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Mikiko's Room https://mikikosroom.com/

長編レズビアン小説「由美と美弥子」連載中! 「日・月・水・金・土」が投稿日。連載、4,000回超。

赤い花、青い花。黄色い花。ピンクにオレンジ。そして白。様々な色彩の花が、地面を覆い尽くしていた。しかもその花たちは、ひと所に留まってはいなかった。二つ並んで、ほかの花々の間をすり抜けて行く一組。十近く固まって、形を変えながら行進する花の群。この群の前では、ほかの花たちが道を譲っていた。もちろん、おびただしい花邑を縫うようにして進む、たった一つの花もあった。

Mikiko
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2016/03/05

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  • 由美と美弥子 4080

    「ほぉぉぉ」 奈美は舞台に目を戻した。 咆哮をあげたのは、万里亜だった。 この舞台に出てから、初めての発声だった。 思わず出た声なのかも知れない。 万里亜のディルドゥのプレートは、股間から浮きあがっていた。 理由ははっきりとわかった。 上下動の衝

  • 由美と美弥子 4079

    次第に上下動のスピードがあがって来た。 パンパンパン! 濡れた洗濯物を、宙で振るような音だった。「あひゃひゃひゃひゃ」 女性が奇声を撒き散らせ始めた。 演出とは思えない嬌声だった。 万里亜はストラップに挟んだ鞭を抜きあげ、馬に鞭を入れるように

  • 目次・ⅩⅩⅩⅩⅣ

    目次・ⅩⅩⅩⅩⅣ(4055~)第425章:無慈悲な聖母【奈美】現在/繁華街の店4079 4078 4077 4076第424章:らんちゅう【奈美】現在/繁華街の店4075 4074 4073第423章:水槽のある部屋【奈美】現在/繁華街の店4072 4071第422章:異界への扉【奈

  • 由美と美弥子 4078

    鞭がもう一度振るわれた。「あぎっ」 今度の声には、媚びが含まれていなかった。 どうやら、鞭先の数本かが、陰唇を叩いたようだ。 わざとなのかはわからない。 しかし女性は、その体勢を崩すことはなかった。 ひょっとしたら、ヨガの嗜みでもあるのかも知れ

  • コメントログ291(4071~4075)

    由美と美弥子 4071★Mikiko05/20/2024 05:40:16 AM今日は何の日 5月20日は、『森林の日』。 岐阜県美並村など、村名の頭に「美」の字がつく村10村で結成した……。 「美し村(うましさと)連邦」が制定。 「森林の日」の「森林」は、「もり」と読みます。 日付

  • コメントログ

    コメントだけを抜き出したログファイルです。※ファイルサイズが大きいので、携帯からは表示できない可能性があります。291(4071~4075) 290(4061~4070) 289(4051~4060) 288(4041~4050) 287(4031~4040) 286(4021~4030) 285(4011~40

  • 由美と美弥子 4077

    万里亜は空中で鞭を一閃させた。 房が大きな音を立てた。 それが合図だったかのように、床の女性が跳ね起きた。 短い脚で万里亜の元に駆け寄ると、ひざまづいた。 女性の眼前には、万里亜の漆黒のディルドゥがあった。 股間の前面は、逆三角形のプレートで覆われ

  • 単独旅行記Ⅶ(096)

    み「あ、新潟の銀行があった。 新潟で唯一の地銀」ハ「北越ちゅうのは、新潟のことやな。 『北越雪譜』の。 せやけど、なんや新潟で4番目の銀行みたいやないけ」み「新潟市の第四銀行と、長岡市の北越銀行が合併したの。 地銀同士の合併」ハ「“だいしぎんこう”

  • 由美と美弥子 4076

    ■ ガラス窓の死角から、突然、その女性は現れた。 長身だった。 高いヒールを履いていたが、それがなくても170㎝くらいはあるのではないか。 女性は、ほぼ全裸だった。 しかし、3箇所が覆われていた。 ひとつは、脚元。 膝上まで編みあげられた漆黒のロング

  • 由美と美弥子 4075

    窓の向こうの客は、いったい今、何をしているのだろうか。 唾を飲みこみながら、窓にかじりついている客もいるだろう。 いや、すでに陰茎を取り出し、扱き始めている客がいないとは限らない。 変態性の強い客の中には、個室の中で全裸になっている者もいるのではない

  • 由美と美弥子 4074

    「待ってました!」 対岸の壁から声が掛かった。 やはり、あの矩形に穿たれた窓の向こうには客が入っていたのだ。 奈美は赤面した。 ひとつひとつの窓の向こうに、1本ずつ陰茎が勃ちあがっている光景を想像してしまっていた。 ひときわ拍手が高まった。 部屋側

