パピヨンパパ さん プロフィール

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パピヨンパパさん: 空のように海のように
ハンドル名パピヨンパパ さん
ブログタイトル空のように海のように
ブログURLhttps://papi4883.exblog.jp/
サイト紹介文リタイアしてペットの2頭の愛犬の事とこれからのセカンドライフの事を綴ります。
自由文スポーツドッグのエクストリームというアジリティー競技にパピヨン2頭と出場。近くの多摩川で走っています。仕事は20数年前にレディースファッションブランドを立ち上げ、最後はトップも経験しました。これからは肩書なく生きるからもっと自分を磨き、地域の活性化に役立ちたいと思います。失敗ありの世界になると思いますが前向きにパピヨンパパの気持を伝えます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供44回 / 365日(平均0.8回/週) - 参加 2011/06/05 18:58

パピヨンパパ さんのブログ記事

  • 「青べか物語」(読書no.281)
  • 「青べか物語」 (著・山本周五郎)山本周五郎を読み続けている。「青べか物語」の評価は別格のものだがボクは未読だった。読み進むうちにその特異性がわかった。著者は自分の文学は大衆文学ではないという理由で直木賞受賞を辞退したとか、では純文学か?と思ってみても「樅ノ木」も「さぶ」もそうとは言えない。疑問はこの「青べか」ではっきりした。まさに漱石のように書かれていた。時は昭和初期、浦粕という... [続きを読む]
  • 「ツキノワグマ」(読書no.280)
  • 「ツキノワグマ」 (著・山崎晃司) すぐそこにいる野生動物。著者を動物園ボランティアの勉強会で知った。シカやイノシシ、サルやクマが人里に出現し人間由来の作物を荒らしている。そんな報道が頻繁になった。今やシカは200〜300万頭、イノシシが80〜100万頭、ニホンザルは15〜20万頭が生息し、毎年何万、何千と言う数の動物たちが捕殺されている。クマも例外ではない。生息数はヒグマを合わ... [続きを読む]
  • 「世界史序説」(読書no.279)
  • 「世界史序説」 (著・岡本隆司) アジア史から一望する。資本主義の終焉といわれる世界の状況がある。第2次世界大戦後の米ソの冷戦を経て、世界は地域的な紛争はあっても平和と融合の方向に向かっていた。日本も戦争のない平和な日々の中で民主主義国家として先進国の仲間に入り、先頭集団を走った。そんな景色が変わってきたのは日本では安倍政権の東日本大震災後からで、イギリスのEU離脱、アメリカのトランプ... [続きを読む]
  • 「樅ノ木は残った上・下」(読書no.278)
  • 「樅ノ木は残った上・下」 (著・山本周五郎) 山本周五郎を読みだしたらこの本は外せない、これも再読の書だ。1100ページに及ぶ長編は仙台伊達藩に起こった「寛文事件」をめぐる家老原田甲斐の生き方を描いたもの。この本もボクの現役時代に大きな影響をもたらしたものだと改めて思う。原田甲斐は男らしい男であった。女性を蔑視するわけではないがボクも男らしく生きることを信念としていたが原田甲斐のよう... [続きを読む]
  • 「ながい坂・上・下」(読書no.277)
  • 「ながい坂・上・下」 (著・山本周五郎)1000ページに及ぶ長編である、この本も3度目になる、20代、40代の時に満員の通勤電車の中で読んでいた。ボクの働き方に大きな影響を与えた本である。リタイアした今読み直しているのは世の中が目先のことに囚われて普遍的なものから遠ざかっているように感じたからだ。山本周五郎の世界が古き良き時代を映し出したものだと感じたからだ。この物語は主人公三浦主... [続きを読む]
  • 「さぶ」(読書no.276)
  • 「さぶ」 (著・山本周五郎) 一生の中で読み直したいのが山本周五郎の本だ。著者は英雄を主人公にしない、司馬遼太郎と対比されるゆえんだが、ボクにはこの人の本が心に響く。 主人公「さぶ」と「英二」は表具店の小僧として職人の道を歩む、二人の友情の姿が江戸の街を背景に描かれる。性格も体型も違う二人が一人前の職人になる中でもまれ、荒波の中で浮沈し、その境遇に耐えながらも生きて行く姿に自分の姿を... [続きを読む]
  • 「見残しの塔」?「禊の塔」(読書no.274)-(読書no.275)
  • 「見残しの塔」?「禊の塔」 (著-久木綾子) 「見残しの塔」は周防と言われた山口県の、「禊の塔」は山形県出羽三山羽黒山の、今に残る五重塔を題材にした職人たちの物語。この「見残しの塔」で著者は89歳でデビューした。専業主婦だったがご主人が亡くなってこの書を著した、驚愕の小説だ。年老いても好奇心から得る著者の造けいの深さに敬意を感じながら読み進んだ、物語以上に著者の思いが心に響く。「見残しの... [続きを読む]
