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本で死ぬ https://ada-bana.hatenablog.com/

基本的には本の話。でもたまに別の話。

ビジネス、自己啓発、ミステリー、SFが多いです。あと、映画の記事も多いです。

徒花
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2017/03/11

  • 『バールの正しい使い方』(青本雪平・著)のレビュー

    ランキング参加中読書 今回紹介するのはこちら。 バールの正しい使い方 作者:青本雪平 徳間書店 Amazon この本、書店でたまたま見かけて、なんとなく惹かれて買ったものの、しばらく積読になっていた一冊です。つい先日、ふいに読んでみたら予想外(←失礼)におもしろくて一気に読んでしまいました。 んで、この作品についていろいろ考察も書きたいのですが、たとえばこの本に通底しているテーマとか、タイトルの意味とかをちょっと書くだけでもすごいネタバレになってしまうので、ちょっと憚られてしまいます。 といっても、べつにこの作品の場合は、たとえば最後の最後にすごいどんでん返しがあるとか、驚くべきトリックがある…

  • 『四つ子ぐらし』(ひのひまり・著)のレビュー?

    今回紹介するのはこちら。 四つ子ぐらし(1) ひみつの姉妹生活、スタート! (角川つばさ文庫) 作者:ひの ひまり,佐倉 おりこ KADOKAWA Amazon 自分に子どもが生まれてから図書館に行く頻度が増えて、絵本のコーナーによく行くようになったのですが、そうすると自然と児童書のところをブラブラして、いわゆる児童書もよく読むようになりました。じつは以前に紹介した『バーティミアス』も、そんな過程で発見した一冊です。 バーティミアス サマルカンドの秘宝 上 1 作者:ジョナサン・ストラウド,金原瑞人,松山美保 静山社 Amazon んで、最近は自分の仕事でも文芸というか、いわゆるフィクション系…

  • 『「人それぞれ」がさみしい』(石田光規・著)のレビュー

    今回紹介するのはこちら。 「人それぞれ」がさみしい ――「やさしく・冷たい」人間関係を考える (ちくまプリマー新書) 作者:石田 光規 筑摩書房 Amazon 私は天邪鬼な性格なので、世の中でよいとされているものがあると「ほんまかいな」と思ってしまう人間です。そうしたなかで最近ふと思ったのが「多様性を尊重することにはなにかデメリットはないのかな」ということでした。きっかけになったのは、大手量販店ドン・キホーテを運営する会社が、管理部門でも髪色を自由にしてOKというニュースを見たときのことでした。 news.yahoo.co.jp これに対して街の人たちに意見を聞いていて、わりとご高齢の方でも「…

  • 『名探偵のままでいて』(小西マサテル・著)のレビュー

    今回紹介するのはこちら。 名探偵のままでいて 作者:小西マサテル 宝島社 Amazon 宝島社が主催している「このミステリーがすごい!」で2023年の大賞を受賞した作品です。 著者の小西マサテルさんは、小説家としてはこれがデビュー作になりますが、もともとお笑い芸人から放送作家に転身してラジオ番組「ナインティナインのオールナイトニッポン」などの構成をずっと担当していたようです。帯にはナイナイの岡村さんによる推薦コメントがついていますが、これはそういう経緯があるからみたいです。 本書をざっくり説明すると「認知症になってしまった祖父のところに孫娘(社会人)が身の回りで起きた謎を持ち込んで解決してもら…

  • 『ロボットには尻尾がない』(ヘンリー・カットナー著)のレビュー

    今回紹介するのはこちら。 ロボットには尻尾がない 〈ギャロウェイ・ギャラガー〉シリーズ短篇集 (竹書房文庫 か 18-1) 作者:ヘンリー・カットナー 竹書房 Amazon なにで見つけた本なのかまったく記憶がないのですが、刊行したのが双葉社なのがちょっと珍しいなあと思ったのだけ覚えていました。 こういうSF系の文庫の場合は早川書房とか東京創元社とかが多いのですが、はたして双葉社文庫はほかにどういうのを出しているのだろうかと調べてみました。 まあ、このリンクを見てもらえばわかりますが、ざっくり「時代劇」「ラノベ」「サスペンス」あたりが多いですね。 ターゲット年齢高めな感じです。 www.fut…

  • 『22世紀の民主主義』(成田悠輔・著)のレビュー

    ブログの最終更新が昨年の5月になっていて驚きました。 私もいい年になってイロイロ忙しくなってしまったのがおもな理由ですが、このところちょっと余裕も出てきたので、ぼちぼちブログのほうも再開していきます。 ということで、再開の第一発目はこの本。 22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる (SB新書) 作者:成田 悠輔 SBクリエイティブ Amazon 右側が丸いフレーム、左側が四角いフレームという変わったメガネだけで認識されているのではないかと思われる気鋭の研究者、成田悠輔さんの本です。 20万部以上売れている超ベストセラーですね。 成田さん自身もメディアへの露出が多く、バ…

  • 『匿名作家は二人もいらない』(アレキサンドラ・アンドリューズ著)のレビュー

    匿名作家は二人もいらない (ハヤカワ・ミステリ文庫) 作者:アレキサンドラ アンドリューズ 早川書房 Amazon ※今回のレビューはネタバレを含むのであしからず。 私の独断と偏見ですが、本好きの人はだれでも、多かれ少なかれ「作家願望」をもっているものではないでしょうか。 たくさんの本を読んでいるのに「本を書きたい」という気持ちがまったく沸き起こらないのはあり得ない……とすら考えています。 私も、何度か小説を書いてみようと思いたち、書き出しを数ページ書いてはそのままになっている遺物がいつくかあります。 本書は、そういう「作家願望」というドロドロした欲望をもった女性がどんどん暴走し、ついには人殺…

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