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  • 中世のふるさと11 -鎌倉幕府下の長門守護-

    源頼朝が富士川で、平氏に勝ったのは治承4年(1180)だった。その後、平氏は追いつめられ遂に寿永4年(1185)3月24日、壇之浦の戦いで安徳天皇とともに平…

  • 中世のふるさと10 -源平遺跡・伝説など-

    平家伝承地は、市域だけでも彦島や高畑・藤ケ谷・女郎ヶ迫、或いは県内各地の人里離れた場所に平家の落人が住んでいたという伝承がある。 中でも彦島八幡宮に伝わる「…

  • 中世のふるさと9 -源平史跡・赤間神宮-

    源平壇之浦の合戦で、8歳の身で平氏とともに海中に没した安徳天皇の霊を弔うため、 建久2年(1191)後白河天皇は長門国に霊廟を発願し、これが阿弥陀寺(現・赤…

  • 中世のふるさと8 -源平の合戦-

    源平二大勢力で、先ず政権をとったのは平氏で、平清盛は太政大臣とまでなった。 『平家物語』には、平氏一族の知行国は30余か国、荘園は500余ヶ所、それらの多く…

  • 「グリンピース」に思う

    この季節、食卓に上がるタケノコやフキそしてエンドウ豆は、何といっても初夏の色合いと香りをともない、まさに旬のイメージをそのまま運んでくれる。 先日、取り立て…

  • 中世のふるさと7 -厚東氏と豊田氏-

    皇極2年(643)周防・長門の間にあたる厚東郡棚井(現・宇部市の一部)に配流された物部武忠が地名をとって厚東武忠と称したのが厚東氏の始まりと伝えられている。…

  • 中世のふるさと6 -俊乗房重源が周防徳地に-

    現在、山口市に編入(平成17年=2005)された徳地町は、山口県の中部佐波川上流の山間部にあり山口市全域の40%を占め、その90%は山林が占めているといわれ…

  • 二冊の本

    これは非売品であろうが、入院中に2冊の本が届いた。 一冊は、美術館からの『潮流・下関2021』で、一昨年度の美術館の企画として私と清水恒治氏の写真展を開催さ…

  • 院内選挙のこと

    満開に近い我が家の桜に見送られて約1ヶ月腰痛治療のため入院し、この間に2度の選挙、院内投票という貴重な体験をさせて頂いた。 選挙の院内投票があることを聞いて…

  • 中世のふるさと5 -大内氏の出自-

    「大内」を広辞苑で見れば「室町時代周防長門および豊前の守護大名。古くは周防の在庁官人で多々良氏を称。」とあり、琳聖太子は出ていない。 ところで、大内氏が渡来…

  • 中世のふるさと4 -国府の成立と執務-

    中世への流れのなかで、長門における古代からの事績として国や国衙(こくが=国府)、神社、寺院、そして和同開珎鋳銭所などのことを書いてみたが、もう一度防長両国成…

  • 旅の記念品37 -飛騨の切り絵-

    白川郷から五箇山、八尾、古川、高山などと訪ねたことがある。 ふと「下関でしょう、遠い九州からようこそ」と言われた。それも、各所である。かれこれ25年ばかり前…

  • 旅の記念品36 -近江八幡のヨシ工芸品-

    今年のNHK大河ドラマ『どうする家康』が始まって、普通に見ているが、天下布武の信長のイメージも、狂気ともいえる残忍性があり、ドラマがどのように展開するだろう…

  • 市議選に感じたこと

    我が迫町の現職市会議員が、昨年亡くなったことで「今後、地域の相談相手は?」と思いながらも自治会の動きもなく、市内では「あの人が出るらしい」と幾らかのうわさが…

  • 中世のふるさと3 -長門国前史2-

    和銅年間、わが国最初の造幣局が全国6ヶ所に造られた。その一ヶ所が長門国長府で、わが国最初の貨幣「和同開珎」が鋳造(和銅年間=708~714)された。 明治4…

  • 中世のふるさと2 -長門国前史1-

    神話のころだが、景行天皇は長門地方に穴門国造(あなとのくにみやつこ)と阿武国造を任命したとある。(西暦80年のころだが、すでに本州西の果てまで(下関地方)大…

  • 中世のふるさと1 -シリーズの切掛け-

    昨年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(脚本家三谷幸喜)は、中世の初め平氏から源氏に移行して鎌倉幕府成立、いわゆる藤原氏を中心とした貴族が権力を握っていた…

