終活だヨ その9

少し前の、お話になります。お嫁さんは長年勤めていた会社を辞めて今は専業主婦をやっています。それは良いのですが、何事にも全力で頑張らないと気が済まないお嫁さんです。当初は時間を持て余して、ワタシに因縁をつけたりいじめたりしていましたが、やがて家事と体操に力を入れるようになりました。お嫁さんの家事の実労働時間は3Hちょっとぐらいですね。テレ朝やTBS調べでは、専業主婦の1日の実労働時間は3～4，5Hとしていたのでまあ、こんなモノだと思います。それ以外は、わんこ達と遊んだり、読書したりワンコを引っ張って散歩したりです。そうやって余った時間は、総て体操です。だから体操の時間は相当な量になります。ネットでユーチューブなどの動画を見ながら手足を振り回し、跳んだりはねたりしています。階下に迷惑がかからないか心配です。そ...終活だヨその9

終活だヨ その8

先日、知人からおはぎを一ついただきました。いや、今の季節だとぼた餅、と言った方がよいのですかね。おはぎとぼた餅の違いですが。・同一の物だが、春のものを「ぼたもち」、秋のものを「おはぎ」・もち米のが「ぼたもち」、うるち米のが「おはぎ」・餡が「ぼたもち」、きな粉が「おはぎ」等々、他にも色々な説があります。このぼた餅は、一個130円もします。ぼた餅には御先祖の供養の為に、という意味があるらしいので、終活にも関係する、と勝手に解釈しました。ぼた餅ですが、確か、お嫁さんはまだ食した経験が無いはずです。日本で生活するようになって、かなりになるのに未経験。それで、お嫁さん想いのワタシは、いただいたぼた餅を、お嫁さんにも食べさせることにしました。ワタシは、ぼた餅は大好きですが、お嫁さんは和菓子はあまり好きではありません。...終活だヨその8

終活だヨ その7

テレビでニュースを視ていたときです。ワタシはニュースはいったん録画してから視るようにしています。録画して早送りすれば、それだけ短時間でニュースを視ることが出来るからです。そんで、例のごとく早送りで視聴していたのですが眼の良いお嫁さんがワタシに質問です。「スーパーも終活するのか？」「はあ？」「ほら、ニュースでやっているヨ」それでビデオを普通のスピードに戻します。そこでは大手スーパーが、アパレル部門から撤退する、というニュースをやっていました。「終活じゃない。終活だったら大変だ。アパレル部門から撤退するだけだ」「暴れるの？」「暴れるじゃない。アパレル！」「終活するから暴れるのか？」「アパレル！つまり衣服のこと。衣服の販売をやめるんだって」「どうしてやめるの？」「解りません」「よ～ちゃん、あんた何も知らないね」...終活だヨその7

終活だヨ その6

取り出したのは、鎧通し、という短刀です。短刀でも、日本刀の一種ですから、勿論届け出をしてあります。届け出先は、面白いことに教育委員会なんですよね。どうしてだろう、と調べてみたら、日本刀は美術品だからだそうです。なるほど。なんとなく、納得です。ちなみに、鎧通してのは、戦場で使うもので、普通の短刀よりも頑丈に作られており重ね（厚み）を分厚くしてあるのが特徴です。ワタシが所持しているのは刃渡り22センチぐらで厚みが8ミリあります。安物ですが、それでも真剣ですから斬れ味はすごいです。鞘を払うとき、刃を少し動かすと、鰹節みたいなモノが鞘からこぼれ落ちて来ます。鞘の内側が削られたんですね。柄を握った手には、全く抵抗がありませんでした。寒気がするほどの斬れ味です。その鎧通しの刀袋を開き、鞘を払い、抜き身を垂直に立て、嫁...終活だヨその6

終活だヨ その5

終活に伴う老人ホーム探しですが義母さんの老人ホーム選びで上海に出かけ、ホームを探しまくったことが思い起こされます。あのときの経験が役に立ちます。まさに、情けは人のためならず、です。おうちの近所にも、数カ所のホームがありますのでそれも見学します。その結果、ワタシなりに、ホーム選びのポイントというのが判ったような気がします。具体的な点を挙げてみます。1，職員の品質2，清掃が行き届いているか、清潔か3，入居者の笑顔が多いか。4，財務状況。倒産されたらたまりません。5，設備の豪華さは、あまり意味がない。ワタシが、こんなに真面目に探しているのに、どういうわけかホーム嫌いのお嫁さんが、生意気な口をききます。「老人ホームなんかブヨウ（不要）です」「寝たきりになったらどうするよ？」「人は、いつかは死ぬのです。そのままチン...終活だヨその5

就活だヨ その4

ワンコを利用して、お嫁さんの悪口です。『お母さんはニューレン（女性）だから、あまり先のことは考えられないんだヨ。身体が不自由になってから、探すのでは遅いんだけどね、ニューレンだから頭も悪いし､性格も悪いからそういうことには考えが回らないんだよ』男尊女卑丸出しですがこんな調子で、わんこ達に話しかけます。わんこ達は、きょとんとしています。お嫁さんは、そんなワタシ達をチラと見るだけで文句を言いません。以前は、ワンちゃんを利用して悪口を言うな、と怒っていたのですが。どういう精神構造をしているんだろう、と不思議に思います。それはとにかく、悪口を言うチャンスであるのは間違いありません。普段言えないありったけの悪口を言ってやろうかしら。・・・・・。いや、調子に乗るのはマズイ、と自制します。ウォルター・ミシェルという米国...就活だヨその4

