瀬戸の花嫁になることを夢見ていた乙女が、20年経ってから語る、プロスポーツ選手だった彼との初恋の物語。
もう諦めていた日曜日の夜、 メールが帰ってきた。 うれしくて涙が出た。 『仕事中だったから返信できなかったぁ。オレもボチボチトレーニングしないといけないなぁ。 お互いムリしないように頑張らないとね。』 気にしてくれてるんだ、、。 伝書バトは、いい仕事をしてくれた。 こ...
今日、またハトをリリースした。 最近凝っている、デコメだ。 今日は、ピンクの背景に、今週あった仕事のこと、バレーがないこと、自主トレのこと、、 などを書いた。 返事は来ない、、、。 重苦しい、時間が流れる、、。 二、三日してもこないと、もう諦める。 わかっているけど、少し悲し...
タロット占いの結果をいただいた。 参った。すごくあたってる。 私と彼は、とても相性が悪いそうだ。 物理的に近づいたとしても、お互いに傷つけあい、へとへとになっていくって。 みゆき先生に言われたことと同じだ。 結婚相手じゃないって。運命の人でもないって。 ただひとつ、ポジテ...
直前まで、楽しみにしているように思えた。 珍しく、ホテルはどこ?と聞かれたから。 だけど、行ってみるとやっぱり、、という感じだった。 部屋に上がってくるのは、避けているようです。 なんだか、絶対にあがらないぞ、、というような強い意志さえ感じられる。 私とは、何の将来もな...
遠距離恋愛の場合、知らないことの方が多い。 よっぽど好きでない限り、続けるのは難しい。 私の遠距離恋愛は、二年半で終わりを告げた。 そして今度も、、、約二年半。 あの人が飽きるのってそれくらいなのかな。 空から、GPSみたいに、あの人の行動を見てみたい。 おなじことを...
あれから三ヶ月がたった。 目の前につきつけられた、三十年前すら知らされなかった真実。 あの人には、私の他にもいる。 誰にも相談できないこの思い。 これ以上進んでもいいのか。諦めるべきなのか。 別れるべきなのか。どうしたら、彼は私だけを愛してくれるのか。 私はどっちの男を愛...
いつかまたバレーやりたとは思っていた。 帰国して、この土地に根を下ろしつつある。 この土地でバレーを始めるにあたり、 選んだのは、男女ミックスのソフトバレー、、。 自分の年齢を考えてのことと、素人が少ないこと、 なんとなく、男女が一緒に戦える、というのに惹かれた。 ...
バレーはじめることにした。 津久井ワンネス、、。 驚くほど、スムーズに話が進んだ。 津久井みちは、その昔、信州への通り道だった土地。 前世は、信州出身と信じている私には、何かこう縁があるような気がして、 練習に参加させてもらうことにした。 今までやってきたバレーとは違...
お金には、愛があって、愛のある人にむかって飛んでいくそうである。 そして、その愛は、いずれ自分に返ってくるらしい、、。 私のお金も愛のある人にむかっていくようにしなくては、いけない。 家族と、家族以外の好きな人。 ふたりの顔が浮かぶ、、。 ひとりは、行くだけでお金がかか...
男子バレーがグラチャンでメダルをとりそうだそうです。 32年ぶりですって、、。 あのバボちゃんデビューのワールドカップ ’77。 彼がまだ全日本のデッチだった、あの大会。 来る日も来る日も、洗濯の毎日だったと、語った。 幹保さんがトロフィーをかかげる写真や、なつかしい淳...
早いもので、あれからもう三年だ。 はじめて彼の店に電話した日から。 忙しそうだったなぁ、、。あの頃。 最近は、ボウズ(ゼロ)の日があるというから、やはり不況のあおりを 確実に受けているのだろう。 邪魔になりたくないから、今は近づかないと決めた。 さびしいけど、つらいけ...
今日、久しぶりにメールした。 日曜の午後、ひとりで部屋にいたら、ふと この携帯のボタンを押せば、彼にまだ繋がるんだ、、って気がついた。 Cメール、、、一ヶ月ぶりかな、、。 息が詰まりそうな距離にいたんだな、、。 あのとき、。 裏切られたとか、約束がちがうとか、、言えた...