  • 旅の記念品35 -波のり鯨-

    昭和30年代、下関の漁港に活気があったころ、造船、船具、魚函など市内の水産漁業関連業者も活気があった。ふと、漁網会社の方が「生月(いきつき)に行って来た」と…

  • 幽玄の花を見た-能楽キャラバンin下関から-

    「能楽大会が下関市民会館で行われますよ」とプログラムを添えて、宮本隆吉さんからお手紙をいただいたのは新春早々のことだった。 宮本さんによれば、文化庁が、質の…

  • 私の本棚-エキマチ読書室-

    昨令和4年12月初旬、下関市竹崎町の大丸下関店7階のJOIN083に「思わぬ出会い 私の本棚-エキマチ読書室」というコーナーが設置された。 これは、市内出身…

  • 久留島武彦記念館(3)-3-記念館と館長-

    記念館の内部展示の説明は、先ず、久留島武彦文学賞の概要、最近の情報などのコーナー、背景の壁面には久留島氏の著作・著書の表紙が壁面一杯にそして名言集12が並ぶ…

  • 久留島武彦記念館(3)-2 -久留島武彦氏のこと-

    明治4年(1871)廃藩置県で久留島家は東京に移住したが、通寛(みちひろ)は療養のため明治6年(1873)森町に戻って来た。翌明治7年(1874)6月19日…

  • 久留島武彦記念館(3)-1 -童話の里玖珠町と旧記念館-

    「久留島武彦賞」というのがある。公益財団法人日本青少年文化センターが、青少年文化の向上と普及に貢献した方々に贈るもので昭和35年(1960)に創設され、すで…

  • 癸卯(みずのとう)のうさぎ年(2)-2

    12年前のウサギ年、ある小学校の「うさぎ」を取材させて頂いたとき「うさぎ小屋」に張り紙があった。たしか「まど」さんの…と思い出して調べてみると『まど・みちお…

  • 癸卯(みずのとう)のうさぎ年(2)-1

    「うさぎ」と言われて、すぐに口ずさむのが「うさぎ追いしかの山/小鮒つりしかの川‥」)と『故郷』(高野辰之作詞・岡野貞一作曲、尋常小学校唱歌・1914発行)だ…

  • 旅の記念品 34 -金色堂の釜敷-

    サンデン交通(株)に始まる下関文化バスの講師(案内人)を、私が依頼されたのは平成6年9月の第422回からで、第545回の平成24年3月までお世話した。足掛け…

  • 中の浜遺跡

    JR山陰本線川棚温泉駅から国道191号線を北(小串方面)に向かうと、左手すぐに踏切があり、そこから松谷方面(海側)に向かい700mほどで少し広い県道245号…

  • 花柳桃吉(神代知衣)さん故郷に舞う

    本年(2022)6月5日の篠崎綾子20回忌記念「AYAKOモダンバレースタジオ発表会」の開催で、神代知衣(こうじろちえ)さんが司会を務めた。 その時のパンフ…

  • UBEビエンナーレ

    今年は第29回になる現代日本彫刻展。10月2日から11月27日まで、宇部ときわ公園の彫刻の丘で開催された。 「60年彫刻と住み続けてきたまちです。これからも…

  • 日本遺産フェスティバルin関門

    日本各地域の、歴史的経緯や風土、伝承、風習などを活かし、その有形無形の文化財を纏めながら、歴史的魅力や特色を通じて、その地域の文化や伝統を語るストーリーを「…

  • 旅の記念品(34)-高千穂岩戸神楽-

    宮崎県の北部太平洋岸に、延岡市が五ヶ瀬川河口に発展している。五ヶ瀬川は、延岡から北西の大分県境の祖母山系の向坂山(標高1684m)に端を発し、深い渓谷を形成…

  • 白銀の鯉

    藤原新也写真展『祈り』の会場を出たあと、小倉城の堀の中に、鯉がたくさん泳いでいる のを見ていると、遠方から白く光った魚が来るのを見つけ「ありゃぁ何じゃ」と思…