就活だヨ その3

金融資産の就活が終わったので次の就活は老後の住まいの準備です。老後になって身体が不自由になったらどうしましょう。子供がいればなんとかなるんでしょうがお家にはワンコしかいません。そういえば、犬の老人ホーム、というのもあるんですね。これは人間に比べると、桁違いに安いです。それはとにかく、子無しのワタシ達夫婦は自力でなんとかする必要があります。そんな訳で、最悪の事態になったことを考え、老人ホームを検討することになります。思えば、ワタシの父は30歳ぐらいから老人ホームの資料を取り寄せなどして検討していました。どうもね。つくづく考えるに、どうやらワタシは親父の跡をたどっているような感じがします。まさに、子は親の背中を見て育つ、です。あちこち、めぼしいホームから資料を取り寄せます。色々ありますね。一戸建て形式のホーム...就活だヨその3

終活だヨ その2

病気やら色々あって終活をすることにしましたが、さて何から手をつけたものか。色々ありますが、やはり、金融資産ですかね。これが一番大事だし、とっつきやすいです。それで、小銭の整理をすることにしました。買い物のおつりでもらったお金です。ワタシはカードは持っていません。カードだと、無駄遣いが23％も増えるそうです。だから現金払いになりますが、これだと小銭が貯まります。ワタシは小銭を大きな瓶に入れたままにしています。そんで、使うのは紙幣だけ。それを目にしたお嫁さんが、皮肉を言います。『ヨ～チャン、お金持ちだね』千円札を使うのが、どうしてお金持ちになるのか良く判らないのですが、とにかく、小銭を整理することにしました。釣り銭は、大きなガラス瓶に入れてあります。大きなガラス瓶には1円玉～500円玉まで、ぎっしりです。これ...終活だヨその2

終活だヨ その1

二年前から始まった一連の病院生活で考えるところがありました。身体には自信があったワタシですが、人間、何時どうなるか判らない。だから、そのための準備をしておこう。と、いうことで断捨離から終活に入ることにしました。終活といいますが、具体的には、何をやれば良いのか、調べてみました。（1）荷物の整理これは断捨離のことでしょう。（2）医療や介護の意思表示縁起でもないから無視。終活そのものが縁起でも無いだろう、という突っ込みも無視。都合の悪い部分はひたすら無視。（3）財産の管理・整理マンションの所有名義は変えたし、あとは財産の整理ですね。金融資産だけ、整理しておけば良いよね。（4）葬式の希望をまとめる葬儀などどうでも良いから、これも無視。（5）お墓を決める入るお墓は決まっているから、これもパス。（6）相続についての取...終活だヨその1

お腹が痛い その16

一週間後、術後の検査のため、再度、病院です。血液検査をやってからレントゲンをやります。最後に医者さんの診断があります。その医者さん、ワタシの顔を見るや大笑いです。機嫌が良いようです。「○○さん、お元気ですねえ」「なんのこっちゃ？」「血液検査が真っ黒です」「はあ？」「血液検査、総ての項目が合格なんです」「オオ！！それはそれは」「手術やって良かったですね」真っ黒、というのはディスプレイの数字のことで、異常なしは黒で表示される、ということらしいです。そんで、帰宅するや急いでお嫁さんに報告です。「お前の作ったご飯のお陰で血液検査がパーフェクトだって」と、ごまをすりまくったのですが、これが間違いだったようです。「よ～ちゃんは、私に感謝しなければいけません」お嫁さんの態度が更に大きくなりました。もともと独裁気味だった...お腹が痛いその16

お腹が痛い その15

退院後の生活について、医者さんの説明が続きます。「消化が良くて、刺激のないモノ、というと、おかゆですかね」「そうです。それにしても、○○さんは飄々としていますね。死ぬことなどなんとも思っていないみたいです。メンタルがもの凄く強い、と感じました」これは意外でした。他人からはそう見えるのかも知れませんが自己評価とはまるで異なります。どうしてそういう風に見えるのだろう、と首をひねります。真っ先に浮かんだのが、父の口癖でした。「死は或いは泰山より重く或いは鴻毛より軽し（司馬遷）」しかし、ワタシがこんなに偉い境地に達しているはずがありません。毎日嫁さんに鍛えられているからなあ。それとも、学生時代に運動部で鍛えたからかしら。いや。大手術だというのに、個室がどうのこうのとこだわったので、そう感じたのかも。手術の前でも、...お腹が痛いその15

お腹が痛い その14

翌日に、またもやお部屋の引っ越しです。今度は、一晩2万円の中レベルの個室でした。バス・トイレつきですが、最高級のお部屋より少し狭いようです。どうして引っ越すのか、理由はよくわかりません。もしかしたら、色々な個室を経験させてやろう、というつもりかも。夜、シャワーを浴びます。久しぶりです。濡れた腹に眼をやります。傷跡が生々しいです。自転車こぎのようなリハビリをやらされたりしてそうこうしているうちに退院の日が決まり、退院後の生活について医者さんの説明があります。「奥さんは何時頃迎えにくるんですか」「来ません」嫌われているわけではありません。迎えにくるほどの事は無い、というので迎えに来る、というお嫁さんの申し出を断ったのです。「独りで大丈夫ですか」「全く問題ありません」「タクシーで帰るんでしょう？」「いや、歩いて...お腹が痛いその14

お腹が痛い その13

医者さんが説明します。「回復が異常に早いですね。私が経験した中では、最速です」「それなら、さっさと退院させてください」「いくら何でもねえ。手術したばかりですヨ」「早すぎますか？」「何しろ、8時間もかかった大手術でしたから。出血がすごかったんですヨ」午前11時から始まり、お嫁さんへの連絡が午後の8時だったそうです。「奥さんは跳び上がって喜んでいましたよ」おお！改めて、二人の愛を確認した次第です。栄養補給は点滴のみなので、食事はありません。腹が減ります。一般には、手術した直後は、食欲など湧かないモノらしいです。しばらくすると、ち○ぽの先に刺さっていた管が抜かれ自力でおしっこするようになったのですが、こんどはワタシが驚きました。あそこの毛が剃られていました。アイヤー！！手術の邪魔だから剃る、という話は聞いていま...お腹が痛いその13

