実在するバンドの人間模様を 偽名を使ってノンフィクションで 描きます。
都内で活動するロックバンドに趣味のまったく違う5人が集まった。そこでくりひろげられる人間模様を、ドキュメンタリーでお届けします。
初ライブの日、DETARAMEのメンバーは、 バラバラに会場に向かった。 ルイスとキースは、一緒に来たが、 二人とも機嫌が悪かった。 練習の時も、必ず二人で喧嘩をしながら スタジオに来る。 出かける前に二人で喧嘩をし、 そのままスタジオに来るので、スタジオに ついたときから、空気が張り詰めているのと、 キースがどなっている時すらある。 喧嘩の原因は大体同じで、出かける時間まで…
ついにライブ開催に向けて動き出したDETARAMEの メンバー。しかし、ライブ開催に向けての壁がいくつか 立ちはだかっていた。 ・どこでライブをやるか? ・客をどうやって集めるか? ・どの曲をやるか? ライブにはいろいろな形がある。 それと同時に、いろいろなバンドがあり、 それに応じて客が集まる。 そもそもDETARAMEというバンドは、 メンバーの趣味もキャラもめちゃくちゃ …
曲はすべてオリジナルをやっていた。 オリジナルというのは、コピー曲で バンドをやるよりも面白いのだ。 自分がやりたいように変えていくことが できる。たとえばドラムであれば、 元々スイングが付けていたドラムを 私が完全にリニューアルし、かつメタルが 好きな私なりのアレンジを加えた、重厚感の あるリズムに付け替えた。スピードも緩急をつけ、 …
私がこのバンド『DETARAME(偽)』に所属したのは、 およそ1年半前のこと。実をいうとそのころは、 現在のドラマーでもあるスイングがドラムを叩いていた。 ベースはシェイクではなく、デスというかなり年上の 人が弾いていたのだ。 ドラムのスイングは、一言で言うとメトロノームのような ドラマーで、よくいえばテンポがずれないし、悪く言えば その場の空気で緩急が付けられないタイプのドラマーだ…
はじめましてこんにちわ。 GTザックと申します。 私は、とあるバンドに誘われ、 現在はそのバンドでギターを やっています。 そもそも、私が今のバンドに入ったきっかけは、 高校時代の同級生でもあったキースが、 仕事が忙しいと言って断っていた私を、 半ば強制的に参加させたことでした。 キースが私を強制的にバンドに加入させたかった のは、バンドにドラムがいなかったからです。 …
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