初めて彼の試合を見に行った、二年半前、彼はまだスターターだった。 今思えば、まだまだ元気だった。 それは現役時代に比べれば、衰えは隠せないが、 技巧的で、味のあるプレーをしていたな。 あれよあれよという間に、決勝戦まで進み、もうちょっとで優勝というところまで行った。 楽...
冬がまたやってきた。 今日は母のアイデアで、鍋を囲んだ。 家族で囲む鍋は、それなりに癒される、、。 私が帰ってきたことには、やはり理由があったのかもしれない。 冬はバレーボールシーズン。 思い出も多い。 寒い体育館に、よく通ったな。 いつもは遠くにいる彼が、遠征で東...
ユーチューブで検索してみた。 昔の彼のチーム名。 出た。彼が出場している試合だ。 1985年。 あの頃だ、、。なつかしい、、。 やせている。猫背なところは変わらないが、軽々と飛んでいる。 今も一緒にプレーしている、原さんや、下村さんも映っている。 ふたりとも若い、、...
昨日、10月17日は30周年記念日だった。 30年前の昨日、私は彼の手にうちの、小金井の電話番号を マジックペンで書いた。 大きな手だった。 あの日から、私の人生は変わった。 俺は、あれで狂わされたよ、、彼も30年後、そう語った。 ふと立ち止まって、見届けたくなる、 ...
恋はモルヒネ。 薬のよう。 離れるとすぐに禁断症状が現れる。 苦しくてつらい日々、彼はどうしているのだろう。 今は多分新しい恋に夢中なのだろう。 60過ぎのあのおばさんに、彼は恋をしているのだ。 あのときもそうだったのか。 長野のあの人と恋愛関係にあったとき。 広...
以前にもこういうことがあった。 東京での試合で、負けたとき。 いつもなら、試合が終わると、渋谷で待ち合わせか、 東京駅まで来て、、と言われたのに、負けると、黙って帰っていった。 こういうところが昔からあったから、 近づきかない方がいいかな、、という雰囲気の時は、なんとな...
あれから二週間以上が過ぎ、少し落ち着いてきた。 どんな心の傷も、時が解決してくれるっていうのは本当だな。 人間落ち込むところまで落ちたら、あとは上に上がるしかないものね。 帰国して初めて、カナダに帰りたくなった。駅のホームのアナウンスが、急に英語に聞こえ、一瞬カナダの空港の...
今日は彼の店の周年記念。 開店20周年だそうだ。 現金書留で、お祝いを送った。 何を送っても喜ばない人だから、現金にした。 仕事中に、届いたことを知らせるメールが来た。 ひとつのことが終わった気がする。 この関係を続けるかどうかは、私次第なのだ。 もう彼は、追いか...
幸せだったな、、この三年。 最初の訪問の時なんか、夢のようだった。 20年間の罪滅ぼしをしてもらって、ホントにうれしかった。 彼も熱くなってた。 まるで、あの日のように、、、。 蜜月を過ぎ、時はまたしても、私に試練を与えた。 これをきっかけに、離れることもできる。 ...
久しぶりに、投稿する。 あれから、実に三年ぶりだ。 いろいろなことがあったなぁ。 念願の再会を果たし、思い出の街を訪れた。 夢のような2007年夏を過ごし、またカナダに帰る。 国をまたいでの交際が始まり、一冬を過ごす。 そして、ついに単身、本帰国。 私は、家族とい...
老いを感じる年齢というのは何歳ぐらいであろう。 それは、人それぞれであろうが、私の場合、かなり早く来た。 特に、ここのような地の果てと呼ばれるに近いところに、家族、ひっそりと身を寄せ合って生活していると, 社会から自分だけが取り残されたような、そんな孤独感に襲われる。 外は...
日本の住まいをたたみ、私の家族はアメリカ大陸に移住した。 一口にいうと簡単だが、ここまでくるのは並大抵ではなかった。 地震でいうと、震度5から6というところであろうか。 これは、年齢が低いほど、震度は低い。 赤ん坊の頃に来れば、震度ゼロ。20才過ぎても震度3程度か。 うちの...
その後、夫は現役を引退し、コーチになる道を選んだ。 私は、三人目の子を妊娠し、朝な昼なに、日々夫を支え、子育てに忙しい毎日を送っていた。 コーチ業が忙しくなると、それまで住んでいた、実家近くの家よりも、より練習場所に近い家に引っ越そうという話になった。 引越し当日、4年間住...
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