「ほぉぉぉ」 奈美は舞台に目を戻した。 咆哮をあげたのは、万里亜だった。 この舞台に出てから、初めての発声だった。 思わず出た声なのかも知れない。 万里亜のディルドゥのプレートは、股間から浮きあがっていた。 理由ははっきりとわかった。 上下動の衝
長編レズビアン小説「由美と美弥子」連載中! 「日・月・水・金・土」が投稿日。連載、4,000回超。
赤い花、青い花。黄色い花。ピンクにオレンジ。そして白。様々な色彩の花が、地面を覆い尽くしていた。しかもその花たちは、ひと所に留まってはいなかった。二つ並んで、ほかの花々の間をすり抜けて行く一組。十近く固まって、形を変えながら行進する花の群。この群の前では、ほかの花たちが道を譲っていた。もちろん、おびただしい花邑を縫うようにして進む、たった一つの花もあった。
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「ほぉぉぉ」 奈美は舞台に目を戻した。 咆哮をあげたのは、万里亜だった。 この舞台に出てから、初めての発声だった。 思わず出た声なのかも知れない。 万里亜のディルドゥのプレートは、股間から浮きあがっていた。 理由ははっきりとわかった。 上下動の衝
次第に上下動のスピードがあがって来た。 パンパンパン! 濡れた洗濯物を、宙で振るような音だった。「あひゃひゃひゃひゃ」 女性が奇声を撒き散らせ始めた。 演出とは思えない嬌声だった。 万里亜はストラップに挟んだ鞭を抜きあげ、馬に鞭を入れるように
目次・ⅩⅩⅩⅩⅣ(4055~)第425章:無慈悲な聖母【奈美】現在/繁華街の店4079 4078 4077 4076第424章:らんちゅう【奈美】現在/繁華街の店4075 4074 4073第423章:水槽のある部屋【奈美】現在/繁華街の店4072 4071第422章:異界への扉【奈
鞭がもう一度振るわれた。「あぎっ」 今度の声には、媚びが含まれていなかった。 どうやら、鞭先の数本かが、陰唇を叩いたようだ。 わざとなのかはわからない。 しかし女性は、その体勢を崩すことはなかった。 ひょっとしたら、ヨガの嗜みでもあるのかも知れ
由美と美弥子 4071★Mikiko05/20/2024 05:40:16 AM今日は何の日 5月20日は、『森林の日』。 岐阜県美並村など、村名の頭に「美」の字がつく村10村で結成した……。 「美し村(うましさと)連邦」が制定。 「森林の日」の「森林」は、「もり」と読みます。 日付
コメントだけを抜き出したログファイルです。※ファイルサイズが大きいので、携帯からは表示できない可能性があります。291(4071~4075) 290(4061~4070) 289(4051~4060) 288(4041~4050) 287(4031~4040) 286(4021~4030) 285(4011~40
万里亜は空中で鞭を一閃させた。 房が大きな音を立てた。 それが合図だったかのように、床の女性が跳ね起きた。 短い脚で万里亜の元に駆け寄ると、ひざまづいた。 女性の眼前には、万里亜の漆黒のディルドゥがあった。 股間の前面は、逆三角形のプレートで覆われ
み「あ、新潟の銀行があった。 新潟で唯一の地銀」ハ「北越ちゅうのは、新潟のことやな。 『北越雪譜』の。 せやけど、なんや新潟で4番目の銀行みたいやないけ」み「新潟市の第四銀行と、長岡市の北越銀行が合併したの。 地銀同士の合併」ハ「“だいしぎんこう”
■ ガラス窓の死角から、突然、その女性は現れた。 長身だった。 高いヒールを履いていたが、それがなくても170㎝くらいはあるのではないか。 女性は、ほぼ全裸だった。 しかし、3箇所が覆われていた。 ひとつは、脚元。 膝上まで編みあげられた漆黒のロング
窓の向こうの客は、いったい今、何をしているのだろうか。 唾を飲みこみながら、窓にかじりついている客もいるだろう。 いや、すでに陰茎を取り出し、扱き始めている客がいないとは限らない。 変態性の強い客の中には、個室の中で全裸になっている者もいるのではない
「待ってました!」 対岸の壁から声が掛かった。 やはり、あの矩形に穿たれた窓の向こうには客が入っていたのだ。 奈美は赤面した。 ひとつひとつの窓の向こうに、1本ずつ陰茎が勃ちあがっている光景を想像してしまっていた。 ひときわ拍手が高まった。 部屋側
