住所
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出身
-
ハンドル名
massironaさん
ブログタイトル
255字で巡らす愛おしい本たち
ブログURL
http://massirona4.blog.fc2.com/
ブログ紹介文
読んだばかりの、或いは過去に読んだ本の255字レビュー
自由文
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massironaさんのブログ記事

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  • 『独りでいるより優しくて』

    イーユン・リー著『独りでいるより優しくて』 篠森ゆりこ訳 (河出書房新社)* 独りでいること。孤独であること。その背景にある生い立ちや過去、そこに縛られたままの人生が、悲しみや痛みを孕みながら語られてゆく。過去と現在、北京とアメリカ。共に過ごした時間と、離れ離れの時間の中で、行き場のない感情や抱える痛みの深さが胸を苦しくさせる。人を信じきれず、時に残酷にもなる彼ら。出会う人々に互いを見てしまうこと...

  • 『千年の祈り』

    イーユン・リー著『千年の祈り』 篠森ゆりこ訳 (新潮クレスト・ブックス)* 抑制の効いた思いを感じる物語たち。根底にある自分のルーツ、それに伴う物語を描きながらも、それをこえたところにある人生の普遍的な事柄や、そこに横たわる感情が印象的。表題作「千年の祈り」での言葉の通じない相手との結びつきと、犠牲にしてきた家族との関係の対比、そこに挿入される中国の言葉と、その言葉が皮肉にも感じられるほどの関係の...

  • 『レンブラントの帽子』

    バーナード・マラマッド著『レンブラントの帽子』 小島信夫・浜本武雄・井上譲治訳 (夏葉社)* 内に抱えた心の動きをはらはらと思う。抱えているのは自分一人ではない。そうはたと気づくとき、物語に項垂れていた。「レンブラントの帽子」で展開する行き違いの対人関係は、些細な言葉に大きく傷つく様とそこに在る心を、一方の視点からつぶさに描き、相対する二人が共に心を揺らし、悲哀を抱えていることを伝えてくる。「引出...

  • 『幸せではないが、もういい』

    ペーター・ハントケ著『幸せではないが、もういい』 元吉瑞枝訳 (同学社)* 何者にもなることなく、生きた。多くの人々の中に埋もれてしまうであろう一人の存在、死者の語り得なかった声、その人生に寄り添うように文章はある。他でもなく、母である。自ら死を選ぶに至るまでの、報われなかったすべてを掬い上げるように事実が記されてゆくことに、心が締め付けられる。何かを期待してみては、もう何も起こらないことを予感し...

  • 『魔法の樽 他十二篇』

    バーナード・マラマッド著『魔法の樽 他十二篇』 阿部公彦訳 (岩波文庫)* 此処には悲しさがある。仄かに漂う可笑しささえ、其処彼処の悲しさを引き立てる。物語から溢れる悲しさに掻き立てられるのは、抱えている悲しさの行方を見ないようにしてきた自分自身に思えてくる。日常にある悲しさを掬い上げ、集め、そっと広げて魅せる。悲しいのは私だけではない。誰もが悲しさを抱えている。“人生をどんなふうに見るかだけの違い...

  • 『喋る馬』

    バーナード・マラマッド著『喋る馬』 柴田元幸訳 柴田元幸翻訳叢書 (スイッチ・パブリッシング)* 人間ということの意味。読みながら巡らせた問いは物語の中に、苦しいほど哀しく、それでいてどこかユーモラスに在った。本当は誰が悪いわけでもない。この哀しさの理由は他に在る。生きる上での哀しさは、いつだって尽きることを知らない。貧しさも果てることなき自由への憧れも、去ることを知らずにこの胸の中にある。どうし...

  • 『水晶 他三篇 石さまざま』

    シュティフター著『水晶 他三篇 石さまざま』 手塚富雄・藤村宏訳 (岩波文庫)* 良きものを読んだ。そうすぐさま思う物語たち。丁寧に紡がれてゆく自然描写や人としての誠実さを感じる心ある登場人物たちに、すっかり魅了されていた。とりわけ冒頭の「水晶」での雪深い中をさまよい歩く兄妹の姿は、何とも忘れ難い。行けども行けども氷という世界の中でさえ、二人の姿は健気で、“そうよ、コンラート”といつでも兄に従う妹がい...

