何度別れても切れなかったふたり。14年ぶりの再会から再び動き出した恋。超遠距離・婚外恋愛。
彼と出逢ったのは31年前。4度目の別れが訪れた時、もう二度と逢うことはないと思った相手でした。6年後、異国の地に住むわたしの元へ、突然、舞い込んで来た彼の消息。そこにはわたしだけにわかる彼からのメッセージが込められていました。2010年夏、再びふたりの恋が始まりました。
<「馴れた」の続きです。>料理は美味しかった。ユウさんと一緒だったら、なんでも美味しい。「珈琲飲みに行こうか?」そんな時間があるの?ここで終わりだと思ってたの…
<「彼らしさ」の続きです。>帰国まで残すところ、あと二週間。帰る直前にもう一度ユウさんと逢うことは決まっていたけど、それ以外は約束していなかった。ダメ元でお昼…
<「怪しげ」の続きです。>太陽は少しだけ黄昏色に変わり始めていたけど、まだまだ外は明るかった。しかもビジネスマンがたくさん通る道。そんなところにある屋台に行こ…
<「遅刻」の続きです。>午後の早い時間のせいか、部屋の外からは清掃の掃除機の音が聞こえてくる。声が外に漏れちゃったらどうしよう。ユウさんは全くそんなこと気にし…
<「下着」の続きです。>ユウさんが予約してくれたホテル。家を出る前に何度も地図で場所を確認した。駅の改札を出て、北へ直進。信号を渡り、突き当たりを右折。そこか…
<「余裕」の続きです。>毎年、日本に帰ると必ずすることがある。30年来の親友・悪友子と渋谷の1◯9へショッピングに行くのだ。普通の感覚を持ち合わせていたら、こ…
<「面倒」の続きです。>へー。なんかうれしい。でもいいのかな?前は面倒くさいって言ってたのに。最低最悪だったときから数年たち、彼に余裕が出て来たということなの…
<「満足」の続きです。>ユウさんと再会したての頃。逢瀬に利用するホテルの予約は彼にまかせていた。デートの段取りは男がするもの。そんな固定観念があったから。でも…
<「視線」の続きです。>食事が終わった。お昼休みを利用して逢っているのだから、当然彼はそのまま会社へ戻るのだと思っていた。なのに思いがけない申し出。「ここから…
<「焦る」の続きです。>2週間ぶりに逢う「生」のユウさん。「どこに行きたい?」彼がいくつか候補をあげてくれる。蕎。鰻。寿司。焼肉。暑くてバテ気味なので、鰻屋を…
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