chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
tadox34 https://blog.goo.ne.jp/tado0831

森の案内人:森林インストラクター田所清のブログです。自然観察日記を書いてブログ歴10年目です。

森閑とした空気に包まれる森の中は神秘の宝庫。そこに息づく植物や虫・きのこなどを観ながら造形の不思議を想い自然の奥深さに感嘆しています。そして、それを感ずる自分がうれしい。だから伝えたい。

tadox34
フォロー
住所
長岡市
出身
長岡市
ブログ村参加

2016/02/04

  • ヒカゲスミレ

    先日角田山の登山口近くでヒカゲスミレを教えていただきました。新潟県内ではこれが初めてでしたが、桐生市近くでもヒカゲスミレは見られます。ただ、かなり様子が違っていて同じくくりの中には入れられない気がしました。ヒカゲスミレ

  • ヒカゲスミレの花

    もう花はしぼんでいて色が白い花ということを確認するくらいです。ヒカゲスミレの花

  • ヒカゲスミレの葉

    葉の形状は共通していますが角田山で見たものはフイリマルバスミレとするほうが良いのだとNさんに教えられました。桐生のものは普通種で緑葉です。毛の多さはこの種の特徴です。ヒカゲスミレの葉

  • マルバスミレ

    新潟県内では見られないけれど群馬県にいくと新潟に近いエリアでも普通に見かけるスミレです。全体が丸っこくときに群生していることもあります。マルバスミレ

  • マルバスミレの花

    花の色はふつう白い色。時に薄くピンクがかる花もあるのだそうです。親しみやすい愛らしい花で個人的には好きな花の一つです。マルバスミレの花

  • マルバスミレの葉

    完全な円形ではないのですが、全体的にも丸みがあり名前のイメージに合っていると思います。林の中のあまりほかの種がいないような場所に時には群落ら作っています。マルバスミレの葉

  • オトメスミレ

    タチツボスミレの白花種と理解していますが、距まで純白のものをシロバナタチツボスミレといい距が薄くピンクがかるものをオトメスミレというのだそうです。スミレの愛好家が多いようで非常に細部にわたって形質の差異が注目され一つ一つに名前が付けられています。比較的このタイプのものがみられました。オトメスミレ

  • オトメスミレの花

    確かに距が薄いピンクになっています。オトメスミレの花

  • オトメスミレの葉

    有茎性の種で葉はタチツボスミレと差異はないようです。いままでときどきシロバナタチツボスミレとして見ていたものは距の色まで意識がなかったのでオトメスミレとするほうが良いものも含まれているようです。オトメスミレの葉

  • アカネスミレ

    桐生に行ったら新潟県ではなかなか見られないスミレ類に注目して探していました。その中で目に付いた最初のものがアカネスミレです。アカネスミレ

  • カッコソウ群落

    桐生にカッコソウを見に行きました。自然観察の森に行った後少しは離れた小平の里のカッコソウ協議会(守る会)による栽培保護場に行く機会がありました。もともとは鳴神山の山頂付近に自生していた種の保存法に指定された貴重種です。スギの林の中で金網で厳重に囲いされシカの食害や盗掘を防いでいます。訪れたときは花のピークのようで数多くの株に花がありました。カッコソウ群落

  • カッコソウの桃色花

    多くは赤紫色の花ですが桃色の花の株も保存されていました。カッコソウの桃色花

  • カッコウソウの白花

    白花の株も少数見られましたカッコウソウの白花

  • カッコソウの葉

    担当されている係の人の話では栽培に関することで決して弱い種ではないとのこと。株は植えぱっなしにしないで掘り上げては移植するとしっかりとした株になるとか。もともとの自生地は地盤が安定していないガレ場に近い環境でランナーで増える性質があるのですが、そのランナーが切断されたり株に刺激が当たる旺盛な生育を示すそうです。鉢に植えられていた株の葉の大きさには驚きました。カッコソウの葉