お腹が痛い その12

このお部屋。個室は個室なのですが、看護婦さんや医者さんはノックも無しにドアを開け、入り込んできます。これでは個室の意味が半減します。持ち込んだタブレットで、悪い動画を視ていたワタシは、慌てて場面を切り替えます。入り込んだ看護婦さんや医者さんは採血したり、血圧や熱を測ったり、手術跡を検査したりします。皆、ワタシの回復振りに感心してくれます。看護婦さんが血糖値を測っていたときです。測定が終わり、血糖値測定の小さな器械を人差し指から取り外したときです。蚊が飛来して、壁の高い部分に着陸しました。こんなのに居座られたら、熟睡出来ない。ということで、やにわにベッドに立ち上がり、抹殺を試みましたが空振りに終わりました。驚いたのは看護婦さんです。「いきなり立ち上がって、どうしたんです？」「カ」どうも、お嫁さんの口調が伝染...お腹が痛いその12

お腹が痛い その11

お嫁さんとの電話が続きます。「お金に困っていないか」「全然。一円も使っていないヨ」ワタシは、銀行からお金を下ろす方法も知らないお嫁さんのために、重要書類と共にまとまった現金を用意して渡しておいたのです。その他、出不精のお嫁さんが困らないようにとお肉や野菜などを沢山購入し冷蔵庫に備蓄しておきました。「良いチャンスだから、美味いモノでも食って贅沢したら」「しない」「俺がいないと寂しいだろう」「寂しくないヨ。ご飯の準備が簡単でいいヨ」「わんちゃん達は寂しがっていないか」「いないヨ」嫁さんとの電話が終わると、知人から電話がありました。「個室の具合はどう？」「その前に聞くことがあるんじゃないの」「何だっけ？」「まずは、身体が大丈夫か、手術の結果は、と聞くべきでしょうが」「あ、そうか。で、個室はどんな感じ？」まったく...お腹が痛いその11

お腹が痛い その10

看護婦さんがお部屋の説明をしてくれます。「このお部屋は4階では最高のお部屋なんですよ」このフロアーには、三種類の個室があります。一番安い個室は、一日1，8万円で、トイレのみでシャワーはナシ。次は、トイレ、シャワーつきで、一日2万円。一番高いのが、今回の個室で、一日2，2万円。勿論、トイレ、シャワーつき。最初に入った部屋が一番安い部屋で、術後は一番高い部屋になります。この個室ですが。窓から望める景色は、空調の室外機だけで非常に殺風景です。綠を植えれば、と思うのですが、そうなると虫が湧くんでしょうね。それにしても、少しでよいから工夫が欲しいところです。荷物は看護婦さんが運んでくれていました。貴重品は、予め病院の金庫に預けるシステムになっています。車椅子からベッドに移されます。なにしろ、腹に力が入らず、ベッドに...お腹が痛いその10

新年明けましてございますございます

今年もよろしくお願いいたします。新年明けましてございますございます

お腹が痛い その9

ワタシのテッシュだったのか・・・。愕然としました。痰を飲み込むと肺炎になることもあるそうで、何か事故でもあったのかもしれません。それにしても、なんと言うことでしょう。テッシュを二枚も無造作に取り出して痰を出した訳でもないのに、あ、使わないのね、という感じでそのままティッシュペーパーを丸めて廃棄したではないですか。オウチでは、テッシュ一枚でもボロボロになるまで何回も、乾かして使い込みます。こんなワタシからすれば、女医さんのこの扱いは到底許せるものではありません。これは一種のドクハラです。でも、結局何も言えなかったけど・・・。女医さんが去ってしばらくすると、カーキ色の作業服みたいな制服を着たリハビリ担当の男子が入って来て、看護婦さん二人を加え三人がかりで無理矢理立たされ、車椅子に移されます。少し動くと腹に激痛...お腹が痛いその9

お腹が痛い その8

そんな妄想を片手に、他の若い看護婦さんの手を観ると、どの看護婦さんの手も芸術品のようでした。手フェチになりそう・・・。それにしても・・・・と首をひねります。こんなこと、前回はまるで感じなかったのに今回に限って感じるのはどういう訳なんだろうか。何か、原因があるはずです。色々考えますが、判りません。さて、採血ですが。ワタシは血管が見つけにくい身体のようでどこの病院でも看護婦さんを悩ませます。「ここかなあ、あ違った。こっちかしら」若い看護婦さんも、苦戦中で、あちこち針を刺しまくったので、ワタシの腕には注射痕が5個も出来ました。あの～・・・・痛いんですが・・・。看護婦さんが笑顔でぼやきます。「これで出来なかったら引退ですよ」結局出来ず、ベテラン看護婦さんに頼んで採血に至りました。ワタシも歳食って図々しくなったのか...お腹が痛いその8

