06．リボーン参上

06．リボーン参上一点の光も映さない黒き深刻な瞳は、紛れもなく神さえも殺せる最強最悪な「人間｣のモノだった。 マァ、こんな感じでお着替え人形ごっこの人形にされ…

05．5 おまけ

05．5 おまけ “あははははっ。本当なの、水月?!” “お母さん。笑いすぎ。” “ごめんごめん。でも、まさかあの鳳さんがねぇ。” “…やっぱり、偶然じゃない…

05．恐ろしい生物、その名は腐女子

05．恐ろしい生物、その名は腐女子 僕は玩具じゃありません!そのド派手な臙脂色の蝶々柄振袖を僕にどうしろと?!せめて男用仕立てにしてください!! あっという間…

04．許可

04．許可 与えるだけで何一つ受け取ろうとしない僕たちこそが、奪い取るだけの悪道よりもずっと質の悪い…異常者なのだ。 鳳さんにノックアウトされた二日後、僕は母…

03．鬼の住まう村(下)

(下)えっと。僕、もしかして、まんまと釣られました? 朝の9時。突然綱由がやって来た。…ちょっと早すぎないか?母はもう出勤して僕はのんびりと昨日貸して来た本を…

03．鬼の住まう村(中)

(中)彼の鬼の与えてくれる感情は、心が壊れそうな快楽と苦痛ばかりで、これが依存なのだと、僕は実感した。 イタ飯屋を後にして、図書館へ向かった。本は好きだけど、…

03．鬼の住まう村(上)

03．鬼の住まう村雲雀恭弥。鬼の名を口にし、僕は少し震えた。会いたい。今八つ裂きにされるとしてもいい。彼に、雲雀恭弥に会いたい。そう思った。 朝。何時ものよう…

02．依存

02．依存初めて味わった依存という感情は、とても甘味でありながら、とてつもなくおぞましいモノだった。 美しい鬼は僅かな時間で、殆どの男たちを打ちのめしてしまっ…

01. プロローグ

01. プロローグあの日、モノクロームな僕の日常は、真紅の美しき鬼によって、一変した。“着いたよ。”“…ここが、並盛…。”“そうだよ。これからはここが私たちの…