今回は、熊本県中部に位置する宇土半島の先端にある三角町周辺に釣りの下見に行ったついでに国指定史跡「小田良古墳(おだらこふん)」に寄ってみた。三角西港。世界遺産であるが釣り場としても知られている。以前の散策記小田良古墳は有明海と八代湾を南北に隔てた宇土半島の北岸の海岸近くの低い丘陵先端部に位置する古墳で、墳丘は失われているが6世紀初めを前後する時期に築造された直径20m規模の円墳と推定される装飾古墳である。発掘調査では、多量の玉類、銅製鈴、異形銅製品、刀子(とうす)、人骨などが出土している。石障には、円文、靭(ゆき)・盾(たて)の彫刻が施されており、赤い顔料が塗られていた痕跡がある。有明海に面している。覆屋で保護されている。(現地解説板)国指定史跡小田良古墳昭和54年10月23日指定宇土半島の北岸の代表的な...国指定史跡「小田良古墳」(熊本県宇城市)