お腹が痛い その7

拘束を解かれた両の手を見ると、乾燥した血がこびりついていました。手に血？「沢山出血したんだそうですよ」と看護婦さん。それにしてもですね、患者の手まで血だらけになるんかい？お腹に目をやると、おへそを避けて、真ん中が縦にバッサリと切られていました。長さは30センチ近くもあるでしょう。手術後の傷は医療用ホッチキスで留められており、その上からガムテープみたいな細長い透明の絆創膏が貼られています。この疵は死ぬまで残るな。若い女性だったら、これはかなりキツいだろうな、と思いました。ふと、気がつくと首筋と腕にチューブが沢山着いています。これは以前と同じですが、違うのは左脇腹にもチューブが差し込まれていることです。看護婦さんが説明します。「これはですね。手術の時に出た血を出すドレンです」ははあ。こうなると、人間もただの「...お腹が痛いその7

お腹が痛い その6

手術室で緑色の手術着を着た女性スタッフに、氏名と生年月日、それと手術内容について説明しろと言われます。人間違いの手術を防ぐためなんでしょう。それも終わり、浴衣姿のママ手術台に横たわります。周囲をぐるりと、7～8人ぐらい、手術スタッフが取り囲みます。ひんやりした無機質の台の冷たさが浴衣を通して感じられます。果たして無事に帰ってこられるか。どういう訳か、悲壮感は全くありません。淡々とした、のんきそのものでした。麻酔を打たれます。その後の記憶はありません。異世界への窓■も今回は見ることは出来ませんでした。気がつくと、ベッドに両の手を固定され、仰向けになって横たわっていました。煌々と光る、天井の蛍光灯が眼にまぶしいです。目覚めに気づいた看護婦さんが説明します。「今はね、手術した翌日の朝なんですよ」喉には例によって...お腹が痛いその6

お腹が痛い その5

看護婦さんに案内されて、いよいよ個室です♪るんるん気分で引き戸を開けると、左手にトイレがあり、その奥に洗面が設置されているのが眼に入りました。突き当たりは窓で、その手前に大きな電動ベッドが据えられています。ベッドの手前には、食事用でしょう。小さなテーブルが置いてありました。部屋の作りはホテルと酷似しています。広さは、20平米ぐらいでしょうか。単身赴任ならこれで十分生活が出来ます。入院初日は、検査検査で日が暮れます。入院二日目は、手術の下準備ということで更に色々な検査をやり、夕食後の飲み食い一切禁止を言い渡されます。その間、持ち込んだ書籍やタブレット端末で時間を潰します。お嫁さんにも電話を入れます。風呂が無い、といったら非常に気にしていました。手術よりも、そっちの方が心配みたいです。そういえば、夫婦ケンカの...お腹が痛いその5

お腹が痛い その4

医者さんがはしょったところを確認したら、な、なんと。死亡率でした。2～4％とありました。アイヤー！まだ死にたくない～！！少し慌てた医者さんが説明します。「前回は五分五分だったんですよ」それはそうかもしれないけどさあ・・・。いや、助かったのは奇跡的、と言っていなかったか？それなら五分五分じゃねえだろうがあ。そんな訳で、他の項目にも目を通します。インポになるかもしれない、という箇所が気になりましたが、まあ大丈夫だろう、と根拠なく勝手に都合良く解釈します。出された書類にサインをして再びコロナの検査を受け、陰性を確認してから入院です。即、CTと心電図で検査です。検査の後、看護婦さんに部屋まで連れられていきます。部屋は希望が通り、個室でした。この個室、トイレはありますが、シャワーがありません。一日1，8万円だそうで...お腹が痛いその4

お腹が痛い その3

何ということでしょう。入院の当日になって、お嫁さんがごね出しました。家族が一緒に来院して説明を受けるのをいったんは快諾したお嫁さんですが、行かない、と言い出したのです。「怖いから行かない」「遺族、いや家族が来ないと手術が出来無いんだぞ」「外国人だから、聞いても判らないよ」こんな調子で、ガンとして、同行を拒みます。仕方が無いので、ワタシ一人で病院に向かいます。今回は前回の反省もあって、分厚い文庫本と携帯電話とタブレット型のパソコンを準備しました。着替えやタオルは、病院支給の寝間着があるので持参する必要はありません。歯磨きと歯ブラシにひげそり道具一式を揃えます。前回はひげそりが出来ず、若い看護婦さんにサンタクロースみたいだ、とからかわれたことを思い出します。病院に到着し、家族が同伴出来ない旨を伝えますが受付の...お腹が痛いその3

お腹が痛い その2

医者さんとの問答が続きます。「手術の時間は一時間ぐらいですかね？」「とんでもない。4～5時間はかかりますよ」「え～、そんなに長いんですか。憂鬱だなあ」「こっちはもっと憂鬱ですよ。何しろあまり経験が無いものだから・・」おいおい・・・。「リスクはあるんですか？」「勿論です。きっぱり」どうもこの医者さんは患者に対する思いやりに欠けているようです。もっとも、後で判明したのですが、それはどうやら誤解のようで、ワタシの雰囲気がそういう言動を導いてしまったみたいです。「で、どうなされます？」「やった方が良いんでしょう？」「そりゃそうです。やらないと、何年も検査を続け危なくなったら、その時に手術、ということになります」「じゃあ、しかたないですね。お願いしますわ」「それでは日程ですが○月○月はどうですか？」「ハイ、それでお...お腹が痛いその2

お腹が痛い その1

お腹が痛いです。ワタシのお腹ですが、縦にバッサリと斬られています。長さにして30センチ近くあります。傷跡はクレパスみたいに凹んでいます。凹んだ部分の幅は4センチぐらいあります。おへそまで二つに切られています。当初は、腹に力を入れると激痛が走ったのですが今では、時々ピリピリ、という感じで痛む程度です。これが横だったら武士の切腹みたいで格好良いのですが。何しろ、かなりグロテスクですからお嫁さんに見せて、同情をもらいたいです。それで、何とか見せようと画策しているのですがお嫁さんは怖がって見ようとしません。無理に見せようとすると逃げ出します。さて、手術の話ですが。二年前ぐらいでしたかね。動脈瘤破裂で倒れ、救急車で病院に運ばれ手術をしました。それが不完全だった、ということで二度目の手術をすることになりました。前回の...お腹が痛いその1