  • 由美と美弥子 4073

    ■ 部屋の照明が明るくなった。 ラテンぽいミュージックが流れてきた。 「むせび泣くテナーサックス」といった、いかにもな曲だった。 瀟洒な店の雰囲気には似つかわしくない。 しかし、窓の向こうの客の期待が、いやが上にも高まりそうな曲調だった。 奈美は

  • コメントログ290(4061~4070)

    由美と美弥子 4061★Mikiko05/06/2024 05:25:48 AM今日は何の日 5月6日は、『万太郎忌』。 大正から昭和にかけて活躍した、俳人で小説家、劇作家の……。 久保田万太郎(くぼた まんたろう)の、1963(昭和38)年の忌日。↑クリックすると、大きい画像が見られま

  • 由美と美弥子 4072

    水槽の中には、華やかな色合いの小さな熱帯魚が無数に泳いでいた。 その水槽の前に、長椅子が置かれている。 まさに、長椅子としか表現のしようがない。 ロングソファーの一種だろうか。 背もたれのある革製らしい黒いソファーが、水槽に対峙している。 すなわち

  • 単独旅行記Ⅶ(095)

    み「やっぱり雪国だね。 いわゆる“雁木(がんぎ)通り”の進化形だ。 歩道が広いわ」ハ「冬は助かるやろな」み「こっちは旧道だね。 歩道は狭いし、雁木もないし……。 冬は大変だろうな」ハ「ますます寂れてまうがな」み「横断歩道まで消えかけてる。 で

  • 由美と美弥子 4071

    ■ 入ったところは、何の変哲もない応接室のような造りだった。 ベージュの壁紙。 薄茶のローテーブルが置かれ……。 それを挟んで、サーモンカラーの表地を貼ったソファーが向き合っている。 正面の壁には、花瓶の花の静物画。 受付嬢は2人を先導して、ソファ

  • 由美と美弥子 4070

    侑人がカウンター前に立つと同時に、カウンター脇から女性が現れた。 人感センサーでも設置されているのだろうか。 カウンター越しなので、上半身しか見えないが……。 女性は、エステサロンのユニフォームのような黒い上着を纏っていた。 腰が細く絞られていて、

  • 由美と美弥子 4069

    ■ 侑人と2人で外出するのは……。 侑人が私立中学に合格して、制服の採寸に行ったとき以来だった。 あのころは、ほんとにまだ子供だった。 それが今や、まるで愛人気取りだ。 もちろん、腕を組んだりはしてないが。 2人で電車に乗って下り立ったのは、巨大な

  • ★゚・*:.。.:*・゜16周年 ありがとうございます ゚・*:.。.:*・゚★

    いつもお世話になっております。m(_ _)m 『Mikiko's Room』管理人、Mikikoでございます。 このたび『Mikiko's Room』は……。 2024年5月17日をもちまして、開設16周年を迎える運びとなりました。 ここまで歩んで来られましたのも……。 ひとえに、みなさまのお支

  • 由美と美弥子 4068

    「がっ。 がが」 指が止まり、色が変わるほど強く押しつけられた。 茹で肉のように開いた陰唇から涎が伸びて、コンクリートを汚した。「かはぁ」 指の力が抜けた。 同時に、膣前庭が膨らんだ。 穿たれた尿道口から、しずくが零れた。 コンクリートを点々と

  • 由美と美弥子 4067

    『あ』 声の出かかった口を、慌てて手の平で覆う。 隣の主婦がしゃがんだのだ。 こちらを向いて、和式トイレを使う姿勢になった。 そしてその姿は、まさしくトイレを使うに相応しいものだった。 下半身に着衣が無かった。 この主婦は、下半身裸でベランダに出て

  • 単独旅行記Ⅶ(094)

    み「またバリケードだ。 これは、車止めじゃないよね。 しかし立派な建物だな。 何だったんだろ?」ハ「はいはい。 調べるわけやな。 なるほどなるほど。 立派なわけやで。 旧・会津若松市役所や。 1937(昭和12)年に建てられとるな」み「でも、バリケー

  • 由美と美弥子 4066

    「あ」 思わず漏れた声に、慌てて手で蓋をする。 隣のサッシ窓が開いたのだ。 そこから現れた素足が、サンダルに伸びた。 隣家の主婦だ。 顔を合わせれば挨拶する程度の付き合いしかない。 ご主人の顔は、見たことがないかも知れない。 しかし、決して悪い関

  • 由美と美弥子 4065

    侑人の挿出が止まった。 射精近くなったボルテージを鎮めているのだろうか。 しかし、腰で尻を押された。 前につんのめりそうになる。 顔の脇に侑人の指が現れた。 指先は、前方を差していた。 前に歩めと言っているようだ。 膝を進めると、侑人の腰もついて

