なんだかなあ

私の人生っていっつも損をしてるように思える。仕事中にある作業をやっていたとする。そうするとその作業が終盤に差し掛かったころに「手伝うよー」と誰かがやってくる。「ありがとう」と言い、一緒に作業をし始める。上司がやってくる。ついさっき手伝い始めただけの人が要

本当の家族

私にとって猫は私を気にかける人なんて誰もいなかった家の中でつらくて堪らなかったときにいつもそっと近くにいてくれた存在。自分達のストレスを発散するために叩かれたりこき使われたり、そしてそれをただ見ているだけだった祖母。人間たちとは1つの家で生活している、と

この世への未練

唯一の心残りはいつもご飯をあげている野良猫。全然人に慣れていないから近付くことはできないんだけれど、夜になると私の部屋の横に置いたダンボールで休みにやってくる。たまに小さな小さな声でご飯の催促をしてくれるのが愛しくてわざとご飯を入れておかずにその猫がやっ

人付き合い

働けるようになった高校生の時から家にいる時間を少しでも減らしたくて毎日バイトに明け暮れていた。学校の友達と仲良くなりすぎるとその子たちの背景に普通の家族が見えてきてしまうから仲良くなりすぎずに一定の距離を保って。ずっと同窓会の幹事もしていたけれど徐々に連

離れていく心

紅葉の季節は天候も穏やかでお出かけ日和が続くから私にとっての夢を容易く手に入れた人たちをたくさん目にしてしまうから外出するのが少し億劫になる。幸せそうに見えるだけで実際はどうなのか、端から見ているだけでは分からない。そんなことは理解している。けれどやっぱ