『世界も自分も変えるシゴト』とやらをやってる人たち。

さて帰国から数ヶ月。生活環境も大きく変わりました。JICAという組織と関わった2年間。言いたいことはたくさんありましたが、『協力隊』から少し距離をおいて、またいろいろ見えてくるものもありました。前提として『青年海外協力隊』という制度はすばらしいものだと思います。この間に多くの人と出会い、今まで知らなかった世界を教えていただきました。協力隊に行ってよかった思うことのひとつは、そんな人たちとの出会いです。彼らと話をしていると、協力隊員が協力隊になった理由というのは大きく3つではないかと思われます。①見識を広め、その後のステップアップのため②自分のスキルを試すチャレンジのため③日本社会に適応できなかったためまず①見識を広め、その後のステップアップのため協力隊全体の平均年齢は27～28程度。20代、特に平均年齢以下で応...『世界も自分も変えるシゴト』とやらをやってる人たち。

帰国とか。

気がつけば帰国から数週間。日本に戻って数日間はなんだかフワフワした感じで実感もなくこの2年間が夢だったような変な気分だった。日本人はみんな黒やグレーの地味な服を着て足早に歩いて、スマホをいじって、そんな人たちが妙に気持ち悪くて。向こうにいるときから就活をやっていたおかげかそういう気分もすぐに抜けてしまった。慣れとは怖いもので、時間通りに来る電車が日常になって。この『青年海外協力隊』というシゴト。不満もいっぱいあったけど、ここでは書けないようなこともあったけど無駄ではなかったと思う。言いたいことも言えないこんな世の中だけど、楽しかったです。気が向いたらまた更新します。おわり。帰国とか。

もうすぐ。

気がつけば帰国間近です。部屋の片づけ。挨拶まわり。引き揚げ。そして帰国報告会。もうすぐ。

日本人とか。 【#98】

今回の記事で、ガーナに来てから98回目の更新となるようです。過去97回のなかの登場人物に日本人というのは、たぶんほとんどなかったと思う。別に意識してそうしてたわけじゃないけど、なんとなくそんな感じになりました。今回はそんな『日本人コミュニティ』のお話。任地タマレ近郊には日本人が多い。現在ボランティアならタマレ市内に5人。隣町に3人。他に国際機関に勤める方がご夫婦で駐在してます。車で1時間以内の範囲に10人の日本人が住んでいるということ。首都アクラや第2の都市クマシなら大使館関係者やJICAの専門家がそれなりに暮らしているようだが田舎町に配属されがちな協力隊としてはこれだけの人数が固まってるのは珍しい。田舎に配属された隊員なら、一番近くの日本人でもバスで3時間なんてよくある話。みんなで飲み会をするとなれば数時間か...日本人とか。【#98】

平和とか。 【#97】

世界中の協力隊員、それぞれの仕事だけじゃなくて、日本の紹介というのも活動のひとつ。広島の事務所から提供してもらった資料をもとに『平和展』なるものを開催しました。ちょうど日本でも『平和学習』というものをやってる時期でしょうか。もともとは去年、先輩隊員がやってるのも見せてもらってそのときに「来年やってみれば？」と言われてふたつ返事で「じゃあ、やります」と答えたのが始まり。6月くらいには開催を…と考えて企画をスタートしたもののずるずる先延ばしになって、気がつけば8月。ヒロシマ、ナガサキ、原爆。もしあなたの友達が殺されたら？もし戦争が始まったら？そして震災のこと、原発のこと。難しいことは分かりません。考える「きっかけ」のひとつになればいいかなという思いです。そろそろ書かないといけない報告書が溜まってきました。平和とか。【#97】

無題。

2011年12月。自転車を買いました。日本製のママチャリが丈夫でいいんだろうなと思いつつ、マウンテンバイクみたいなやつがほしくてたぶんヨーロッパ製の中古を買ってしまったわけです。結論から言うと日本製にしとけば良かったです。世界企業シマノは偉大です。さて自転車はいつも自分の家の前に停めてます。防犯のためロックもします。するとご近所さんが「ちょっと近くまで買い物行くから自転車貸してくれ」と来ます。貸してあげます。返ってきたらまたロックします。最初のうちはその都度ロックをしていたけど彼らも頻繁に借りに来るようになり、なんだかめんどくさくなりました。そこでもう「自由に使っていいよ」とロックをしないようにしました。すると彼らはホントに「自由」に使い始めました。自分が使いたいときに誰かが使っていて、それが誰なのかも分からな...無題。

無題。

いつも通り授業のため教室に行きました。AgricClass（農業科）の授業です。そしたら教室には誰もいませんでした。どうやらその日はフィールドワークらしいです。畑に行ってメイズ(トウモロコシ)の種植えをしてるらしいです。ガーナの学校は一応クラスごとに担任(のようなもの)が決まってるもののホームルームとかがあるわけではなく。それなのに生徒たちにはきちんと連絡事項が伝わってます。しかしなぜか教師側には伝わってません。他のガーナ人教師も「生徒たちはどこだ!?」と騒いでたので知らなかったのは僕だけじゃないみたいです。畑に小さい穴をあけて、そこに種を2つずつ入れて、土をかぶせるだけの簡単な作業です。3割の生徒はマジメに働いてます。7割の生徒はダラダラしてます。彼らは働きアリです。無題。

無題。

どうも、理数科教師の僕です。現在『理数科教師』という職種はなくなって、それぞれ『理科教育』『数学教育』という名称に変わっているそうです。JICAのホームページを見ると、H25年度の春募集の選考中ということで選考状況が公開されていました。理科教育は、要請120に対して応募が41、一次選考合格が34。数学教育は、要請38に対して応募が13、一次選考合格が11。ここからまだ二次選考があるのでさらに絞られるということ。需要と供給があってません。理数系教員不足は途上国に限らず日本でもひとつの問題です。『理数科離れ』というか理科数学嫌いの日本人は多いです。そんな日本人でもたいてい九九はちゃんと言えるし、買い物に行けば"○○円の3割引き"なんていう計算もできます。しかしガーナ人、"2×3＝5"なんて計算をしていても堂々と「一...無題。

飛。

首都アクラから任地タマレまでは約660km。基本的に長距離バスでの移動です。以前は12～13時間かかっていた道のりも少しずつ舗装整備されているおかげか今では10時間強で着きます。ちなみにお値段は45セディ（2300円くらい）。確か1年半前は35セディだったはず。じわじわ値上げしてます。JICA事務所からは陸路の移動推奨ということだったのですが、少し前から空路の移動も認められるようになりました。実際、ガーナ人のなかでも飛行機を利用するような富裕層が増えてきたのか今年始めあたりから便数が増えているようです。現在、定期便が出てるのはたぶん3社。すべてアクラを起点にして3都市に朝夕それぞれ1往復ずつ。そして今回初めて、飛行機を利用しました。お値段なんと130セディ（6500円くらい）。たぶん1ヶ月の食費くらい。利用する...飛。

海。

海岸線沿いにはビーチリゾートが数多くあります。そのうちのひとつ。セントラル州アノマボギニア湾、波が高いです。海。