  • 「ブラックボックス」(読書no.273)
  • 「ブラックボックス」 (著・伊藤詩織)BBCやニューヨークタイムス等世界のニュースでは今も取り上げられているが日本のマスコミがあまり報じなかったために一般の人に知られていない事件がある。被害者が姓名を明らかにしてまで世間に訴えたかったものは何か、この本は国家権力の横暴と国民に根付く人権に対する風潮に身を挺して訴える。安倍政権になって不思議なほど政権擁護のコメンテーターが目立つようになっ... [続きを読む]
  • 「リバース」 (読書no.272)
  • 「リバース」 (著・相場英雄) 東日本大震災後、著者の「共振」と共にこの本も震災のその後をジャーナリスティックに描く力作だ。震災をより深刻にしたのは原発事故。2018年の発表を見ても6万人の人たちがまだ避難している状況だ。被災した多くの人たちは一か所に留まらず、住居を転々とせざるを得ない状況に追い込まれている。故郷の地が汚染され除染作業も行われているが元の姿に戻る道筋は見えていない... [続きを読む]
  • 「村上海賊の娘・上・下」(読書no.271 )
  • 「村上海賊の娘・上・下」 (著・和田竜) 少し前のベストセラー、友人との話題から読みたい本だと思い出した。織田信長が天下に大手をかける中で障害になったのはその時一向宗と言われた浄土真宗門徒との戦いだった。本山の大阪本願寺が今の大阪城にあった。その天恵の地の築城を目論んだ信長が譲渡を要求したが本願寺は譲らない、門徒らは籠城戦を選んだ。信長は兵站を断つべく周りをいくつも砦で囲む。本願寺は... [続きを読む]
  • 「共振」(読書no.268)
  • 「共振」 (著・相場英雄) 「震える牛」や「血の轍」もこの著者の渾身作だがこの本は更に上を行くヒューマンサスペンスだ。東日本大震災直後から被災地に入ったのは著者がそれまでも この地の人たちと交流していくつかの著書を表していたことによる。震災によって2万人の人々が亡くなった、本は2年後の状況を描き出す。家を失い、肉親を失いそれでも復興に向けて生き抜いていくその人の思いになり切れるはずはな... [続きを読む]
  • 「孤独のすすめ」(読書no.267)
  • 「孤独のすすめ」 (著-五木寛之)人生後半の生き方。 孤独とは寂しい言葉ととらえがちだがボクの中では強さとして響くようになった。それは孤独をテーマで書かれたエッセイの多くが孤独をすすめていたからだ。この本はそんな人に更に糧を教える。日本経済の成長と同じカーブで高齢化社会が訪れる。少子高齢化は子供が少なくなること以上に高齢者の多くが死ぬ世界だ。日本経済の成長と同じく人口も既に頂点を超... [続きを読む]
  • 「山彦」(読書no.266)
  • 「山彦」 (著・ヤマダマコト) 1000ページに及ぶ電子書籍。伝奇ファンタジーという特異な分野で、あったようななかったような小説だ。大和朝廷が日本を統一するまでには各地にいろんな部族が暮らしていた。縄文人と言われる人たちと大陸から来た弥生人との交流によって日本民族が作り上げられた。日本国が出来上がったのは律令国家となった飛鳥・奈良時代だが、人々が日本国民として国籍が登録されたのは明治... [続きを読む]
  • 「神保町奇譚」(読書no.265)
  • 「神保町奇譚」 (著・池井戸潤) アマゾンの有料会員になった特典でこの電子書籍は無料。花咲舞が活躍する短編もの、「下町ロケット」や「半沢直樹」ほどのエンターテーメント性はなかったが、ひと時を埋める読書となった。 舞は仕事を終え、神保町で同僚の相馬とビールを頼む、先輩から紹介された一見さんお断りのその店はちょっと美味い肴を提供する。隣あわせた上品な婦人の話が短編の本題に引き込む。娘さんが亡... [続きを読む]
  • 「極上の孤独」「家族という病2」(読書no.263・no.264)
  • 「極上の孤独」「家族という病2」(著・下重暁子) NHKのアナウンサーだった後の下重さんは歯切れがいい。評判の「極上の孤独」を電子版で読んで合点して前作の「家族という病」の続編も読んだ。直ぐに理解を示すのは男の人が多いと著者はいうがその男の人であることは多分に漏れない。誰でも年を重ねればそれだけ孤独という言葉が身に染みてくる。孤独でいいじゃないかと開き直ってくれる本との出会いが心を強く... [続きを読む]
  • 「さらば甘き口づけ」 (読書no.262)