  • 由美と美弥子 4064

    どうするつもりか、侑人に聞こうと思ったが……。 言葉を呑みこんだ。 もし、仕切り板の向こうに隣の人が出てたら、聞こえてしまうだろうから。 侑人も、それはわかっているようだ。 無言のまま、腰壁の上に渡る金属の手すりを握った。 奈美の手を引く。 奈美

  • 由美と美弥子 4063

    ベランダの手すりは腰壁だった。 正面には、ほかのマンションなども建っていない。 視線を怖れる必要がないことは確かだった。 角部屋なので、隣家との仕切り板は、片側にあるだけだ。 隣から覗くとしたら、手すりから身を乗り出し、仕切り板の向こうから顔を出す

  • コメントログ289(4051~4060)

    由美と美弥子 4051★Mikiko04/22/2024 05:38:43 AM今日は何の日 4月22日は、『肩コリを労わる日』。 医療衛生用品、健康食品、ヘルスケア用品などの卸販売、自社開発商品の製造販売を行う……。 『ピップ㈱/大阪府大阪市中央区』が制定。 夏目漱石が執筆した朝日

  • 由美と美弥子 4062

    「だってオヤジが、クッションカバーを開けるなんてこと、あり得る?」 それはそうなのだが、可能性がゼロではないだろう。「それがいいんじゃん。 スリルってやつだよ」 ほんとに、どうしてこんな子に育ってしまったのか。 悪魔の落とし子だったのかも知れない

  • 単独旅行記Ⅶ(093)

    み「おー、かっちょえー。 日本のお城って、やっぱりいいよね。 青空によく映えるわ。 逆に外国の城って……。 嵐の中に建ってるイメージだよね」ハ「思い切り偏見やがな」み「市(いち)の再現か? でも、ほんとにこんなのが建ってたわけ? 普通、露天でし

  • 由美と美弥子 4061

    「奈美も出てみる?」「まさか! こんな太ったおばちゃんが、人前になんか出れるわけないでしょ」「店に出てる2人って、奈美とおんなじ専業主婦だよ。 そのうちのひとりは、奈美よりも年上。 しかも、奈美より2回りくらい太ってる」「とても信じられない」「そうだ

  • 由美と美弥子 4060

    ■「侑人」「ん?」 侑人はソファーにうつ伏せて、スマホのゲームをしていた。 全裸で。 リビングだった。 土曜日の昼前。 この日、夫は接待ゴルフで、朝早くから出かけて行った。 プレー後は、ゴルフ場近くの温泉旅館で宴会。 そのまま泊まるそうだ。

  • 由美と美弥子 4059

    「あぁ」 地声が漏れてしまった。 まさか、夫には聞こえないだろうが。「侑人……。 もう助けて。 声が出ちゃうから」 乳首から悦楽が逃げた。 侑人が乳首を吐き出し、顔をあげたのだ。「奈美。 中に出していい?」「ダメよ。 今日はダメな日。 弟

  • 由美と美弥子 4058

    「ストップ」 侑人が奈美の肩をタップした。「寒くなってきたから……。 お湯に浸かる」 奈美が陰茎を吐き出すと、侑人は湯に沈んだ。 華奢な身体は、お湯を溢れさせることもなかった。「このまんま入れたい。 足開いて。 縁まで」 今さら拒絶しても仕

  • 由美と美弥子 4057

    「咥えて」 侑人がお湯に入ってきた。 侑人と風呂に入ったのは、何年ぶりだろう。 もちろん、侑人がまだ幼児のころだ。 小学校に入ってからはないはずだ。 そのころはまだ、青唐辛子のような陰茎だった。 むろん、勃起などさせていなかった。 それがどうだ。

  • 単独旅行記Ⅶ(092)

    み「木漏れ日じゃ。 まさしく、今が一番の季節よのぅ」ハ「下、見とらんかったら、転げ落ちるで」み「ひょえー。 水はダメじゃ」ハ「やっぱ、狂犬病や」み「ばぅっ!」み「この木、樹形からして、ソメイヨシノだろ。 コンクリートの天守が復元されたのって、

  • 由美と美弥子 4056

    浴槽には、湯が張られたままだった。 3人が入浴した後の湯だったが、落とさずにそのままにしてある。 災害対策だった。 断水になったとき、トイレの水洗に使うためだ。 といっても、翌朝、掃除のときには落としてしまうのだが。 シャワーで済ませるつもりだった

  • 由美と美弥子 4055

    ■ 景色が傾いでいるような日々だった。 現実感がなかった。 掃除、洗濯、食事の用意。 これまでと、やることは変わっていない。 しかし、それをやっているのが自分だという実感がないのだ。 まるで離脱した魂が、家事をする自分を天井から見下ろしてるみたいだ