  • ストーリーテラー・小畑乃武子さん

    「小畑さんが88歳の誕生日だから、小畑さんのお話を聞く誕生祝をします」とこどもの広場からの電話だった。お祝いの会だから、みんなで何かしてあげようではなく、ご…

  • 2210雑感

    コロナ感染第七波は、10月に入って下火になりつつではあっても、決定的に治まった風でもなく、政府の水際対策の大幅緩和と全国旅行支援が始まり、少し心配だけど下関…

  • 受難の石仏2体

    つい10日位前に通って気になっていた場所を、思わず通ることになった。 川棚から下関に通じる農免道路(県道244)の済生会下関総合病院に近づくあたりで、右側に…

  • 久しぶりの直方市

    「直方で土門拳の写真展をやっていますが・・ご一緒しませんか」と写真家・中野英治さんに誘われた。福岡県直方市は、エネルギー転換にあえぐ筑豊を昭和40年に取材し…

  • 剣持さんの国際親善交流活動

    四半世紀前、下関市立美術館で剣持研治さんの『ネパール写真展』が開催されたとき、写真友達の原宏さんから剣持さんを紹介された。 彼は、サラリーマンで本格的に写真…

  • 下関城郭カードコレクション

    夏休みも終わりに近い新聞に「下関の城郭・山城のカードを集めてレアカードを貰おう」という記事が掲載された。 記事の内容は『市内の公共施設(歴史博物館・生涯学習…

  • 旅の記念品(33)-金魚ねぷたとホタテの貝殻-

    青森のねぶた祭が、3年ぶりに開催され17台の大型ねぶたが参加し笛太鼓のお囃子や伝統の「ラッセーラー」の掛け声で約3㎞のコースを練り歩いたと、テレビのニュース…

  • 野村さんと平和

    終戦から77年目となる終戦記念日を直前に野村忠司氏が突然に亡くなった。 彼は、市役所の広報や教育関係の職場に勤務しながら、劇団海峡座で活躍され、詩を朗読する…

  • 馬関戦場ヶ原の慈光地蔵尊

    詩人・北川透氏が豊橋市から下関市に移住し最初に出版した詩集に『戦場ヶ原まで』があり、その一節が『やまぐち文学散歩』(H.21=2009)に掲載されるとき戦場…

  • ハマユウの角島へ

    7月下旬のことだが「お兄ちゃん、明日、暇じゃったら角島のハマユウでも見に行かん」と電話があった。お天気はともかくとして、夏の角島はこのところ敬遠しているし、…

  • 宮崎さんの限定本から

    元、長府の忌宮神社宮司だった宮崎義敬氏から『木賃宿吉仲』という本が送られてきた。几帳面な文字で書かれた原稿用紙をそのまま印刷製本されたもので、これまでにも平…

  • 旅の記念品(33)-比叡山修行僧の像-

    国東半島六郷満山の寺院は、そのほとんどが天台宗でその時々に比叡山延暦寺や最澄とか伝教大師のお話を聞き、本堂などには「一隅を照らす」の張り紙があった。 社会人…

  • 下関重砲兵聯隊

    本年(2022年)2月24日、ロシア軍は隣国・ウクライナに侵攻して半年たった。速やかに和平をと願いながらも、今のところ戦争終結の兆しも見えない。攻めてこられ…

  • バスを待つ間のひと時に

    昨年(2021)10月のバス時刻改正で、下関駅から自宅方面のバスは日中1時間に1便と減便され、乗り継ぎ具合で〝今出てしまった″というのはしばしばで、手荷物が…

  • メダカ事情

    町なかを歩いていて、ふと北向きのお店のまえに、小さな可憐な花?が群がっている石臼があった。それは石臼の中の鉢に植えた水性植物のシラサギカヤツリグサというらし…

  • 中学生の体験学習②-2 —学習内容—

