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キーツ詩集 目次
死についてエマに止まれ、胸赤く囀るものよ献詩 リー・ハント氏に捧ぐ小高い丘の上で、爪立ちをした(第1-56行)(第57-106行)(第107-150行)(第151-204行)(第205-242行)ある詩の序歌 その一例キャリドー 断片(第1-63行)(第
2018/11/08 00:08
ブライト・スター
輝きわたる星よ、私はお前のように揺るぎなくありたい。 ――夜空の高みにあって煌きらめき、孤独を知らず、その目は永劫えいごうの瞼まぶたを開き、 自然界にて耐え忍ぶ、不眠の隠者のように見守り続ける。 現世うつしよの岸辺を洗い清め、 祭司の働きをする大波を、あるい
2018/11/08 00:07
生きているこの手は
生きているこの手は、今は温かく、しっかりと握りしめることができるが、もしも冷たくなって、墓場の氷のような沈黙に閉ざされれば、お前の日々にまとわりつき、お前が夢見る夜を凍らせるだろう。だから、お前は自分の心臓が乾ききっても、 私の赤い血管に再び命が流れること
2018/11/08 00:06
妖精の歌
1.涙を流さないで! ああ、涙を流さないで! 花は、次の年には再び咲くのだから。もう泣かないで! ああ、もう泣かないで! 若い蕾つぼみは、木の根の白い芯の中で眠っているのだから。 涙を拭ふいて! ああ、涙を拭いて! 私は楽園の中で歌い、 人の心を慰めることを教わ
2018/11/08 00:05
どうして今夜、私は笑ったのか
どうして今夜、私は笑ったのか? 誰の声も教えてはくれない。 神も、厳しい宣告をする悪魔も、 天の高みや地獄の底から答えてはくれない。ならば、すぐに自分の心へと戻ろう。――心よ! 今、ここには孤独な私とお前だけがいる。さあ、語るがいい、どうして私は笑ったのか
2018/11/08 00:04
あの日は過ぎ去った
あの日は過ぎ去った、美しかったものは全て消えた!甘い声、甘い唇、柔らかい手、さらに柔らかい胸、 温かい呼吸、微かすかな囁ささやき、優しい歌声、輝く瞳、整った容姿、ほっそりとした腰! 花や蕾つぼみの魅力も消えていった。私の目から、美しい景色が消え、 私の腕から
2018/11/08 00:03
ファニーに寄せるオード
1.医者である自然よ! 私の魂から血を抜き取ってくれ!ああ、私の心から詩を取り出して、休息を与えて欲しい。 貴女あなたの祭壇の上に私を投げ出してくれ、 息苦しいほどの詩情の潮が、この膨らんだ胸から引いてゆくまで。 主題を! 主題を! 大いなる自然よ! 主題を与
2018/11/08 00:02
ファニーに
私の目から記憶を追い払うには、どうすればいいのか? なぜなら私の目は、そう、一時間ほど前、光輝く私の女王を見てしまったから! 心に触れれば、思い出が生まれる。ああ、教えてくれ、 恋人よ、教えて欲しい、私の思い出を殺して、かつての自由へ解放されるには、どうす
2018/11/08 00:01
愛しています、と貴女は言う
愛しています、と貴女あなたは言う。でも、尼僧よりも小さな声で、 夕べの鐘が鳴る間、 自分のために静かに祈りを捧げる尼僧よりも。 ―― ああ、心から私を愛しておくれ!愛しています、と貴女は言う。でも、その微笑みは冷ややかだ、まるで九月の朝の日射しのように。ある
2018/11/08 00:00
私は欲しい、貴女の優しさが
私は欲しい、貴女あなたの優しさが ―― 憐れみが ―― 愛が ―― そう愛が! 私を焦じらして苦しめない慈悲深い愛が、 一途で、脇道にそれない、偽りのない愛が、 仮面を脱いだ、誰が見ても ―― 穢けがれのない愛が!ああ、貴女の全てが ―― 全てが ―― 全てが ―― 私の
2018/11/07 23:59
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