  • 携帯端末用目次

    携帯端末用目次目次・ⅩⅩⅩⅩⅣ(4055~)目次・ⅩⅩⅩⅩⅢ(3956~4054)目次・ⅩⅩⅩⅩⅡ(3858~3955)目次・ⅩⅩⅩⅩⅠ(3756~3857)目次・ⅩⅩⅩⅩ(3659~3755)目次・ⅩⅩⅩⅨ(3559~3658)目次・ⅩⅩⅩⅧ(3461~3558)目次・ⅩⅩⅩⅦ(3367~3

  • 由美と美弥子 4054

    「ごっ」 第2弾が口中を襲った。 鼻から垂れた精液も、唇を越えて流れこんだ。「かっ」 第3弾は乳房に落ちた。 同時に、見開いた薫の両目から瞳が消えた。 真っ白い両眼が、奈美を睨んでいた。「かはぁ」 ビニール人形から空気が抜けるように、薫の全身が

  • 目次・ⅩⅩⅩⅩⅢ

    目次・ⅩⅩⅩⅩⅢ(3956~)第419章:虜囚の宿【奈美】現在/奈美のマンション4054 4053 4052 4051 40504049 4048 4047 4046 4045第418章:魔物の係累【奈美】現在/奈美のマンション4044 4043第417章:暴虐な水仙たち【奈美】現在/奈

  • 街路樹考

    これは、『単独旅行記』の72回から91回までのコメント欄で連載した『街路樹Ⅰ~ⅩⅩ』を、『Mikiko's Garden』の1本としてまとめたものです。●街路樹考/第1回 管理のことを考えずに樹木を選ぶと……。 後々、大変なことになります。 まず、その最たるものは、サ

  • Mikiko's Garden

    ガーデニング関連のコメントを抜粋しました。街路樹考 ムスカリを植えました 染井村の話 ガジュマルの話 冬の新潟から ~ガーデニング雑感~ アリウムを植えました アメシロ大発生 お漬け物と浸透圧 真夏の花 コブシの話 モクレンの話 も

  • 由美と美弥子 4053

    薫は、ゆっくりと腰を引いた。 奈美の陰毛の向こうに、白い陰茎が生まれた。 湯気をあげていた。 薫が再び腰を送った。 陰茎が根元まで埋もれる。「あー、いい」 前後動が、次第に律動を得始めた。 リズミカルに腰が煽られる。 膣襞を陰茎が擦過する。

  • コメントログ288(4041~4050)

    由美と美弥子 4041★Mikiko04/08/2024 05:52:34 AM今日は何の日 4月8日は、『虚子忌』。 明治、大正、昭和の3代にわたり、俳人で小説家だった……。 高浜虚子(たかはま きょし)の、1959(昭和34)年の忌日。↑クリックすると、大きい画像が見られます。 椿を

  • 由美と美弥子 4052

    薫は奈美の前まで、膝で絨毯を歩み寄った。 陰茎の高さは、まさに奈美の股間と同じだった。 さっきはしゃがんだ姿勢だったので、膝が邪魔になってソファーに密着できなかった。 しかし、膝を絨毯に着いた今は、なんの障害もなくなったのだ。「よし、侑くん。 こ

  • 単独旅行記Ⅶ(091)

    み「あの大木は、サクラだな」ハ「♬春~高楼の~花の宴~。 ちゅうこっちゃな」み「実際に落城した跡だから……。 身に沁みるわ」み「この屋根の雑草……。 ここまで生やすと、むしろ風情だね」ハ「桧皮葺(ひわだぶき)やろかな」み「お金かけて拭き直しても

  • 由美と美弥子 4051

    薫の尻の下から、侑人の指が這い出た。 奈美の陰毛に潜りこむ。「ひぃっ」 陰核が、指先に捉えられた。 薫は頭を垂れ、自らの腹下を覗きこんでいた。「揉んであげて」「こう?」「指、揃えて。 注射の跡、揉むみたいに」 陰核を捉えた侑人の指が、往復を

  • 由美と美弥子 4050

    薫は上体を前傾させながら、尻を突き出した。 椅子に座る所作だった。 肉の薄い尻の狭間に、肛門が息づいていた。 その下から、陰茎が突き出た。 薫が自らの陰茎を、尻の後ろまで折ったのだ。 薫の尻が下降し、奈美の股間に座りこんだ。 陰唇に異物を感じた。

  • 由美と美弥子 4049

    「ふふ。 上手くなったわね。 おばさん、どう? 可愛い息子が、男のちんぽ、フェラしてるのよ。 こんなの見れる母親、まずいないから。 幸せ者よ。 侑くん、もういいわ。 スマホ、代わって」 侑人は、名残惜しそうに薫の陰茎を吐き出した。「あっちから撮

