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佐々木司
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住所
名張市
出身
枚方市
ブログ村参加

2016/05/16

  • 東雲海荷の魔性 28

    結城桜子が硝子戸に向かい進んで行った。私は全裸のまま彼女に従う。職員棟三階フロアのほぼ全てが桜子の学園長室である。秘密の部屋として「調教部屋」があり、その奥にはサンルームがあった。 天井や壁の一部が硝子張りの空間で、青空もはっきりと見える。サンルームの

  • 東雲海荷の魔性 27

    正常位でペニスを挿入し、私はそのまま東雲海荷と唇を重ねた。腰をゆっくりと動かしながら、互いの表情を確認し合い、男性側が自由に愛撫できるのが正常位である。主導権が男性側にあるので、セックスにおいてはこの体位が広く一般的に用いられると、私は思っている。女性

  • 東雲海荷の魔性 26

    東雲海荷と激しいキスを繰り返す。 結城桜子や長瀬アリスの視線が徐々に気にならなくなってきた。 自分の性的興奮が理性を侵蝕し、情欲が本能を刺激して、視野が狭くなっている。目の前にある海荷の裸体と交わることに意識が集中していく。 今朝は理性が働き、我慢した

  • 東雲海荷の魔性 25

    結城桜子が穏やかな声で言った。 「海荷、衣服など必要ない。そうですね?」 「はい」 東雲海荷は自分のブラとショーツを脱いだ。充分に発育した乳房と尻が顕になる。無駄毛の処理もちゃんとされているので、艶かしい肌がより際立ち、情欲を唆る。 私は彼女の前に立っ

  • 東雲海荷の魔性 24

    東雲海荷と私は調教部屋にあるキングサイズのベッドの前に連れて行かれた。結城桜子はベッドから少し離れた所にある椅子に優雅に腰掛ける。長瀬アリスは私達をベッドに導くとすぐに桜子の傍に移動した。 「では、早速、始めてもらいましょうか」 私が口を開こうとすると

  • 東雲海荷の魔性 23

    結城桜子はカップを手に取り、優雅に紅茶を飲んだ。 私はこの状況に落ち着かず、部屋の中をさりげなく観察した。応接セットのすぐ奥に大きな机があり、そこが桜子が仕事をする場所なのだろう。両隣に書棚があり、本やファイルが並べられている。 「美味しいですよ。お飲

  • 東雲海荷の魔性 22

    学園長である結城桜子の部屋は職員棟三階部分ほぼ全てのスペースであり、かなり広い。彼女の部屋がこれほど広い必要があるのか、という疑問を感じたが、それは口にしない。 部屋の一角にある応接セットが設えてあり、私と東雲海荷は並んで腰掛ける。向かいの席に桜子が座

  • 東雲海荷の魔性 21

    精液が床に飛び散った。 私は脱力した状態で、ここが職員室のミーティングルームであることを分かっていたが、すぐに身体を動かすことができなかった。 並木祐奈は部屋の隅にあったティッシュ箱を手に取り、床を掃除している。 「気持ち良かったですか?」 それは質問

  • 東雲海荷の魔性 20

    並木祐奈の手技。 指先が滑らかに動く。 硬くなったペニスを撫でるように扱いていく。 陰茎を執拗に指先を絡め、時折、亀頭に触れる。 強い刺激と弱い刺激。 交互に繰り返される。 されるがままに彼女の手技に溺れる。 宙を仰いでも、そこには何もない。 それでも

  • 東雲海荷の魔性 19

    「ところで、高城先生」 並木祐奈はさらに耳元で囁くように言った。 「少し疲れているみたいですけど、健康診断で満たされたのかしら?」 彼女の手が私の股間に伸びた。 「えっ、いや」 私は口籠もりながらも否定はできなかった。 彼女はおそらく、否、確実にこの学

  • 東雲海荷の魔性 18

    並木祐奈と並んで椅子に座り、事務的な話を一通り終えた。二人とも英語教師であるが、他の教科の授業も手伝う事があると彼女は言った。それがエリス女学園の教育方針だという。 「最初の授業は明日の一時間目ですね」 「はい」 「私が授業自体は進行するので、高城先生

