米と麦豊作なりと聞きをれば安心したる団塊のわれ 自転車に採りたてのセロリを積み込んで香り散らしてペダル漕ぐなり※ 一首めは先週、2首目は今日の読売新聞道内…
モノクロ中心のスナップです。 フィルムとデジタルの両刀使いで、しばらく撮る予定です。
農村、漁村、都会、街等のスナップ中心で被写体を限定しません。 トライXをD76で現像しています。 以前はアサヒやフォトコン、日本カメラ等の雑誌月例にも出していましたが、ブログを主体に見てもらおうと思ってます。 ブログはつれづれに書いた雑文も載せています。 ヒマな時にでも覗いていただければ幸いです。 どうかヨロシクお願いします。
掘り起こす土の香りに確認す ヒトであることあり続けること 雪どけの野の匂ひ嗅ぐワン公はわれと同じく鼻穴ひろぐ
干し蛸の口とんがりて空あほぎ 文句言ひたげ風に揺れゐぬ 欲望が目を見開きて叫ぶなり鶏のから揚げ夕に食べたし
クレーン車が手足伸ばして空踊る 新たな空間札幌の街 今日もまたタイムマシンで彼の世へとお悔み欄の人々乗りぬ
春の陽に高くトンビの舞ひ上がり円描くうちにつがいとなりぬ 陽を占めてキバナノアマナぱつと咲き地は華やいでみな顔明るし
茹でたての毛蟹発泡で送られて生きてるごとく顔あげてをり 北向かふ白鳥いち群陽を受けてかがやきをりぬ 内臓隠し
食パンに残りのカレーのせナイフとフォークで食むスパイシーな朝 満開のクロッカス、空に鳴く雲雀が春を演じてじき早緑に
品種は3種で、アンデス系はやめた。半分ほど男爵を半割にしたが、後半は1個植え。 男爵も1Kで良かったかも・・・。半年ぶりの土おこし、からだがやる気を起こし…
熱き紅茶にオレンジピール 鼻先にふはり香りぬ地中海の風 雪残る大地にはやも雲雀鳴きしばしホバリングして雲間に消ゆる
穏やかな春の路わきで小さき児がふきのたうに顔よせてをり またひとり友人が旅立つ碧い空 エイプリルフールだと言つて欲し
啄木の顔つややかで時々は鴉とまつて白化粧せり 毎年の徐々に春喜びを腕をひろげて感じてゐるなり
札幌はクレーン流行りの大手術 街並み整形願ひし美観 ミツウマの長靴愛しもう五年夏の泥まみれ冬にぴかぴか
真一文字に飛行機雲の分ける空 ひかりと音を残してゆけり 陽をうけて変へるきらめき鳩の首 はずみをつけてのつこり歩く
瓶なかの狭き転げてラムネ玉 軽き音たて昭和が回る 夕焼けをレンコンの穴に詰めゐてスープカレー 芋、人参も傍に
宇宙から眺めるやうな円い空簡単に死なぬと蒼空に誓ふ この星の災事多くて沈み込み 太陽のおもさお変はりないか
腕を組み通り眺める老いびとの姿のなきを死亡欄で知る いつかきつとといふ夢など追ひながら残生を指で数へてゐたり
生き残るは吾もウイルスも同じなり 互いに剣を向けあふ戦士 豚足を甘辛にして手でつかみ味はふ 野性をまだ持ちたしと
ヨーグルトは市販のカスピ海を種にして常時大瓶と中瓶2本を交互させてます。そして3世代ほど繰り返してますが、熱湯による器具の殺菌消毒が肝要です。 麹による甘…
靴箱に黒ふち眼鏡置きしまま交わす接吻 赤いハイヒール 窓をうつ雪の闇夜にふたつ身のゆらぎて落ちぬ炎の底ひ
家なかの掃除ロボット玄関に這い出し道草に通り眺めぬ 天井のすみに足長の蜘蛛じつとしてまるでそこは世界の果てなり