  • 由美と美弥子 4048

    薫はキャミの裾をスカートから引っ張り出すと、真上に抜きあげた。 華奢な上半身が剥き出しになった。 ブラは着けていなかった。 裏返ったキャミにも、カップは付いていなかった。 完全ノーブラだったのだ。 だが、いくら貧乳でも、いずれかのやり方で胸を覆う必

  • 単独旅行記Ⅶ・総集編(9)

    この『単独旅行記Ⅶ・総集編(9)』は、『単独旅行記Ⅶ(081)』から『単独旅行記Ⅶ(090)』までの連載を、1本にまとめたものです。み「おー、歴代城主の家紋か。 蒲生氏が、3と5になってるのは……。 4の上杉氏が、関ヶ原で転封になったからだね。 蒲生氏が、

  • 単独旅行記

    Mikikoが実際に行った旅行の記録です単独旅行記Ⅶ・総集編(9) 単独旅行記Ⅶ・総集編(8) 単独旅行記Ⅶ・総集編(7) 単独旅行記Ⅶ・総集編(6) 単独旅行記Ⅶ・総集編(5) 単独旅行記Ⅶ・総集編(4) 単独旅行記Ⅶ・総集編(3) 単独旅行

  • 由美と美弥子 4047

    薫がスマホを侑人に渡した。 侑人がレンズを奈美に向ける。「やめて」 奈美は懸命に顔を逸らした。「侑くん、正面から撮って。 目一杯逸らしたって、横顔がバッチリだから。 あ、先にこれ、動かそうか。 そっち持って」 薫と侑人が、ソファーの間にある

  • 単独旅行記Ⅶ(090)

    み「おー、野点の席じゃな。 しかし、あの傘は……。 ほとんど、日陰を作る役目してないじゃない。 2倍くらい大きくなきゃ無理だよ」ハ「運べんがな」み「秋田の『竿燈まつり』の人を雇うか。 やっぱり、日陰を作る機能ではテントの圧勝だね」ハ「もともと、和傘

  • 由美と美弥子 4046

    「侑人! どうして! どうしてこんな真似を!」「薫に話したんだ。 実の母親とやってるって。 そしたら、どんな女がそんなことしてるのか……。 顔見てみたいって言われて」「酷い……。 でも、顔を見るだけなら、どうしてこんなことするの! すぐに解いて」

  • 由美と美弥子 4045

    ■ 目が開いた。 流れていた視界が次第に定まり、焦点を結んだ。 さっきまでと変わらない2人が、目の前のソファーにいた。 しかしその姿は、最前までとは異なっていた。 侑人が全裸になっていた。 隣の薫は着衣のままだったが、その手が侑人の股間に伸びていた

  • 由美と美弥子 4044

    紅茶のカップをトレーに載せて戻り、2人の前に置く。 女性は軽く頭を下げた。 かなりな美貌だが、瑕疵もあった。 黒いニットの胸に、まったく膨らみがないのだ。 ニットは、ぴったりとしたシルエットではないが……。 そうとうな貧乳であることは間違いない。

  • 由美と美弥子 4043

    ■ 侑人はやはり、利口な子供だった。 夫がいるときの態度は、これまでとまったく変わらなかった。 感心するほどだった。 間違いなく夫は、何も気づいていない。 しかし、夫がいないときの侑人は……。 魔物だった。 陽太と呼ばれた少年は、あれから幾度も侑

  • コメントログ287(4031~4040)

    由美と美弥子 4031★Mikiko03/25/2024 05:41:36 AM今日は何の日 3月25日は、『笑顔表情筋の日』。 シワやたるみを改善して、笑顔が素敵になる笑顔表情筋トレーニングを指導する……。 『笑顔表情筋協会/東京都品川区東品川』が制定。 日付は、『「み(3)」んな

  • 由美と美弥子 4042

    「う」 少年の身体が奈美に押しつけられると……。 陰核に、硬い殻のようなものを感じた。 少年の恥骨だろう。 侑人が、両腕を回し始めた。 粘土を捏ねるごとく、少年の尻が練られていく。「あひぃぃぃ」 声が抑えられなかった。 こんな子供に犯されながら

  • 単独旅行記Ⅶ(089)

    み「いかにもな和庭だな。 剪定に草取り。 金がかかってしょうがないわ」ハ「風情のためや。 いたしかたないやろ」み「そう考える人は……。 今は、めっきり少なくなってるんだろうね。 最近の建売住宅なんて……。 土の部分は、みんな覆っちゃってるから。

