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どらねこりん
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2015/02/13

  • 今村翔吾「八本目の槍」あらすじと感想

    世に「賤ヶ岳七本槍」と称されるようになった、武勇の誉れ高い七人の武人たちがいる。 賤ヶ岳の戦い(しずがたけのたたかい 天正11年4月 1583年 羽柴秀吉と柴田勝家の戦い)の折のことである。...

  • 周防柳「高天原 厩戸皇子の神話」あらすじと感想

    蘇我馬子から国史を作りたいと言われた厩戸皇子(うまやどのみこ)が、側近の船史龍(ふねのふひとりゅう)と共に、幻に終わってしまった史書、「天皇記」と「国記」を作りあげていく物語である。...

  • 今村翔吾「童の神」あらすじと感想

    「童」が蔑称だったとは!驚いた!! 夷(えびす)、滝夜叉(たきやしゃ)、土蜘蛛(つちぐも)、鬼、犬神、夜雀、ほかにも赤足や鵺(ぬえ)など、京人(みやこびと)が、朝廷に復さぬ者たちに付けた蔑称は枚挙に暇がない。...

  • 松本清張「鬼火の町」あらすじと感想

    江戸、隅田川で、水死したと思われる遺体がふたつ、杭に引っかかっていた。 厚い霧が白く張った天保11年(1840)5月初旬のことである。...

  • 岩室忍「家康の軍師①青龍の巻」あらすじと感想

    今川義元には、太原崇孚雪斎(たいげんそうふせっさい)という強力な軍師がついていた。 雪斎は今川義元にはなくてはならない存在で、黒衣の宰相、大軍師、執権などと呼ばれ、誰もが恐れ信頼した今川軍の支柱であった。...

  • 黒田基樹「家康の正妻 築山殿 悲劇の生涯をたどる」あらすじと感想

    築山殿(つきやまどの)については、謀叛を疑われて、息子信康と共に若くして亡くなったくらいしか知らなかったが、歴史学的にも残っている史料が極めて少なく、ほとんど何も分かっていないのだそうである。...

  • 垣根涼介「室町無頼」あらすじと感想

    華やかな室町文化ばかりに目が行きがちだが、市井というか、巷の人々の有様は悲惨の極みだったようである。 商業に携わる者だけでなく、幕府や公卿(くぎょう)、神社仏閣までも、ただただ銭儲けばかりに執着していたという。...

  • 垣根涼介「ワイルドソウル」あらすじと感想

    強烈なパンチをいくつもくらってしまったような気がした小説だった。 かつて、と言ってもそう遠い昔のことではない過去に、こんな悲惨な出来事があったとは衝撃というか驚きだった。...

  • 松本清張「かげろう絵図」あらすじと感想

    次の将軍は誰か? それ次第で己の権勢がゆるぎないものになるか、あるいは、地の底に落ちるかが決まる。...

  • 垣根涼介「光秀の定理」あらすじと感想

    光秀については、謀叛を起こして三日天下(実際は11日程だとか)で終わった人位にしか認識がなく、あまり興味もなかったが、本書を読んで、すっかり光秀のことが好きになってしまった。...

  • 吉屋信子「徳川の夫人たち」あらすじと感想

    大奥のどろどろ物語りかと思ったら(それも多少あるが)、数奇な運命に立ち向かって、強く生き抜いた女性の物語りだった。...

  • 垣根涼介「信長の原理」あらすじと感想

    信長に関しては、星の数ほど著書があり、語り尽くされた感があるが、本書に登場する信長は「こんな上司には、あんまり仕えたくないなぁ」 と言ったところであろうか。...

  • 佐藤巌太郎「会津執権の栄誉」あらすじと感想

    鎌倉幕府の有力御家人、三浦氏の流れを汲む奥州の名門芦名(あしな)家。 400年にわたり東北の要衝の地である会津を治めてきた芦名家だが、御多分に漏れず、家督争いを巡るお家騒動で揺れていた。...

  • 北方謙三「楠木正成」あらすじと感想

    軍神の化身、多聞天王の化生とまで言われた楠木正成(くすのきまさしげ)。 南北朝時代、戦国時代、江戸時代を通して日本史上最大の軍事的天才という評価もある。...