    K社の体験学習としては座学と実習がある(2日間の内容をまとめた)。 先ずは座学だが、その冒頭に、早口言葉「東京特許許可局」「隣の客はよく柿食う客だ」など20…

  • 中学生の体験学習②-1 —学習まで—

    5月下旬になって、友人から「うちの会社で体験学習を久しぶりに行うことになったが、もう一度記録に残しておきたいが写真を撮って貰えないだろうか?」と話があった。…

  • あや舞さんの笑顔

    かれこれ10年位前に、AYAKOモダンバレエスタジオの公演のことをこの欄で書いたことがある。それはスタジオ30周年記念公演の時で、その時すでに亡くなられてい…

  • 角野栄子さん突然の来関

    コロナ禍でしばらく選書会の取材も遠のいていたが「こどもの広場」の横山さんから「角野さんが選書会に来られるよ」との連絡があった。『魔女の宅急便』で知られる童話…

  • 西門司市民センターの活動

    昨年6月、北九州市門司区の西門司市民センター内にある「聞き書きボランティアともがき隊」というグループが『聞き書きでのこす門司の記憶—未来への伝言—」という冊…

  • 五月晴れに鯉のぼり

    町内での回覧に、毎月『玄界灘の空は晴れて』という西山小学校の「学校だより」が添えられて「進んで学び、心豊かでたくましい西山っ子の育成」が教育目標、そして「人…

  • ようやく赤江瀑文学碑建立

    赤江瀑さんが逝去されて早くも10年になる。 『赤江瀑の世界』(河出書房新社・2020.6.30発行・2600円(税別))が出版されたとき、令和2年8月末にこ…

  • 吉田の神楽団

    今年は、制限解除の大型連休となったが、まだまだコロナ感染が燻っていて下関でも先帝祭の上臈道中は中止され、何となく活気を感じなかった。 それでも「5月1日に赤…

  • 仁馬山古墳

    綾羅木川の北側、条理の痕跡を残す田畑の向こうに標高20m程の洪積台地が続きその東端に近い延行の南側斜面に、国指定史跡(平成3年5月15日指定)の前方後円墳「…

  • 旅の記念品32 -球磨焼酎のガラとチョコ-

    お酒は、嫌いでもないが、好んで飲まなくてはならぬほどでもない。会社勤めや友人同士、お客様接待、花見や忘年会、写真の取材先あるいは時に晩酌などで長い間には、様…

  • 突然の鳥取旅(2)-2 浦富海岸と伯耆国分寺石仏

    今回一番の目的は、浦富(うらどめ)海岸の島めぐりで、最初が10時30分と聞いていたので、少し早めに遊覧船乗り場に到着した。そこで聞いたのは「今日は波が1.0…

  • 突然の鳥取旅(2)-1 石谷家住宅と七釜温泉

    急なお誘いで鳥取県まで2泊3日の旅をした。ともに、すでに何度か主な場所は訪ねているが、彼は気になる温泉地、私は浦富海岸と倉吉の石仏を希望して出かけた。 本州…

  • 街路樹の悲哀

    もともと植物に興味があるわけでもなく、その名前さえ良く分からないが、街中を歩きながら街路樹の様子に思いをめぐらせることがあるので、今回は三種類の植物について…

  • 火の山の観光とチューリップ園

    令和4年(2022)2月24日、何とも傍若無人の戦争?が始まった。それは一方的なソ連軍のウクライナへの侵攻である。 これに対して日本は、両国と良好な関係を保…

  • エヒメアヤメとミツガシワ

    サクラの花が咲くころになると、今年も無事に咲くだろうかと思い出す花がある。 その一つは、エヒメアヤメである。 かれこれ40年ばかり前、防府市の知人が「ちょう…

  • 王江小学校の閉校