  • 『冬の物語』

    イサク・ディネセン著『冬の物語』 横山貞子訳 (新潮社)* こんな話があるのです、と次々語られるがごとくここにある十一もの物語、そのまた物語に、著者の人間性の深き魅力を感じる。物語られる人生の中にある無数の感情は、推し量る以上に溢れてくる。そこにある気高さは、きっと登場人物たちだけでなく、著者自身でもあるのだろうと、ひとつひとつの物語を読み重ねるほどに思い至る。そうして心の在り方は、真っ当であるべ...

  • 『ハイ・フィデリティ』

    ニック・ホーンビィ著『ハイ・フィデリティ』 森田義信訳 (新潮文庫)* 人生における変化の時の細部を垣間見ている心地になる。ロブに対して何て身勝手な、と過った後で、巡らせば誰もが皆身勝手なのかもしれないと思い至る。音楽にしてもその他のことにしても、何が好きであるかにとらわれていたことに気づき、何を好きであろうと、どんな人間であるのかに重きを置き、人を見つめ始める場面は、それまでのロブのどうしようも...

  • 『オールドレンズの神のもとで』

    堀江敏幸著『オールドレンズの神のもとで』 (文藝春秋)* 幾度目かに読む物語たちは、再び淡く過ぎ去ろうとしながらも、ふれた記憶と一緒に思いを震わせ、そっと深みある余韻を残していった。物語の佇まいに好ましさを抱きながら、誰かを想う心の疼きを思い出す。既に出会いながら、気づかずにいたことへの新鮮さにはっとする。静かに語り出す声によって、自分の関心事しか見ようとしない日常を省みる。見知らぬ内奥すら透かす...

  • 『おだやかな死』

    シモーヌ・ド・ボーヴォワール著『おだやかな死』 杉捷夫訳 (紀伊國屋書店)* どう足掻こうと、人はすべて死すもの。そう覚悟していようと、死にゆくことを知り、同意しようと、やはり不意の事故であり、不当な暴力であることに頷く。老い、病によって衰弱してゆく母の姿に、ときに目を背けたくなるほど自己の内面と対峙せざるを得ない母娘の関係にある疼き、揺らぐ思い。つぶさに語る言葉によって、誰もが通りゆく葛藤と慰め...

  • 『アフリカのひと 父の肖像』

    ル・クレジオ著『アフリカのひと 父の肖像』 菅野昭正訳 (集英社)       * 父を、父たらしめたアフリカをめぐる回想記は、幼年時代に欠けていたその肖像を浮かび上がらせる。自分の存在の誕生、その始まり。医師としての父が信じたもの、愛したもの、そこに描いた夢。そうして、幸福を知った場所でそれらを奪っていった戦争。遡れない時間の中で、父の人生を辿り、厭世的にならざるを得なかった父の言葉を思い出す。...

  • 『荒野のおおかみ』

    ヘルマン・ヘッセ著『荒野のおおかみ』 高橋健二訳 (新潮文庫)* 果てなき苦悩を思ってため息をつく。苦悩を繰り返してもなお満ちる生命力に、ため息に安堵が加わる。自分の内部と向き合わされ、人格が解体されてゆく過程。そうして絶望も死への渇望も恐れも、何がそうさせ、人生に負う罪を知るか、あらゆることを理解した先にある思索は、照らそうとする新生への道を信じる心が鮮烈な印象を残した。苦悩は繰り返される。独り...

  • 『聖なる夜』

    ターハル・ベン=ジェルーン著『聖なる夜』 菊地有子訳 (紀伊國屋書店)* 人生を物語る声は魅せ、読者を引き込む。言葉の重みは、人生の辿る道の過酷を物語っていた。女に生まれながら男として生き、自由の身になりながらもなお、囚われている。自分の行くべき道、運命と法と秩序の為すままに、償いを生きること。必要な忘却と放浪と愛の果て、ただ待つ時間。傷つき、巡り巡る物語の牢獄から逃れるまでの過程の濃密さは、確か...

  • 『心は泣いたり笑ったり マリーズ・コンデの少女時代』

    マリーズ・コンデ著『心は泣いたり笑ったり マリーズ・コンデの少女時代』 くぼたのぞみ訳 (青土社)* 過ぎてしまった少女時代の記憶の煌めきがここには確かにあった。自分のルーツを知ってゆく過程の胸の内に過る違和感も、愛する人に対する真実の在り方も、何が正しく、誰に罪があるわけでもなく存在する理解の及ばぬことも、生々しいほどの豊かな経験も、孤独と共にいた頃も、尽きぬお話の源泉も。人種によっても、言葉に...