  • カッコソウの長花柱花

    サクラソウ科の種には2種の花があります。短花柱花と長花柱花。種子を作るの葉この両者の交配によるそうです。めしべが突出しています。カッコソウの長花柱花

  • カッコウソウの単花柱花

    こちらは単花柱花。おしべの葯が先端まで来ています。カッコウソウの単花柱花

  • イチリンソウ

    雨の角田山に登っていたときに気づいたことは、この山塊にはイチリンソウがとても多いことということでした。キクザキイチゲも個体数は多いのですがそれを上回る密度です。イチリンソウ

  • イチリンソウの葉

    調べて驚きました。イチリンソウは県内にパラパラと自生していることは知っていましたが、個体群密度が角田山を含めた弥彦山塊で突出しているようなのです。実際に葉のある時期に歩いてみてそれを実感した次第です。イチリンソウの葉

  • 三枚の葉のカタクリ

    変わったカタクリも見つけました。普通花を咲かせるカタクリは2枚の葉がでるのですが、この個体は3枚出ています。球根のところでどのようになっているのでしょうか?分球しているかもしれませんね。三枚の葉のカタクリ

  • ヒカゲスミレ

    新潟県内では珍しいスミレで角田山の五ケ峠のところに見られました。角田山周辺や菅名岳山麓、なぜか粟島に記録されています。北海道から九州まで見られるようですが新潟県内ではかなり稀な種です。ヒカゲスミレ

  • マキノスミレ

    今、朝ドラで注目されている牧野富太郎博士の名前がついているマキノスミレです。新潟の里山で渇き気味の尾根道にはよく出てくるかわいい花です。私が歩いたタイミングがまだ出たばかりのスミレがみられる程度でしたが菩提寺山にもたくさん見られます。マキノスミレ

  • マキノスミレの花

    濃紫色の花弁で唇弁には紫の筋が入ります。側弁には毛がありません。マキノスミレの花

  • マキノスミレの葉

    葉裏は紫色をしています。シハイスミレ(西日本)の変種とされ葉がシハイスミレに比べ細長いのが特徴です。マキノスミレの葉

  • ソヨゴ

    菩提寺山登山道で異彩を放っている一つにソヨゴがあります。モチノキ科の常緑性亜高木で径20㎝くらいにもなり10m近くに育っている樹も散見されます。新潟県内の分布は偏っていて阿賀野川に沿った形で見られ限定的です。弥彦山塊にも佐渡にもあります。フォッサマグナの西側にも自生があるそうです。他県の分布と組み合わせて考えると地形の変遷や植物の分布の歴史にヒントが出てきそうです。ソヨゴ

  • ソヨゴの葉

    ソヨゴの葉は全縁でヘリが波打つのが特徴です。ソヨゴの葉

  • ソヨゴの樹肌

    ソヨゴは雌雄異株の植物でモチノキの仲間ですから赤い実をつけますが、柄の長いのが特徴です。樹肌は縦長の皮目がみられますが滑らかです。ソヨゴの樹肌

  • ユズリハ

    菩提寺山を散策して驚いたことにユズリハが見られたことです。かつて公園を作るときにユズリハを植えることが流行ったことがあったようで、例えば長岡の東山ファミリーランドの自然観察林などには大きく育ったユズリハが見られます。ユズリハは太平洋側の種で日本海側にはエゾユズリハという低木が自生していて両者があるは違和感があります。菩提寺山の散策道のユズリハはかなり奥まったところにポツンポツンとあったため植栽したようにも思えません。考えられることは鳥散布により公園に植栽されたユズリハの種子が鳥によって運ばれたというものです。ユズリハ

  • ユズリハの葉

    エゾユズリハに比べ葉は大きく長めです。樹形は立ち性でエゾユズリハの這うような形ではありません。この個体の茎の太さが10~12㎝と言ったところ。10年以上は経ているでしょう。ユズリハの葉