    下関市街地の中心部、入江町の高台に以前は銀色屋根のプラネタリュームのあった鉄筋コンクリート造りの王江小学校が見える。 この王江小学校は、明治5年(1872)…

  • 東行庵の梅園に思う

    めでたく立派で清らかな「令」。やわらぎ穏やかのどかで「和」。「令和」の元号が決まったのは平成31年4月1日で、改元は5月1日。令和元年(2019)となって丁…

  • スイセンが見ていた

    春先になると我が家の庭にも、どことなく水仙が咲き、これが良い匂いを漂わせ、花も可愛く、花瓶に生けても割に長持ちがするので重宝している。 スイセンは地中海沿岸…

  • 「潮流・下関2021」展を回顧②-2 -綾羅木郷遺跡のこと-

    企画展の「綾羅木郷遺跡」関係のメーッセジには、前回の他にも「現在の廃れていく文化財の現実に時代を感じますが、その時代を切りとられたグループSYSの活動に注目…

  • 「潮流・下関2021」展を回顧②-1 -写真のちから-

    下関市立美術館の企画で、昨年11月20日から、本年令和4年(2022)1月10日まで開催された『潮流・下関2021』展は、長いようでアッという間に終わってし…

  • 旅の記念品31 -つわの和紙人形-

    昨秋、庭のツワブキの花を見て、ふと小京都とも呼ばれている津和野町ご出身の安野光雅氏が亡くなられたのを偲んだ。その津和野をまたまた思い出したのは、NHK大河ド…

  • 旅の記念品30 -用瀬の流し雛-

    三月三日はひな祭り、5節句の一つで古くは桃の節句と呼ばれていた。 神社暦の中には「中国の三月上巳の祓いとわが国上古の雛遊びが結びついた、雛を飾り桃の花を白酒…

  • 萩・笠山の探訪

    昨年(2021)末に、萩市に出かけ、ふと思い出して笠山に行ってみた。 萩市の中心地から北東に約4km、越ケ浜漁港から明神池を過ぎて日本海に突き出た半島の最高…

  • 旅の記念品(29) -岩国の石人形-

    2年も続いた新型コロナ騒ぎも、幾らか下火になり昨年末ごろから何となく回復された感じで、クリスマスなども気分は緩み帰省客も従前の近づき、西日本はお天気が良かっ…

  • 常住のともしび

    源平合戦最後の舞台が関門海峡であり、下関には源平に関しての史跡や行事も多いので、子どものころから、源平に関わる伝説なども各方面から聞かされていた。 勿論、平…

  • 香月泰男のシベリア

    昨年(2021)末、小冊子が届いた。『香月泰男のシベリア』(私家版非売品)となっていて、編者・発行は木本信昭氏である。友人と言っては失礼かも知れないが、元下…

  • 黒田征太郎展

    昨年の12月4日から本年(2022)1月30日まで、福岡県の田川市美術館で北九州市門司区にお住いの「黒田征太郎展」が行われているので、その初日に出かけて行き…

  • 旅の記念品(28)-五島(2)-2-「バラモン凧」

    五島列島は、もともと上五島の宇久島を本拠にしていた宇久氏(平家盛=平忠盛の次男が文治3年〈1187〉に上陸)が勢力を張っていて、弘和3年=永徳3年(1383…

  • 旅の記念品(27)-五島(2)-1「玉乃浦椿」

    五島列島は、九州本土の西方、長崎港から約100㎞、比較的大きな中通島、若松島、奈留島、久賀島、福江島が、北東から南西に約80㎞に配列し、大小約150の島嶼群…

  • 旅の記念品(26)-対馬(2)-2-「対州硯(若田硯)」

    文房四宝の一つに硯がある。小学校の頃はお習字の時間があって、休み時間から硯に水を入れて墨を磨り始めないと、授業が始まっても濃くならないので大変な思いをしたこ…

  • 黒柏鶏(くろかしわけい)