  • 「さらば甘き口づけ」 (著・ジェイムズ.クラムリー) 引き続き犬の出てくる本。そのブルドッグは酒場でビールを飲んでいた。アル中の隣に私立探偵スルーが探すトラハーンもビールを飲んでいた。スルーに依頼したのはトラハーンの元妻、連れ戻して欲しいというものだった。犬が出てこなければ読まないいわゆるハードボイルド小説、暴力と酒と女が小説を構成する。意味が分からなくて同じ個所を行きつ戻りつしながら読み... [続きを読む]
  • 「悪徳警官はくたばらない」 (読書no.261)
  • 「悪徳警官はくたばらない」 (著・デイビッド・フェルト) 引き続き犬が出てくる本だが、タラと言われるゴールデンレトリバー♀の出番はほとんどない。主人公は弁護士アンディー、恋人ローリーが殺人犯として逮捕されその弁護の展開が痛快だ。外国文学によくある皮肉なユーモアが時に鼻を突き物語が進む、アメリカの裁判のやり方がよくわかるから言葉遊びも許す気になる。有罪か無罪は12人の陪審員が決める、ローリ... [続きを読む]
  • 「バベルの犬」(読書no.260)
  • 「バベルの犬」 (著・キャロイン.パークハースト)  これも動物が出てくる推薦書。「バベルの塔」は言葉にまつわる旧約聖書の話だ。「神の国に行くために全ての民が同じ言葉で協力して塔を築いていた。神に民が達する事を恐れた神は人々が違う言葉をもつようにした、人々はそれから争うようになった」というのが創世記の中で書かれている。言葉が持つ繋がりを断ち、争うことになった人間はもはやバベルの塔を築... [続きを読む]
  • 「老人と狩りをしない猟犬物語」(読書no.259)
  • 「老人と狩りをしない猟犬物語」 (著・西村寿行) 動物が出てくる書の中で迷わずこの本を選んだ。著者自身が長い間しまい込んだと明かしたこの小説は著者の原点がしっかりと根付いている。発行にあたり手を加えたいこともあったがそのままにしたという思いはそのまま読む人の心を打つ。老人は村里から離れ自給自足の生活をしていた。冬になれば雪に閉ざされる山中で畑を作り、猟をした。孤独を愛したが家族がいた... [続きを読む]
  • 「それを愛とは呼ばず」(読書no.258)
  •  「それを愛とは呼ばず」(著・桜木柴乃)この著者が気に入って2冊目にこの本を選んだ、正論では解せない愛の姿を描く。「私たちの世界ではそれを愛とは言わない」、検事の言葉この本の主題だ。言葉を持つようになった人類はそのまま愛の物語の歴史を持つことになった。衣食住とは違った心を埋めるものとして愛はある。家族愛、人類愛、自己愛、等、愛の対象は様々であっても最もエンターテーメントなのは異性愛だ... [続きを読む]
  • 「容疑者」(読書no.257)
  • 「容疑者」(著・ロバートクレイズ)  犬好きのボクならとスポーツジムの友人から面白い本だと読後に頂いた。アメリカの警察小説、警察犬が活躍する。K9という言葉が犬の世界ではよく使われる、人間のことをホモサピエンスというように犬はケイナイン(canine)といい,生物の種の呼び方でここからくる。アメリカでは訓練を受けた警察犬がK9と呼ばれている。美しいシェパード犬の名前はマギー、相棒の刑事... [続きを読む]
  • 「氷の轍」(読書no.256)
  • 「氷の轍」 (著・桜木柴乃) 北海道釧路の海岸で老人の死体が発見される、お嬢と呼ばれる婦人刑事と定年間近の老刑事キリさんが死因を解明していく。 北原白秋の「ふたりで居たれどまだ淋し、ひとりになったら尚淋し、事実ふたりはやるせなし、事実ひとりは尚耐え難し」の詩に触れてこの物語は時を行き来する。白秋の詩は誰の心にも響くものがある。ふたりとは恋人同志でもあり、家族を構成する基でもある。生まれ... [続きを読む]
  • 「KAGEROU」(読書no.255)
  • 「KAGEROU」 (著-斎藤智裕)俳優水嶋ヒロとして活躍する人が著者だと友人に教えてもらってこの本を読んだ。TVドラマになっただけあってテーマは深淵だがストーリーは単純だ。自殺を図るために閉鎖されたデパートの屋上に立ち、飛び降りるばかりの主人公ヤスオを止めたのは臓器移植コーディネーター京谷だった。リストラによって失った職はなかなか決まらない、結婚相手もいない。ヤスオにこの世への... [続きを読む]
  • 「あきない正傳金と銀」・2・3・4(読書no.252 no.253 no.254)
  • 「あきない正傳金と銀」・2(早瀬篇)・3(奔流篇)・4(貫流篇)(著・高田郁)高田郁の書は「みをつくし料理帖」で有名だがこの本もNHKの朝ドラ風の正しい道を記す小説だ。初本の源流編を読んだ後、一冊の間を置いて、発刊されている3篇を読み通した。朝ドラ風のさわやかな流れに長く触れていたい気持ちになる。物語は大阪天満の風情を織り込みながら主人公幸の運命を綴っていく。村の子供たちに学問を教... [続きを読む]