断捨離するよ その67

先日のことです。ワタシとお嫁さん、それにわんこ達二人合計四人で散歩に行きました。散歩の途中でスーパーで買い物です。お嫁さんは、わんこ達と外で待っているからとワタシに餃子を買うよう指示します。なぜワタシなのか、といえば最近の会計は、機械でやるので、お嫁さんは尻込みするのです。「89円で12個入っている餃子があるからそれを二つ買うように」ハイよ、ということでワタシが一人で店に入り、指示された餃子を購入します。お店を出てお嫁さん達と合流しますがお嫁さんが動かなくなりました。しばらく何かを考えていたと思ったら。「やはり、4個欲しいから、もう2個、買って下さい」なんだよ、と思いましたが、こんなことで言い争いするのも大人げない。そう考え直して店に引き返し、2個購入してお店を出ます。そしたらです。なんということでしょう...断捨離するよその67

断捨離するよ その66

「あんた、従兄弟とケンカしたいだけだろう。そのための理由が見つかったわけだ。どうだ。当たっているだろう」すると、お嫁さん、ケロッとして。「そうですヨ」「美男子従兄弟は、絶好の餌になったわけだ。かわいそうに」「私、あの人嫌いなのヨ」「どうして？美男子なんだろう？」「あの人のお嫁さん、身体が弱くて病気ばかりしているの。それなのに、あの美男子は、お嫁さんのお世話をしないで旅行したり不倫したりしているの」「まあ、美男子だからしょうが無いわな」「ヨ～チャンは不倫出来ないね」「やかましいわ！」「だから、夫婦の仲悪いんだって」「離婚すればよいのに」「お嫁さんの実家がお金持ちだから離婚しないんだって」「なるほど」「それなのに、あの美男子は、『私は中国では珍しい君子です』と、堂々と言うのヨ」「自分で、君子と言うのかよ。さす...断捨離するよその66

断捨離するよ その65

綠ちゃんと連絡を取るようになったと思ったら、今度は、野太い男の声でお嫁さんに電話がありました。深圳にいる従兄弟からでした。この従兄弟は、以前にも紹介しましたが芸能人も裸足で逃げ出すほどの美男子だそうです。軍隊にいたのですが、女性問題ばかり起こして、その都度、母親が部隊にまで出かけ謝罪しに行った、という武勇伝の持ち主です。うらやましいこと限りないですがその従兄弟にもメルアドを教えたら、即メールが来ました。そのメールにはビデオが添付されていました。早速再生すると、孫でしょうか、小さい子供がよちよち歩いているビデオでした。しばらく笑顔で観ていたお嫁さんですがやがて、メールをしたため始めました。その内容ですが、簡単に言うと次のようなものでした。「孫のメールなど送ってきて、これは子のない私への嫌がらせか」おいおい、...断捨離するよその65

断捨離するよ その64

どうも、その「綠ちゃん」が同窓会の幹事役をしているみたいで、上海では時々同窓会を開催しています。嫁さんも、昔の同窓仲間には、綠ちゃんを通して連絡しているようです。「綠綠（綠ちゃん）は、今は名前を変えているんだって」「へ？中国って、そんなに簡単に名前を変えられるの？」「出来るよ。日本は出来ないの？」「日本は、ちゃんとした理由と、裁判所の許可が必要だ」「へ～？」「簡単に変えられたら、困る人も出てくるだろう。犯罪もやりやすくなるし。その辺りはどうなっているんだ？」「知らない。ふん」そうこうしていると、小学校時代の教師からメールが来ました。メアドは綠ちゃんが教えた、ということです。懐かしかったのか、しばらくボーっとしていたお嫁さんですがやがて半日かけて返事のメールを作成しました。心の中は、小学生時代にタイムスリッ...断捨離するよその64

断捨離するよ その63

先日のことです。電話がかかってきました。我が家では、お嫁さんは電話に出ません。怖いからだそうです。それでワタシが出るのですが、電話の相手は女性でした。どうやら中国語のようです。それで、嫁さんと交代しました。嫁さんは、例の大声でしばらくわーわーやっていたのですがやがて電話を切り、聞きもしないワタシに説明を始めました。相手は、嫁さんの幼なじみの妹だそうです。その妹さんは、今、日本人と結婚して大阪にいるとのことです。その幼なじみは、なんと五人姉妹。傑作なのはその名前です。長女紅次女藍三女青四女綠末っ子黄で、電話したのが、末っ子の「黄ちゃん」で四女の「綠ちゃん」が嫁さんの幼なじみなんだそうです。用件は、四女の綠ちゃんが、お嫁さんと話をしたいから電話番号を教えて良いかと、いうことと、こちらのメアドを教えろ、という内...断捨離するよその63

続 おいで～！

想えばです。結婚当初、ワタシを呼ぶときは「よ～ちゃん、ちょっと来いよ」でした。ワタシが、それは下品だ、威張りすぎている、とたしなめると「よ～ちゃん、よ～ちゃん」に変わりました。よ～ちゃんは、恥ずかしいからやめろ。そしたから中国語の清来一下（チンライイーシャー）になりました。チンライイーシャーは、ちょっと来て下さい、という意味です。お嫁さんが、中国語でいう時はお嫁さんにとっては重要な場合で、グズグズしているとどやされます。それから「ちょっと来て」に変わったわけです。そんで、今度は、「おいで～」かよ。わんこや子供じゃあるまいし。ご主人様を呼ぶのに、おいで～は無いだろうと思うのですが。まあ、そこは外国人だし、人間が出来ているワタシです。ぐっと、こらえます。「長い物には巻かれろ」です。「長い物には巻かれろ」という...続おいで～！

