならないもののようであります。あたりまえでしょう。しかし、その理由までは教えてくれません。ウルタールのうる:巻九(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 敷居を守る
布団の上でお手入れ中のクルシャ君。長い時間を掛けて、お手入れして、綺麗なボーイキッサーになります。お手入れも忙しそうなので、飼主も邪魔しないように撮影しますが、それでも気になってしまうようです。飼主を見ながらお手入れしている様子なんかは、ちょっと見てはいけないものを見ている感があるのですが。何か用ですか?と、忙しいのに邪魔をしてしまったようなことになってしまいました。邪魔しているわけではないのです。不可思議立体(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや お手入れ中
京都市の街路が碁盤の目状になっているのは皆様ご存知のことと存じます。所謂日本の街区は近代以降、町単位というのがあって、その中に地区があったりいたしますが京都市の場合、その地区が町となっております。細い通りを区切られて、上がる下がる西入る東入るから町名の区分になりますので、正式な住所が無闇に長い。こちらは飼主が初めて通った狭い通りの家前に丹精に手入れされた春の花たちが置かれている風情であります。京都の町家や民家はこの十年余りで半分になってしまいました。古い地図で見ると、今の町は「丁」と記載してあります。通りから通りまでを東西南北に分けて丁にしてありますから、町自体の規模がとても小さいのであります。しかも、抜けられる道と抜けられない道がありまして、抜けられる道でも途中で名前が変わる。小路(こうじ)なんかによく...春の花たち
物陰で飼い主の心を読んでいるクルシャ君。大きな目をこうして開いているときには、クルシャ君はむしろ自分の心を見ています。明らかに何も見て居ないのが分かりますね。クルシャ君、この日早咲きの桜が道に一本だけ咲いておりましたよ。まだマフラーが必要なほど寒い日でした。随猫興説五下(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 遅い桜の写真
見ない間に、この数年で身体が弱くなったアリアン。いよいよ急変となったり、急変しそうなら、必ず連絡して頂くようにとお願いして戻りました。幼いときに一度だけ会ったことのあるアリアン。クルシャ君覚えていますか。彼も飼主の様子から心を読める猫なので、何やら飼主の心配に同情してくれているようです。ウルタールのうる:7巻(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや クルシャ君も心配する
休んでいるクルシャ君の姿を撮影に向かったのですが気配で直ぐに目を覚ましてしまいました。,丸くなっていたところから、顔を起こしたばかりなので寝癖がついています。前肢の先も、曲げたままなので、飼主が去ったらまた寝込む予定のようです。EllaFitzgerald-NightandDay(w/lyrics)本日の名曲その前肢だけを、接写してみましたよ。21世紀直前の隠秘学-謎奇現象方法論九(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや ねつぶれる
猫で有名な近所の花屋さん。飼主もよく立ち寄って、一輪挿し用の花を求めています。ガラスの反射で見辛いのですが、この店に看板猫が現れました。まさに、招き猫。しかもブリティッシュのブルー。瞳が緑で男の子ならば、『ウルタールのうる』に出てくるタソスでありますな。飼主の予言にも関わらず、まだクルが出て来ない、あれですか?諸事情によって遅れておりますことを、お詫びしますよ。"It'sOnlyaPaperMoon"TheNatKingColeTrio本日の名曲まあ、信じていてくださいと言うしか無い。随猫興説一上(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや ブリティッシュな女の子
京都市内でも古い寝殿造りの邸宅が並んでいたこの飼主の所在近辺には、日本史上の驚くべき人々の旧宅跡が並んでおりますよ。各邸宅に、自然の浄化槽であり、気温と湿度の調整に役立つ池があって、月見はできるし舟遊びもできるというのだが、蚊やら蜻蛉が大発生したんだろうとは、想像できますね。虫対策として、そのために魚を池に放っていたとしても。今ほど密集していない環境は、それでも想像するに気持ちよい風景でしたろう。EllaFitzgeraldBlueMoon本日の名曲三好清行邸跡、数十年前には神社があったようです。観光地化していくツーリズム都市は、土地資源活用のために観光資源を再開発してしまうのです。石碑を見て回るのが楽しいのは飼主くらいです。文人清行は、死して後蘇生したので有名ですが、行きながら夜ごとに、冥府に奉職してい...きよつらとたかむら
昨年からシニア検診も始まったクルシャ君。シニアだからといって、魅力が衰えることはありません。むしろ格好良くなってますよ。子猫の時分のか弱さを伴う愛らしさとはまた違う格好良さがあります。そうですか。とにかく、一日でも健康を維持して、一緒に暮らして欲しい。猫と暮らす者すべての願いでありますが。FatboySlim/WeaponOfChoice本日の名曲メル・ギブソンが、「反キリストはクリストファー・ウォーケンだ」と血迷ったことを発言したらしいのですが、クールで威厳有る彼に抱いたイメージに過ぎないと思います。実のところ、クリストファー・ウォーケンは、楽しい方ですよ。クリストファー・ウォーケン。格好いい、とは決して言えないダンスをしながら絵になる、こういうのが格好いい「絵になる男」というやつです。クルシャ君もウォ...格好良くなろう