  • ユズリハの葉裏

    温暖化という現象もあります。あるいはこういう人為的な植栽が原因で植物の分布が変わってくることは止められないことなのでしょうか。将来の生態系が大きく変わってしまうことは避けられそうにありません。ユズリハの葉裏

  • ユキバタツバキの花

    登山道を行くと「ユキバタツバキ」という名札がめにとまりました。新津丘陵にもユキツバキとヤブツバキの雑種とされるユキバタツバキが見られることに少々興奮です。そういえば越後平野はかつては海で海岸沿いにヤブツバキが自生していたと考えれば納得のいく話です。新津は「津」ですから港があったところになります。ユキバタツバキの花

  • ユキバタツバキの花糸

    花を少し開いて花糸の様子を観てみました。色は黄色でかつ花糸は一部合着しています。ヤブツバキは白で花糸は上部まで合着しています。ユキバタツバキの花糸

  • ユキツバキ

    雪国植物園で観たユキツバキの画像です。花糸は黄色で下部まで分かれて筒状にはなっていません。ユキバタツバキとユキツバキの差異は他にもありますが花糸で論ずるのが一番手っ取り早いようです。ここまで気にすることはないと言えばそれまでですが・・。ユキツバキ

  • ヤブツバキの花糸のようす

    これは弥彦神社の境内にあったヤブツバキです。花糸は白く合着部分が大きくなっています。ヤブツバキの花糸のようす

  • タムシバ

    信濃川の右岸新津丘陵の菩提寺山に登ってみました。海抜300mに満たないまさに里山。スギ植林地もありますが意外に雑木林が続いていて新津丘陵の植生を観るにはいい山です。そんな道筋にタムシバが花を咲かせていました。タムシバ

  • タムシバの花

    開いたばかりのタムシバの花です。花弁状のものが9枚あるうち普通は6枚が大きくなるのだそうです。コブシに比べ幅広の花被片です。おしべが赤くなっていますが開花したての状態で花粉が熟すにつれ次第に薄くなっていきます。タムシバの花

  • タムシバの花 拡大

    しべを拡大してみました。めしべとおしべがみられますが、雌性先熟のようでめしべの方が潤っていておしべはまだ硬そうです。タムシバの花拡大

  • 五泉 ミズバショウ公園

    ある日五泉のミズバショウ公園を訪れました。ちょうど見頃のミズバショウがハンノキが生育する湿地にこれでもかと咲いています。五泉ミズバショウ公園

  • ミズバショウの苞葉

    仏炎苞といわれる苞葉を裏側から撮ってみました。ミズバショウの苞葉

  • ミズバショウの花序

    ミズバショウの花序を肉穂花序(にくすいかじょ)といいます。花は一つ一つの突起状のもの。花粉が目立ちますから雄花はすぐに確認できますが、めしべもある筈です。ただ、一緒に熟することはないのでまだ埋もれているようです。ミズバショウの花序

  • サンカヨウ

    日陰になっている幾分湿った場所にサンカヨウが生育していました。山菜のシーズンです。おいしそうな芽出しですね。熟した果実は甘酸っぱく口にすることはありますが、山菜として利用するという話は聞きません。サンカヨウ

  • サンカヨウのつぼみ

    葉の展開と同時につぼみも見えます。これがスケルトンフラワーといわれる花弁を持つ花の最初です。そう思うと少し神秘的に見えますね。サンカヨウのつぼみ

  • オオカメノキの新葉

    春の芽出しもなかなか面白いもの。ご存じのオオカメノキの芽出しです。しわしわの新葉がなんとなくユーモラスです。特にこの種は芽鱗という保護装置がない種でいわゆる裸芽ですからその成長過程を追うのも面白いです。オオカメノキの新葉