  • 東雲海荷の魔性 17

    職員棟の一階はオープンスペースでパーティションでそれぞれの教師の部屋が確保されていた。完全に個室というわけではないが、基本的に外から部屋の中が見えないようになっている。 私は自分の席に座って、午前中の会議の内容を確認した。会議の内容は要点だけが文書にさ

  • 東雲海荷の魔性 16

    様々な体位で結合を繰り返して、最終的にはバックの体勢で二度目の射精をした。さすがに短時間での二回の射精で体力を奪われて、私は真白鈴を抱き締めながら、ベッドに横になっていた。 心地良い疲労感で眠ってしまいそうだったが、廊下から声が聞こえて来て、慌てて飛び

  • 東雲海荷の魔性 15

    真白鈴の身体を充分に堪能すると、彼女と私は身体の位置を逆転させた。つまり、私がベッドに仰向けに横になり、彼女がその上に覆い被さっている。 すでに勃起したペニスが彼女の陰部に触れ合うが、焦らすように挿入はしない。彼女は舌を這わせて、私の身体を舐めていく。

  • 東雲海荷の魔性 14

    真白鈴の身体を隅々まで舌を這わして舐めていく。唾液で身体を濡らし汚す。食事を終えた皿を舌で舐め回し、惜しむように。 柔らかい唇。 頬や耳。 首筋。 肩から腕へ。 乳房、そして乳首。 腰回り。 無駄な贅肉などはない。 鈴の身体を味わいながら、同時に学園の

  • 東雲海荷の魔性 13

    真白鈴は放出された精液を口の中で受け止めた。 私は一瞬、快楽の底に堕ちて、徐々に現実へと這い上がっていた。結果的に、朝から焦らされてしまったせいか、普段の射精よりも快感の度合いが高かった気がする。おそらく、それは気分的なものだろう。  鈴はペニスを舐め

  • 東雲海荷の魔性 12

    真白鈴の手が私のペニスに触れた。 手慣れて様子で扱き始める。 「さっきは良いところで我慢させてしまいましたね」 「あぁ、今朝から、そういうのばっかりだな」 「今朝から?」 「いや、何でもないよ」 私は東雲海荷のスクール水着姿を思い出してしまう。 彼女との

  • 東雲海荷の魔性 11

    私は開いた扉に視線を動かす。 そこには白衣の女性が立っていた。先ほど写真に映っていた、確か、真白鈴という名前だったはずだ。彼女は微笑みを浮かべていた。私と横野香織の淫行を見ても、驚いた様子を全く見せなかった。 「香織、戻ってこないと思ったら、自分だけ仕

  • 東雲海荷の魔性 10

    気が付けば、私は全裸になっていた。 否、横野香織に服を脱がされていくのを抵抗することなく受け入れたのだった。 性欲は誰にでもある。特に男性の性欲は隠すことが難しい。生理的反応としてペニスが勃起してしまうので、全裸になった状態で女性を目の前にすれば、一瞬

  • 東雲海荷の魔性 9

    診療室は簡素な内装の部屋で、L字の机と椅子が置かれており、その対面にスツールがある。カーテンが半分引かれているが、簡易ベッドが置かれていた。壁紙が薄ピンク色にしてあり、何もない部屋がお洒落に見えてしまう。 スツールに腰掛けて、横野香織を待つことにした。

  • 東雲海荷の魔性 8

    医療センターの入り口の扉は電子ロックされていた。扉の脇にあるカードリーダに、私は自分のIDカードを差し込んだ。パスワードは求められず、扉がゆっくりと開く。 玄関先には靴箱が並んでいた。土足厳禁のようである。覚えやすい場所の靴箱を選び、自分の革靴を入れた。

  • 東雲海荷の魔性 7

    朝のシャワーで中途半端に興奮したまま、私は身支度を済ませて、玄関を出ようとした。ちょうど同じタイミングで海荷も部屋から出てきた。 彼女の顔を見るのが、どうにも恥ずかしく、そわそわしてしまった。 「職員棟と教室棟は同じ方向なので一緒に行きましょう。同伴登

  • 東雲海荷の魔性 6

    この場所は。 大学生の時に一人暮らししていたアパート。 初めてできた彼女を部屋に招いて。 紳士的な振る舞いを押し通すつもりが、欲望に負けた。 彼女は受け入れてくれた。 優しくて甘いキス。 服を脱がそうとするが、手間取ってしまう。 ぎこちない雰囲気のまま