■ 部屋の照明が明るくなった。 ラテンぽいミュージックが流れてきた。 「むせび泣くテナーサックス」といった、いかにもな曲だった。 瀟洒な店の雰囲気には似つかわしくない。 しかし、窓の向こうの客の期待が、いやが上にも高まりそうな曲調だった。 奈美は
由美と美弥子 4061★Mikiko05/06/2024 05:25:48 AM今日は何の日 5月6日は、『万太郎忌』。 大正から昭和にかけて活躍した、俳人で小説家、劇作家の……。 久保田万太郎(くぼた まんたろう)の、1963(昭和38)年の忌日。↑クリックすると、大きい画像が見られま
水槽の中には、華やかな色合いの小さな熱帯魚が無数に泳いでいた。 その水槽の前に、長椅子が置かれている。 まさに、長椅子としか表現のしようがない。 ロングソファーの一種だろうか。 背もたれのある革製らしい黒いソファーが、水槽に対峙している。 すなわち
み「やっぱり雪国だね。 いわゆる“雁木(がんぎ)通り”の進化形だ。 歩道が広いわ」ハ「冬は助かるやろな」み「こっちは旧道だね。 歩道は狭いし、雁木もないし……。 冬は大変だろうな」ハ「ますます寂れてまうがな」み「横断歩道まで消えかけてる。 で
■ 入ったところは、何の変哲もない応接室のような造りだった。 ベージュの壁紙。 薄茶のローテーブルが置かれ……。 それを挟んで、サーモンカラーの表地を貼ったソファーが向き合っている。 正面の壁には、花瓶の花の静物画。 受付嬢は2人を先導して、ソファ
侑人がカウンター前に立つと同時に、カウンター脇から女性が現れた。 人感センサーでも設置されているのだろうか。 カウンター越しなので、上半身しか見えないが……。 女性は、エステサロンのユニフォームのような黒い上着を纏っていた。 腰が細く絞られていて、
■ 侑人と2人で外出するのは……。 侑人が私立中学に合格して、制服の採寸に行ったとき以来だった。 あのころは、ほんとにまだ子供だった。 それが今や、まるで愛人気取りだ。 もちろん、腕を組んだりはしてないが。 2人で電車に乗って下り立ったのは、巨大な
いつもお世話になっております。m(_ _)m 『Mikiko's Room』管理人、Mikikoでございます。 このたび『Mikiko's Room』は……。 2024年5月17日をもちまして、開設16周年を迎える運びとなりました。 ここまで歩んで来られましたのも……。 ひとえに、みなさまのお支
「がっ。 がが」 指が止まり、色が変わるほど強く押しつけられた。 茹で肉のように開いた陰唇から涎が伸びて、コンクリートを汚した。「かはぁ」 指の力が抜けた。 同時に、膣前庭が膨らんだ。 穿たれた尿道口から、しずくが零れた。 コンクリートを点々と
その当時はまだ、絵里子たちと知り合う前だった。 専業主婦の幸せな生活にまどろんでいたころだ。 自分の内奥に潜む淫性には気づいていなかった。 だが、今は違う。 自らの正体は、絵里子や香織によって捲り出されてしまっていた。 淫獣だ。 その自覚がおそら
「こっちも」 万里亜の視線が指した、もう一方の膝も持ちあげる。 万里亜の脚が抜け出た。 横目を送って見ると、万里亜は自らの膝裏を両手で掬っていた。 ようやく意図がわかった。 正常位の姿勢を取ったのだ。 さきほど玄関で重なった姿勢だが、上下が逆転して
ハ「広い歩道やな」み「この季節はね」ハ「どういうこっちゃ?」み「点字ブロックの位置、見てみ。 建物側に寄ってるでしょ」ハ「言われてみれば……。 確かにそうやな」み「冬は、歩道の車道側には……。 車道を除雪した雪が積まれるんだよ。 人が通れるのは
「あっ」 浴槽縁の段差に乗る尻が滑った。 段差には、互いの尿が盛大に溢れ零れていたのだ。 片脚は浴槽縁に掛けていたので、身体を支えられなかった。 そのまま尻が、段差から外れた。 しかし尻は、浴槽の底までは落ちなかった。 万里亜の尻を掴んでいるので、
万里亜はあぐらを解くと、その場に起ちあがった。 美咲は、浮揚する顔を追って仰向いた。 万里亜は、美咲の前に直立した。 聳え立つ観音像のようだった。 その片脚が持ちあがった。 浴槽の縁に膝裏をかけた美咲の脚を跨ぎ越し……。 縁上に着地した。 眼前に