  • オオカメノキのつぼみ

    こちらは花芽が開きつつあるときの一場面です。装飾花と両性花の若い様子が観察できます。オオカメノキのつぼみ

  • エチゴルリソウ

    小川がありその対岸にの斜面に青い花を見つけました。エチゴルリソウのようです。溝のため近づけないのが残念ですが、望遠にして記録しました。エチゴルリソウ

  • エチゴルリソウの花

    この種も久しぶりに見る種です。かつて、魚沼の小河川の法面にびっしりと生育していて青い花が咲いているのに出会ったことがありますが、あの感動が忘れられません。今回はわずか1輪2輪というレベルであの時の景観には足元にも及びませんが、数が減ってきている山野草です愛しい思いでカメラ越しに観ていました。エチゴルリソウの花

  • アラゲヒョウタンボク

    久しぶりにアラゲヒョウタンボクを見つけました。オオバヒョウタンボクともいわれるスイカズラ科の低木です。花が出たばかりの株がユキツバキの株元に植栽されていました。アラゲヒョウタンボク

  • イワナシ

    ショウジョウバカマの斜面の一角にイワナシが植栽されていました。非常に自然な状態で生育してはいましたが、植栽されているといったのは、長い間の調査でこのエリアには自生が確認されていないことと中越地域では東山連峰の少し海抜がある地域から見られるという事実からです。この雪国植物園は県内のおよそ800m以下の自生であるなら種を問わず植栽展示するというコンセプトがあるというような話を聞いたことがあります。イワナシ

  • イワナシの花

    園内をあるいてみても確認したのはこの一角だけでした。それでも、垂直分布は海抜10mくらいから高海抜まで確認されていて生育範囲は広い種です。イワナシの花

  • イワナシの葉

    興味深いことにイワナシは弥彦山塊には自生が確認されていません。いろいろな種の見本園みたいな山塊なのですが無いのです。しかし、米山には自生していますし、信濃川の対岸にあたる同程度の山塊には自生しています。勝手に想像していることは、イワナシが太平洋側から新潟へ進出してきたときは弥彦山塊は海に浮かぶ孤島だったのでイワナシが入り込めない状態であり、その後陸続きになってもいまだに生育圏を伸ばせていないのではないか・・・。イワナシの葉

  • クロモジの開花の段階 ①

    クロモジがあちこちにあっていろいろな開花段階をしていましたからそれを並べてみます。これは、見つけた中では一番早い段階のもの。新潟にあるクロモジはオオバクロモジと言います。クロモジの開花の段階①

  • クロモジの開花の段階 ②

    僅かに苞から小花が出てきました。苞が今にも落ちそうです。クロモジの開花の段階②

  • クロモジの開花の段階 ③

    小花が開花してきました。すでに苞はありません。クロモジの開花の段階③

  • クロモジの開花の段階 ④

    ほぼ満開に近い状態。しかし、葉を包んでいた苞は見えますし、葉の展開はもう少し先のようです。花が咲ききるのを待っているようです。花とは葉は色彩が同系ですから、葉が展開すると花が目立たなくなるかもしれません。虫が来るのを邪魔をしないようにしているのでしょうか。クロモジの開花の段階④

  • 雪国植物園 ショウジョウバカマの斜面

    少し時間をおいて雪国植物園にいってみました。さすが県内の各所から集められた山野草が所狭しと花を見せていました。これは入口脇の園路の奥切通になったショウジョウバカマの斜面です。雪国植物園ショウジョウバカマの斜面

  • 白い花のショウジョウバカマ

    この切通しのエリアだけでなく園内各所にショウジョウバカマは見られますが、いろいろな色彩の株が植栽されています。新潟の里山のショウジョウバカマの普通の色彩は薄い赤紫色のものなのですが、珍しい白い花の株がかなりたくさん見られます。白い花のショウジョウバカマ