    『広辞苑』で「にわとり【鶏】」を引いてみると『(庭鳥の意)キジ目キジ科の鳥。古くから最も広く飼養された家禽で、原種はインドシナ・マレーに分布する野鶏。卵用(…

  • 旅の記念品(25)-対馬(2)-1-「朝鮮通信使絵入りの湯飲み」

    下関から日本海を隔て西に約130㎞、逆に東に行けば広島までの距離なのだが、おいそれと行ける場所でもない。南北は82㎞、東西は18㎞、総面積が約710平方km…

  • 八丁原地熱発電所

    年に一度は九重に出かけていた仲間がある。別に山に登るわけではないが「高原の空気を吸ってリラックスしよう」というのである。ところが昨年はコロナ禍で中止になり、…

  • 金色のポスト

    東京オリンピック2020が始まって3日目の、平成3年(2021)7月25日、柔道の阿部一二三選手と阿部詩選手、兄と妹が金メダルを獲得した。 その翌日、内閣官…

  • グループSYSと国東半島

    清水恒治と吉岡一生は、写真仲間で同年配だった新谷照人(一昨年没)がカメラ店を経営していたことから、その店にいつもたむろしていた。あるとき「何か日本の縮図的な…

  • 「潮流・下関2021」は写真企画

    下関市立美術館は、下関出身または下関を活動拠点とした複数作家の歩みにスポットを当て、下関という場所が、作品や制作にどのような影響を与えたかを問いかけ、歴史あ…

  • 庭の一隅、ふと安野さんを

    これと言って特別の庭でもないが、冬が近づくと石積側の石蕗(つわぶき)に鮮やかな黄色の花が咲く。紅葉には早く、これと言って目立つ花も無い時期なので、その黄色は…

  • 大吟醸酒『コロナに負けるな』

    新型コロナの自粛ムードで、外食も殆ど無くなったが、とある日、待ち時間の関係で随分予定が狂ってしまい、昼食には全く久しぶりのソバ屋さんに立ち寄った。入口には手…

  • 俵山温泉(2)-2

    俵山温泉の、主な泉源は「町の温泉」と「川の温泉」で、泉温が39℃~41℃、アルカリ性でpH9.9。 昼間の温泉街は、一見以前と変わりなく、ほぼ2階建ての木造…

  • 俵山温泉(2)-1

    最近は運動不足の関係からか足元のものを拾うにも腰の調子が悪い。 世はコロナ禍と言うけれど、大衆浴場であっても、かけ流し神経痛にも良いという俵山温泉、少しでも…

  • 別府堅田の弁天池

    山口県の厚東川(ことうがわ)は、秋吉台の東部の支流大田川と厚東川ダムの小野湖で合流し宇部市西沖の山で瀬戸内海宇部港に注いでいる。流路延長59.9㎞流域面積4…

  • 旅の記念品 24 アイヌ刺繍の鉢巻

    かれこれ20年ばかり前のことだが、NHK大河ドラマ『義経』(平成17年放映)が決まったころから源平ブームが起こった。郷土史家の安富さんと話しているとき、関門…

  • アユ

    漢字では、鮎・香魚・年魚・銀口魚など、呼び方にもアイ・アア・シロイオ、幼魚を・アイナゴ・ハイカラ・氷魚など地方や成長段階などで呼び分けが様々。語源は川を下る…

  • 旅の記念品 23 -無言館の冊子-

    大戦終結から76年となる終戦の日を迎えた本年は日曜日だった。ニュースは、停滞する前線が一週間も続き西日本を中心に記録的な大雨となり各所で土砂崩れや川が氾濫、…

  • 2020東京オリンピックを思う(2)-2

    今回のオリンピックは、関心が低迷し、開催反対の声もあったが、とにかく「杜のスタジアム」での開会式は行われた。海外のメディアは、競技場を「謙虚な」と評したとい…

  • 2020東京オリンピックを思う(2)-1

    伝統的に「平和の祭典」と言われるオリンピック、政府やIOCは「安全安心」を唱えるばかりだったが、第32回夏季オリンピック東京大会は2021年(令和3年)7月…

  • 日本遺産といわれても19 三菱重工(株)下関造船所・第3・4ドック

    明治末期まで未開発で寒村だった下関彦島(当時は豊浦村)は、明治38年になって大阪硫曹(株)下関分工場(明治48年に大日本人造肥料(株)と合併、昭和8年・日東…

  • 旅の記念品22-越中おわら風の盆「記念うちわ」-

    北陸や東北の方に行くと「下関からですか!遠い九州からようこそ‥」と言われることがある。立場を逆にして思えば、合掌造りで有名な白川郷とか五箇山、相倉などが、何…

  • 彦島八十八ヶ所霊場(2)-2

    弟子待の展望所を訪ねて1週間後に、薬受取りのクリニックに出かけた帰り道、ふと「霊場地図」の中に15基の番号が書かれていた江の浦町の西福寺に立ち寄った。 西福…

  • 彦島八十八ヶ所霊場(2)-1

    令和2年(2020)3月中旬のころから、新型コロナウイルス感染は深刻な事態に発展しつつ、不要不急の外出も自粛規制されるようになり、4月になると下関でも患者の…

  • 日本遺産と言われても 18 -旧宮崎商館-

    JR下関駅から長府方面への国道9号線を唐戸の交差点で北に県道57号線に入り200m位、信号を過ぎる直前、西の端バス停の手前で左折の一方通行入口の通りがある。…

  • 旅の記念品 21 -分福茶釜の文鎮-

    思えば、長い人生の間に仕事での出張や写真の取材などで各所に出かけ、様々な見聞を経験した。そして何時しか、全国の都道府県で通過したことはあっても其処を目指して…

  • 黒瀬さんの『山口の昔話』

    梅雨入りが早く、その後は蒸し暑いけれどほとんど雨もなくお天気が続いているのに、新型コロナの自粛で外出は控えていた。そんなとき、黒瀬圭子さんから「お元気ですか…

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