  • 独り言

    こんにちは、こんばんは、三流官能小説家佐々木司です。 いつも、このブログに目を通してくれている皆様、ありがとうございます。非常に励みになります。まだまだ、小説家と名乗れるほどの結果が出せていないので、三流と枕詞をいつも付けていますが、堂々と名乗れるよう

  • 東雲海荷の魔性 5

    午後九時を回ったところで、私は不破幸獅郎の家を後にした。独特で異常なエリス女学園の実態を少しだけ理解できたように思う。社会とは隔絶されたこの学園の存在はほとんどの人に知られていない。一部の有力者のみを除いては。私自身、幸獅郎から話を聞いた情報だけで、他

  • 東雲海荷の魔性 4

    不破幸獅郎の説明によると、エリス女学園には「女神の規律」なるものがあり、それを原則とした学園ルールが作られているということだった。 「女神の規律」は曖昧な概念的なものであり、それ自体には特に強制力は伴っていない。 汝は、主人に対して絶対的な服従を誓う。

  • 東雲海荷の魔性 3

    東雲海荷と一緒の家で生活するという事実に戸惑いを感じながら、取り敢えず、自分の部屋に戻った。昨日、この学園に初めて訪れて、この家で生活するように言われた。特に詳細な説明はされていなく、二週間前に授業計画書だけはきっちりと仕上げて欲しいという連絡があった

  • 東雲海荷の魔性 2

    始業式が終わると、教師たちは職員室で明日以降の予定の確認が行われて、解散となった。エリスじゃ学園の教師は職員専用の寮で生活している。もちろん、外出は自由なのだが、辺鄙な場所な為、長期休暇を除いては教師も生徒と同様に学園内で生活する。 職員寮から少し離れ

  • 東雲海荷の魔性 1

    私、高城尚輝は私立エリス女学園の英語の教師として働いていた。国立の教育大学を卒業して、公立の高校で五年ほど勤めて、転勤の話が持ち上がり、それを機に友人の誘いを受けてエリス女学園で勤めることになった。 友人とは、不破幸獅郎という名前の男で、大学の同期生で

  • 官能小説家の備忘録 5

    淫らで卑猥な物語など飽きるほど氾濫しているが、快楽の深淵に触れる為には特別な何かが必要なのだろうと考える。佐々木司はSNSでフォロワーの数を増やしながら、彼の世界に従属する人間を募っているが、紛い者の性ビジネスの奴隷しか集まって来ないようだ。とは言え、始ま

  • 官能小説家の備忘録 4

    怪しげな勧誘メッセージが沢山届く。佐々木司が利用するSNSは卑猥な目的を求める人が集まるところなので、仕方がないのだが、ただ金銭を要求するだけの利用者も少なくない。それが非常に残念である。彼が望む快楽の世界の理解者はなかなか現れないし、単純に性欲を満たす為

  • 官能小説家の備忘録 3

    三流官能小説家の佐々木司は日課としてSNSを更新しているのだが、実のところ、フォロワーは怪しい人ばかりである。もちろん、自分の投稿が卑猥で如何わしいのだから、他人を非難する資格はないのだけれど。それにしても、せっかく魅力的な写真をアップしていても、何処かに

  • 官能小説家の備忘録 2

    インターネットで検索を掛ければ、綺麗で可愛い女性の写真を際限無く見ることができる。自分が子どもの頃には、まだネット環境が整っていなかったので、魅力的な女性を身近で見かけると、一瞬で心を奪われてしまったように思う。そして、それを尊く思った記憶がある。 佐

  • 官能小説家の備忘録 1

    三流官能小説家と自称している佐々木司にとって、最高の快楽とは妄想を現実化した世界を創り出すことである。小説家にとって、それが執筆であり、物語を紡ぐということなのだ。そして、その物語に読者が共感することではなく、読者の心を従属させるほどの魅力があれば、嬉

  • お知らせ

    こんにちは、こんばんは。三流官能小説家佐々木司です。私事でこのブログから離れてしまっていたのですが、本日から、ぼちぼち活動を再開していきたいと思いますので、宜しくお願いします。「小説家になろう」に連載中の「三流官能小説家」という作品は下記のリンクから、一

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