  • 『狂人の船』

    クリスティーナ・ペリ=ロッシ著『狂人の船』 南映子訳 (松籟社)* あらゆる旅は本の中にあり、あらゆる人生も人物もきっと本の中にもう既にあるのだろう。ここに詰め込まれたあらゆる抑圧もまた、実際にあった出来事と結びついてこうして書かれている。人物エックスは、固有の人でありながら誰にも当てはまり得る、あらゆる人物のようでもあり、断章の物語を漂う。亡命者としての所在の不確かさも人物の揺らぎとして、あらゆ...

  • 『ある人生の門出』

    アニータ・ブルックナー著『ある人生の門出』 ブルックナー・コレクション 小野寺健訳 (晶文社)* 魅せられてゆく物語に物語が絡まり、人生とさらなる人生が重なりを見せてゆく。強いられ、翻弄され、それでも生かされていることの現実がどうしようもなく苦しくも、どこか光帯びるのは、時が流れ、歳を重ねても、まだいつだって人生の始まりにあることを巡らせるからだろう。ときに苦しみに気づかないふりをする。そうして言...

  • 『砂の子ども』

    ターハル・ベン=ジェルーン著『砂の子ども』 菊地有子訳 (紀伊國屋書店)* 何という魅惑の語り。街のざわめきの中で人々が聞き入る物語は、その中に引き込み、続きを語らせようとする。神を欺き、そう生きざるを得ない運命を背負いながら、身体は背くことなどできない。そこにある苦悩は、誰かの意のままに生きるのではなく、自分の意志を持って生きる証のようなものだ。あらゆる嘘から解放されるために、もう一度生まれるた...

  • 『繕う愉しみ』

    ミスミノリコ著『繕う愉しみ』 (主婦と生活社)* 穴や補強が必要になった箇所が、何だかとても愛おしくなる。繕う手法をすべてマスターしなくとも、少しずつ組み合わせたり、自分なりに取り入れたりしながら、自分だけの特別なものになってゆく。これまでの自己流での実感としても私の中に愉しみの疼きはあったのだが、「お繕い相談室」の様々なアイデアと言葉の一つ一つの励ましで、繕うことの愉しみをふくらませていただいた...

  • 『70歳の日記』

    メイ・サートン著『70歳の日記』 幾島幸子訳 (みすず書房)* 限られた時間ではなく、一瞬一瞬を純粋に生きている。そのことがつぶさに感じられる日記だ。年を重ねた先にある活動的な日々に目まぐるしさを覚えながらも、それでも変わらずに心の中心にある独り居の自分の本質、静けさを求める思いが端々に満ちる。ときに心波打つこともある。平穏な日も、そうでない日も、いろいろな日がある。そのことが何だか心強く感じられる...

  • 『あやまちの夜』

    ターハル・ベン=ジェルーン著『あやまちの夜』 菊地有子訳 (紀伊國屋書店)* ジーナを語る無数の声は、それぞれに囚われたように一面をふくらませ、謎めきを物語に組み込む。美しさと不貞を意味する名前を生きた彼女が、過ちの烙印を押され、自分を取り戻すべく物語を探すように、不確かなまま人々の波間を漂い、物語に入り込む人々を追い出すように破滅へと導く。誰かが語るたびに、彼女は時間の外へ、フィクションとしての...

  • 『独り居の日記』

    メイ・サートン著『独り居の日記』 武田尚子訳 (みすず書房)* 孤独といえども、豊かな孤独があること。生活に根ざした思索を通して、メイ・サートンはそれを示す。一人で生きること。一人で生きるべく生まれていること。その孤独を抱えながら、ときにわき上がる激情や寂しさ、悲しみに葛藤し、耐え、バランスを保ちながらなお広がる、一人でいるときこそ自分の前に開かれてゆく時間を愛することを忘れない。孤独な時間は自ら...

