soramimi さん プロフィール

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soramimiさん: 空耳soramimi
ハンドル名soramimi さん
ブログタイトル空耳soramimi
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/m3353
サイト紹介文あの日どんな日 日記風時間旅行で misako
自由文読書の感想(主にミステリ)
本格的なミステリが好きなのですが、最近評判の良かったものを読んでいます。一覧法も作っています。

写真(花や風景)
花のマクロ写真や、風景・旅の想い出など。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供50回 / 365日(平均1.0回/週) - 参加 2012/10/21 10:27

soramimi さんのブログ記事

  • 「断罪」 和久俊三 徳間書店
  • 「赤かぶ検事」など沢山の作品で親しんできた、和久峻三さんの作品をみつけた。1984年刊のずいぶん前のものだけれど、全く時代のずれを感じないで読了。美貌には恵まれたが、倫理観の欠如で奔放すぎた生活の結果、誰の子供かも分らない息子がいる。そんな母親の下で、上の20歳の息子が、溺愛されている3歳の息子にポットの熱湯を浴びせ、顔を無残にやけどをさせ、片方の目まで失明させてしまったという事件が起きる。 病院 [続きを読む]
  • 「ダリの繭」 有栖川有栖 角川文庫
  • 初めて読んだ火村シリーズは「乱烏の島」だった。こういう本格密室ものを書く人だと思っていたし、最近絵画を題材にしたタイトルが目につくので、気になっていた『ダリの繭』が文庫になったので楽しみに読んだ。有栖川有栖さんはちょっと親しみを感じる大阪弁の人で、最近は上町台地の七坂を書いた「幻坂」がある(まだ積んでいるが)だからか火村助教授も相棒のアリスさんも親しみがある。タイトルは、ダリに心酔している宝飾会社 [続きを読む]
  • 「傘を持たない蟻たちは」 加藤シゲアキ 角川文庫
  • 本屋さんでカドフェス2018の棚に並んでいた中からタイトル買いをした。 読み始めて作者のプロフィールを読んだが、なんと彼は30歳の若者で、ジャニーズのタレントだった。失敗したかもと思いながら。だからどうというのではないが、タレントや芸人という既にその世界で名前が出ている人たちの本も多い。小泉今日子さんの書評は前に読んでいたのでとても好感を持っていた。タレント本という名前で苦労話や成功譚など特にファン向け [続きを読む]
  • 「詩歌の待ち伏せ1」 北村薫 文春文庫
  • <待ち伏せ>という題名。読書好きにとってこういうシーンが多ければ多いほどいい。本を開いて出会った言葉や文章に再会する感動とか、懐かしい題名を思い出し長い疑問が解けることがあるとか。北村さんの、そんな嬉しい出会い、まるで待ち伏せに逢ったような驚きと感激が満載のエッセイ。 読書を積み重ねていると、忘れられない言葉や文章に出会う。それに思いがけない所でまた出会う。作者が引用していたり、登場人物のふと浮か [続きを読む]
  • 落ちた! 転んだ!!
  • 馬手に風鈴、弓手にスダレ♪とうたいながら窓枠に手を掛けたら、足台にしていた椅子が倒れた。ワォという間も無く落下した。腰のあたりを打ったらしいが、一瞬悶絶。息がつまって一瞬仮死状態(-_-;)かかり付けの先生から病院に連絡してもらって、診察を受けることができた。「すぐ行くなら救急車いりますか?」「家族が帰ってからうちの車で行きます」何事も救急車より忍耐だ、まだ生きているし(恥)夕方までベッドに丸まって我慢 [続きを読む]
  • 「悲しみを聴く石」アティーク・ラヒーミー 関口涼子訳 白水社
  •  原題の「サンゲ・サブール」とは「忍耐の石」その石に向かって、人にいえない不幸や苦しみを打ち明けると石は聞き飲み込みある日粉々に割れる。その瞬間人は苦しみから解放されるというペルシアの神話によるそうだ。父親は人が来るとその黒い石に向かって話した。石に話すとその言葉をすべて吸い取り、石が割れるとすべてから解放されると言った。 夫の父を看取った時、亡くなる前の日にその黒い石の話をした。 「死の使いが来た [続きを読む]
  • 「鳥肌が」 穂村弘 PHP研究所