  • 由美と美弥子 4041

    ■ 目覚めると、侑人はまだ奈美の上に重なっていた。 しかし、微妙な違和感があった。 顔をもたげる。 侑人は、乳房に顔を埋めていた。 その頭が、心なしか小さくなっているように思えた。 いや。 違う。 髪の毛が違う。 侑人の髪には、天然のウェーブが

  • 由美と美弥子 4040

    膝立ちのままショーツを下げ……。 脚から抜こうとしたところで、バランスを崩した。 カーペットに横倒しに転がる。 毛足が肌を刺激する。 そのまま仰向く。 侑人に股間を向けていた。 両脚を持ちあげ、ショーツを外したが……。 脚は下ろさなかった。 開

  • 由美と美弥子 4039

    奈美は、裾に近いボタンから外し始めた。 それを見下ろしながら侑人は、上のボタンから手伝ってくれた。 2人の手がシャツの真ん中で触れあい、布地はモーゼの海のように左右に開いた。 半袖のスクールシャツは、侑人自らの手により、宙に羽ばたいた。 残るは、ノー

  • 由美と美弥子 4038

    ■ あの日以来、侑人との性交が日常となった。 場所はもちろん、居住するマンションの自室だ。 時間は、平日の夕方がほとんどだった。 夫がいなくて侑人がいるのは、その時間しかなかったのだ。 夫は、19時より早く帰ってくることは、まずなかった。 しかし、万

  • 由美と美弥子 4037

    鳶の鳴き声が聞こえた。 近くの河川敷だろうか。 侑人が、構えていたスマホを下ろした。 奈美の顔を真っ直ぐに見下ろしている。 今さら目を逸らしても仕方がない。 奈美も真っ直ぐに見あげた。 侑人はスマホを芝に置くと、老人の身体に手を掛けた。 両手を使

  • 単独旅行記Ⅶ(088)

    み「お、さっきの看板の麟閣だな」ハ「寄らん言うとったやつやろ」み「やっぱり気が変わった」ハ「なんやねん」 ほんとに、「なんやねん」です。 寄ってないと思ってましたが……。 寄ってたみたいです。 でも、まったく記憶がないんですよね。 恐ろしいこと

  • 由美と美弥子 4036

    「奈美さん。 自分のここがどうなってるか、わかりますか? 火照って、ドロドロですよ。 まるで泥湯だ。 嬉しいんでしょう。 息子さんの前で犯されるのが」 奈美は懸命にかぶりを振った。 しかし、陰茎は容赦なく奥まで分け入ってきた。 子宮を突きあげられ

  • 由美と美弥子 4035

    ■「どうして……。 どうして侑人がここに……」 奈美は、芝生に仰向いて白目を剥いている息子を、呆然と見つめていた。「わたしが手招きして呼んだんです。 窓から、こちらを見てましたから」「やっぱり……。 やっぱり見られてたんですね。 でも! でも

  • 由美と美弥子 4034

    老人は、何かを探すような顔を芝に振り向けた。 その場を立ち、侑人の脱ぎ捨てたジーンズを拾った。 後ろポケットからスマホを引き出すと、再び侑人の傍らに戻った。 スマホの電源が入れられた。 もちろん、ロックがかかっている。 老人はスマホを両手で構え、侑

  • 由美と美弥子 4033

    ナミ? 母親の名前と一緒だった。 ちょっと身が揺らぐような戸惑いを感じた。 偶然に決まっているが。 老人は、さらに侑人を手招いた。 もっと近くにということだろう。 侑人は、老人の傍らまで身を寄せた。 老人が、侑人の猛り立った陰茎を見て、満足そう

  • コメントログ286(4021~4030)

    由美と美弥子 4021★Mikiko03/11/2024 05:58:10 AM今日は何の日 3月11日は、『いのちの日』。 『災害時医療を考える会(Team Esteem)』が制定。 2011(平成23)年3月11日に発生した東日本大震災では、多くの命が失われました。 命の尊さを思い、命の大切さを考え

  • 由美と美弥子 4032

    通路の先には、侑人のマンションが見えていた。 間違いなく、あの崖上の舞台に出るはずだ。 通路の出口には、陽が射しこんでいる。 小学生のころ、学習発表会で劇をやった。 そのとき、体育館の舞台袖から見たステージを思い出した。 そうだ。 侑人の出番なの

  • 単独旅行記Ⅶ(087)

    み「また、顔ハメじゃ。 右の顔、小さすぎるんじゃないの?」ハ「子供用やろ。 こっちでやってみたらどうや。 顔の下半分入れたら、目ぇが隠せるやろ。 人相わからへんから、ブログに載せられるで」み「そんな写真を、誰かに撮ってもらえと?」ハ「引かれるやろ