  • 『薔薇の奇跡』

    ジャン・ジュネ著『薔薇の奇跡』 宇野邦一訳 (光文社古典新訳文庫)* 語りの心に甦る一つ一つは、表面的な意味では猥雑さを含んでも、そこに思いが込められることで美しさを孕み、詩的な奥行きを感じさせて響き、届く。誰かに伝えるすべを模索しながら、語りたい対象への愛情を溢れさせる。監獄の不浄の中にあろうと、夢想と地獄に深く浸り、その場所にも、そこにいる人々にも、聖性を見出す。虐げられても立ち上がろうとする...

  • 『ピアニスト』

    エルフリーデ・イェリネク著『ピアニスト』 中込啓子訳 (鳥影社)* あまりにも孤独は深く、あらゆるものがエリカの存在を閉め出してまわり、取り巻く時間の逃げ場のなさが迫る。他の人々は彼女をこえ、去る。なれたかもしれないものにはなれないまま、残りの人生を耐えなければならない。依存的な母子関係から逃れるべく、踏み出すべく、特殊な性愛に傾くすべすら、愛を乞うゆえの、愛し方の歪みを抱かせ、読みながら確かに身...

  • 『最初の愛はいつも最後の愛』

    ターハル・ベン=ジェルーン著『最初の愛はいつも最後の愛』 堀内ゆかり訳 (紀伊國屋書店)* それぞれの物語は選び抜かれた言葉を巡らす深みがあった。愛に届かない意思疎通の困難や苦悩滲む孤独は、読みながら思わず涙が滲んだ。孤独を守ろうとする思いはリルケの言葉に浸り、名もない死者に思いを馳せ、他者の死に激怒する。嘆きや苦悩の美しさを巡らせるほどに、彼らは遠い異国の人々ながら、誰もの思いの近いところに立ち...

  • 『不在者の祈り』

    タハール・ベン・ジェルーン著『不在者の祈り』 石川清子訳 (国書刊行会)* いくつもの物語が立ち現れ、閉じては響き、また始まる。読むことは内なる旅だった。歴史が寓意に霞むほど、一人の人間が生へと立ち戻り、死ぬこと、生まれ変わるために為さねばならないさすらいは、濃密な時の中を行く。重ねられてゆく語りは、出会う人々の饒舌な夢想のような語りも、生きることの耐え難さの本質も、寡黙にじっと待つことも、忘却に...

  • 『嘘つきジュネ』

    タハール・ベン・ジェルーン著『嘘つきジュネ』 岑村傑訳 (インスクリプト)* ジュネの語る言葉に感じ入り、ジュネを語る声に魅せられた。他者の声に耳を傾ける書き手としての謙虚さ、妥協しない厳密な言葉を心がける姿勢を感じるほどに、ジュネとの時間が濃密に、かけがえのないものとして響いてくる。刑務所から出るために、家族がいないということを忘れるために書くジュネがいる。存在のレッテルから離れた、小さな子ども...

  • 『子どもたちと話す イスラームってなに?』

    タハール・ベン・ジェルーン著『子どもたちと話す イスラームってなに?』 藤田真利子訳 (現代企画室)* 私が知り得ること、理解できることは、あくまでも一部なのだということを噛み締めた。イスラームと、イスラームの名のもとに行われた狂信的なことの違いなど、これまで一緒くたに考えがちな事柄を平易な言葉で伝え、イスラーム教だけでなく、ユダヤ教やキリスト教も合わせたそれぞれの歴史背景、今後の課題を著者は語る...

  • 『公然たる敵』

    ジャン・ジュネ著『公然たる敵』 アルベール・ディシィ編 鵜飼哲・梅林達郎・根岸徹郎・岑村傑訳 (月曜社)* 時間を神聖なものとして考えるジュネの言葉に打たれた。人には一定量の生きる時間があり、与えられている。どれほどありきたりな人間であっても、他の人と同じように時間を持っていること自体の神聖さを語るジュネは、人生が間もなく終わろうとしている自分の生涯を巡らしていたのだろう。誰より敬愛したジャコメッ...

  • 『判決』

    ジャン・ジュネ著『判決』 宇野邦一訳 (みすず書房)* 言葉が想起される源、その複雑に入り組む着想の蠢きを視覚的に感じさせる、文章の連なりの難解さが心地良い。いくつかの旅、判決の言葉の在り方、自分の存在に至るまで、おもむろに広がり、繋がり、言葉として口にされる瞬間、書かれる瞬間の細部もつぶさに観察する。私はどこにいたのか。形なくも存在していた自己を巡らすとき、柔らかな詩の言葉に引き寄せられる。“私は...