  • 44編を集めたエッセイ集。初めて読んでみたが、じわっときたり、ぞぞぞときたりその怖さが面白かった。話題の穂村さんのエッセイを初めて読んだ。題名が「鳥肌が」(?) 穂村さんの名前はよく見かけていたし訳された本(スナーク狩り)も読んだので、穂村エッセイに嵌まって全刊読了という人がいると知って借りて来た。図書館では話の予想がつかなかったが。怖い話を集めたものだった。怖いは、気持ち悪いから心理的に恐ろしいも [続きを読む]
  • 「あの紫は」 皆川博子 実業の日本社
  • わらべ歌と詩をモチーフにしている。それは夢の中から生まれたように、今になって現実ににじみ出てくる、夢だったのだろうか。その不思議にとらえられた人たちの話がなにか妖しい情感を醸し出している。前に読んだ「蝶」は詩や和歌が取り上げられていた。おなじように歌がモチーフになっている。 童話や童謡、わらべ歌などはよく読んでみると文字通り恐ろしい出来事などがさらっと歌われていることに気が付く。「わらべ歌は恐ろし [続きを読む]
  • 「消された政治家菅原道真」 平田耿二 文藝春秋
  •   難しい官位の読みや意味にぶつかりながら読んでいると、1100年の流れの向こうに道真という人を感じることができた。 著者の平易な解説で疑問が少し薄れたようだ。 ***先に読んだ大岡信著の「詩人菅原道真」は、歴史と文学の面から主に道真の残した詩文に光を当てていた。 主として文人としての道真像が(当時の歴史的な背景の影響も書かれていたが)漢詩人であり、優れた学識を備えた学者として学問の神になったという歴 [続きを読む]
  • 「詩人 菅原道真 うつしの美学」 大岡信
  • 道真と言えばどうして遣唐使廃止の上奏をしたのか、どうして王朝経済を立て直す当然必要な重要政策から降ろされ太宰府のわび住まいで悲惨な死を迎えたのか、疑問をもっていましたのでひとまず名著から読み始めました詩人大岡信さんの著作なので、詩心に込められところを理解するうえで「うつし」という言葉から例をあげて書きこまれています。特に芭蕉の頃の連歌をひいてあるのでこの意味が一層よくわかりました。 次につく一句が [続きを読む]
  • 生きている
  • 新聞のエンターテインメント小説月評で「老いと死を見つめて」という特集を読んだ。☆ 小池真理子 「死の島」☆ レイフ・GW・ペーション 「許されざる者」☆ 久坂部羊 「祝葬」☆ 宮内裕介 「超動く家にて」☆ 若竹千佐子 「おらおらでひとりいぐも」老いや死は生きている側からの目だ。死んでしまえば本も読まない世界に行くのだろうか。今日も目が覚めたら生きていた。喉も乾いた。冷蔵庫にある炭酸水にオレンジジュー [続きを読む]
  • 梅林
  • 緑萼の白梅が咲いていた今年はタイミングよく出会えたね見上げると傘のように枝垂れかかって今ちょうど満開髪に白い花びらが降ってきてよく見ると風花あ 梅散らしの乱気流 [続きを読む]
  • どうかしたらね
  •  恰好がいい生き方かな女が言っていた「どうかしたらね」 厭な人にはそう答えよう厭なことには心の中でいうのだ「どうかしたらね」私もどうかするときもあるということ。 してください↓↓↓↓HNことなみ [続きを読む]
  • 「外套・鼻」 ゴーゴリ 平井肇訳 岩波文庫
  • 運命に辱められた不幸な人々への憐憫の情溢れる「外套」 幻想的な「鼻」 という表紙の言葉に惹かれて読んだ。名作。まず、ロシア文学というもの。私の知っているロシアを代表する作家は、「読んだ」というのも今となってはなんだ。なまじあれこれ読んだことがあるというおぼろな記憶の壁があっては再読をしなくなってしまう、読めば読めるのに。それが何か貴重なものを落としているようなきがする。このゴーゴリという人は高名な作 [続きを読む]
  • 「ゴミと罰」 ジル・チャーチル 浅羽莢子訳 創元推理文庫
  • アメリカの郊外に住む主婦が巻き起こす謎解き、ドタバタミステリ。訳者(浅羽莢子)はあとがきでドメスティックミステリのジャンルに入れ、日常ミステリ、家庭ミステリと言い換えている。これは訳者の時代(1997年13版)にはこういう分類だったのだろう。ちょっと思いついてコージーミステリという語も調べてみた。これは日常・家庭内などと同じジャンルで、現在はコージーという言葉に落ち着いたらしい。 何を思ったのか、「アガ [続きを読む]