おかえり

いい歳になったなったよ ローティーンだったからね 出逢った頃は 10年はひと昔 ・・・っていうじゃない？ 15年て ひと昔半になる？ けっこうな時間だ いろんな感情 どうでも良くなるくらい 昔

神のいない月に

あなたは 暮れなずむ街の風 好き とつぶやいた まして 季節が秋ならば 尚更のこと このひととき 夢は 尽きることなく 胸の奥を熱くする 指先 触れただけで 僕の涙は頬に

ちょいかま

夕飯が出来てないだけで 凹んだんじゃない 気持ちのやり場に困って 缶詰パッカーン 猫に笑いかけてみる スーパーで カツオわっしょ～いをカゴに入れる そしたらついでに 甘いもののコー

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お気に入りブログ 追加しました。 "四季月"さんのBLACK&WHITEです。 『2』は裏ページということで、ご理解を。 未来永劫愛し続ける THE YELLOW MONKEYの いけない妄想文が満載です。 どうぞ

秋になれば君は

空の青に 風の音に 木々の色に 眼を潤ませる 特別な意味もなく 殊更なわけもなく 夏に吸い込んだ感情の膨張が 日没に溶け出して 溢れるのだろう やがて咲く金色の欠片は 身をもって確かな

空の港

夏空 光る風 あっけらかーんの痛みに 目をつぶる いくつもの魂が 水蒸気に紛れて 昇っていく六月 記憶や想い出や 願いや思い 一切合切つめこんで 忘れ物はどこいった？ 紫陽花

hard rain it's my・・・

ホームに滑り込む急行の 扉が開く GO-U GO-U GO-U 西の空には 雷神 『夕方からところにより雨』 行く場所 生き場所 ところによったんだ 雨男＝水も滴るイイ男 なるほど なるほど

いかなくちゃねぇ

雨が降って 道が溢れて 川に流れて 茶色になって 風が強くて 傘が折れて 使いモンにならなくて 頭から滴が落ちて 雨になって 雨になって あなたは仕事にいかなくちゃねぇ 部屋で待ってる

かまってちゃん

ちょっと呼んだら飛んできて ご飯がすんだら 抱っこしてベッドに連れてって 鼻歌でいいから なんか歌って 眠るまで手を繋いでて 眠ってもすぐ離れないで 子猫に話しかけるように 赤ちゃん

籠り日

お熱が下がらぬうちは お外に出てはいけません 母様がおっしゃった すりリンゴ 砂糖湯 ぐにゃっと遠い 天井の節目 買い物に出かけた母様の 帰りのおみやは 何かしら 深とした平日のお昼

Eを待つ

今どきレトロな水銀燈 何処の街でアリんすか 長身痩躯に雪が降り ざんばら白く染めたとな 来るか 来ないか わからぬ人を 待つのはさぞかし寒かろぉ あの夜と この夜と 思い返せばたちまち

It's a rainy day

夜が明けてすぐ出かけるという 昨日の匂いのシャツを羽織って 今日の匂いのコロンをつけた 珈琲が落ちきる前に バス停に急ぐ 知らん顔の日曜の街 雨の匂いのする部屋で 季節と手を取り合っ

3745

始発列車の来ない線路 海沿いの明け方は ミルク色の朝靄 小さな家がちまちま並ぶ路地裏で 抱き上げた子猫は 哀しい夜の湿度の匂い 同じ憂いで呼吸をしている 母さんにはなれないけど 一

夏蔭少年

性別の枠を持たない年端の 見た目無垢な少年になりたい それが少女なら 煩いばかりで ごくごく普通の 退屈な対象 快活でない少年は色白 多少病弱なら なおよろしい 哀しい微笑みをたたえた顔

HOLIDAY

波打ち際 パラソルの下 縦縞マットに寝転んで 南国の花が添えられた 色水カクテルをひとくち 潮騒は凪いだ風に ぼんやりぼんやり遠く 微睡に見た蜃気楼 夕暮れを待って火照る身体を 水

Countach

夕立後のアスファルト 這い蹲る僕は タジン鍋の温野菜 しんなり蒸された Bagna càuda ドロリと濃厚なソース 熱い衝動で エロティックに食された HATE ハテ？ 記憶はどこ？ LOVE＆H