おいで～！！

オウチには、わんこが二人おります。一人は、パピヨンとチワワのミックス犬「アキオ君」4歳体重10㎏。一人は、トイプードルの「プーちゃん」同じく4歳で体重5㎏です。アキオ君の方が、数ヶ月お兄さんです。この二人は、とてもやんちゃで、いたずら好きです。それで、我が家ではペットカメラを設置して常時、二人を監視するようにしています。二人が、居るのはリビングです。リビングは、フローリングなので粗相した時に便利なのです。ワタシは、リビングから少し離れた7畳の自室から、ペットカメラで彼らを見張りながらネットやったり、TVを観たり、読書したりとしています。お嫁さんは、リビングの脇にある台所に常駐しています。台所だと、リビングにいる二人のわんこが死角になって見えません。それで、ワタシがペットカメラで監視することになったのです。...おいで～！！

断捨離するよ その62

先日、ちょっとした事件が発生しました。わんこ達を連れた、ワタシ達4人、夕方の散歩中でした。曲がり角でした。大きなコリー犬を連れた子連れ女性とばったりと鉢合わせ。コリー犬は小さな男の子（幼稚園ぐらいか）が紐を握っていたのですがワタシ達のわんこ達を見るや、飛びかかって来ました。顔は笑っている？ので？遊ぼうとしているんだろう、と察します。ミックスアキオ君と、トイプードルのプーちゃんも大喜びで、三人で、ワタシ達の周りを走り回ります。しかしです。コリー犬の紐を引っ張っていたのはまだ幼い男の子です。いきなり引っ張られたので、転倒し大泣きになりました。紐は手から離れています。母親が慌てましてね。子供を抱き起こすと同時に、ワタシの周りを走り回っていたコリー犬の紐を確保しました。そして、小さな声で「スミマセン」「いや、そん...断捨離するよその62

断捨離するよ その61

我が家では、わんこ達が来てから、一日二回、朝と夕方散歩するのが日課になっています。以前は、お昼も散歩していたのですが暑いので中止になりました。四人で、近所の、交通量の少ない住宅街を40分～1時間程度の散歩です。昔は、あちこち遠出をしたものですが、最近は嫁さんが面倒になったのか、車が怖いのか御近所巡りで済ませています。朝は結構涼しいのですが、夕方はまだ暑いです。ワタシ「暑いなあ」夕方の散歩中、思わず愚痴ります。ワタシ「もう八月だな」嫁「そうだね。もうすぐお正月だ」ワタシ「はあ？いくらなんでも先走り過ぎだ」嫁「そうかなあ」ワタシ「お正月の前にはクリスマスがあるだろうが」とにかく、暑い暑い、です。暑いのはわんこ達も同じらしくオウチにいる時は、エアコンを入れろ、と二人してせっつきます。入れるまでは、涼しい台所の隅...断捨離するよその61

断捨離するよ その60

で、見切り品のメロンですが夕食時に食べることになりました。しかし、我が家では、美味しいモノはお嫁さんが独り占めにしてしまう、という悪い風習というか伝統があります。昔の話で、ブログにも紹介してありますが職場でいただいた高級イチゴ。ワタシが風呂に入っている間に全部食べられたことがありました。あまりのことに、問いただすと、知らない、と言い張ります。我が家には、夫婦ふたりしかいません。お嫁さんの口元からは、イチゴの甘い香りが漂ってきますが、それでも知らないと、すっとぼけます。「証拠、ありますか？」口をもぐもぐさせながら、よくもまあいけしゃあしゃあと図々しい。状況証拠は十分過ぎるほどある。結婚当初、日本男子は、食い物のことなんかで文句を言わないのだ、と大見得を切ったのがまずかった訳です。そんな訳で、目を離すと食いそ...断捨離するよその60

断捨離するよ その59

見切り品で￥198円のメロン。結局購入することになったのですが、売却済みになっていないか、気になります。スーパーまでは片道7分ぐらいですが、暑い中を、脚を急がせます。今から行ってもなあ。安いから、売れてしまった可能性があります。無かったら、無駄足だし、お嫁さんの機嫌も悪くなるのは必然です。そもそもですが、報告などするんじゃ無かったです。後悔先に立たず。後悔に着ける薬は無い。そうこうしている間に、スーパーに到着です。さっそく見渡して、驚きました。な、何と、198円の見切り品メロンが二つに増えているではないですか。配当が、いや利息が付いた、いや子供を産んだですかね。悦び勇んで二つとも購入です。意気揚々と帰宅し、お嫁さんに自慢です。天は我を見放さなかったのだ。「このマスクメロン、高級品は一個一万円以上もするんだ...断捨離するよその59

断捨離するヨ その58

我が家では、お買い物は、専らワタシの仕事になっています。お嫁さんは、出不精なのです。それでも以前はちょこちょこと買い物をしていたのですが、最近はワンコ達と朝と夕方の散歩の時にしか、外に出ません。それで、昼、暑い中をワタシが買い物に走るわけですが。先日、近所の小さいスーパーで、メロンの見切り品を見つけました。定価600円もするのに、なんと198円。一部ですが、腐っているようです。買おうかどうか迷います。ワタシ一人だったら絶対に買うのですが変なモノを買ってくると、お嫁さんに怒られます。お嫁さんだったら、どう判断するか。散々迷ったあげく、購入を諦めることにしました。そんで帰宅して、よせば良いのに、その件を報告します。「98円なら買うヨ。なぜ買って来なかった？」「198円です。98円じゃないの」お嫁さんは腕を組み...断捨離するヨその58