ANAHITAとは女神の名前です。明鹿人丸の名前の頭文字がA・Hなのも、ANAHITA様を敬っているからなわけです。同じイニシャルの20世紀のカリスマが居ましたが、あの逆ですからね。ANAHITA本日の名曲まさかYouTubeで真正面からANAHITA様の賛歌を作って動画にしているものを見る日が来るとは思いませんでした。クルシャ君も驚いた顔をしています。随猫興説一上(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや ANAHITA
『琅玕筠庭録翡七』が出版されました。琅玕筠庭録翡七(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや ウルタ君と過ごしながら、創作に集中していた頃に飼主は大量に吐血して、10日間ほど入院しました。恵まれず希望も無く、著作人格権を否定された状態にあると自覚していても、現実を受け入れていなかった故に身体が反応したのかもしれません。ウルタ君のこの見事な尻尾をしばらく見られなかったけれども見舞いに来てくれた友人が、シルバーの猫のぬいぐるみを持って来て呉れました。その際頂いた猫のぬいぐるみは、しばらく飼主の鞄に入れて、どこへでも持ち歩いておりました。著作人格権につきましては、飼主は放棄しておりませんしそのような文書も交わしていないので、こうして後に自ら編集して、出版できるようになったわけです。商業ベースで成立し、読者アンケート...『琅玕筠庭録翡七』
恍惚のクルシャ君、飼主はまた得がたいリキュールを手に入れました。デュッセルドルフでも見つけるのが難しいとされる、その名も「酔っ払い殺し」キレピッシュ。隣のヘルマーニャは割と有名ですが、エリキサの類で最も濃いとされるリキュールをどうしていいのか、飼主もよく解りません。DjangoReinhardt-InaSentimentalMood本日の名曲本当に使い途が無いものばかり集めますよね。これはもう、使命のような、何かだと思います。ウルタールのうる:巻二十二(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや デュッセルドルフ?
池大雅の絵とか、横山大観の「無我」なんかは所謂、道に達するところの無我とは関係ない自漏の無我なんであるけれども、クルシャ君の恍惚を伴う無我は、あまり写真に出来ておりませんでした。クルシャの無我発動中こ、この無我の顔を見てやって下さいバチカンにある「聖女テレジアの法悦」みたいな顔してます。神秘的な法悦は、むしろはしたない何かと思われるらしく知り合いの修道士様は、「目を当てられない」と仰せでした。確かに、この顔、無防備さは、何か見てはいけない物のような気が致します。BlueMoon-DianeShaw(Jazzversion)本日の名曲いや、飼主だから観ても良いし、見せてくれるのですね。21世紀直前の隠秘学-謎奇現象方法論三(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 無心
なんだか知らないが、物見に連れ出されたのでもののついでに撮った写真であります。壁に出た濃淡が面白い。GençOsmanMarşı-Mehter本日の名曲飼主は本当にトルコが好きなんですよ。トルコ語もやったくらい。今週末の選挙でトルコがより良い方向に進むことを祈ります。トルコの国旗のようでしょう。現在、上弦の月と火星が西の夜空に並んで見えております。出先から戻りますと飼主の直ぐ脇でクルシャ君がふみふみ。寂しかったのでしょうか。ふわふわを咥えたまま、目線を呉れました。暮日(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや ロケハン
日向で手入れしているクルシャ君に一声掛けて、近場を歩きました。散ったばかりの花があります。散った花を見て、空を見上げるのがこの時期。門の隅あたりに吹き溜まっております。実に愛想の無い業務連絡を立てた石礎の脇にも、花が寄せております。月が鏡であったなら本日の名曲その花が、名木、五条の桜。五条の桜と言えば、この見事な桜。その盛りの頃、あまりに輝いていたものだから、つい「美しい」と口に出してしまいましたら、向かいから歩いてきた御婦人に意識されたという、惑いの桜でもあります。梅や桜の姿を褒めるのが慣わしなので、飼主が綺麗だとか麗しいなどと呟いたら、先ず以て植物のことか、鳥のことだと思って下さい。アドラボーは、猫のことです。琅玕筠庭録翡六(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 散り際の桜
前回に続きまして、光の中を泳いでいる自由なクルシャ君です。どこからどこまでも光の下で綺麗なものたちを愉しんでいくのが猫と人の生得的な権利です。EllaFitzgerald-Don'tFenceMeIn本日の名曲手入れした胸毛を立てて横になる気持ちよさ、については飼主はよく解らないけれども、共感はできます。社会活動に当てると観光になるんでしょうか。飼主も毎日空を見ているから、ある意味観光してます。そして、クルシャ君はもっと積極的に光を愉しみ、むしろ活用しております。21世紀直前の隠秘学-謎奇現象方法論一(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 光の下
昼間の外出から戻ったある日、クルシャ君のお迎えがありませんでした。何処かで眠り込んでいるのかと思ったら日当たりの良い場所で転がっていました。これだけ大口を開けて気分良く欠伸をしているのも珍しい。SONNYROLLINS.St.Thomas本日の名曲おや、お帰りですか。日光浴とはよく言ったもので、本当に陽の光の中を泳いでいるようなクルシャ君です。泳ぎながら、お手入れもします。琅玕筠庭録翡六(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや ころころ