  • 由美と美弥子 4031

    ■ 侑人は、マンションのエントランスを飛び出すと、駐輪場から自転車を引き出した。 小学生のころに買ってもらったクロスバイクだった。 そのころは格好いいと思って乗っていたが……。 さすがに中学生になると、子供っぽく思えた。 シンプルなシティバイクに乗

  • 由美と美弥子 4030

    ご主人が、奈美の腸骨を掴み直した。 再び挿出が始まる。 パンパンパンパン。 ご主人の腰が、奈美の尻を打ち鳴らす。「あ、あ、あ、あ」 嬌声が、衝撃で区切られる。 しかしすぐに、挿出は止まった。「ふぅ。 危ない危ない。 また崖っぷちです。 1

  • 由美と美弥子 4029

    ■「奈美さん、さっきからどうしたんです? 頭、抱えて」 ご主人の飄々とした声が、後ろから聞こえた。 奈美の尻に腰をぶつけながらなので、少しビブラートがかかっている。「窓が……。 窓が開いてます」「え? あの正面に見える窓ですか?」 奈美は、抱

  • 由美と美弥子 4028

    しかし老人は、慌てる様子もなかった。 腰をぶつける動作も止めていない。 老人の腰が打ちあたるたび、女性の尻が輪郭を乱していた。 もっと間近で見たいと思った。 そうだ。 オペラグラスだ。 サッカー観戦のために、母親に買ってもらった水色のオペラグラス

  • 由美と美弥子 4027

    開いた窓で、カーテンが揺れている。 空気が淀んでいるように思えて、さっき窓を開けたのだ。 もう、部屋の空気は入れ替わっただろう。 オナニーの後、そのまま寝たいから、カーテンは閉めておこう。 侑人はベッドを立った。 腰高窓を閉めようとして、何気なく窓

  • 単独旅行記Ⅶ(086)

    み「これは、石を落とす係だな」ハ「また立候補かいな」み「まあな。 でも、条件がある」ハ「なんや?」み「石をここまで運びあげる係とバーターなら……。 断る」ハ「つくずく、わがままなやっちゃ」み「顔ハメがあった。 でも……。 すっごく安易な感じ」

  • 由美と美弥子 4026

    ■「陽太……。 オレ、もう我慢できねえよ」「いいよ。 オレがやってやるから、姉ちゃんのパンツに出して」 陽太は、さっきチェストから引っ張り出したショーツを掴んだまま、侑人の前にひざまずいた。 陰茎が、陽太の口に吸いこまれる。 陽太は、陰茎に満遍な

  • 由美と美弥子 4025

    オレは、犬みたいに舌を垂れ零した。 犬が水を飲むように、窪みに舌を這わす。「はぁぁん」 塩っぱかった。「もっと舐めて」 盛大に舌を踊らせる。「はぅぅぅん」 姉ちゃんは、バンザイしてたもう一方の腕を振り戻し、自分の乳首を摘まんだ。 指先が、

  • 由美と美弥子 4024

    「ふふ。 いいわよ。 今日は、大サービス」 姉ちゃんは、半泣きみたいな顔で笑った。 興奮が極まると、必ずこんな顔になる。 サービスどころか、自分から見せたいんだ。 姉ちゃんは仰向けのまま、両腕を交差させてユニフォームの裾を掴んだ。 そのまま腕を頭

  • 由美と美弥子 4023

    「う」 確かに精液臭い。 でもそれは、毎日嗅いでる臭いだ。 オレがノックアウトされたのは、別の臭いだった。 猛烈に汗臭いんだ、スコートが。 たぶん、その日の試合で着けてたんだと思う。 甘酸っぱくて、腸が絞られるみたいな臭い。 あれって、フェロモン

  • コメントログ285(4011~4020)

    由美と美弥子 4011★Mikiko02/26/2024 05:49:43 AM今日は何の日 2月26日は、『フロリダグレープフルーツの日』。 アメリカの「フロリダ州政府柑橘局(Florida Department of Citrus)」が制定。 日付は、2月からフロリダ産グレープフルーツが旬になることと……。

  • 由美と美弥子 4022

    ■ 素っ裸にされてるから、ここがビンビンなのは丸見えだろ。 興奮してるのがバレバレなら、楽しまなきゃ損じゃん。 で、出そうになると、手を挙げて教えるんだ。 姉ちゃんはオレに駆け寄って、オレのちんぽの前で膝をつき、黒いスコートを広げる。 もちろん、そ

  • 単独旅行記Ⅶ(085)

    み「新撰組の旗って、赤なの? 浅葱色じゃなかった?」ハ「今、調べたるわ」み「“気が利いてよな”。 今の、わかる?」ハ「何がや?」み「ペヤングソース焼きそばの昔のCM」ハ「知らんがな。 いらんこと言わいでええわ。 えーっとな。 赤で正解やな。 “