断捨離するヨ その57

ちなみに、中国では投信のような金融商品を理財商品と呼んでいます。中国の理財商品は配当が高いので魅力的なのですが先日、理財商品が破綻した、なんて事件が発生しました。銀行では、金持って逃げた幹部がいて、取り付け騒ぎが起きているところも出た、といいます。しかも銀行に抗議した人が警察に逮捕。危なくて、銀行預金も出来ません。そもそも、日本で中国の金融商品が買えるかも判りません。それで、日本の銀行が紹介した日本の理財商品を買うことにした訳です。「ヨ～チャン、ありがとね」「その代り、いじめないで下さい」「いじめてません。配当が出たらお金は返しますから」男尊女卑思想の信望者であるワタシは初めから返してもらうつもりは全くありません。「返さなくていい。身体で返せ。ウヒヒヒヒ！！」「私、おっぱいが小さいから12万円の価格が無い...断捨離するヨその57

断捨離するヨ 56

ワタシ達夫婦は、旅行は行かないし外食もしないし、車もないし、スマホも持っていません。趣味は図書館から借りてくる本で読書とかネットです。オウチはネットマンションですから、ネット料金は無料です。こんな具合で、お金はあまり使いません。使う場合も、ワタシのお金しか使いません。お嫁さんのお金はびた一文、使いません。以前は、上海の実家への仕送りもあったのですが、それも無くなりました。生活費は全額ワタシが負担する、てのはお嫁さんに脅されたわけではありません。胡麻をする為でもありません。（少しはあるけど）その方が家庭が円満になる、と考えたからです。一種の賄賂かなあ。いや、税金と言い換えましょう。夫婦仲良し税。本当は、最近の風潮に反する男尊女卑思想なんですけどね。フエミが聞いたら袋叩きにされそうです。でも、家族なんですから...断捨離するヨ56

断捨離するヨ その55

バナナのポテトサラダ？そんなのあるのか。お嫁さんの創作料理でしょうか。だとすれば、美味く無い事は確実です。まさかとは思うけど、転スラのシオン（紫苑）みたいなことはないよね。☆シオン（紫苑）「転スラ」というアニメ（マンガ）に出てくる料理下手の女性鬼人。おい、あまり変なの作るなよ、と言いそうになりましたが、慌てて口を閉ざします。下手にけなすと、とんでもなく逆ギレされる怖れがあります。懸命に言葉を選びます。「バナナのポテトサラダなんて聞いたことないぞ」「ヨ～チャンは頭悪いから知らないだけです」「ムカ！」バカにされて引っ込むワタシではありません。早速ネットで調べます。ありゃ。ちゃんとあるなあ・・・。リンゴサラダもあるし、ミカンサラダも葡萄サラダもあるわ。そうするとですね。やはりワタシはバカなんでしょうか。そもそも...断捨離するヨその55

断捨離するヨ その54

ジャガイモが高くて閉口しています。以前、ワタシ達の気持ちが天に通じたのかポテトが無い、と二人して泣いていたらタイミング良く、農家をしている知人からジャガイモが送られてきたのですがそういう幸運は二度とは訪れないでしょう。お嫁さんは、ユーチューブで覚えたジャガイモ料理を試したいらしく、安いのを購入しろとワタシにハッパを掛けますが、ワタシをいくら叱咤激励してもねえ。ワタシに出来ることといったら、近所のスーパーを巡り回って、安いジャガイモを探すだけです。あほくさい、と思いながらも探していたらなんということでしょう。売れ残りの半額ジャガイモがあったではないですか。しかも、それはお嫁さんが希望していたメークインという品種です。「どうして、これが良いの？」「ポコンポコンしていないので、皮が剥きやすいの」「はあ？ポコン・...断捨離するヨその54

断捨離するヨ その53

お嫁さんが、ワタシの部屋に居座るようになりました。ウチは夫婦二人とも引きこもりタイプでして活動の場は、ほとんどオウチです。それでどうしても、電脳と遊ぶ時間が多くなります。電脳は専らネットです。ネットは検索が基本だ、と言いますがお嫁さんは、その検索が苦手です。ブラインドタッチが出来ないからです。ワタシは独学で出来るようになりました。「我と来て、遊べや親のない雀」これを何度も繰り返し打ち込むことでなんとか出来るようになりました。約一ヶ月かかりました。早い人は1～2週間で出来るようになるそうです。お嫁さんはこれが出来ません。そもそも、ピンインが得意ではありません。ピンインてのは、ひらがながなくて電脳への入力に苦労した中国が、作りだしたいわば、中国語のひらがなみたいなものです。日本語のローマ字に似ています。そんな...断捨離するヨその53

断捨離するヨ その52

モヤシを1袋購入するよう、嫁さんに指示されました。そんで、近所のスーパーまでトコトコと出掛けたのですが、値段を見て驚きました。一袋38円もします。それで、少し遠くのスーパーまで足を伸ばします。以前、その店では、18円で売っていたのを思い出したからです。期待と不安を胸に、スーパーの入り口を潜り売り場に向かいます。有った、有った。ちゃんと、18円のママで並んでいました。喜び勇んで、レジに突入です。店員の若いお姉さんが尋ねます。「袋は必要ですか？」ワタシはいつも、買い物袋を持参しています。大きな袋で、嫁さん手製です。内部には、カンガルーのお母さんのように財布を収納出来るチャック付き収納袋がついています。「要りません」そして、精算してみて驚きました。なんと17円になっているではないですか。正直者のワタシは、レジの...断捨離するヨその52