『琅玕筠庭録翡五』が出版されました。琅玕筠庭録翡六(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 著作物についていかなる評価も得られる道に至らなかったけれども、没頭できる課題があたえられ、専念する時間を与えられた事は幸いでした。傍らに見守ってくれるウルタ君を見ながら、集中して学び、創作できた。私の周囲では、黙って制作にのみ専念している愚物をいずれ処分しようと計画されていた、とは後に知ることになったわけですが。ウルタ君、普通は創作に没頭するのみならず、それ以上の時間と配慮と交際を重ねて、地位の獲得活動をするものだということだったんだよ。私はただ、ダチョウの羽のように立派な君の尻尾を愛でながら、最高の原稿を作る、それだけで良かったのです。琅玕筠庭録翡六(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 本作に於いても、アムルター...『琅玕筠庭録翡六』
花や物の表面、その細部を観察するため飼主はマクロレンズを買いました。マクロレンズを用いても、ブレる。というよりマクロでブレるとえらいことになる。ブレないように、クルシャ君の毛を撮影しました。顕微鏡レベルである必要は無いので、これくらいで十分であります。CaroEmerald-LiquidLunch(Officialvideo)本日の名曲彼の瞳にも、今以上に近寄れることになりましたよ。琅玕筠庭録翡五(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや マクロなクル
クルシャ君、飼主はこの十年くらい、その周辺の雑事や文脈は出てくるが名前が出ないという事態に悩むことがあります。なんでもは覚えていられないから仕方ないんじゃありませんかね。そうではなく、普通に困るくらい名が出ない。AIに助けて貰ったらどうですか。実用AIの時代ですからね。アンルイス/グッドバイマイラブ本日の名曲ところで、記憶に刻もうとして忘れまい、としたことを忘れたら、どうするのだろう?AIに呆れられます。やはりそうですか。ウルタールのうる:1巻(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 名前を忘れるな
その香りで飼主を呼び止める、沈丁花。清々しい香りまで伝われば幸いであります。クルシャ君は、自分の毛に埋まっております。"Ехалинатройкесбубенцами"ЕленаВеровая-Фильм"Войнаимир"本日の名曲起きたようです。この目つきは、まだ睡りに入るような感じ。飼主が寄ってきたから、気配で目を覚ましただけですね。春は花と睡りの季節。ウルタールのうる:1巻(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 沈丁花
一目の中に花ばかり。今年の桜はまた輝くほど明るく、そして観光客わ集めてくれたようです。飼主はこうして遠くから眺めただけでありましたが。一方その頃、竹の青葉も輝いておりましたよ。AfterYou'veGone本日の名曲もちろん、その下生の草たちも初々しい春の色でした。ウルタールのうる:37巻(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 万朶の桜
クルシャ君、今年の桜花見の客は、たいへんなものでしたよ。リベンジ的な花見。花見のリベンジとか、contrariuminsituでいいのかな。飼主は花見したんですか?いいえ、それらしきことはしてません。観光に来られた皆様に譲りました。邪魔しないようにしていますが、人が居ない場所で静かに花は観ましたよ。こんな感じに、遠くから望んでみたり。DomenicoModugno-Ciao,ciao,bambina本日の名曲猫は花見をしないのかな。水のソーテール2:歌うメムノン(うるたやBOOKS)東寺真生うるたや 先月の花
五月の節会も過ぎましたね。飼主はしっかり節会らしきことを済ませている予定であります。機会を逃してはならない、可能性に投資しなさいとベンジャミン・フランクリンが言っていたような気がしますが、格差が拡大しすぎて選ぶべき時に選択肢が無い者は、永遠に時を失うのでしょうか?クルシャ君との時を得た飼主は、幸せ者です。LeftAlone本日の名曲ついに歌詞さえ無くなりましたね。余りにも鬱々たる名曲を並べたなと。名曲って、鬱っぽいんですかね。それはない(断言)。21世紀直前の隠秘学-謎奇現象方法論四(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや そういえば5月でした
『琅玕筠庭録翡五』が出版されました。琅玕筠庭録翡五(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 扱う分野や人名が特定されるので、フィクションでも事実や歴史、知識や時代、構成諸要素や事件であった場合には関連する議論や仮説、基礎的な認識についての共有を避けて通ることは出来ません。また、この類のフィクションこそは、上に挙げた諸要素を分かりやすく読者に伝える面白さを展開しながら、構成しなければならない。雑誌に於いては、名を消され、権利の主張も(会社によって)許されなかった作品群でありましたが、明鹿にとっては取り組み甲斐のある、素晴らしい仕事でした。そうして、今、このような形で誇りを持って編集し新たな図書として出版できたことにも、感謝しております。琅玕筠庭録翡五(うるたやBOOKS)明鹿人丸うるたや 本作に於いても、アム...『琅玕筠庭録翡五』