  • 黄色い花のショウジョウバカマ

    個体数はあまり多くはありませんが、黄色い花雄株も散見されます。かなりまずらしい色彩ですから、自然界で探すとなると容易ではありません。黄色い花のショウジョウバカマ

  • うす紫色のショウジョウバカマ

    少し薄い色ですがこれがこの当たりでよく見かける色彩の個体です。うす紫色のショウジョウバカマ

  • ミチノクエンゴサク

    芽が出て間もないミチノクエンゴサクを見つけました。落ち葉の間からやわらかい葉などを出しています。ミチノクエンゴサク

  • ミチノクエンゴサクのつぼみ

    葉と紛らわしいのですが、よくみると薄い紫色をしたつぼみが確認できます。ミチノクエンゴサクは花小さ目ながら多い個体になると十数個の花をつけます。この個体は10個ほどのつぼみがありました。ミチノクエンゴサクのつぼみ

  • シキミ

    妙法寺の裏山にあたる散策道わきにシキミの木がみられました。ちょうど花が咲きだしてきたタイミングです。足元にはオオミスミソウが点々と開花していますから、そちらに気を取られてかシキミに関心を持つ方は誰もいません。シキミ

  • シキミの花

    晴れの日の日に当たっている被写体を写すが苦手です。露光がオーバーになってしまっていい画像にはなりません。神社にはサカキが使われますが、お寺はシキミを使う習わしですから由緒ある妙法寺ですから裏山に植栽しているのでしょう。有毒植物としても有名で実は中華料理に使う八角に極似しているため誤って使ってしまう人がいるのだそうです。シキミの花

  • シキミの葉

    葉だけ見ているとサカキにもよく似ていると思います。シキミは本来新潟県には自生していない種と考えられています。シキミの葉

  • オオミスミソウの群落

    妙法寺のオオミスミソウはまだ満開状態ではあなっかのですが、それでもこんな景観を見せている場所がありました。これでも以前よりは個体数は減っていて文字通り足の踏み場もない状態の場所も普通にあったものです。オオミスミソウの群落

  • オオミスミソウの花拡大

    オオミスミソウの花をアップしてみました十数本のめしべとそれを取り巻くおしべがあります。おしべはかなりはじけていて花粉を飛ばしたようです。めしべはこれから熟すようです。この種はとても変異する性質があり同じ性質の個体を探すのが困難なくらいです。花の色・形、おしべの色彩、がく片の枚数などなどその組み合わせは膨大です。オオミスミソウの花拡大

  • オオミスミソウの葉

    オオミスミソウは普通先は尖らず丸い葉です。西日本にミスミソウという種が自生していますが、これは葉が尖り「三角草」です。太平洋側には葉の丸いスハマソウが見られますが、なぜか新潟の種は葉が丸いのにオオスハマソウと言わずオオミスミソウと言われるのです。面白いですね。オオミスミソウの葉

  • オウレンの両性花

    オウレンも早春の花で新潟の里山ではごく普通に見られます。しかし花をよく見てみると以外にいろいろな顔をしていて面白いものです。これは両性花でおしべとめしべが揃っています。キンポウゲ科の種には花弁が見られないものが多いのですが、オウレンんは花弁があります。どれか分かりますか?大きいものはがく、小さいのが花弁です。オウレンの両性花

  • オウレンの両性花の花弁が落ちたもの

    開花後の花のステージはどんどん変化していきます。これは、めしべが受粉し肥大し始めていておしべが落ち始めています。花弁はすでに落ちたようです。オウレンの両性花の花弁が落ちたもの

  • オウレンの雄花

    紛らわしいのがこの雄花です。両性花とかなり雰囲気が異なります。めしべが見当たりませんが、花弁に相当するものが多いですね。この株は雄花しかつけていません。オウレンの雄花