由美と美弥子 3811★Mikiko05/10/2023 05:57:14 AM今日は何の日 5月10日は、『金鳥「コンバット」の日』。 KINCHOブランドで知られ、家庭用殺虫剤や防虫剤などを製造販売する……。 『大日本除虫菊㈱/大阪府大阪市西区』が制定。 日付は、「コ(5)ンバット(10
「あぐぅ」 陰唇を分け、万里亜の指が膣内に這いこんだ。 膣前庭を擦られる。 尿道口が小刻みに捲られた。「出るぅ。 出ちゃうから、出ちゃうから……。 顔あげて。 顔あげて。 お願いぃぃぃ」 思いがけず、美咲の願いは聞き入れられた。 万里亜の顔が
「こんなにドロドロにしちゃって。 見せたい気、満々じゃないの」「言わないで……」「ウソばっかり。 言ってほしいくせに。 あなたはこれから、ドロドロのおまんこ開いて、わたしにおしっこをかけるのよ」 美咲は顔を横振ったが、それは哀しいほど弱々しかった。
美咲は、下腹を手の平で覆っていた。「ふふ。 おかしいわよ。 お股、丸出しなのに……。 お腹の方、隠して」「だって……」「わたしのお腹も、けっこうなものでしょ」 実は、あぐらをかいた万里亜を見て、最初に感じたのがそれだった。 下腹の脂肪が括れて
み「おー、『峠』じゃ」ハ「映画か?」み「確か、コロナで公開が延期されてたんだよ。 ちょっと調べて」ハ「時間、大丈夫なんか?」み「時間の融通が利くのが、自転車の強みでしょ」ハ「……。 今年(2022年)の6月17日からの公開が決まったそうや。 あと、半月
「座った方が、出やすいでしょ。 ほら、座って」 万里亜に、腕を下に引っ張っられた。 困惑しながらも、立ち尽くしたままよりましに思え、ゆるゆると腰を下ろした。 万里亜は腕を掴んだまま、一緒に身を沈めた。 長い脚を折り畳み、美咲の前であぐら座りをしたの
「手間のかかる人ね。 わかってるのよ。 あなただって、スイッチが入っちゃってること」 それはそうだが……。 かといって、万里亜に見られながらトイレをするというのは、次元の違う話だった。 しかし……。 トイレをしたいのに出来ない。 この状況には既視
もちろん、万里亜はこれで出て行ってくれるものだと思っていた。 しかし、洗面台の鏡で髪を撫でつけながら、泰然としたままだった。「あの……」「どうぞ使って」「えっと……。 ひとりにしてもらえる?」「どうして?」「どうしてって……。 トイレは、ひとり
「飲まないの?」「ううん。 ゆっくりいただきます。 その前に、おトイレ貸して」「連れてってあげる」「大丈夫よ。 教えてもらえば」「いいから」 万里亜は、美咲の手を取って起ちあがった。 大人びてはいるが、ときどき駄々っ子のような躁急さが覗く。 美
■ 何か、小さなものが砕かれる音だった。 それが、ひっきりなしにしていた。 小さな破砕音……。 真横から聞こえている。 閉じた目蓋の裏が明るかった。 目蓋のブラインドを、ゆっくりと上げる。 見えた視界を、脳がのろのろと把握した。 初めて来たとき通
いつもお世話になっております。m(_ _)m 『Mikiko's Room』管理人、Mikikoでございます。 このたび『Mikiko's Room』は……。 2023年5月17日をもちまして、開設15周年を迎える運びとなりました。 ここまで歩んで来られましたのも、ひとえに、みなさまのお支えあっ
美咲は、足裏をたたきから離陸させた。 美咲に重なる万里亜の顔の脇から、自分の脚が見えた。 真っ赤なサンダルを履いた素足。 万里亜の胴体の両脇からあがった脚は……。 当然のことながら、あられもないガニ股を呈していた。 普段の美咲なら、自らそんな姿勢を
万里亜は、美咲の傍らから身を起こした。 しゃがんだまま、美咲の脚元に足裏を送った。 美咲は思わず、立てた両膝を閉じた。「開いて」 膝頭を叩かれる。 でも、自分からは開けない。「ほんとに手間のかかる子ね」 万里亜の両手が、美咲の膝頭を包んだ。
由美と美弥子 3801★Mikiko04/26/2023 05:57:43 AM今日は何の日 4月26日は、『テルマエ・ロマエ よい風呂の日』。 2012(平成24)年に公開され、大ヒットを記録した映画……。 『テルマエ・ロマエ』。 その続編『テルマエ・ロマエⅡ』を手がけた……。 「テルマ
「旦那さんと、こういうところでしたことある?」「したって……?」「決まってるでしょ。 おセックスよ」「玄関で?」「そう」「あるわけないわ」「ほんとに? あなた、最初から専業主婦だったんでしょ?」「結婚したら、仕事は辞めてほしいって言われて……」