嗅ぐこと味はうことの欲求のただそれだけで明日へとつなぐ アボガドの固さを時間の厚さではかりながら雨だれている外
春めいて大工の釘打ち音させて響きつらぬく群青の空 いつせいに同じ向きする車中なかスマホにマスクの顔落としゐぬ
花の名を海馬つかんで振るいたし 赤玉出ずに「あれ、あの」ばかり 長もやしとなるジャガイモの芽を摘んで一瞬惑うサラダの未練
久しぶりに地元の温泉へ・・・。風呂に行くと、どうしてここまでハラを膨らませるのだろうという方がいます。 でも、人ごとではありません。また腹筋をしっかりやろ…
今日もまた散歩コースに漂わす珈琲の香りに拉致されてをり 懐かしき昭和の看板窓越しにトヨタ洗濯機、シンガーミシン
とび職の腰にぐるりと道具つけ動く軽快 青空に映ゆ 雲間よりひかり一条射しこみてビル二十階スクッと立ちぬ
沈む陽がモノクロとなる夕まぐれ 空いちめんに黄砂かすみゐて 車には黄砂いちめん被りゐて洗車後じきにまた汚れたり
千葉の古民家に住む次男夫妻より筍が送られてきた。懇意にしている近くの爺様のお裾分けのよう。 さっそくカミさんがあく抜きして、おかか煮と筍ご飯を作る。ノビル…
歩けどもシャッター閉まり人見えず かつて魚屋も床屋もありき 泰平は幻なるか真夜中にせんべい齧つて闇を割りたり
朝四時に新聞入る音のして二度寝ままならぬ歳となりけり 洗面所開ければ乳の香りして青箱の白き牛乳石鹸
提出が迫っている7課題を朝早めに書く。そのあとは、それぞれクルミとレーズン入りのライ麦パン。 ずっしり重く、ひとつ800gあった。おっかけ、いつものアンパ…
ワン公が足元嗅いで判断す「善人」、「悪人」のちに顔見上ぐ ビル中のエレベーターに乗りたれば数多の吐息、つぶやき聞こゆ
週末をゆつくり過ごすとまだ思ふ 退職をして十余年も経つに 鮮やかな夢一度くらいは見たくあり 総天然色の笑顔と涙
地下街のあちこちでスマホ光りたり ひとまず靴紐結びなほす お喋りをしてゐる客にボリュームをふたつ上げたるジャズ喫茶店主
前回作ったアフガン飯が美味しかったのでまた炊きました。 グリーンカレーと一緒にさきほど昼にいただきました。 やっぱり、指で味わいます。
尾白鷲高きより川面に近づけばいつせいに鴨の群れ飛び立つ 声のしてつと見上ぐればアトリいて「キュロッ」と鳴きて雲に翔びゆく
もはや顔の一部となるマスクして目で笑み分かつ町内散歩 いちだんと日足の伸びて温かし不穏なニュース駆けめぐれども
トラノオの先が揺れゐてすぐ止むも地震列島どうかこのまま 義母、叔母から継ぐ着物 樟脳の香をさせ妻の砦となりぬ
フェイスブック、ラインにツィッター 寂しさをスマホにうめて求める絆 焼きたてのニシン頬張る夕飯のほどよき暮らしまだ続けたし
日にひとつ良きことあれば満たされて残生騒がず小さく怒る 寸止めせし言葉束にしてシュレッダーにかける週末のすつきり朝
毛ガニの季節。食べ方は、まず甲羅を手でガバッと開ける。 そして、両手で真ん中より二つに折る。あとはミソごと歯を使いしごきながらバリバリいただく。 産地生ま…
青空にくるり輪をかくトンビゐて 美智也の歌を口づさむなり 見上ぐれば高き星たちまばたきの間にも渦巻くアンドロイド
顔の造作は生き方により決まるらし 今さらにマスク有難くあり 地下鉄の脱毛広告見る男のもつたいなき顔つくづとしてあり