  • オウレンの葉

    オウレンをキクバオウレンともいうことがありますが、このタイプは日本海側に多い種で1回3出複葉になっています。オウレンの葉

  • キクザキイチゲ群生

    妙法寺散策道はオオミスミソウと並んでキクザキイチゲが目立っていました。オオミスミソウより幾分日陰で湿り気のある場所を好む多年草ですから、スギの林などではまとまった群落ができています。キクザキイチゲ群生

  • キクザキイチゲの花

    極定番の春の花。大きくてしっかりとした花が咲きだすと待ちに待った春を感じます。ただ、妙法寺のある山稜は海岸に近いのですが、この山稜は青い花が多いという印象があるのですが、今回は全く気づきませんでした。キクザキイチゲの花

  • キクザキイチゲの葉の変異 ①

    キクザキイチゲの葉はかなり変異が多いものです。この個体は最も平均的な切れ込みをしたものです。キクザキイチゲの葉の変異①

  • キクザキイチゲの葉の変異 ②

    一見アズマイチゲかなと思うくらいの葉です。切れ込みが浅く丸みさえあります。毛もかなり長めです。しかし、柄の幅が広く翼に似た形状になっていますからキクザキイチゲの特徴が出ています。キクザキイチゲの葉の変異②

  • フキ

    3月に入って例年になく暖かい日が続いていて、春の自然ガアイドの計画が狂い気味です。企画したプログラムが台無しになってしまいそうな季節の進み方。春は難しいですね。季節の進み方を確認するつもりで、先日妙法寺の散策路を陽気に誘われて歩いてみました。最近人気の出ているスポットでオオミスミソウを目当てに多くの人が来援していました。散策路には残雪はありませんでしたが、北向きの日陰には少し残っているという状態です。かなりフキが育ってきていました。フキノトウとして利用できるタイミングではありません。フキ

  • フキ 雌株

    至る所にあって誰もが知っていそうで結構その実態を知らない種です。本格的に調べるとかなり難しいのですが、せめて雌雄は理解しておきたいところです。花が咲いている株が白っぽいなら雌株と考えてよさそうです。フキ雌株

  • フキの雌花

    アップしてみると小花が長いめしべを伸ばしているのが分かります。まれに両性花もあるようですが、普通おしべが退化していてめしべだけの花のようです。フキの雌花

  • フキの雄株

    こちらは雄株です。フキは数m範囲で地下茎で繋がっている一つの個体ですから、そこに出ているのは皆同じ花です。このようになんとなく黄色い花なら雄株です。フキの雄株

  • フキの雄花

    少し拡大してみると葯が花粉を持っているので花が黄色くなっているのが分かります。雄株をよく見るとめしべを持つものがほとんどでいわゆる両性花なのですが、めしべは機能していないので結実することはないと思われます。実は、まだよくわからない部分もあって地域によっては三倍体の株が存在していて結実するだのしないだの、少々私には手に余るものがあります。フキの雄花

  • どんぐりの仲間 ① オキナワウラジロガシ

    カシやシイ、ナラの仲間の果実も充実していました。オキナワウラジロガシは在来のどんぐりの仲間では最大の果実をつける種です。直径2.5~4㎝、重さ15~20gになるそうです。ほしいと思っていますがなかなか実現できずにいます。どんぐりの仲間①オキナワウラジロガシ

  • どんぐりの仲間 ② スダジイ

    シイの仲間は新潟県内には多くありません。また、果実となるとこのスダジイは小さいこともありからがかぶっていることもありあまり気づかないことが多いのです。どんぐりの仲間②スダジイ

  • どんぐりの仲間 ③ ナガエガシ

    見かけないどんぐりもありました。これは中国や台湾に自生するナガエガシという種の果実だそうです。ナラに分類される種です。えりまきが素敵です。どんぐりの仲間③ナガエガシ

  • バオバブの実

    マダガスカルやアフリカに見られるバオバブの実。木を引き抜いてさかさまに地面に刺したような形の木というような表現がされる樹形の変わった木です。この実は食用になるという話があるのですが、種子でも食べるのでしょうかね。果肉は利用できるのでしょうか?どんな花が咲くのか是非見てみたいものです。バオバブの実