  • 由美と美弥子 4021

    ■ 陽太の長い一人語りを聞いているうち……。 いつしか侑人の陰茎も、痛いほどに張り詰めていた。 子供だと思っていた陽太が、思いのほか経験豊富なことに驚いた。 学校でいたぶられてる上級生より、はるかに経験値は高いんじゃないだろうか。 でもそれは、侑人

  • 由美と美弥子 4020

    「どう、麻里奈? ご感想は?」「臭いぃぃぃ」 その開いた口に、2発目の精液が飛びこんだ。「おぐ」 麻里奈は、反射的なんだろうけど口を閉じた。「麻里奈、出すんじゃないよ。 飲んで」 麻里奈は、力なくかぶりを振りながら、唇をへの字に歪めた。 唇の

  • 由美と美弥子 4019

    「ほら、入れてごらん。 女に入れるの、初めてでしょ」 洞穴は、まだ収縮してない。 ちんぽの先を、穴に挿しこむ。 何も感じない。 当たり前だ。 何にも触れないんだから。「はは。 これって、初セックスって云えるのかな? でも、入ったことは確かだよね

  • 由美と美弥子 4018

    指の狭間から、飛沫があがった。「ひぃぃぃぃぃ。 イク……。 イクッ! がっ。 ががっ」 麻里奈の全身に、腱の筋が走った。「ごっ」 天井を突いた両脚の先で、10本の指が裂けそうなほどに開いてた。 頭をもたげ、自分の股間を睨んでる。 でも、その

  • 由美と美弥子 4017

    「まだまだ」「ひぃぃぃ」 前腕の3分の1までが消えてた。 イルージョンを見るようだった。 でも、さすがに心配になった。 こんなことして、ほんとに大丈夫なんだろうか。 だけど、麻里奈が苦痛を訴えてないことは明らかだった。「陽太、こっち来て。 ほら、

  • ハーレクイン忌/2024

    ハーレクインさんの正確な忌日は、存じあげません。 2018(平成30)年2月10日の入院と同時に、音信不通になってしまわれたので。 で、わたしが勝手に、二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」を、忌日とさせてもらったんです。 「ハーレクイン」というハンドルネームが…

  • ハーレクイン・エロマンス

    ハーレクインさんの創作集です。ありがとうハーレクイン忌/2024 精霊馬、2023年 ハーレクイン忌/2023 精霊馬、2022年 ハーレクイン忌/2022 精霊馬、2021年 ハーレクイン忌/2021 精霊馬、2020年バージョン ハーレクインさん三回忌 精霊馬、

  • 単独旅行記Ⅶ(084)

    み「こうして見ると……。 会津が盆地だってのがよくわかるよね」ハ「まさしくやな」み「四方を山に囲まれてると……。 安心感がある気がする。 少なくとも、津波は来ない」ハ「当たり前やがな」み「これで雪が降らなきゃ……。 住んでみたいんだけど」 ん

  • 由美と美弥子 4016

    姉ちゃんに手招かれ、麻里奈の足元まで、にじり寄る。「あんたたち、脚、抱えて」 麻里奈の乳首から唇を離した2人が、麻里奈の脚を掬いあげた。 麻里奈の脚は、頭上まで持ちあげられた。 下腹では、脂肪が何段にも括れてた。 もちろん、そんな格好をさせられた

  • 由美と美弥子 4015

    ■ 目を醒ましたときは、まだ淫夢の中にいるのかと思った。 毎夜、妄想しながらオナニーしてた情景が目の前にあったから。 でも、夢じゃないと悟った瞬間、はっきりと覚醒した。 3人の女が、1人の大柄な女の身体に纏わりついてた。 全員、全裸だった。 囲まれ

  • 由美と美弥子 4014

    「ほら、これ何?」 脚の間から抜かれた指が、麻里奈の眼前に突きつけられた。 指先が濡れ光ってるのがはっきりとわかった。 麻里奈はその指を、寄り目になるほどに見つめていた。「言ってごらん。 あんたのあそこがどうなってるか」 麻里奈は、何か言おうとし

  • 由美と美弥子 4013

    その下は、ブラしかしてなかった。 ピンク色のブラが、ボールを包んでるみたいに張り切ってた。 もうひとりによって、すでに下半身からはジーンズが引き抜かれてた。 ブラとおそろいのショーツも、パンパンに張り詰めてた。 背中のひとりが、ブラのホックを外した

  • コメントログ284(4001~4010)

    由美と美弥子 4001★Mikiko02/12/2024 06:02:13 AM今日は何の日 2月12日は、『オートファジーの日』。 オートファジー研究の事業化を促進し、国民生活の向上に寄与することを目的として活動する……。 『(社)日本オートファジーコンソーシアム/大阪府箕面市』が

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