一昨日の午後はカレー。ヨーグルトに漬けた鶏肉をソテーし、カレー粉やチリパウダーを入れる。 玉ねぎやトマト缶、しょうが、にんにく、セロリはミキサーでペースト…
マネキンがうしろ足上げ春駆けぬ 賑やかなりしショーウィンドー 仁丹の看板かかげお酒、傘、雑誌も売つてゐる街角の店
吊るされた蛸足のさきが風に揺られて伸びたり縮んだりしをり 寒風に昆布がなびく抜海の浜 薪拾ふ老婆の背あり
眼科より処方されたる点眼の一滴に期す花笑みの空 夕となり幼き子らに「カレーだよ」今も変はらずただちに集ふ
ぎしぎしと氷かさねるオホーツク凍原 オオワシ高く旋回す 一夜にて蓮氷張るオホーツクの港 人影もなく静まる
サンドが流行りらしい。以前、マリトォツォというのがありこれも作ったがフルーツサンドも一過性だろうか。 自家焼きパンを薄く切り、クリームをホイップ。イチゴに…
沖に対峙するごと置かれる廃船の冬浜にカモメ低く飛びたり 船底に砂埋めたまま漂着す木造船がゆらゆら揺れぬ
太陽の真下に磯船シルエットとなり波かきわけて影を曳く オホーツクのベニヤの浜にスカシユリ咲き海は初夏の色に染みたり
千葉の古民家に住む次男夫婦より牛肉のプレゼント。だいたい牛肉を食べたのが二十歳の頃で、札幌で父親がご馳走してくれたのが最初。 それまでは、母親の実家の鶏と…
堤防の灯台に寄せる荒波のまはる赤灯見えては隠れ 荒波に翼ひろげてひるがへるオホーツクカモメ命しぶとく
今日の参加は26名。午後1時より5時まで、それぞれの短歌を検討し合いました。
長々と昆布干したり石の原照りつける陽の抜海の浜 夕となりカモメの群れが遠ざかる のそり波立つ浜際
選魚場、漁婦片手に小魚を二匹掴めばカモメ寄りたり 岸壁にヒトデ捨てられ幾日か カモメ食はず撓(しな)つてをりぬ
先日、「ドキュメント72時間」でアフガン難民がパキスタンに逃れ食堂場面を流す取材があった。そこに登場したのは、ピラフに似た「カブリパラフ」と言うアフガンの…
波打ちの際に寄せたる夏昆布老婆走って長柄に巻きつけ 片足で櫓をこぎながら箱メガネのぞく昆布採り しばし顔上ぐ
この数日の気温上昇で一気に春が進みました。昨年より、かなり早いです。 で、いつもの場所で蕗の薹採り。カミさんに味噌和えやてんぷらにしてもらいました。
波の引く一瞬めがけ小走りしたちまち大波来る間一髪 荒れ海の波うちぎわにホタテ貝寄せタモたくる男等は
丸太杭に漁網吊るして補修する漁婦幾重の網に囲まれぬ 春の浜太きロープを肩にかけ運ぶ男たちの猛き掛け声
トマトを使わないあっさり味のスープ。それに、少しづつの野菜を種類多めに使いました。 肉は手羽元、トマトの甘みも出て美味しかったです(自分で言うのもなんです…
オホーツクの堤を歩く少年の頭上にカモメ一群飛びゆく 老漁師の二人煙草をくゆらせて見つむ海凪ぎて沖はひかりをり
春迎へ新造船を浮かばせて船主お神酒をかけて祝ひたり 船いつぱいの大漁旗に漁師等はねじり鉢巻ききりりと締めぬ
小学の兄弟が網の入つたコンテナを運ぶ春のお手伝ひ 行商の老婆ほつれ毛かきあげてガンガンのせたリヤカーを引く
