思考の立体化とは何かそれは自分の中に生まれてくる思考を立体的に捉えるということです何故そんな考えが生まれたかというと、思考にはベクトルがあると気づいたことからでした。悟りに向かおうとする意志の元に現れる思考にはベクトルがあるということです。そして前回書いたように、様々な入り口から悟りに入りながらその直後から忘れ去っていく事実がありました。その忘れ去ってしまう事実を真っすぐ見詰めているうちに一つの原因が見えてきました。消えていく悟りは、実は単なる悟り気分だったのです。それは、消えた悟りに向かった思考のベクトルを考えるとすぐに分かりました。それが下の図です。悟りとは思考が実在の核に至ることだと考えると、悟りを願う心と実在の間には、実在の核に向かうベクトルが存在するのです。思考が実在に至った時、私達はその核に至...空の思想5(思考の立体化)