断捨離するヨ その51

お嫁さんに叱られました。悪い事をして叱られるのは仕方が無いのですが、今回のは、全く理不尽です。「よ～ちゃん、あんたは大切な日なのにすぐ忘れる」「はて？誕生日でもないし、祭日でも無いし・・何の日？「ゴミを出す日だよ」「それが大切な日かよ」「そうですよ」オウチはマンションなので、マンション内にゴミ捨て場があり、ゴミはそこへ持っていきます。そして、管理人さんがゴミのお世話をしてくれるので、ゴミはいつでも出せるという約束になっています。それなのに、お嫁さんは、勝手にローカルルールを作り、勝手に我が家のゴミ出し日を決めてしまいました。しかもです。そのゴミ出し日がいつなのか、ワタシにはお知らせがありません。だから、忘れるもクソも無い訳です。ワタシが責められる理由は一切ありません。それなのに、なんでワタシが叱責されねば...断捨離するヨその51

断捨離するヨ その50

なんと言うことでしょう。値上げ値上げで悲鳴を上げている最中なのに、味が良い、ということで一袋10円もやしから19円もやしへチェンジを指示されました。もやしの味など、どれでも同じと思っていたワタシにはショックでした。「どこが違うの？」「違うの！」「あんたには判るのか」「判るヨ」「どうして？」「女人だから」「女だと判るんかヨ？」「そうですヨ」「信じられない」「うるさいヨ。ヨ～チャンは、黙って私の言うの通りにしていればいいの」ここで反論します。「選挙で選んだ訳でも無いのにどうして、小江が指示命令権を持っているのですか？」「文句ありますか？」山ほど有るけど、ここは我慢です。こんなことでケンカしても、一円の得にもなりません。そもそも、勝つ自信も無いし。それにしても、ドケチのお嫁さんがわざわざ値段の高いモノを買うとはね。空...断捨離するヨその50

断捨離するヨ その49

食パンが、大幅値上がりして困っています。近所のデスカウントスーパーなのですが、今まで一袋、58円だったのが、いきなり89円になったではないですか。うどんも値上げで、三玉78円が87円になったかと思うや、即、姿を消してしまいました。アイヤー！これは、米国とカナダが天候不順で、小麦が不作だったから、という説明です。小麦の宝庫、ウクライナ戦争の影響は秋頃から出てくるんだそうです。そうなると、秋には更なる値上げが待っている？どうしましょう。途方に暮れる我が家です。それでも良いこともありました。我が家の昼食はうどんだったのです。それに納豆を入れます。しかも、食べるのはスプーン。箸は厳禁。スプーンの方が、洗うのが簡単だからというのが、お嫁さんの説明です。納豆入りうどんは、滑ります。スプーンだから余計に滑ります。喰いづらいこ...断捨離するヨその49

断捨離するヨ その48

中国の上海ですが。いまヒドいことになっているらしいですね。コロナで、ロックダウンだとか。「ロックダウンだって」「何ですか」「封鎖だって」「知っているヨ。出られないんだヨ」上海は今現在、ロックダウンの真っ最中ですが人口2600万の大都会を封鎖ですから中国て国は凄いなあ、と思うことしきりです。コロナの陽性患者は、体育館みたいなところに、収容され隔離されています。そこでは老若男女混合。「子供も一緒かよ」「そうだって」「ペットの犬ネコはどうなんだ？」「知らない」「男人（ナンレン）も女人（ニューレン）も一緒かよ？」「そうだって」「仕切りもない部屋で、女性はイヤだろうに」「そうだって」「あんたなら、眠れないな」お嫁さん、スイジャオ（睡眠）は苦手なのです。「そうだね。トイレも行列だって」「これは大変なことだな。可哀想に」「ベ...断捨離するヨその48

断捨離するヨ その47

大変です。大変なことが発生しました。不倫疑惑が発生です。不倫、という言葉は、どうも某テレビドラマで使ったのが広がったようで、法的には不貞行為、というらしいです。その不貞行為が発生した可能性があります。オカシイ、オカシイ、と何年も考えていたのですが、色々調べてみると、やはり不倫があったのでは、という疑惑が濃くなりました。ワンコの話です。パピヨンとチワワのミックス犬であるアキオ君のことです。パピヨンは大きく育っても、せいぜい4、5㎏止まり。チワワにいたっては、世界最小の小型犬で3㎏未満。パピヨンとチワワのミックスであるパチチワも同じく3㎏未満。しかし、ウチのアキオ君は、10㎏を軽く超えています。こうなると、もはや小型犬ではなく中型犬に近いです。オートバイや車が接近すると、猛然と飛びかかろうとする狩猟犬的性格。また、...断捨離するヨその47

断捨離するヨ その46

お嫁さんの故郷である上海が今大変なことになっているみたいですね。「ロックダウンだって」「何ですか？」「上海市を封鎖したんだって」「知ってるヨ。外に出られないんだヨ」お嫁さんですが、気にくわないことがあると、二言目には中国へ帰る、と脅すようになりました。しかし。帰れば、我が身が自由になれるチャンスです。好きなモノ食べて、風俗入り浸りもできます。だから、お嫁さんは脅しているつもりかも知れませんが、脅しにはなっていないのです。なにせ、我が家は、お嫁さんの権力が強く世界に冠たる監視国家になっています。一時的でも良いから、お嫁さんが、帰国してくれたらと願う毎日ですが。そんな事、口に出したら、火に油です。それで、気に障らないようにし、時には、悪くもないのにデブチして（謝罪して）お嫁さんを刺激しないように小さく生きている毎日...断捨離するヨその46