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米と麦豊作なりと聞きをれば安心したる団塊のわれ 自転車に採りたてのセロリを積み込んで香り散らしてペダル漕ぐなり※ 一首めは先週、2首目は今日の読売新聞道内…
千葉に住む次男から、今度は段ボールいっぱいキウイフルーツが送られてきた。収穫を手伝っているそうで、商品にならないのが250キロもあるそう。 送られてきたの…
この世界「5G」で回れども昭和のゆったり感抜けずにあり 脈とればリズム乱れる日のありて加齢で出会ふ未知が増えゆく
世の中を「たかが」と「されど」で振り分けし永らへる命 今生ゆゑに 人らしさは限界超えたと言ひやらむホーキング氏 食はせものの世に
擬態語を動員し喋る赤ん坊の大き丸目「ぐわ、ぐにゅ、ぐぐぐ」 指先をスマホに走らせ乗客の時間止めたまま列車は夕べに
はるか昔の独身時代。おやつが無かったので、ジャガイモを薄切りにしてポテチを食べたものだ。 その後もちょくちょく作っているものの、久しぶりに今日は3時のおや…
病院や温泉そしてコンビニもシニアでにぎはう老人の国 口を開け言はれるままに歯を見せて後期高齢は幼きこころ
戦争や災害、疫病のとれかにあたる不幸あり或いはどれをも 空爆が教へてくれる戦争の二度としてならぬと誓った言葉
蕾つけきらめくごとく花を盛るシャコバサボテンの天衣無縫 ずつと先といつも思ひし晩年が至近距離となる いつの間にやら
父の亡き齢超ゆれども面影は変はらず今も齢上なりき 寒空に耐へてカシワのかさこそと散るは今かと枯葉のおもひ
星の夜を歳の数だけくぐり抜けど今に気がつく生き切らぬこと お湯注ぎふんわり膨れる珈琲をながめて想ふ あの時のずれ
マグロ、海老、ウニにサーモン 目と味蕾で海の絢爛(けんらん)味はふなり 温かき鮭茶漬け孫と食む夕に皮が旨いと分け合ふ笑顔
掘り起こす土の香りに確認す ヒトであることあり続けること 雪どけの野の匂ひ嗅ぐワン公はわれと同じく鼻穴ひろぐ
干し蛸の口とんがりて空あほぎ 文句言ひたげ風に揺れゐぬ 欲望が目を見開きて叫ぶなり鶏のから揚げ夕に食べたし
クレーン車が手足伸ばして空踊る 新たな空間札幌の街 今日もまたタイムマシンで彼の世へとお悔み欄の人々乗りぬ
春の陽に高くトンビの舞ひ上がり円描くうちにつがいとなりぬ 陽を占めてキバナノアマナぱつと咲き地は華やいでみな顔明るし
茹でたての毛蟹発泡で送られて生きてるごとく顔あげてをり 北向かふ白鳥いち群陽を受けてかがやきをりぬ 内臓隠し
食パンに残りのカレーのせナイフとフォークで食むスパイシーな朝 満開のクロッカス、空に鳴く雲雀が春を演じてじき早緑に
品種は3種で、アンデス系はやめた。半分ほど男爵を半割にしたが、後半は1個植え。 男爵も1Kで良かったかも・・・。半年ぶりの土おこし、からだがやる気を起こし…
熱き紅茶にオレンジピール 鼻先にふはり香りぬ地中海の風 雪残る大地にはやも雲雀鳴きしばしホバリングして雲間に消ゆる
穏やかな春の路わきで小さき児がふきのたうに顔よせてをり またひとり友人が旅立つ碧い空 エイプリルフールだと言つて欲し
啄木の顔つややかで時々は鴉とまつて白化粧せり 毎年の徐々に春喜びを腕をひろげて感じてゐるなり
札幌はクレーン流行りの大手術 街並み整形願ひし美観 ミツウマの長靴愛しもう五年夏の泥まみれ冬にぴかぴか