  • ソーセジノキの実

    アフリカに自生している木のようです。長い実はそのままソーセージのように細長いところからきているのでしょうか?果肉はいろいろな動物に食べられるというような話も合って、食用になるというところからもソーセージの名前が使われていると考えました。ソーセジノキの実

  • ツキイゲの実

    イネ科のツキイゲという種の果実です。熱帯系の海岸植物らしいのですが、琉球弧の各島にも自生があるようです。とても固く丈夫な種らしい。この果実が熟して海岸砂場に落ちると、風で転がって種子を散布するのだそうです。ガンガゼというウニにがいますが、その陸上版のようですね。ツキイゲの実

  • モダマ

    巨大なマメの実をつけるマダマです。つる性の植物で亜熱帯や熱帯に繁茂しているのでしょう。30㎝はゆうにあります。モダマ

  • モダマの種子

    これも大きい種子で5㎝はありそうです。水に浮くとかで沖縄や奄美などの島嶼には南からの海流に乗って流れ着いた種子が発芽定着している場所もあるようです。この豆は食用にできるのでしょうか?飾り物にしているのは聞いています。モダマの種子

  • メンガの実

    モダマ同様マメ科の種です。この種は蔓でなく高木のようです。メンガの実

  • メンガの種子

    とても重い種子らしくストーンナッツともいうのだそうです。メンガの種子

  • ポテンティラ・ニティダ

    ポテンティラ・ニティダという名板がありました。ヨーロッパ原産の高山植物のようです。ポテンティラ・ニティダ

  • ポテンティラ・ニティダの花

    一見何の仲間か分かりませんでしたが、花をよく見ればバラ科の仲間と言うことが分かります。ポテンティラ・ニティダの花

  • ポテンティラ・ニティダの葉

    さらに葉を見ればキジムシロの仲間と推察できます。葉は在来のオヘビイチゴに似ています。「ポテンティラ(Potentilla)」はキジムシロ属をいいます。ポテンティラ・ニティダの葉

  • ゲンチアナ ・ディナリカ

    ヨーロッパアルプスの高山に自生するリンドウのようです。何とも言えない青色が目に焼き付きます。ゲンチアナ・ディナリカ

  • ゲンチアナ ・ディナリカの花

    在来のリンドウはもっと澄んでいる青系統ですが、それとは違う色素を持っているようです。ゲンチアナ・ディナリカの花

  • ゲンチアナ ・ディナリカの葉

    高山に生育数る種ですから節間が狭いので根生葉に目ます。全体に丈が短いというのでチャボリンドウともいうようです。ゲンチアナ・ディナリカの葉

  • ノモカリス

    中国南部などの高山に見られるユリ科ノモカリス属の多年草だそうです。あでやかな花が目を引きました。ノモカリス

  • ノモカリスの花

    クロユリの系統で花が橙色の種かとも思いましたが一応別系統のようです。ノモカリスの花

  • ノモカリスの葉

    高さは50~60cmくらいあるでしょうか。葉は沢山互生しながら茎の下部から上部までついています。ノモカリスの葉

  • アルペンローゼ

    ヨーロッパ系のツツジ科の高山種です。アルペンローゼ

  • アンドロサケ ・カルネア

    この種もヒマラヤエリアが起源のようです。遠目では全く気づきませんが、サクラソウ科の種だそうです。アンドロサケ・カルネア

  • アンドロサケ ・カルネア の花

    一つ一つの花を見ると確かにサクラソウの仲間というのが分かります。この種も短花柱花や長花柱花があるのでしょうか。アンドロサケ・カルネアの花

ブログリーダー」を活用して、tadox34さんをフォローしませんか?

ハンドル名
tadox34さん
ブログタイトル
tadox34
フォロー
tadox34

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用