  • 北方謙三「林蔵の貌(かお)」あらすじと感想

    間宮林蔵に関しては、樺太(サハリン)が島である事を確認し、間宮海峡を発見したこと位しか知らなかったが、本書に登場する北方林蔵の生きざまは、緊迫したハードボイルド小説の様だった。...

  • 木下昌輝「秀吉の活」あらすじと感想

    秀吉については語り尽くされた様な感があるが、これがどうして、物凄くとは言えないまでも、なかなか面白かった。本書は、10の短編集の様な感じで秀吉の一生が描かれている。...

  • 伊東潤「家康謀殺」あらすじと感想

    「大御所様(家康)の命を狙う者が、輿丁(よちょう)の中にいる。見つけ出せ」と言われ、伊賀出身の草(忍)である吉蔵は、その男を見つけ出すだめに輿丁になりすましていた。...

  • 伊東潤「西郷の首」あらすじと感想

    幕末から維新にかけては、水戸、薩長土肥、会津、徳川、新選組の物語が多い中、本書は加賀藩の目線で描かれている。 加賀藩なのに、何故「西郷~」という表題なのかは、読み進むうちに納得できるようになっていると思われる。...

  • 北方謙三「魂の沃野」あらすじと感想

    本書の主題、加賀の一向一揆について 「日本には歴史上二つ独立国が存在して、一つは九州に、征西府というのが十年続いている。 もう一つが加賀。...

  • 佐藤巌太郎「将軍の子」あらすじと感想

    「徳川将軍の御落胤」 波乱を予想される出自と思うが、極めて有能だったにもかかわらず、妙な野心を抱かなかったこともあって、保科正之(ほしなまさゆき)は、陸奥国会津藩初代藩主として、寛文12年12月18日(1673年2月4日)、63年の生涯を無事終えている。...

  • 谷津矢車「某には策があり申す」あらすじと感想

    「かの武田信玄公から軍略を直伝された」と豪語し、戦馬鹿を自認する島左近の物語りである。 彼の夢というか目的は、数万の兵を使って天下の趨勢を動かす事だという。...

  • 谷津矢車「曽呂利」あらすじと感想

    曽呂利(そろり)。 この少し妙な名前の人物は、泉州堺で刀の鞘(さや)を造る鞘師をしていた実在の人物である。 鞘師としての腕は確かな様で、刀が鞘にソロリと入ることから曾呂利と称したというが、詳しい人物像はよく分かっていないらしい。...

  • 北方謙三「悪党の裔(すえ)」あらすじと感想

    本書に登場する「悪党」。 それは、現在の我々が想像する悪党とは少し違うようである。...

  • 佐藤雫「言の葉、残りて」あらすじと感想

    鎌倉三代将軍源実朝(さねとも)といえば、軟弱で凡庸、将軍としての印象が極めて薄い、というのが一般的な印象のように思う。 だが、本書の実朝は、佐藤雫氏の思い入れもあって、常とはいささ様子が違うようだ。...

  • 伊東潤「修羅の都」あらすじと感想

    修羅の都、鎌倉 血を血で洗う修羅の抗争を、頼朝を中心に描かれている。...

  • 阿岐有任「籬(まがき)の菊」あらすじと感想

    「あぁ、結婚したい。一刻も早く」 そう熱望する本書の主人公、兵部の君(ひょうぶのきみ)の心は、平安の都と同じ位荒れていた。...

  • 澤田瞳子「火定(かじょう)」あらすじと感想

    げに恐ろしき天然痘のパンデミック。 天然痘のパンデミックは、天平7年から9年(735~737年)にかけて実際に発生している。735年に九州で発生したのち全国に広がり、ある説によれば、当時の日本の総人口の25から35%にあたる、100から150万人が感染により死亡したとされている。...

  • 木下昌輝「炯眼に候」あらすじと感想

    信長の炯眼(けいがん 物の本質を見抜く鋭い眼力)にまつわる七つの物語り、といったところであろうか。 信長の炯眼と言っても、よく言われる楽市楽座とかそういう話ではないようだ。...

  • 沖方丁(うぶかたとう)「天地明察」あらすじと感想

    「北極星を見て参れ」 老中、酒井雅楽頭忠清(うたのかみただきよ)のその下命が、本書の主人公、渋川春海(はるみ)の怒涛の人生の始まりだった。...

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